広いカナダの小さな島　10年振りのPEI　後半

2024/09/07 - 2024/09/16

10年振りに訪れたプリンスエドワード島滞在の後半。
島西部の最北端にある灯台ノースケープでアザラシの群れに遭遇する。
ひゃーーー、こんなに沢山のアザラシ見たことない！
アザラシを見た後は獲れたてロブスターランチ。美味でした！

エリア プリンスエドワード島(カナダ)

本日もお天気よろしく いざノースケープへ出発！
トレイル歩きして、ロブスターのランチが食べられたら嬉しいな♪

島の北西部ノースケープの面白いところは、満潮時に見られる潮のぶつかり合い。島を囲む二つの海流が交わる様子が素敵なのだと友人が力説してたけど、到着時は引き潮で海は至って穏やかだった。残念、、、と思いきや、引き潮で砂州に渡れる状態だった。よし、行ってみよう！

ノースケープ 自然･景勝地

ちょっと勇気のいるぬかるみに思い切って足を踏み入れる。

引き潮だからなのかな、ポコポコと小岩が突き出てるなぁ・・・と思った。
居合わせたアルバータから来たというご夫婦が、アザラシだよと教えてくれた。
え？！　あれ全部？！！
双眼鏡を覗いてみたら本当にアザラシだった。

周囲には幾つもの群れがいた！
泳いでいるアザラシもいるけど、ピョコンと頭だけ出したアザラシ達がぷかぷか漂っている。アザラシのお見合いシーズンなのかな。
ノースケープに来て３日目だと言うご夫婦は、前日は５、６頭しか見かけなかったと言ってたから、こんなタイミングで来られたのはラッキーだった。

アザラシは面長の灰色アザラシだろうとご主人が言ってた。
50頭くらいの群れが砂州を囲むように幾つも見える。不思議な光景に心奪われた。

なんとも力が抜ける表情をしてる。平和なひと時だね・・・

お腹がなったのでレストランへ向かう。レストランはオープン中だったけど、スタッフがロブスターを仕入れに行ってる最中だった。暫く待てば食べられると思うよ～ の言葉を信じて、ひとまずアイスで空腹を凌ぎトレイルを歩くことにした。

ノースケープ 自然･景勝地

最初トレイルの入り口を間違えて逆方向へ行ってしまった。
ノースケープの入り口はまず灯台方向へ進みましょう。
行くと分かりやすい地図がちゃんとあります。

海岸沿いを暫く進むと林の中に入り、ここにもリスや小鳥がたくさんいる。リスは警戒音を発したり、松ぼっくりを食べる音をさせるので、慣れてくると見つけやすいです。

やっぱりいた！

風車の下を過ぎ、再び海岸が見える道にでる。

もしや、あれはエレファントロックの残り岩？
かつてゾウの形をした巨大岩ががあった。以前見た時にも既に鼻はなかったけど、更にあんなに小さくなってしまった…
侵食は避けられない。寂しいけれどその侵食でゾウの形も出来上がっていたのだから仕方ない。

ノースケープ 自然･景勝地

昔の写真を探してみました。
遠くにあるのが以前のエレファントロックです。

白い灯台に赤いメープル印が映えてとても愛らしいね。

ノースケープ 自然･景勝地

レストランに戻ると、ありました　ありました！
獲りたての新鮮なロブスター！
ボイルしただけのロブスター!!　
バターオイルに付ければ更に美味しい!!!

海の恵み、ありがとう！
ごちそうさまでした!!!

付け合わせのポテトとシーザーサラダも美味しかった。

こちら友人お勧めのコンフェデレーションブリッジが良く見えるビュースポット。
St.Peter's Roman Catholic Cemetery

コンフェデレーションブリッジはPEIとニューブランズウィックを結ぶ約13キロある橋で、渡りきるのに車で10分かかる。
この長い橋をより味わえるのは断然大型バスだと思う。高い車窓からの眺めは高揚感を掻き立てられます。

お土産探しに橋のたもとにあるボーデンカールトンのゲートウェイビレッジに来た。カナダ10州と3準州の旗がたなびいてる。この島がカナダ建国会議が開かれた地であると謳ってるよう。

ボーデン カールトン 散歩・街歩き

ボーデンカールトンにあるレストラン
Lone Oak Restaurant, Taproom and Golf Simulator
クラフトビールを醸造してる店。
ハンバーガーが美味しかった！
こちらのビール、あちこちのリカーショップで購入でき種類も豊富。
夫、たくさん飲んでました。

ビクトリア バイ ザ シー
漁船からロブスターやカニが引き揚げられていた。
近くのレストランからはロブスターの香りが漂ってた。

ビクトリア 散歩・街歩き

ここで面白いものを見かける。
Dog Libraryと書かれている箱に犬の遊び道具になる木の枝やおもちゃが置かれていた。なんて素敵なアイデア！

ビクトリアシーポート灯台。
小さな可愛い灯台だ。この灯台をバックにニャンコが写った岩合光昭さんの作品のカードケースを持っている。ニャンはどこにもいなかったので我々が被写体になりました。

ビクトリア バイ ザ シー 散歩・街歩き

灯台内部はビクトリアの歴史や灯台守に関する展示品があるらしい。扉が閉まっている時には近くの店に尋ねればいいようです。

夏は観光客で賑わってるらしいけど時は９月、街は落ち着いた雰囲気。
クラフトショップ、レストラン、カフェなどが点在してる。

素敵なステンドグラスの店だった。

Island Chocolatesというアイランダーにも人気の手作りチョコレートの店に入る。
ハリネズミのダークチョコを一つ買ってみた。もっと買いたかったけど、日本に持って帰ったら途中で溶けてしまいそうで一つだけ。
帰宅後の家の室温は34℃で、やっぱりお土産にせずに正解だった。
帰りの機内で味わったチョコはもちろん美味しかったです！　でももう少し買えばよかったなぁと後悔。

こんなチョコもあります

小さなファーマーズマーケット
ハロウィンはもうすぐ。飾りやランタン作り用のかぼちゃが一つ４ドルで売られてる。友人は二つ買ってた。時期的に早いのでは？と思ったけど、早めに買わないと、好みのサイズは売り切れてしまうのだとか。

スイートコーンもこんな風に売ってる。数本買って夕飯に食べたけど、とても甘くて美味しかった。

アメリカンリーグに所属するカナダ唯一のプロ野球チーム、トロント・ブルージェイズの名の由来でもあるブルージェイを毎日見ていた。
特徴的なトサカと青い色がとても美しい鳥だ。毎朝、毎夕見ていたら大好きな鳥になった。ブルージェイのぬいぐるみまで買ってしまった。

羽を広げた姿がまた綺麗なんだけど、ボケボケの写真ばかりだった・・・

楽しかった滞在はあっという間に過ぎ、最終日前日。
翌日朝一の便の為に空港近くのホテルに送ってもらう。その前に幾つか行きたい場所に連れて行ってもらった。
まずは、ここ！　デイリークイーン！
10年前はノバスコシアで入った。食に疎い私だが、好みのアイスには執着してる。一つがデイリークイーンのモコモコアイス。

レギュラーサイズ
もう これがたまらなく好き。舌触り滑らかでミルク感が強い。
食べ終わってからチョコレートコーティングしてもらえば良かったかなと思った。
でも満足です！

かつては日本にもあったのをご存知でしょうか。新宿にあった小さな窓口の店舗に2回程行った記憶があり、そんな遠い記憶の味を忘れることが出来ずにカナダで再会した時の喜びはひとしおでした。日本にもまた来てほしい、熱望。

その他行くべき場所を巡った後、夕食にBoston Pizzaに入る。
PEIにあるのは一店舗のみ。店内は家族やグループ客で賑わっていた。スポーツバーの要素もあり、壁面には幾つものスポーツ映像が流れてるけど、我々皆スポーツには関心が薄くぼーっと見てしまう。

最後にハリファックスに醸造所があるキースを飲む。ピルスナーが美味しい。

楽しい1週間だった。次は10年以内には来なさいよ、と言われて彼らとお別れした。ありがとう　本当にありがとうございました。

滞在中に飲んだビールの数々。まだまだ色んな種類のビールがあった。一本は自宅で飲んで空き缶を飾ってます。

早朝の空港

エアカナダがストライキに入るかもしれないと言われてたけど、無事に搭乗できた。行きにあんなことがあったからヒヤヒヤしてた。

帰りの国際便も激寒だった。お土産代わりに買ったパーカーを羽織ってて助かったけど、薄着の方はご注意下さい。配られる毛布は薄いです。

コンフェデレーションブリッジが見える。
さようなら　また来るよ

読んでいただきありがとうございました