2024/09/14 - 2024/09/15
663位(同エリア1833件中)
mickさん
香川県の旅行記、後編です。前半の丸亀・宇多津・坂出エリアでは、予定どおりにうどんを食べることができなかったので、その分を高松で挽回したいという思いはありつつも、うどんだけでなく他の香川名物も味わってみたい、という思いもあり、結局食べてばかりの旅行記になってしまっているかもしれません。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 私鉄 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回の宿泊先は、高松の老舗ホテル、「ホテル川六エルステージ」です。宿泊費は安くはないですが、繁華街のど真ん中という立地と、大浴場・サウナ完備という点に充分な価値があると判断して、このホテルに決めました。
ホテル川六 エルステージ 宿・ホテル
-
香川県の名物は決してうどんだけではなく、同じく香川名物の骨付鶏や、瀬戸内の海の幸も味わってみたいので、その両方が食べられそうな店を探して繁華街に繰り出します。いくつかチェックしていた店はどこも、なぜか閉まっていたり、予約で埋まっていたり、大行列だったりで入れず、かなり危険なパターンになりそうな気配でしたが、街をさまよい歩いていると、「瀬戸内鮮魚地鶏屋」という、まさに自分が求めていたそのままの店名の店を発見し、入ってみると幸運にもカウンター1席が空いていて、何とか席を確保することができました。
讃岐海鮮食材 讃岐地鶏 瀬戸内鮮魚地鶏屋 高松鍛冶屋町店 グルメ・レストラン
-
香川名物の海産物として、オリーブの葉を加えた餌で養殖した「オリーブハマチ」があり、ちょうど今の時季が出回り始めるタイミングだったので、刺身を食べることができました。刺身はかなり豪快に大きく切られていてボリュームがあり、普通のハマチでこの量だと脂っこすぎて飽きが来てしまいそうですが、オリーブハマチはとてもさっぱりしていて臭みも無く、最後の一切れまでハマチの旨味を楽しむことができました。
讃岐海鮮食材 讃岐地鶏 瀬戸内鮮魚地鶏屋 高松鍛冶屋町店 グルメ・レストラン
-
そして、いよいよ骨付鶏の登場です。この店では、食べやすいように切り分けてくれていて、なおかつ骨にかぶりつく醍醐味も味わえるよう、適度に肉の残った骨もそのまま残してくれています。長時間かけて丁寧に焼き上げられているだけあって、フワフワでジューシーな絶妙な焼き加減で、さらにスパイスの加減がこれまた絶妙で、感動的な美味しさです。これはもう、うどんを食べ飽きた時に食べる、というようなものではなく、この骨付鶏を食べるためだけにでも香川に来る価値が充分にあるといえると思います。
讃岐海鮮食材 讃岐地鶏 瀬戸内鮮魚地鶏屋 高松鍛冶屋町店 グルメ・レストラン
-
大満足の夕食でしたが、やはり、うどんを食べるという旅の主目的を忘れるわけにはいきません。幸いにもあとうどん1杯ぐらいはお腹に入りそうな余裕はあったので、「締めのうどん」を食べられる店を求めて、再び繁華街を歩き始めます。商店街のアーケードが東西南北に張り巡らされ、電飾なども見られ、夜8時頃になっても賑やかさは全く衰えません。
高松丸亀町壱番街前ドーム広場 名所・史跡
-
夜まで開いているうどん店も何軒かありますが、有名な店はとんでもない長蛇の列ができていて、いつ入れるのか見当もつきませんが、たまたまこちらの「五右衛門」という店が行列が短めになっていたので、こちらで待つことにしました。
饂飩家 五右衛門 グルメ・レストラン
-
待つこと約20分、ようやく入店できました。この店はカレーうどんが非常に有名なようですが、さすがにそれほどガッツリと食べられるほどの余裕も無かったため、ぶっかけうどんを注文しました。運ばれてきたうどんは、一目見ただけで明らかに普通のうどんとは色艶が違い、強者のオーラが出ているようにさえ感じられます。実際に食べてみると、まさに「讃岐うどん」というイメージどおりの強力なコシがあり、自分が今香川県に来てうどんを食べている、という喜びを鮮明に実感させてもらえました。
饂飩家 五右衛門 グルメ・レストラン
-
さて、ここまで来れば翌朝の朝食もうどんを狙っていきます。香川県といえども日曜の朝から営業しているうどん店というのは意外と非常に少なく、ほとんど選択の余地もない状態で、ホテルから10分ぐらい歩いて商店街内にある「さか枝うどん 南新町店」を訪れました。他に開いている店が無いこともあってか、7時の開店直後でもすでに長い行列ができていました。
さか枝うどん 南新町店 グルメ・レストラン
-
うどんの色々なメニューがありましたが、この店の一番の看板メニューらしい「かけうどん」を注文しました。温かい麺だったのでそれほどコシがあるわけではありませんが、だしが風味豊かで非常に美味しく、讃岐うどんの魅力は麺のコシだけではない、ということを実感しました。
さか枝うどん 南新町店 グルメ・レストラン
-
朝食の後は高松市内の観光に向かいます。商店街のアーケードが交差する部分は大きなドームになっていて、迫力と同時に造形美が感じられます。
高松丸亀町壱番街前ドーム広場 名所・史跡
-
商店街を抜けて海側へ出ると、普通の町並みの中に突然、高松城の櫓が姿を現します。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
濠に架かる橋を渡って城内に入っていきます。海に面したこの城は、濠の水も海水で、何となく普通の城の濠とは雰囲気が違う気がします。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
城内にある立派な門は、戦争によって一度は焼失し、最近になって復元が完了したものです。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
城内の広大な邸宅「披雲閣」は、現在は貸出が行われて様々な用途で使用され、訪れた際には劇団の公演が行われるようで、役者さんの稽古の声が聞こえてきていました。
史跡高松城跡 披雲閣 名所・史跡
-
披雲閣の裏手には、きれいに整備された日本庭園が広がっています。
史跡高松城跡 披雲閣 名所・史跡
-
本丸へと渡る橋が見えます。敵が攻めてきた際にはこの橋を落として侵入を防ぐようになっていたようです。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
高松城の天守はずっと昔に老朽化により取り壊されており、現在は天守台が残るのみですが、いつの日か天守を復元できるように、研究が進められているらしいです。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
天守台からの眺めです。やはり海水を湛えたエメラルドグリーンの濠が強い個性を示しています。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
海に面して建つ立派な櫓、月見櫓です。櫓とはいえ、普通の城の天守ぐらいの存在感があります。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
月見櫓は日曜日のみ内部を公開しており、この日は日曜日だったので中に入ることができました。窓には柵などは無く、海が見渡せます。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
低層階から見える景色もまた違った面白さがあります。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
高松城の濠は海水なので、泳いでいる魚も鯉などではなく、なんと鯛が泳いでいます。鯛に餌やりもできるようになっており、鯛に餌を食べてもらえると願いが叶うかも、ということで、「大願成就」とかけて「鯛願城就」と名付けられています。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
餌を投げ込むと、沢山の鯛がバシャバシャと水しぶきを上げながら餌を奪い合います。城にいるはずなのに、まるで養殖場にでも来たかのような気分になります。きっと他の城ではなかなか味わえない、ユニークな体験です。
史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園
-
車はホテルの提携駐車場に止めたまま、城の裏手の駅から琴電に乗って、次に訪れたのは高松市内の最大の観光名所、「栗林公園」です。
栗林公園 公園・植物園
-
公園内に入るとすぐに、歴史のありそうな立派な建物「商工奨励館」が見えてきます。建物内では香川県の伝統工芸などが紹介されており、実演もされています。
栗林公園 公園・植物園
-
公園内は全体的に、広大な敷地を存分に活用し、ゆったり広々とした感じの庭園になっています。後方は木々の生い茂る小山になっており、緑に囲まれているという感覚が一層強まります。
栗林公園 公園・植物園
-
園内の池に架かる橋は、通路であると同時に、それ自体が美しい風景の一部となっています。
栗林公園 公園・植物園
-
少し高くなった場所からは、園内でも随一の美しい眺望が楽しめます。
栗林公園 公園・植物園
-
広い園内には様々な見どころがあり、隅々まで回ってみたいところではありますが、帰りの時間の都合もあるので、沢山の睡蓮の花が咲き競う景色を楽しんだところで、そろそろ公園を後にすることにします。
栗林公園 公園・植物園
-
旅の最後の昼食も、もちろん「うどん」です。琴電瓦町駅近くの「うどん棒」という店を訪れました。最後のうどんとして注文したのは、オーソドックスな「釜あげうどん」です。今回の旅で4杯目のうどんですが、非常に香り高い付けだしが、また新たなうどんの楽しみ方を示してくれて、本当に讃岐うどんの奥の深さを実感せずにはいられません。さらにその一方で、香川の魅力が讃岐うどんだけではないということも、この短い旅の間だけでも充分に感じ取ることができ、またいつか再訪したいという気持ちも強くなりました。まあ、次に来た時にもきっと、うどんは食べることになると思いますが…。
うどん棒 本店 グルメ・レストラン
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
高松(香川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2024香川
0
30