2024/07/06 - 2024/07/08
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funasanさん
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ドイツ・ロマンティック街道の終点の町「フュッセン」は、バイエルン州の南部に位置する歴史的な町で、古代ローマ時代から重要な拠点となってきました。
現在のフュッセンの人口は約15,000人と非常に少ないですが、町は観光地として人気があり、夏や冬に観光客が集中します。特に、ノイシュヴァンシュタイン城への観光客が多く、夏の観光シーズンには交通機関が混雑し、地元住民にとっては生活に影響が出ることもあります。
魅力満載の町「フュッセン」ですが、夕食を街のカフェ・レストランで食べたら値段(注)にびっくりです。ドイツ(ヨーロッパ)は遠くて高い国になってしまいました。詳しくは以下の旅行記をご覧下さい。
注:為替は旅行当時(2024年7月上旬)のレート:1ユーロ170円で換算
写真:見事なだまし絵が描かれた「ホーエス城」
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ロイヤル・プリンセス(ジュニア・スイート)乗船記』
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私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm
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7月8日(月)、今日は忙しいです。午前中にフュッセンの旧市街を歩き回って、午後からは“絶対に”行かねばならない「ノイシュバンシュタイン城」が待っているからです。
写真:朝のホテル -
幸運にも空は晴れ渡り青空が出てきました。カメラマン・ライターの私としては嬉しくなってgo,go,goです。まずは歩行者天国になっている「ライヒェン通り」(写真)を時計塔方向に進みます。
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街の至る所に可愛らしいオブジェ(写真)があり、楽しくなってきます。オブジェとは、石やガラス、木材など、本来は芸術的でない物体に、象徴的・幻想的な意味を持たせて創り上げた芸術作品です。行政としてはお金はかかりますが、街の美観アップに貢献大です。
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カラフルな外壁の中央に大きく「Gasthof Krone(ガストホフ・クローネ)」(写真)とあります。ドイツ語でガストホフは宿、クローネは王冠という意味なので、何と王様の宿?その下では太っ腹の王様?がビールを手にしています。
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このホテル名の前に「Bärenbräu」という文字が見えますが、これは「ベーレンブロイ」という地元のビールのブランドや醸造所を指しており、ここのレストランや宿泊施設では、恐らく地元のビールが提供されるのでしょう。
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ビール好きにはたまらないですね。ドイツの地方を巡って旧市街(写真)のゲストハウスに泊まって地元のビールを味わう。そして、地元の人や世界からやってきた見知らぬ旅行者とお喋りする。もちろん、おつまみは地元の巨大ソーセージ。まさに、旅の醍醐味です。
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聖マンク修道院(写真)は、歴史的なベネディクト会修道院で、町のランドマークの一つになっています。修道院の創設者である聖マンク(聖マグヌス)は8世紀にこの地域で布教活動をしました。
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現在の修道院の建物は、17世紀から18世紀にかけてバロック様式で再建されたもので、美しい壁画や装飾が施されています。修道院の一部は、フュッセン市博物館(写真)として利用されており、宗教芸術や町の歴史に関する展示が行われています。
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フュッセン市博物館(写真)の見所は「宴会場(フュルステンザール)」です。 皇帝の広間として設計された豪華な部屋で、壁に描かれた美しいフレスコ画が特徴です。図書館やアンナ礼拝堂も凄いらしい。是非、入館したかったのですが、残念ながら、この日(月曜日)は休館日でした。
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フュッセン市博物館のすぐ前に何やら外壁がケバイ?建物(写真)があったので入ってみました。「精霊シュピタール教会」でした。
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この教会は、14世紀に創設された「精霊シュピタール」(病院)の一部として建てられ、その後、18世紀に現在のバロック様式に再建されました。教会内部は、豪華なバロック装飾が特徴です。
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壁や天井には細かく装飾されたフレスコ画や彫刻が施されており、特に天井画(写真)は、聖霊降臨の場面を描いた美しい芸術作品です。祭壇も非常に華麗で、金色の装飾が豊富に使われています。
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この教会は、地域の信仰や宗教的活動の中心であり、現在も地元の人々や観光客にとって重要な場所となっているそうです。私たちもここでしばらく祈りを捧げましょう!アーメン、合掌(椅子に座っての休憩時間)
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「精霊シュピタール教会」(写真)の裏にレヒ川が迫ってきており、幹線道路をそのまま進むと大きな橋の上にきます。
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この橋の上からのレヒ(Lech)川の眺めは見事です。堂々とした大河です。レヒ川は、オーストリアのアルプスを源流とし、ドイツ・バイエルン州を流れてドナウ川に合流する約255kmの長さを持つ川です。
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川沿い(写真)には散策路が整備されており、観光客や地元住民が自然を楽しむ場所として人気です。レヒ川は中世において重要な交通路として機能し、特に塩や木材の運搬に利用されました。川沿いの町や村々は、この貿易ルートに依存して繁栄していました。
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どんどん街歩きを続けていくと、何やら楽器(リュート)を演奏しているモニュメントがありました。「ラウテンマッハー噴水」(写真右)です。モニュメント“monument”の原義は「思い出されるもの」で、特定の事件・イベント・人物を後世に伝えることを目的としてつくられた工作物や建造物をいいいます。
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「ラウテンマッハー噴水」(写真)はフュッセンがかつてリュート(弦楽器)の製作で有名だったことを象徴しています。リュート は主に15世紀から17世紀にかけてヨーロッパで演奏された弦楽器で、最盛期にはヨーロッパのほぼ全域に普及したと言われています。
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「ラウテンマッハー噴水」の正面にある建物の壁には見事な母子の絵(写真)が描かれています。リュートの音色を聞かせながら赤ちゃんを寝かしつけているのでしょうか?
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実は15世紀から16世紀にかけて、フュッセンはリュートだけではなくバイオリンの生産でもヨーロッパの中心地となったそうです。フュッセン市博物館には、ヨーロッパでも最も素晴らしいとされるリュートとバイオリンのコレクションが展示されています。
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歩いていくと凝った出窓とだまし絵の窓が見事な建物(写真)に出合いました。外壁にホテルの表示がなく単なるオフィス?住宅?フュッセンはレヒ川の交易や楽器の製造で相当もうけたのでしょうね。お金が余っていたのか旧市街はアートに溢れています。
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ドイツ・ロマンティック街道の終点の門がある家を探そうと歩いていくと何やら小さな門(写真)に出合いました。しかし、突き当りではなく通り抜けられます。
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この門の上半分にも古い壁画(写真)が残されています。この下をくぐって先に進みます。とにかくドイツ・ロマンティック街道の終点の門まで到達しなければなりません。これが私たちの午前中のミッションです。
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少し坂道を上っていくと道は三叉路になりました。その角にグリーンの芝生が綺麗な墓地(写真)があったので入ってみました。
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どうやら目的の修道院が近いようです。墓地の前の道を進むと堂々とした建物がありました。
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それが「フランツィスカーナー修道院」(写真)です。この修道院は、17世紀に設立されたフランシスコ会の修道院で、フュッセンの歴史的な建物の一つです。修道院には美しい庭園や教会があり、観光客も自由に散策できます。
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写真は修道院入口の表示です。フランシスコ会修道院の建設は1629年と古く、日本では江戸時代(1603~1867)の初期です。
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フランシスコ会修道院の隣には「聖シュテファン教会」があります。教会の内部(写真)は非常に豪華で、内部の祭壇や彫刻は、典型的なバロック様式の要素を持ち、金色の装飾と大理石のような素材がふんだんに使われています。
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中央祭壇(写真)は教会の中心的な場所で、イエス・キリストの磔刑など、キリスト教の重要なシーンを描いた絵画が飾られています。
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天井画(写真)には、天上に昇る聖人や天使たちの姿が描かれており、信仰の重要性を強調しています。壁にも多数の宗教的なテーマのフレスコ画が描かれ、信者たちに神の話を語りかけています。
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実は教会に描かれた宗教的な絵画やフレスコ画(写真)は、文字の読み書きができない人々に対して、聖書の物語や宗教的な教義を視覚的に伝える手段として使われました。
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文字を持たない、もしくは読み書きができない多くの人々にとって、これらの絵画は物語を理解するための「視覚的な書籍」としての役割を果たしました。
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特に中世では、教会が教育の中心であり、絵画や彫刻、ステンドグラスを通じて聖書の物語を視覚的に教えていました。キリストの生涯や聖人の物語が詳細に描かれ、これが宗教教育の大きな役割を担っていました。宗教的な絵画は「ビジュアルな書籍」として機能していたのです。
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中央祭壇の反対側の壁に巨大なパイプオルガン(写真)が置かれています。教会に入った信者は祈りを捧げた後、教会内部に響き渡る合唱とオルガンの音楽で感動的にミサを終えます。ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685年~1750年)の偉大さが分かります。
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聖シュテファン教会の前の路地を左折すると…、道はいきなり“突き当たり”になりました。ドイツ・ロマンティック街道の終点の門(写真)です。何だかあっけない終わりでした。
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この門の右側の建物は普通の民家のようで厳重にドアが閉められています。ここは少し高台にあるので、民家の庭越し(写真)にフュッセンの街並みが見えます。
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市内観光の最後は「ホーエス城」(写真)です。ホーエス城は、フュッセンの旧市街の丘の上に建つ城で、町のシンボルとなっています。14~15世紀にアウクスブルク司教の夏の離宮として建てられました。
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この城の見どころは中庭エリアの外壁に描かれた、リアリティの高い出窓のだまし絵(写真)です。よく見ると嘘の窓が沢山あります。なぜ、このような装飾をしたのでしょうかね?
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その理由は、当時の建設資金や技術的な制約のために、実際の装飾や窓を追加するのが難しかったことが背景にあります。そこで、コストを抑えつつも建物を豪華に見せるために、だまし絵が施されました。
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この技法は、中世からルネサンス期にかけて特に流行しており、権力者が自分の富や権力を巨大な建造物や豪華絢爛な内装や装飾で誇示していました。ドイツ・バイエルン地方の最たるものが「ノイシュバンシュタイン城」でしょうか?これはもう狂気としか言いようがありません。その話は次回にして…
写真:ライヒェン通り -
今日は午前中「フュッセン市内観光」、午後からはハイキングを兼ねた「ノイシュバンシュタイン城」観光と、めいっぱい楽しみました。夕食は街の中心「ライヒェン通り」にあるカフェ・レストラン(写真)にしました。
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現地物価調査としてメニューを写真に撮ってきました。
《サラダ》
・インサラータ・ミスタ (INSALATA MISTA) - 9.00ユーロ
ミックスサラダ、ハウスドレッシング付き
・インサラータ・ルコラ (INSALATA RUCOLA) - 9.00ユーロ
ルッコラサラダ、オリーブオイルとバルサミコビネガーでマリネし、パルメザンチーズを添えて
・インサラータ・ダ・ヴィンチ (INSALATA DA VINCI) - 13.50ユーロ
ミックスサラダ、卵、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、辛味ピーマン、オリーブ、ハウスドレッシング付き
・ファーマーズサラダ (FARMERS SALAD) - 13.50ユーロ
大盛りミックスサラダ、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、パプリカ、オリーブ、ハウスドレッシング付き
・インサラータ・カプレーゼ (INSALATA CAPRESE) - 13.50ユーロ
水牛モッツァレラとフレッシュトマト、ルッコラ、バルサミコ、バジルペストで仕上げたサラダ -
前菜として「ミックスサラダ」(写真)を注文し、妻とシェアして食べます。分量が多いので2人でちょうどいい感じです。新鮮生野菜でgoodですが、これで9.00ユーロ、170円換算で1530円!
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メインディッシュのメニュー(写真)です。
・ロイヤル・ドラードのグリル(シマダイ) (LARGE WHOLE "ROYAL DORADE" FROM THE GRILL) - 25.50ユーロ
約400-450gのシマダイをグリルし、ローズマリーポテトを添えて
・野菜とサーモンの盛り合わせ (LARGE, COLORFUL VEGETABLE PLATTER "AL SALMONE") - 24.50ユーロ
カリッと揚げたサーモンフィレ、ガーデンハーブと一緒に蒸した季節の野菜を添えて
・サーモンフィレのほうれん草ソース添え (SALMON FILLET "ALLA SPINACI") - 25.50ユーロ
ほうれん草のクリームソースとハーブで仕上げ、タリアテッレ(パスタ)を添えて
・キングプラウンのグリル (KING PRAWNS "ALLA GRIGLIA") - 32.50ユーロ
グリルしたキングプラウン、ガーリックリンギーニとカクテルソースを添えて -
メインは「サーモンフィレのほうれん草ソース添え」(写真)を注文。これも非常に美味しく満足でしたが、サーモンの分量が予想より少なくちょっと物足りない感じでした。これで25.50ユーロ、170円換算で4335円!???もうやめてほしい。
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コーラ1杯5ユーロ(850円)これでは勿体なくてドリンクは注文できません。
《ドリンク》
・サンペレグリノ (SAN PELEGRINO)
0.25L - 5.00ユーロ
0.5L - 8.50ユーロ
1.0L - 5.00ユーロ
・アクアパンナ (ACQUA PANNA)
0.5L - 4.50ユーロ
・コカ・コーラ (COCA COLA)
0.3L - 5.00ユーロ
0.4L - 5.00ユーロ -
参考までに、日本のサイゼリアのサラダメニュー「ガーデンサラダ」「チキンのシーザーサラダ」「小エビのサラダ」はボリュム満点で値段は350円です。サラダを1.5倍に増量しても500円です。
写真:ライヒェン通り -
チキンステーキの「若鶏のディアボラ風」は税込500円です。さらに、極め付きはサイゼリアのグラスワイン、税込み100円。デカンタ(250ml)でも税込み200円。もうあり得ん値段。しかも、サラダもステーキもワインも美味しい。
写真:ライヒェン通りにあるオブジェ -
この激安・高品質のサイゼリアのメニューを知ったドイツ人達(orヨーロッパ、アメリカ、アジアの人々)は続々と日本にやってくるでしょう。ミッションは「サイゼリアを占拠せよ!」かくして「お金のない?外国人たち」が日本のファミリーレストランにあふれてきます。インバウンドが多くなったと単純に喜んではいけませんね。
→ノイシュバンシュタイン城に続く
写真:夕闇せまるライヒェン通り(7月上旬の日没は午後9時頃です)
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