2024/06/17 - 2024/06/20
74位(同エリア86件中)
もっちさん
対馬の金田城とは別日程で五島列島の福江城、南島原の原城を巡ってきました。幸い船はほとんど揺れませんでした(酔い止め服用)。
原城はさすが世界遺産だけあり、きれいに整備されてました(日中も雑草取りや整備されている方がおられます)。ただ、公共交通機関で行くのは相当不便ですね~。
長崎のキリシタンが弾圧にも拘らず残ったのは長崎の土地の不便さ故、存続可能だったのでは?と思うくらいです。
お天気は梅雨時ということもあり全体的によろしくなかったのですが、肝心なお城巡りの時は晴れてくれました。
6/17 長崎空港
6/18 長崎港→福江港→長崎港
6/19 平和記念公園→長崎駅→諫早駅→島原駅→原城
6/20 グラバー公園→長崎空港
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前日に長崎入りし、翌日長崎港へ。
朝早いので、朝食は港にある「南蛮亭」さんでおうどんいただきます。
7時から開店してます!
長崎港にはコンビニなどはなかったと思います。 -
5色うどんをいただきます~(五島うどんではなかった)。
ほかにもカレーなどもありました。 -
長崎―五島列島(奈良尾、福江、奈留島)間を結ぶ九州商船(万葉)のフェリーで参ります。フェリーだけでなくジェットフォイルもありますが、私は船酔いが怖いので高速船はちと厳しい・・。
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では行ってきます!
朝ということもあり、快適です。 -
三菱重工の長崎造船所かな?
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五島列島の福江港に到着しました。
特に遅れもなく順調でした。
観光案内所で地図をいただいて福江城を目指します。
(観光案内所の方から地図をとっても事務的に渡され、「観光の窓口なのにこんな態度でいいのかな、」と思いました。もしかして私だけなのかな?と思ったのですが、たまたま信号待ちしていたら、他男性2名の方も「あの態度なんなん?」と仰せでした・・。 -
とその前に昼食を。
ぐるなびで評判の良かったこちらへ。
福江港からもすぐですよ。 -
オーソドックスなちゃんぱんを。
胡椒効いていました。
定食を頼んでいる方が多かった(定食もすごいボリュームで、地元の方たくさん)。 -
福江城は平城なので対馬の金田城に比べると楽です。
まずは城内にある城山神社に参拝します。 -
実は福江城内は五島高校となってます。
城内には寮もあるようですね(五島列島の離島出身のお子さんが多いそう)。 -
高校がこんなに素晴らしいお堀に囲まれているのって素敵ですね。
県立トップ高は江戸時代の藩校が母体のことが多いので、お堀に囲まれていることが多いみたいですが。 -
蹴出門から参ります。
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長崎ってキリシタンのイメージだからこんなに立派は石垣があるのが以外。
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ヤシの木かなあ。
因みに見どころの1つ五島氏庭園は本日お休みです・・。 -
裏から回って港とは反対方面に出ました。城外1周しようかなと思って。
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高校の正門かっこいい!(正門ではないかも)
そのまま中に入りたいけど、不審者になってしまいますのでやめておきます。 -
ぐるっと回って外堀公園まで。
ただ、お昼の時間帯ですんごい暑い!
日陰なし! -
続100名城のスタンプのある五島観光歴史資料館へ。
こちらは冷房聞いてて涼しい~。
五島列島の特産の映像説明などもあり、結構しっかりしたつくり。
私は五島列島の椿油が好きなので真剣に聞いてました。 -
やっぱり暑いのでゆっくりお茶したいわ~、ということでメイン通りのアーケード街を歩きます(日陰がいいね)。
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「はたなか」さんでお茶休憩。
静かでおしゃれでゆっくりでできる場所です。
名物の「治安孝行(ちゃんここ)」をイメージしたケーキ。 -
宗念寺は五島市役所の北側にある寺院。
建立は1634年。肥前国福江藩の2代目藩主であり五島家の22代目当主!であった五島盛利の母親「芳春尼」が亡くなった時に、その菩堤寺として建てた寺だと言われています。 -
こちらには日本を初めて測量して地図を作った伊能忠敬の副隊長を務めていた江戸出身の坂部貞兵衛(さかべ ていべい)のお墓もあります。
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宗念寺のすぐ近くにある六角井戸。
当時貿易をしていた中国人が飲料用水、船舶用水として造ったのがこの六角井(戸)といわれています。
ちょうど時間になったので、福江港ターミナルに戻り、長崎港へ戻ります。 -
翌日長崎駅から諫早駅経由で原城を目指します。
原城は公共交通機関ですとかなり不便です。
ただ、原城近くの島原城には訪問したことがあるので気分的には楽。 -
JR九州の車両って本当におしゃれ。
(でも多分東京メトロでこういう車両にしたら、スペースが~、とか言い出すんだろうな) -
今回はこちらの島原鉄道のお得な乗り放題パス(1日分)を使用しました。
バスと鉄道を諫早駅で往復で使用すればほぼ元取れますので、活用しましょう。 -
諫早駅に到着したんですが、こんなにきれいだったけ?
新幹線効果?? -
今回は先ほどのしまてつフリーパス(3000円)を使用します。
1日、しまてつ、バス、フェリーが無料という優れもの。
しまてつのHPには世界遺産の原城への鉄道・バスを使用しての乗り継ぎ時刻表もあり、これが大変助かりました。 -
しばらくすると、諫早湾の干潟が現れます。
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実は車内で盛り上がって干潟の写真撮影しているのは私だけでした。
私は干潟を見れるのはめったにないので、興奮してました。 -
ちょっとボコボコしてますが、地中になにか生物いるのかな?
ムツゴロウいるのかな? -
長崎県立国見高等学校の(多分)最寄り駅、多比良駅にはこんな像が!!
サッカーの超名門校!
国見高校といえば、小嶺監督の印象が強い・・。 -
島原駅に到着です。ここから1時間以上バスです。。
駅内に休憩所があり、ちょっとしたお土産も購入できます。 -
島原城が見えますが、今回はパス。
城内は資料館ですが、展示物が他のお城とは異なり、キリシタン関連のものが多く独特でした。
島原城築城は松重氏が改易された原因です。石高の割に立派なお城を作るために無理を重ねてしまったんですよね。 -
バスに1時間以上揺られて「原城前バス停」で下車。
近くにコンビニや飲食店など、時間をつぶす場所はありません。
お手洗いはありますよ。 -
看板はこまめにありますので道なりに沿って歩けば大丈夫です。
やはり世界遺産だけあってしっかり管理されていると思いました。 -
では歩きましょう~。
こんな感じで整備されているのですが、ちょっと整備されすぎている感が・・。
なお、城内には日陰スペースは皆無です。照り返しもキツイので、真夏の訪問は避けた方がいいかと思います。 -
受付でA4判のしっかりしたマップをいただけますので、そちらを元に進みます。
板倉重昌碑。一揆を抑えることができず幕府から追軍がくる予定であせった重昌は、総攻撃をかけ戦士しました。
序盤は幕府も当初は事態をそこまで深刻に考えてなかったようです。
最終的には、島原藩主の松倉勝家は、一揆を招いたとして責任を問われて改易処分となり、後に斬首となりました。江戸時代に大名が切腹ではなく斬首とされたのは、この1件のみなので幕府の激怒っぷりがわかりますね。 -
ちなみに天草四郎たちは全国のキリシタンたちに一斉蜂起を呼びかけつつ、マカオを拠点にしたポルトガルの援軍を得る作戦を立てていたという説もあります。
有明海に面した原城は、まさにポルトガル艦隊を待つのに最適な立地で日本各地と結び、世界との連携を構想した一揆軍の壮大な作戦のもと、十分な勝算を持って、一揆軍は籠城したのです。
っていうか、もしポルトガルが援軍出していたらどうなっていたんでしょう?
下手したら、江戸幕府が負けていた可能性もありますね。日本がポルトガルの植民地になっていた可能性もあったんじゃ? -
世界遺産マークが神々しい!
なお敷地の隣は中学校・・。 -
二の丸は実際戦いが起きた際の最前線だった場所です。
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元の石垣が保存されてます。
近隣の芝も保存されているので、世界遺産ともなると、保存が大変なんだなと思います。
この日も、何人かが方が作業されてました。 -
一揆後、幕府は原城を徹底的に破壊し、一国一城令を出しました。
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戦い後、女子子供は郭に逃げたそうですが、幕府軍にみな殺しされました。ここら辺に逃げても無駄なような感じがしますが。
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隣の中学校方面を眺めます。ここら辺はコンビニなどもないので公共交通機関ですと本当に訪問は厳しいです。
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眼下に有明海を望みます。一揆軍はここからポルトガル軍の援軍をまっていたそうな。
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でも幕府軍が取り囲んでましたけどね。
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墓石は西有家町にある民家の石垣の中に埋もれていたもの。その後ゆかりの深い原城に移し供養したと言われています。
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16歳で島原の乱の総大将となった天草四郎の像。
原城本丸で祈りをささげるこの像は、長崎平和祈念像で有名な南島原市出身の彫刻家・北村西望氏の作品です。 -
こちらは雲仙普賢岳方面。土石流でマスコミ関係者を含め多くの方が亡くなりました。
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面積は約8千㎡ あり、天守に相当する三層の櫓などが建っていました。
結構面積あります。
一揆の際は天草四郎ら指導者層が本陣を置き、4000人が守備しており、礼拝堂も建てられていたという。 -
原城本丸跡の少し手前に位置する空掘跡。島原の乱で籠城していた際には防衛用として使われた場所で、戦にでない女性・子どもなどが隠れていたと言われています。
最終的には全員虐殺されました。 -
時刻表とおりにバスと島鉄、JRを乗り継ぎ長崎駅に無事戻り駅ビルの蘇州林で長崎ちゃんぽん。
細めんが揚げたてなのがわかる。
いい意味で味にパンチがなく、優しいお味です。
長崎のお城は公共交通機関での訪問は厳しいですが、他県と異なり、独自性があって見学のし甲斐があります。日程を多めにとって長崎市の観光と一緒に訪問するのがおすすめです。
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