1泊2日で初めて秋田県へ、2日目は秋田県立美術館で大壁画「秋田の行事」をはじめFoujitaの作品群を鑑賞したのち、秋田市内の近代建築を駆け足でめぐりました<br /><br />往路中部国際空港 9:20 ⇒ 秋田空港 10:45<br />復路秋田空港 17:25 ⇒ 中部国際空港 18:55<br /><br />・日本聖公会秋田聖救主教会<br />・旧大島商会店舗<br />・旧秋田銀行本店本館<br />・那波紙店五号倉庫<br />・日本基督教団秋田楢山教会

《1泊2日のヒコーキ旅》Foujitaに会いに行く秋田＊2日目＊秋田の行事とご対面・秋田市の近代建築めぐり

65いいね！

2024/03/23 - 2024/03/23

136位(同エリア1352件中)

エリア

秋田市(秋田)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.5

グルメ: 3.5

交通: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: ANAグループ JRローカル徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

秋田2日目
ホテルメトロポリタン秋田の朝食会場は本館3階にある中華レストラン、和洋ビュッフェ1900円です
昨夜食べ損なった「きりたんぽ鍋」はじめ秋田名物を一通りいただき大満足
部屋づけにもできますが、素泊まりだったので直接レストランで精算、持ち帰り用のコーヒーもしっかりいただき、併設のコンビニで地元新聞を購入して、ひとり作戦を練ります

左下はカードキーのケース、「なまはげ」と「竿燈」の秋田らしいデザイン

秋田1日目はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11925779

上海楼酒家グルメ・レストラン
午前9時前の秋田市民市場
朝の隙間時間を利用して冷やかします
市場の扉前に大、大、大行列！
これに並ばないといけないのか？と思ったら、9時から発売の1000円で1500円使えるお得な買い物券のための人集りでした

秋田市民市場市場・商店街
今回のハイライト
いつか来てみたかった秋田県立美術館
藤田嗣治さんが1930年代の作品を託した平野政吉さんコレクションが所蔵・展示されています

秋田県立美術館美術館・博物館
安藤忠雄事務所の設計で、平成25年に移転・新築オープン！
どーりでカッコいいエントランスホール

秋田県立美術館美術館・博物館
階段を昇りながら天井を眺める
エレベーターもあります

秋田県立美術館美術館・博物館

2階　ミュージアムラウンジから「水庭」
背景に千秋公園にある旧秋田県立美術館（平野政吉美術館）・現在の秋田市文化創造館が写り込んでいます
カフェと図書コーナー、売店もあります

秋田県立美術館美術館・博物館
2階　ミュージアムラウンジから「水庭」
入場料310円をお支払い、2階の入り口から展示室に入ると常設の「秋田の行事」に会えます♪
平野さん家の米蔵で描かれた、幅20m超の大壁画を展示するための美術館と言っても過言ではありません
吹き抜けになっている3階の通路から見下ろすこともできます

なんで藤田が秋田に？！と
ご興味あられる方はこちらから
http://www.pic-hiranofound.jp/collection.html

秋田県立美術館美術館・博物館
藤田を意識したのはランスの礼拝堂だった（1992）と思いますが、異国で頑張るÉcole de Paris（エコール・ド・パリ）の画家全般に興味をもち、そこから藤田にも... 時代によって画風が違うけど、やっぱり猫の毛が繊細に描かれたのが好き

「秋田の行事」を知ったのは2002年に発売された、藤田君代さん監修の「藤田嗣治画集素晴らしき乳白色」、藤田の遺志に基き集大成とも言える本邦初の本格的作品集です（写真左）。その中に大壁画「秋田の行事」が折り込みかつ見開き４ページを使い載っているのです。写真右、藤田嗣治画文集猫の本（2003）。
ＪＡ秋田なまはげ会館
秋田市千秋矢留町2-40
おそらく昭和の渋ビル
高砂堂店舗
秋田市保戸野通町2-24
竣工：1918（大正7）年
設計・施工：藤本東三郎
構造：木造2階建、瓦葺
国登録有形文化財（建造物）
道路拡張に伴い曳家されてます
中は意外にも洋風なんだとか

高砂堂グルメ・レストラン

日本聖公会秋田聖救主教会
秋田市保戸野中町6-36
竣工：1930（昭和5）年
基本設計：J・V・W・バーガミニー（1888-1975）
実施設計：上林敬吉（1884-1960）
構造：鉄筋コンクリート造平屋建、3層塔屋付
市指定有形文化財
日本聖公会秋田聖救主教会
お二人とも聖公会の信徒建築家で協働して建てた教会多数、上林（かんばやし）さんは後に聖路加（るか！）国際病院の営繕課長としても貢献しました
川端角のレトロ博物館
秋田市大町2丁目1-1
サトちゃんもいるよ、探してみてね

川端角のレトロ博物館美術館・博物館
川端角のレトロ博物館
バンザーイ＼(^^)／

川端角のレトロ博物館美術館・博物館
旧大島商会店舗
秋田市大町1-2-37
竣工：1901（明治34）年
移築・再現：2021（令和3）年
構造：煉瓦造2階建、鉄板葺
国登録有形文化財（建造物）

秋田市まちなか観光案内所名所・史跡

旧大島商会店舗
高級雑貨等を販売していた県内最初の百貨店だったそうです
現在は、観光案内所です
トイレお借りしました

秋田市まちなか観光案内所名所・史跡
秋田市大町1-2-40
NPOの事務所だった気がする
山王大通りの看板建築
秋田市大町3丁目3-1あたり
茶町通りの看板建築
秋田市大町3丁目 4-16あたり
旧秋田銀行本店本館
秋田市大町三丁目3番21号
竣工：1912（明治45）年
外部設計：山口直昭
内部設計：星野男三郎
構造：煉瓦造二階建、銅板葺、南面及び北面煉瓦塀附属
国指定重要文化財（建造物）

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館

旧秋田銀行本店本館
2階は赤の化粧煉瓦
約70箇所の窓には、明治時代の鉄製国産シャッター

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階は白い磁器タイル

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
こちらが入口です
受付で観覧料210円をお支払い
旧金子家住宅などとの共通観覧料もあります
グレーの土台は男鹿石

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階　営業室
壮麗なホール、窓に沿った側がロビー
カウンター手前は行員さんが作業をしていたエリア

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階　営業室
補強が目的なのでしょうけど、繊細なデザイン

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階　営業室
青白色の漆喰天井

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階　営業室
上げ下げ窓

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階　営業室
玄関上の装飾

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階　営業室
コーナーのデザイン

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階　頭取室
営業室の奥にあり、木材がたくさん使われているのが特徴です

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館

旧秋田銀行本店本館
1階　頭取室
暖炉は岐阜県産の薄雲石と紅縞石で作られています

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階　金庫
昭和初期に増築された書庫から金庫を見たところ
腰壁のタイルは蛇紋岩風

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階から階段を見たとこ

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館
1階から2階の階段を踊り場から

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館　
営業室　吹き抜け
2階部分に回廊が巡らされ、唐草文様の漆喰天井飾りが優雅です

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館　営業室吹き抜け
楕円形の装飾部分を「オリーブバンド」
格子が描かれている三角の部分のデザインは「ダイヤパーパタン」と言うそうです

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館　
2階貴賓室
頭取室の真上に位置している特別なお客様を通す部屋
月桂樹のモチーフが描かれている壁は柿渋で仕上げたクロス張りで、当時は「イミテート・レザー」と言っていたそうです

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館　
2階貴賓室
分かりにくいですが、飾りの周りは格天井になっています

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館　
2階貴賓室
埼玉県産の蛇紋岩の暖炉

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館　
2階貴賓室
三角ペディメントがついた欅のドアには紫檀・黒檀を使った象嵌が施されています

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館

旧秋田銀行本店本館　
1階ロビー（客溜り）
床はイギリス製の色タイル、腰壁は埼玉県産の蛇紋岩
部屋毎のA4サイズの詳しい説明書が貰えます！

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
旧秋田銀行本店本館　
1階ロビーカウンター
カウンターは福島県産の霰石
2階を見学後、出口から出ずに係の方に断り、ロビーを隅々まで見てから入口から出ました

さすが重文、なかなか見応えがありました

秋田市立赤れんが郷土館美術館・博物館
秋田市内で見かけた貴重な猫さん
雨風のなかでも、見逃しませんよー
那波紙店（なばかみてん）五号倉庫
秋田市大町5丁目5-12
竣工：1938（昭和13）年
構造：木造2階建、鉄板葺、外壁はモルタル塗
国登録有形文化財（建造物）

那波紙店専門店
日本基督教団秋田楢山教会
秋田市南通亀の町12-19
竣工：1927（昭和2）年
設計：桜庭駒五郎（1871-1955）
弘前ご出身の「クリスチャン棟梁」と呼ばれた方だそうです
秋田市中通5丁目8-22
小学校の門柱、古そうだけど調べても詳細分からず
秋田のランチ
西馬音内蕎麦総本家弥助そば秋田駅前店
店員さんは親切で会計している間に別の店員さんが忘れ物を確認するなどオペレーションが素晴らしい^_^
ランチに滑り込み、帰りに撮りました（14:10）

弥助そば秋田総本店グルメ・レストラン
秋田のランチ
西馬音内蕎麦総本家弥助そば
お蕎麦の説明

弥助そば秋田総本店グルメ・レストラン
秋田のランチ
サラダ定食（冷やがけのお蕎麦）@1000
さすがにヘルシー過ぎでした、わたしの選択ミス
お蕎麦はもちろん美味しい

弥助そば秋田総本店グルメ・レストラン
バスターミナルも目の前のホテルで荷物をピックアップし、秋田駅西口1番線からリムジンバスで秋田空港へ
秋田駅 15:10 ⇒ 秋田空港 15:50 @950
交通ICカード使えました！

日帰りヒコーキから進化した1泊2日のヒコーキ旅
1泊あれば日本中どこでも行けるような気がしてきました。
最後までご覧いただきありがとうございました♪

写真は前夜撮っておいた時刻表（2024年3月現在）

秋田駅西口バスターミナル乗り物

この旅行記のタグ

この旅行記へのコメント（2）

開く

閉じる

尚美さん 2024/09/16 15:58:45

どこへでも行ける！

ちゅう。さん、秋田の建築物のご紹介ありがとう。

藤田嗣治さんの作品を見に行った秋田県立美術館、建物も洗練されていましたね。窓からの眺めも美しく、作品以外のところでも見とれてしまう。

サトちゃんは色ですぐにみつけられます。

重要文化財なんですか、秋田銀行本店。好物の銀行建築ですが、ゆっくり内部見学できるところはそんなにないですよね、貴重です。吹き抜けの営業室も頭取室も素敵です。オリーブバンドは楕円周囲がオリーブの葉なのかな？ダイアパーパタン、パタンはわかるとしてダイアパー調べてみるとdiaper(菱形）で、聞いた事あると思ったら赤ちゃんのおむつもdiaperでしたね。人気の柄のようです。貴賓室の豪華なこと！柿渋で仕上げたクロスを張り、格天井に蛇紋岩の暖炉。見てみたいです。

私も最近１泊でも北海道やら九州やら行けそうって思っていたんです。ちゅう。さんと同じです。
尚美

ちゅう。さんからの返信 2024/09/16 16:53:16

Re: どこへでも行ける！

尚美さん、こんにちは！

秋田銀行本店、ついでに行っておこうかなっと思った程度だったのですが、丁寧な説明書がたくさん用意されていて好印象でした。
diaper おむつと菱形が一緒なの？と思ったら、元はラテン語や古いフランス語の「ひし形の連続模様のある織物（布）」を指すようで同じ語源みたいですね！ネット情報ですが^_^

暑さが落ち着いたら、またどこかに行きたいなあと思っていますが、職場の健診で引っかかった項目を退治してからかな(^.^)

神戸空港から直行便があるところなら、楽勝ですねー。楽しみにしています！

ちゅう。

ログインして返信する