５月にゴールデンカムイ展を見るために新潟まで行ったオタクな私ですが、８月にとうとうゴールデンカムイの舞台である北海道に行って来ました！<br />冥土の土産に美味しいものが食べたい、と言っていた母(後期高齢者)も一緒です。<br />北海道に行ったのに記念館やら博物館やらばかり連れ回された母には申し訳ありませんが、とっても楽しかったです。<br />前半は函館と札幌聖地巡礼編です。

北海道オタク旅！前半・函館札幌編

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2024/08/19 - 2024/08/24

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エリア

函館(北海道)

今回の北海道旅行のスタートは函館なので、往路は新幹線を使います。
東京駅でお弁当を購入し、北海道新幹線に乗車しました。
新幹線乗り場のすぐ近くで購入したさば棒鮨、とっても美味しかったです。
ご飯を食べて素敵な風景を眺めていたら、いつの間にかうとうとしていました。
居眠りしている間にもう新函館北斗駅に着いてましたよ！
東京駅から約４時間です。あっという間じゃん。
むかーし昔、その昔。まだ私が中学生だった３０数年前のことじゃ。
５歳上の姉が函館の大学に通っておってな。
当時から旅行好きだった私は夏休みに1人で姉のところに遊びに行ったんじゃ。
(行っちゃう私も私だか行かせちゃう親も親じゃ。)

その時は水戸駅から夜行列車に乗ってそれから青函連絡船で函館まで行ったんじゃ。夜に水戸を出発して函館に着いたのは次の日の夕方近くだったと思うぞ。
それが今は４時間じゃ。陸路での北海道、近くなったもんじゃ。
なんて感慨に浸っている間に函館駅到着です。
函館のお宿はJR INN函館です。
駅直結のとても便利なホテルです。
おおお、さすがJR INN。
素敵なディスプレイです。
部屋はそれ程広くありませんが、十分です。

コーナーの寛ぎスペースがいい感じです。
大浴場があるので、部屋にはシャワーだけです。
では早速観光に行きましょう。
函館は市電でだいたいのところに行けるので便利です。
五稜郭公園前まで来ました。
五稜郭公園前から五稜郭まで意外と距離があるのね…。
はい、まずは五稜郭タワーに登りましょう。

さすがに五稜郭はコナン推しですねえ…。
メガヒットですからね、当然ですね。
おおお、大砲ですね。
エレベーターで展望階まで来ました。
五稜郭の全景が見えますよ。
展望室には土方さんもいらっしゃいます。
展望を堪能してエレベーターを降りると…
美味しいジェラート屋さんがあります。
せっかく北海道に来たのですから、ハスカップ味にしました。
甘酸っぱくて美味しかったです。

五稜郭の全景がわかったので、中に入って行きましょう。
函館奉行所ですよ。
うむ、大変立派な建物です。
函館奉行所は江戸末期に函館山の麓に建てられました。ペリーの来航で函館港が開港されたことに伴い、五稜郭に移されたんだそうです。
幕末、箱館戦争と激動の時代に重要な役割を果たしますが、明治４年に役目を終えて解体されました。
再建計画は昭和の頃からあったらしいですね。
平成２２年に当時の三分の一のところまで再建できたのだそうです。これで三分の一か。すごいな。
そしてここでもコナン。
井戸の跡です。
ゴールデンカムイではとても重要な場所です。
函館に来たのは３回目なのですが、五稜郭は初めてだったんです。楽しかったです。
市電でホテルに戻り、ちょっと休憩してから夜ご飯を食べに行きます。
夜ご飯は洋食の老舗、五島軒にやって来ました。
予約不可なので現地で並びます。
さすが人気店、早めの時間に来たのに30分くらい待ちました。

ここまでコナン推しが強かった函館ですが、五島軒はゴールデンカムイ推しだよ。
母が頼んだホタテカレーです。
一口味見しましたが、少し辛めでとっても美味しかったです。小麦粉を炒めた香ばしさがとっても良いです。
母も「久しぶりに手作り風の美味しいカレーを食べた！」と喜んでいました。
私は「明治のエビフライセット」です。
エビフライとカレー、ボルシチとロシア風のクッキーがセットになっています。
ゴールデンカムイを読んだことのある方なら「あれ？この組み合わせって…」と思いますよね。
さくさくエビフライと手作りタルタルソースが大変美味しかったです。
クッキーは食べきれなかったので、お持ち帰りです。
なかなかボリューミーでお腹いっぱいです。
これもね、ゴールデンカムイを知っている方なら「おお！」と思うはず。
甲冑がゴールデンカムイの主人公の帽子とマフラーつけてます。
シマエナガもいる…。
いいですね、五島軒。素晴らしいゴールデンカムイ推し。
ありがとう五島軒。美味しかったよ。
一夜明けまして。
ホテルのお部屋からは海が見えます。
なんと。目の前は函館朝市ですよ。
始めはね、朝ご飯は朝市で食べるつもりで素泊まりプランを予約したんです。
でもね、ホテルの朝食に回転寿司かあると聞き、急遽朝食券を購入してホテルで食べることにしたのですよ。

真鱈子の醤油漬けとウニ！
どちらも美味しかったです。
回転寿司たけでなく、お刺身に珍味にラーメンに…と、北海道の味を網羅できました。
もちろん、普通のパンやおかずもありました。
素晴らしい朝食でした。
朝ごはんは済んでいますが、朝市も見てみましょう。
イカ釣りだ！
やってみたいけど、お腹がいっぱいだから釣っても食べられないよう…。
函館朝市、賑わっていて見ているだけで楽しかったです。
そろそろ函館とサヨナラして札幌に向かいましょう。
JRINN、とてもいいホテルでした。
特急北斗で札幌に向かいます。
ほお、海沿いを通るんですね。
なるほど、海岸線をずーっと進んで、苫小牧から北上するんですね。
お昼ご飯のイカ飯です。
有名な森駅のものではなく、函館駅のお弁当屋さんで買ったものです。
これね、イカが柔らかくて甘めの優しい味付けですごく美味しかったの！おすすめです。

空腹に負けてビリビリ剥がして丸めてしまったイカ飯の包装紙です。このイカ飯です。
オヤツのべこ餅です。
すあまが好きな人なら間違いなく大好きです。
後は北海道らしい、いい感じの風景をのんびり眺めていました。
約４時間で札幌に着きました。東京→函館と函館→札幌がほぼ同じ時間なんですね。
札幌駅から地下鉄でホテルに移動します。
すすきの駅から徒歩数分のホテルb札幌です。
１日一個、アイスのサービスがあります。
お部屋は機能的…。
ちょっと狭いですが、清潔でサービスも悪くないです。
札幌の立地がいいホテルで1番安かった(ツイン一泊１万6000円くらい)ことを考えると、コスパはよかったと思います。
私は６月頃に予約したのですが、もっとコスパのいいホテルに泊まるには、かなり前から予約しないとならないのでしょうね。
では早速観光に出かけましょう。
サッポロビール園だよ。
札幌には何回も来てるけど、ここは初めて来たよ。
煙突見えた！
ここもゴールデンカムイで使われてますよ。
私は完璧な下戸なのですが、工場を見るのは楽しいです。

昔のビール瓶のデザイン、ステキ。
こちらでの1番の目的は実はコレ。
「ゴールデンカムイ」の原作者、野田サトルさんの直筆色紙とアニメのゴールデンカムイの声優さん達のサイン色紙です！
ゴールデンカムイビールも売店で売っているので買うかどうか迷ったんですけど、私全くお酒飲めないんですよね…。(だから買わなかった)
続いてサッポロビールファクトリーです。
ビール園からは巡回バスで来れます。
むかしはこっちに工場があったらしいです。
今はショッピングモールの一部のような感じになっています。
ここに来たのはこの星型の窓を見るためさ。
母の生温かい視線が気になるけどいいんだもん！
見たかったんだもん！
(もちろんゴールデンカムイに出てくるのよ。)
夜ご飯は海鮮を食べようと思っていたのですが、目星をつけていたお店はかなり遅い時間まで予約でいっぱいでした。(人気店は予約しましょう)
じゃあカレーは？近くに美味しいカレー屋さんない？
と急いで調べてところ、こちらのお店がヒットしました。
こちらも人気店のようで、ひとつだけ空いていたテーブルに何とか座れました。
私が頼んだ野菜チキンカレー。以前食べたスープカレーは透明っぽい感じでしたが、こちらのは白湯スープなスープカレーで、とても美味しかったです。
おはようございます。
ここのホテルはロビーで朝ごはんを食べます。
お粥とパンの簡単な朝ごはんです。
サクッと済ませて観光に出かけましょう。
今日は札幌郊外に行くよ。

東西線で新さっぽろ駅まで行き、レンタカーを借りて北海道開拓の村にやって来ました！
明治から大正頃の北海道開拓時代の建物が北海道各地から移築されているテーマパークでございます。
入口がもうすでに昔の札幌駅です。
ここはゴールデンカムイの聖地なんですよ。
原作者の野田サトルさん、アニメの主人公の声優さんのサイン。コミックスも全巻揃ってます。
なぜこちらが聖地かと言いますと。
このようにマンガの作画の参考にされた建物がたくさんあるんです！
普段マンガを読まない方のために説明しますと、ゴールデンカムイはヤングジャンプで連載され、２年前に完結した大人気漫画でございます。
北海道を舞台にアイヌが隠した金塊を巡って３つの勢力が大バトルを繰り広げるお話です。
最近山﨑賢人さん主演で映画化されましたね。
で、こちらの施設がマンガの作画だけでなく、映画や10月からWOWOWで放送・配信されるドラマ版の撮影でもたくさん使われているんですよ。
映画で山﨑賢人さんが雪の上をソリで引かれていましたが、ここで同じ気分が味わえますよ！
さすがに私はやらなかったけどね。
映画・ドラマのポスターや出演している俳優さんたちのサインも飾られていました。

きゃあ、玉木宏様のサインも…！
ありがとうございます。
マンガや映画に登場する場所を全部見たい気持ちは山々なのですが、いかんせん広いので、この地図の左側を中心に見ることにします。
旧開拓使札幌本庁舎です。
今はビジターセンターになっています。
こちらにも当時の家具調度品などが展示されていました。
この建物はゴールデンカムイには札幌にあるホテルとして出てきます。
この建物も見覚えがありますね。
内部は土方さんたちのアジトでした。
この部屋も何度か出てきました！
鰊御殿です。
この建物は住まいではなく、雇われ漁師さんたちが寝泊まりしたりするお仕事のための建物だそうです。
ここもゴールデンカムイファンには印象深い建物ですね。店名もそのまま使われています。

この構図もまんまでてきます。
馬車が通りますよー。
映画のゴールデンカムイの馬車に引きずられるシーンはここの通りで撮影したんだそうです。
お昼になりました。
食堂は入り口近くにあるここ一軒だけのようです。
屯田兵定食ですー。やん衆ご飯、味噌おでん、豚汁、芋もちがセットになったゴージャスな定食です。(1180円)ご飯もおでんも美味しかったですよ。芋もちはバターで焼いてあるので、醤油を少しかけるとすごく美味しいです。
染物屋さん。
ここでは簡単な染色体験ができます。
昔の台所。
戦中生まれの母が「昔はこんなだったよ～。」と懐かしそうに言っていました。
せっかくなので馬車にも乗ってみます。
この子は道産子とばん馬のハーフなので、力があるのだそうです。
一生懸命馬車を引く馬さん。
かわいい。
暑い中ご苦労様でした。
乗せてくれてありがとね。
開拓時代の北海道を支えた職人さんたちのお店もたくさんありました。
こちらはソリを作る職人さん。