2024/08/27 - 2024/08/28
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mom Kさん
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この街の入り口が見つからない。
昨夏の「おにぎり茶屋」で、やっと旭川も好きになれるかもしれないと思った。泊まるのは4度目。もう少しこの街に近づけたらいいなあ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JR特急 徒歩 Peach
-
豊富温泉からのバスはさっさと豊富駅に着いた。待合室の本を読んでいると、放送が入る。11時17分発の普通列車運行中止の知らせ。先客二人に尋ねるとすでに知っていたらしく、稚内まで相乗りするタクシーを手配済み。私は、明日旭川発の飛行機。血が引く。
案内所の女性が午後の運行状況を稚内駅に問い合わせてくれた。13時42分の”特急サロベツ”は、運行予定という。腑に落ちないがほっとする。
各駅停車で宗谷本線の駅舎を眺めていきたかった。
おばあちゃんと孫の二人連れが、待合室に入ってきた。
沖縄から孫の湯治に豊富温泉に来ているという。よくここを見つけられたと感心する。遠いところからと驚く私に、♀「その日にここに着くことができるんですよ。」とルートを説明してくださって、また驚く。
バスが来て、彼らを見送った。運転手さんまで会釈をしてくださったので、心がほんわか。
インフォメーションの女性にさよならして、3時間過ごした駅舎を出る。 -
サロベツ4号がやってきた。待合室では私一人だったのに、いつの間にかホームには乗客が増えていた。
定刻に旭川駅に着いた。 -
3歳位の男の子がスマホを向けている。駅ピアノに向かっているお父さんは、彼を振り返り、話しかけながら演奏。
やがてお父さんは、演奏に夢中になり、男の子はカメラ遊びに飽きてしまい、ザックを担いで見ている私を見つめだした。
ずっと、ジャズだった。
君もきっとかっこいいお父さんになるんだね。
外は雨だった。旭川ではよく雨に遭う。スニーカーをナイロン袋でくるんだ。 -
最後の朝
東横イン 708号室。2年前と同じ眺め。 -
雨が降らないでほしい。
行きたいところは、三か所。 -
駅前ビルまで通りを一直線。
「おにぎり茶屋」さんは、今回利用できないと分かっていたけれど、お店を確かめたかった。
”50年”の張り紙も新聞記事も全然変わっていなかった。安心した。 -
開店前だが、ビル内のこの明るさ、清潔さ。
-
ここも来れたらうれしいなあ。
地下も変わってないだろうか。
階段に向かった。 -
常連さんがいるってことだ。よかった。
地下飲み屋街でこの店頭にこのメニュー。やはり首をかしげる。この謎は楽しい。 -
女性が、やってきてお店に入った。挨拶の声がする。開店準備を始めるようだ。
お客さんは、どんな人だろう。ここも宿題。 -
駅側の入り口の美容院からだけお客さんの声が聞こえる。
階段の隅っこも壁も天井もどこもかもお掃除が行き届いている。
古い建物の丁寧なメンテナンス。
ここは煌々とした電灯に光り輝いていて、すごいなあとカメラに収めた。
このビルが歴史的建造物になるまで生き続けてくれますように。 -
次は、初めてのところへ。「七福弁当」
師匠エフサ氏の旅日記で、気になって気になって、やっと。
八百屋さんが見えて、イメージと違う店頭。
看板があるから、ここのはず。2階?誘うように階段があるから、地下?
そんなはずがない・・・。 -
看板は「鈴木総菜」で、ショーケースが見えるけど・・・
七福弁当じゃない。
人も並んでいないし、おそるおそる・・・ -
そうだった。店頭で促されたけれど、季節のお野菜、なすびやキュウリやオクラさえなく、揚げ物中心。なのに、期待のホッケフライはない。色があるのは、ケチャップ色のパスタと卵焼きと煮物に交じる人参だけ。こんなにもたくさん並んでいるのに、緑が無い。まごまご。
促されて、ようやく「600円のお弁当をお願いします」と言って、煮物を三種類と卵焼き、ウインナーを選んだ。
お店の人は、「まだ600円にはなりませんよ。」と優しく言ってくれて、海苔を巻いたものとマカロニサラダをお願いした。おにぎりは、最初に決めていた。
「お箸は要りません。」 -
次は、銀座商店街。今日も蒸し暑い。まだ夏の日差しも雲の間から。北の大地も夏が長くなってきたみたいだなア。ビル影を選んで歩く。
体感は、24℃以上。次回からの大地行は、7、8月は避ける。肝に銘じた。 -
増毛の本間家創業者も佐渡出身。羽幌の「佐渡屋旅館」といい、北海道は、佐渡が身近。北前船ルートは、主要な航路だったと想像できる。
-
銀座商店街。まずあの八百屋さんへ。
-
キタアカリは、真っ先に。
店主から「重いから、ここへ置いとき」と声がかかり、このトレーを指し示す。
細い人参にキュウリ、オクラ。女将さんが電卓で「702円」と教えてくれた。財布に2円も5円玉も見えない。1000円札を渡した。おつりは、300円だった。一瞬止まった私を見て、女将さんは、当たり前顔。細かいお商売なのに・・・。ここに来るときは、必ず1円玉を確かめよう。 -
続きは乾物屋さん。軒先に並べられた海産物の”かんかい”が気になる。
「かんかいとは、どんなお魚なんですか。」店主、「鱈の一種。タラよりうまいよ。」
白い豆のお菓子のような袋が海の物ばかりの間に積まれている。? 尋ねた。”北海道名産 旭豆” ♂「これもよく食べられてるよ。」愛されてきた堅実さが伝わるパッケージ。
(帰宅してじっくり見てみたら、隅に小さく[北海道産原材料 99.6%]その0.4%とは、宇治抹茶。白い豆に交じって薄茶色の豆が見える。グリーンに着色していないところも偉いお菓子だなあ。次回は、社屋を見に行こう。宮下通だからこの近く。だから、あのお店に並んでいたんだ!) -
今日の衣料品デパートは、大賑わい。夏物セール日だった。年配の人たちがお買い物を楽しんでいる。車を通らせないこの通りは、やっぱり好きだわ。
お向かいに見えた。
閉店してずいぶんなるのだろう。お魚屋さん。三番館のお客さんたちが利用していた魚屋さんだろうなあ。
銀座商店街で唯一残っていた昔ながらの店舗建物。 -
ホテルの窓から見下ろしていた建物エリアへ。
-
”大雪クラフトビール”
レストランは、開店前。Dinnerだけではなかった。 -
うわっ。ミニランチビールですって。110円ですって。この雰囲気で良心的ですねえ。作り立てと思うだけで、ごっくん。そう、食前に一口が美味しいんだよねえ。
さらに敷地奥に入っていった。市民ギャラリーがあり、写真展が開催中。北海道の自然や人々の日常の一コマ作品。
受付女性に預かってもらった荷物を受け取りながら、「○○が一番好きでした。」とお礼を言い、外に出た途端、後ろの方から声をかけられた。撮影者ご本人のようです。♂「あれは、フィルムの一部なんです。土門拳の流れの・・・」とお話を始められ、私が、「ああ、そうなんですねえ。(納得)酒田の土門拳美術館を訪れました。」と応えると、相好を崩された。お話に弾みがついたところ、受付から声がかかり、彼は振り返る。私は時間が迫る。辞去して、角を曲がりかけたところ、♂「お待ちくださーい。」と声をかけられたような。急ぐ急ぐ。 -
ホテルでザックを受け取って、空港バス停に着いたら、列の一番最後。発車2分前だった。最後尾の席で今朝の出会いを思い出しながら、旭川に近づけた満足感でいっぱい。ふりきって去ったのは、少しちくり。
あっという間に、初めての旭川空港が見えてきた。 -
老舗菓子店が一つずつ購入できる。
パッケージなんて不必要。素敵。 -
海から遠いのに、やはり北海道は、お菓子と海産物ですよねえ。
私のザックには、もう全て入っています。 -
<帰宅翌日のランチ>
人参のごまマヨネーズサラダ、キュウリの”きりこみ”和え、七福弁当の残り。
我が家のパンチェッタをソテーするフライパンに一緒に人参を入れてみたら、甘い。サラダより火を通す方が向いているみたい。七福弁当さんの店頭が思い浮かんだ。
そして、おにぎり。これは、昆布入り。もう一つは、梅干し入りだった。
「おにぎり茶屋」さんのも大きいけれど、これはお茶碗1.5杯分ありそう。
お米が美味しい。
釧路駅構内のお店をきっかけに、北海道でおにぎりに目覚めてしまった私。
明日夜、台風にもかかわらず、富山から友人が車で来宅。
彼女をもてなすメニューは、豊富直送ホッケの開きにall star 北海道。
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この旅行記へのコメント (2)
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- エフサさん 2024/09/01 16:31:56
- 七福弁当 と 旭豆
- やっぱり オール ブラウンズ の七福弁当には まごつきますよね。 わざわざ行って頂いたのですね。ありがとうございます。
昭和37年創業、昔ながらのスタイル。 近隣のサラリーマン、労働者諸君 御用達の弁当。 どうしてもご飯がバクバクはかどるオカズが多くなってしまう。 それに北海道は関西に比べて結構しっかりとした味付け。 それもまた御当地アジということですかね。
旭豆、よく見つけられましたね。
子供の頃はあまり好きでなかったけど、当時は今の様にお菓子がバラエティに富んでない時代だったので、まあそれなりに食べていました。
たまに食べると懐かしい味がします。
- mom Kさん からの返信 2024/09/01 21:35:49
- 人々の記憶
- 長く続いたものの味わいは格別。同じお買い物をするなら、個人店。決めています。道が広く、真っすぐは、まだ苦手です。それでも少しずつ少しずつ旭川を感じられるようになりました。
旭豆は、まだ飾っています。そうですか。師匠の思い出が入っているのでね。お味が一層楽しみになりました。
それにしてもあの駅ビルのお掃除の仕方、一体どなたがと思いました。心がこもっているのです。
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