2024/08/25 - 2024/08/25
31位(同エリア83件中)
うーたさん
〝泉質がよくて渋い温泉〟を求める旅。
玉造温泉に続き、山陰地方の温泉をめぐった記録です。
岡山県北部の旭川沿いにある湯原温泉郷。
全国露天風呂番付の、西の横綱にランクされている「砂湯」が有名な温泉街です。砂湯は川底から湧き出た源泉を24時間無料で楽しめるので全国から露天風呂ファンが集まってくるそう。
湯原温泉の源泉は、その砂湯の他に、日帰り温泉施設の「湯本温泉館」、高級温泉宿の「元禄旅籠油屋」の地下の3か所から湧き出ています。
砂湯は混浴の露天風呂なのでハードル高し。
湯本温泉館は夏休みのチビッ子で賑わっていると予想。
ということで、完全予約制ですが、日帰り貸切温泉ができる「元禄旅籠油屋」に予約を入れることにしました。
元禄旅籠油屋は、宿泊なしの日帰り貸切風呂だけでも、お手頃価格とはいかない高級宿だけれど、ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも言われているそう。モデルと言われる建物って全国各地にあるけれど、ここは果たしてどうかな~。
行ってみよ~!!
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湯原温泉郷に到着。
湯原温泉郷は旭川にそって栄えた温泉街です。
お天気は薄曇り。
廃業したのかなっていうボロボロの建物もそのまま残っているので少し不気味…
直前に行った、玉造温泉が想像以上に賑わっていた明るい温泉街だったからその反動もあるかも。 -
温泉郷の終点には「湯原ダム」があるのでここで車両は行き止まり。
こちらの河川敷を駐車場として利用します。
周辺のホテル宿泊者もこの河原を駐車場として利用しているので人の気配が出てきたし、どんより雲が晴れて明るくなってきたので恐怖感が薄らぎました。
(薄暗い川沿いとかダムとか苦手な私…) -
のどかな旭川。
流れも穏やかで水が澄んでいます。
駐車場のすぐ脇を流れているので、ゲリラ豪雨で急に増水したら…
車、絶対アウトです。 -
貸切風呂は14時からの予約なので、時間がたっぷり。
温泉街をのんびり散策。
道沿いに旅館が並んでいます。旅館と旅館の間に薬師堂。湯原温泉薬師堂 寺・神社・教会
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手水舎も温泉なのが雰囲気good!!
惜しげもなく温泉水があふれ出ています。
清めた手がすごくさっぱりするのが、さすがの温泉効果☆ -
こじんまりとした温泉街なので飲食店は数件。カフェや麺類のお店がほとんどです。
昼食は、温泉街の真ん中あたりにあった「福寿司」へ。ご夫婦二人で営む昔ながらのお寿司屋さんです。福寿司 グルメ・レストラン
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お寿司屋さんに珍しい馬刺しが看板メニュー。分厚めカットで美味しい馬刺し☆
並にぎりは1000円とお手頃価格
シャリはほんのり温か大きめごはんで食べ応えアリ! -
お腹いっぱいなってお散歩に。
街歩きの案内板に書かれている場所は、どこも歩いて行ける距離にまとまっています。真夏の暑い時期じゃなければいいお散歩コースです。 -
赤提灯がゆらゆら揺れる朱塗りの橋の隣には、朱塗りの壁の家があって、ちょっと台湾風?
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と思ったら、提灯には「九份」の文字が!!
後で調べてみたら、湯原温泉から台湾に視察に行った際に、九份の関係者から友好の印として贈られたものなんだそう。 -
橋を渡った先には、無料の手湯足湯。
お社の中には金ぴかのオオサンショウウオの神様が。
この辺りはオオサンショウウオの生殖地。「はんざき」という呼び名で、いろんな所でご当地キャラ的に登場してきます。湯原温泉「手湯足湯」 名所・史跡
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この日の足湯の温度は44.2℃と少し高め。
「可変堰変化による温泉温度噴出量実験中」との説明書きがありました。
自噴温泉の湯原温泉は、上流にある湯原ダムが完成した当初、一時的に温泉の噴出が止まってしまったんだそう。
その後、川の水位によって温泉が再び湧くということが分かったから、堰の高さを変えることで温泉の噴出量や温度がどのように変化するか調査しているんだって。 -
足湯の下の河川敷には謎のテント。
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人影がないので、こっそり中を拝見。
テント内は温泉!!
よーく見てみるとテントの壁に「会員制」との手書き文字。
地元の人が管理費を払い合って維持している温泉なのかな。 -
散策を続けていると、持ち帰りOKのお湯ステーションが。
看板には「お裾分け御宮」と書いてあり、お社の中に持ち帰り用のボトルが入っている無人販売所のようです。
お社の中を見てみたけれど、持ち帰りボトルは在庫切れ&蜘蛛の巣が張っていたので、当分使われてないみたい… -
予約の時間までもう少し時間があるので「湯原温泉ミュージアム」へ
観光センターも兼ねている建物。湯原温泉ミュージアム 美術館・博物館
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卓球、30分500円。
まぁまぁな値段だな…と思いつつ、やることがないので卓球で時間つぶしでもするかーと料金を払ったら、 -
思いがけず、スリッパ卓球!!
持ち手のイグサが折れてふにゃふにゃだから、打ち返すのに力が伝わらなくて、難しいのなんの。
夫婦で熱戦を繰り広げ、温泉前に疲労困憊。 -
時間をつぶして元禄旅籠油屋へ。小さな町なので歩いてすぐです。
330年以上前から続くこちら、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われる老舗旅館だそう。そう言われてみれば雰囲気あるようなないような…
う~ん‥。期待せずいけば少し感動できるかも??
それは置いておいて、こちらの建物が「油屋食湯館」。
本格イタリアン・フレンチが楽しめます。シェフは東京四谷の「オテルドミクニ」で修業された本格派。元禄旅籠 油屋 宿・ホテル
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そして、道を挟んで向かいにあるのが、宿泊者棟の「夢酔庵」。
こちらの地下に貸切家族風呂「薬王湯」があります。 -
ロビーの向こうには旭川。
さすが源泉のすぐ近く。川から湯気が立っています!!
ロビーは窓が全開になっていて風が吹き抜けます。
気持ちいいけれど、真夏の散策の後にクーラーなしのお部屋はしんどい… -
温泉は階段を下りて地下部分。
貸切家族風呂の料金は50分の利用で5500円と日帰り温泉としては少々高額。
1~5人で利用できます。
1人で行っても5500円。5人で行っても5500円。 -
予約は旅館のホームページから飛んでいく、じゃらんのページで取ることができます。オンライン決済のみです。
利用時間は13:00~とありますが、外来者が貸切できる時間は毎日14:00~14:50の間だけのようです。 -
いざ入室!!
少し薄暗い地下の部分。
扉の中は脱衣場と浴室が一体型の空間です。だから、脱衣場の時点で熱気がムンムン。
脱衣場ゾーンの床には木の切り株。
バスマットなど設置がないので、湯上りは、この木の素材に足裏の水分を吸収してもらう感じかな。ワイルド! -
2人で入るには贅沢な広さ。しっかりお掃除も行き届いていて清潔で気持ちいい!
そしてちょろちょろと水が流れる音が響いてくるので、源泉かけながしを実感できてgood!!
けど、窓もない地下の空間は想像以上の暑さです。 -
洗い場は蛇口が2つにシャワーが1つ。
洗い桶も3つだから、基本は3人仕様かな。 -
湯舟は大小分かれているけれど、温度の差はなし。完全な源泉掛け流しです。
無色無臭のピリリと熱いお湯。
お肌しっとりというよりサッパリするタイプのお湯です。
とっても気持ちいいんだけど、真夏の時期にこの泉質は熱くて暑くて。
シャワーで冷水を浴びながら、出たり入ったり。
5500円払ったから、制限時間の50分フル使用したい~とケチケチ魂を出してみたけれど、どうにも暑くて30分もしないうちにギブアップ‥
分かってはいたけれど、ベストシーズンは絶対冬!! -
のぼせ気味のフラフラで、ロビーに上がったものの、やっぱり冷房はついていなくって。冷房プリーズ‥涙
涼しい場所を求めて、お隣の湯本温泉館のカフェでクールダウン。クーラー最高!!
元気を取り戻したので、有名な砂湯露天風呂を見に行ってみることに。
「砂湯露天風呂こっち⇒」的な看板には「前を隠せ」とメッセージ。 -
途中、温泉が流れる持ち帰り湯がありました。
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入浴心得がデーンと出ています。
湯原温泉砂湯 温泉
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河原に降りて、この番付看板を背にした方向が砂湯。衝立みたいな目隠しも何もない露天風呂。
この看板の下には、足湯もあるんだけど、目の前の露天風呂では、男性陣の想像以上の大胆な入浴風景‥
う~ん、この足湯はかなり利用しにくいー!! -
これは観光協会のホームページからお借りした砂湯露天の画像。ちょうど足湯の辺りから引きで撮影してある感じ。実際はもっと近い感覚です。
先ほどの「前を隠せ」の看板の意味がよーくわかりました(笑)
入浴していたのは日本人のオジサマ世代オンリー。
ここもまだ、インバウンドにバレていない、日本人がゆっくりできるいい感じにさびれた温泉郷。
とってもいいお湯だけど、今年の夏は暑すぎたなぁ‥。次の機会があればぜひ冬に訪れようと思う!!
おしまい☆
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