マテラ　2024年８月　②

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2024/08/17 - 2024/08/18

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エリア

マテーラ(イタリア)

マテラのビデオを見て、カテドラルがとてもきれいなので、最後に行くことにしました。

順路の最初は博物館になっています。

この方どこかでお会いしたことがあると思います。
キリスト生誕の図

ナポリでみるような細かい作りです。
これも細かいですね。

上にはジーザスの遺体を抱えるマリア
真ん中は受胎告知になっています。ガブリエルとマリアの間に緊迫感がありません。
マリア：　ガブリエル、どうした？
ガブリエル：　あんたに子供が生まれるってさ。
マリア：なんで？トーマスとご無沙汰なんだけど。
ガブリエル：それが、神の子なんだと。
マリア：神？あの神でしょ？やってないんだけど。そんなバカな。

という感じですね。

マリアがジーザスの受胎告知を受け、上にはマリアがジーザスの死体を抱える姿。

ガブリエルは、最初から、ジーザスが十字架につるされて殺されることを知っていたのでしょうかね。マリアは神に翻弄された犠牲者ですね。
美しい、そして豪華

マテラの貧乏人が洞窟で食うや食わずの生活をしているというのに、富は教会に集中した、というか教会に吸われたんだろうか。マテラの貧乏人は怒らなかったんだろうか。そこまで洗脳されていたのか。

一つ一つのチャペルが、美しいです。

ナポリの教会で見るようなデザインです。
窓のあるタイプ

とてもよく保存されています。というか修復されています。
窓の中

１３世紀くらいでしょうか。
マテラのカテドラル、来てよかったです。

マテラのハイライトの一つです。
この輪を支えている人、輪の上に載っている人、

細かいところまで考えて作られています。
次に、Casa Grotta nei Sassiに行きました。

昔の生活が見たい、イタリアの恥と呼ばれた貧乏人の生活が見たい、自分が暮らせるかみてみたい、という強い興味がありました。
この部屋は1956年まで人が住んでいたということです。

とってもきれいな部屋です。
キッチン　薪ストーブがあります。

いや、全然悪くないじゃん。

壁にかかっている枯草、ケシのようなので、ここの博物館の人に聞いてみました。これって、Opiumだよね？って。

その人の説明によると、ケシの一種だがOpiumではい。大人は日中仕事に出かけているので、こどもにこの種を粉にして水で溶いたものを子供に飲ませると、子供たちは一日中寝ているから、よく使われたと。

って、やばいじゃん。それOpiumだよ。
湿気を避けるためにベッドは高くなっており、

トイレはこのオマルにして、外に捨てる、ということです。
奥には家畜が住んでいたそうです。

地下水系があり、ここから水をくみ上げていたそうです。
隣は氷室になっています。冬に雪を集めて氷にして固めます。

夏までもったそうです。
今はほとんど雪は降らないそうですが、昔はけっこう降ったそうです。

温暖化だね。
その隣は教会になっています。
フレスコ画ははがれてしまって残っていませんが。
教会のラビリンス入口
このCasa Grotta nei Sassi、来てよかったです。考古学博物館に行って、先土器時代からのマテラの歴史を見て、ここで中世から現代までの歴史を見て、先土器時代から現代までつながったという感じです。
マテラの洞窟も見納め。

車で今日の中継地であるCastelmezzanoに向かいます。
Castelmezzanoにつきました。ここはGoogle Mapの写真がきれいだったので立ち寄ってみました。

観光客がいっぱいいました。あとからわかったのですが、ここはイタリアの美しい街として有名なようです。まあ、他にも美しい街いっぱいあるんですがね。なぜここなんだろう。
おなかがすいたので、お昼ご飯。

トマトソースパスタに乾燥した唐辛子がいっぱい。南イタリアって感じですね。
この街は岩山が特徴ですね。

お隣の街のPietrapertosaの山の上とこのCastelmezzanoがロープでつながっていて、このロープを背中に、すごい速さで移動できるのです。なんか、ジェット見たいな音がして、見上げたら、それを見つけました。
チケットを買おうとオフィスに行ってみたんですが、

４７ユーロ　途中の乗り物付き

問題は、時間があまりない、そして、雨が降りそう、

ということで、残念ですが諦めました。コスタリカのジャングルでも同じような体験ができる、ということなので、コスタリカでやることにします。

このあと、カンパニア州のPadulaへ、１時間ちょっと。バジリカータ州は、とっても、よかったです。ちょっと貧しいけど、人々の温かさを感じるところですね。