プーリア州旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今回は私にとって36回目のイタリア旅行ですが、非常に今までと違う特別なものです!10年前には全員独身だった息子3人と娘1人がサプライズで還暦のお祝いをしてくれた約10年前。今度は結婚して合計6人もの孫がいる息子夫婦3組と独身の娘1人、死別して20年近く独身の私が全員を招待して自分で「古希のお祝い」をしようと計画しました。厳密には9月生まれで私はまだ70歳ではありませんが、昔はその年になったら古希ですから問題ありません。<br /><br />少し迷いましたが、結局私の好きな、何度も行って詳しいナポリとプーリア州を中心に6泊8日の旅行にしました。人数が多いので、飛行機代とホテル代が結構かかるのは覚悟していました。食事代も大人だけでも8人ですから、それなりにかかります。予想外に高かったのが移動の費用です。ナポリ以外は大型バスを運転手付きでチャーターするしかなく、結構かかりました。<br /><br />今でもシングルスのテニスをするくらい元気な私なので、年齢は数字に過ぎないと思っていましたが、さすがに70歳も近づくと元気に海外旅行ができるのは後10年くらいかもと突然気が付き、最近は多少の財産を残すくらいなら気持ちよくお金を使おうとモードを急変しました。それで、自分自身は10回近く行ったナポリを中心にそれぞれ3~5回は行っているプーリア州の街々を案内する旅行を計画しました。飛行機の手配、ホテルの手配、バスの手配は流石に知り合いの地元福岡の旅行会社に頼みました。細かい行き先やレストランは私自身が今までの経験で選びました。これも少しだけ計算違いは、小さい孫もいるのに大型バスが停まれる所はいつもの目的地からは少し遠く15~20分程度歩かなければならないのです。<br /><br /><br />6月11日(火) <br /> 朝早く家を出ました。今回は14人分を全部私が払って、知人の旅行会社を通してツアー風にしていますので、見送りを兼ねて旅行会社の人が娘と私を自家用車に乗せて福岡空港まで送ってくれました。福岡空港は国内線は非常に便利ですが、国際線は意外と近い割には不便です。私と娘と古賀市に住む3男一家5人は福岡空港を10:35発の大韓航空788便でソウル・インチョン空港まで。関西空港からKE722 便で合流する長男一家(4人)、次男一家(3人)が先にインチョン空港で、そこで合流して13:20発の大韓航空ローマへの直行便KE931 便へ乗り継ぎます。<br /><br />ところがいきなりのハプニングで、インチョン空港の混雑(?)で、肝心の我々福岡便が1時間も出発が遅延し、危うく乗り継ぎに失敗し、夜の便へ変更と機内でも言われたので流石にあせりました。ローマ空港からチャーターしているナポリのホテルまでのバスの手配も無駄になる恐れがあります。関西組だけ夜にローマ空港へ着いても、肝心の我々が翌朝にしか着かないのでは最悪です。<br /><br />幸い、実際には地上職員がインチョン空港の出口で待っていてくれ、急いで隣のターミナルのローマ便へ直行したので何とか間に合いました。関西組の2家族7人とも無事に合流できました。ところがローマ便に乗ってから2時間以上も機内で待たされ、3時間弱出発が遅れました。KE931便で13:20ソウル発、19:30ローマ空港着の予定が21:45ころようやく到着し、荷物を受け取り手配したバスに乗ったのは22:30頃で、ちょっとトイレ休憩をいれて、ナポリのホテルへ着いたのは翌朝の01:45頃でした。でも、最悪のバラバラになることは避けられました。このチャーターバスもかなり高いのですが仕方がありません。でも、おかげで数時間も遅れても待ってくれていますし、当然電車などは終わっている時間です。チップだけでも旅行会社の人に言われたように30ユーロ(円安で1ユーロは170円以上)払いました。<br /><br />ホテルはナポリ湾に面したサンタルチア地区に拘っていて1月に下見に来て一番コスパのいいホテル、Eurostars Hotel Excelsiorに決めました。ナポリの2泊だけは娘と私は同室です(シングルが2室だとかなり高くなるので)。でも幸い部屋は2部屋に分かれていてベッドも各部屋にあり快適でした。もちろん、3人の息子家族は家族単位です。ただ、法律で一部屋は4人までらしく子供が3人いる末っ子の子供一人だけ我々の部屋にいることになっています。<br /><br /><br />6月12日(水) <br /> ナポリには2泊ですが、観光できるのは今日だけです。昨夜は遅かったのですが、時差ボケもありみんな午前8時頃にはロビーに集合しました。下見した時に調べていたのですが、このホテルが一番気に入ったのですが朝食が1人5千円もします。それで、近くにイタリアにしては珍しい24時間オープンのBar(バル)Touristを見つけています。カプチーノやミルク、クロワッサン(ジャム入り)などの菓子パン系、そしてスプレムータ(搾りたてのオレンジジュース)などでイタリアらしい朝食にしました。それでも、さすがに大人8人プラス子供6人で91.10ユーロ(1.5万円程度)です。<br /><br />それからしばらくホテル周辺のサンタルチア海岸を散策しました。これがこの地区のホテルに拘った理由です。目の前に卵城が見え、ナポリ湾の向こうにはヴェスヴィオ火山が見えます。<br /><br />次にナポリ名物の本物のピッツァを食べに、私が一押しのDa Micheleへ行きました。この日だけは都会のナポリなので、ウーバータクシーやタクシーを使うと決めていました。何回もダ・ミケーレへ人を連れて行きましたが、最高1時間半くらい並んだこともあります。1月の下見で気が付いたのですが、午前11時オープンで一回転する11時半頃に行けばあまり並ばなくていいようです。11:40頃全員到着しました。先に着いた私が番号札をもらっています。14人は無理なので、せめて7人ずつの2テーブル予約し番号札19、20をもらいました。以前は、入り口近くでイタリア語で呼ばれる番号を必死で聞かないといけなかったのですが、下見に来た1月に気が付いていて、いつのまにか番号の掲示板ができ、待つのが容易になりました。<br /><br />期待通り、12時頃には2テーブルに分かれて全員14人座れました。支払いは一緒で私が払うとイタリア語で説明しています。下見の時にメニューが変わり、イタリアでは珍しいハーフ&ハーフを見つけていたのですが、今日はなくそれぞれ4枚と5枚のピッツァを注文したので、マルゲリータ(モッツァレラチーズ(白)、バジル(緑)、トマトソース(赤))3枚とマリナーラ(トマトソースのみでチーズなし、白いにんにくチップが意外とアクセントになり美味しい)1枚です。改めて、日本でも定番になったマルゲリータはもちろんですが、マリナーラのシンプルな味わいも捨てがたいです。ここは日本では見たこともないような大きな皿からあふれるくらいのサイズで、しかも9枚のピッツァとコーラなどのドリンク込みでたったの81.50ユーロで今朝の朝食より安いのです!私には美味しいのに安過ぎる本場の讃岐うどんと同じで本場のナポリピッツァは安過ぎるくらいです。もちろん、最高に美味しいです!Buonissima!<br /><br />予定通り、ウーバーとタクシーでケーブルカー乗り場Stazione di Montesanto へ。孫が乗り物を喜ぶようにわざと少し遠回りしました。ケーブルカーと言っても斜面を走る電車です。たったの2駅です。1.3ユーロ x 14人分払って乗りました。<br /><br />着いたら少し上って歩いてVomeroの丘(Castel Sant’Elmoサンテルモ城)が目的地ですが、誰かがジェラート(アイスクリーム)を食べたいと言うので、少し遠回りになりましたが階段を下って行って gelateria(ジェラート屋)を見つけました。81.5ユーロとちょどピッツァと同じ値段です。まぁ、食べたいものを食べたい時に食べるのが幸せです。<br /><br />それから結構歩きましたが、幸い孫連れでも誰もぐずることなく目的地のサンテルモ城へ着きました。意外と入場料は安く大人の5ユーロ x 8人の40ユーロでした。ここからは「ナポリを見て死ね!」と言われるナポリ湾とヴェスヴィオ火山の絶景が見下ろせます。スパッカナポリ(街を真っ二つに割るの意味)(狭い1本道、まっすぐ)の世界遺産ナポリの街並みも見えます。1月の下見で気が付いた新しいビルの壁に大きくナポリの英雄、マラドーナ(厳密にはアルゼンチン人ですが)の絵が描かれているのが小さくですが見えます。マラドーナがセリエAで活躍した38年くらい前に初めて優勝したのです。しかも、昨年ナポリのチームはそれ以来の念願のセリエAでの優勝を果たしました。下見の1月に歩いたスパッカナポリで気が付いたのですが、今でも一番人気のシャツは10番マラドーナです!もちろん、ここからたくさんの記念家族写真を撮りました。14人全員の写真も人に頼んで撮ってもらいました。これが一つの今回の旅行の大きな目的ですから。<br /><br />少し辺鄙な場所ですが観光地なので、タイミングよくタクシー2台がいて、無理やり14人を2台に乗せてくれました。孫連れなのであまり教会に行く予定はしていませんが、スパッカナポリにあるSanta Chiara教会に向かいました。何故なら、教会に付属したマジョルカ(マヨルカ)焼きのタイルで有名な回廊があるからです。但し、こちらは有料です。タクシー運転手2人は友だちらしく並走しながらナポリらしく少し危険ですが楽しいドライブでした。チップ込みで70ユーロ払いました。ここ回廊では13人での記念写真を撮りました。<br /><br />時間があれば、ホテルに近いGalleria Umberto I(ミラノにもあるガッレリア)、Piazza del Plebisito(法王が来ることもある巨大なプレビシート広場)、Palazzo Reale(ナポリ王宮)の外観だけでもと思っていましたが、時間的に諦めました。ホテルへの帰りも2台のタクシーに14人が収まりました。私のタクシー運転手は、たぶんG7サミットの関係で通行止めがあり遠回りを余儀なくされ怒っていました。この辺の道をよく知っている私には気持ちがよく分かります。2台で50ユーロのタクシー代でした。<br /><br />夕食はRistorante Pizzeria da Marinoで19:30開店時に予約しています。南イタリアは夕食が遅く、昼食後に閉店して再度夕食で開店するレストランは20時からがざらです。子供連れにしては遅いのですが、ホテルから歩いて行ける店で、しかも1月に下見をして美味しいしメニューも充実しています。最初の夕食で少し張り切り過ぎて注文し過ぎました。みんなに食べさせたかったかなり大きな丸いMozzarella di Bufalaもあります。水牛の肉よりは普通の牛肉の方が美味しいですが、モッツァレラチーズの原料には牛乳よりは水牛の乳の方がはるかに美味しいのです。もちろん、値段もより高いですが。会計は229ユーロ(約3.9万円)でしたが、それだけの価値はあります。何せ人数が多いので全てかなり金額が張るのは覚悟しています。特に食べ物には金を惜しまないのが私のポリシーです。ただ、高級料理店にはあまり興味ありません。イタリアのいい所で、庶民的なリーズナブルな値段で美味しいレストランがいくらでもあります。<br /><br /><br />6月13日(木)<br /> 実質一日観光だけのナポリを離れ、プーリア州のアルベロベッロへ移動する日です。朝チェックアウトしましたが、長男夫婦が勝手に割高だと思い外していた朝食バイキングを食べたらしく、部屋の備品のコーラを数本飲んだ三男などで67ユーロ追加を払いました。<br /><br />今回の出費の目安で子供を含む14人分のフライト代やホテル代は想定内でした。今までの経験で大体予想できたからです。思ったより高かったのが、初めての大型バスのチャーター代です。もちろん運転手も雇っています。チップだけでも一日30~50ユーロが相場だそうです。今まではレンタカーで自分が運転していたので比べるとはるかに安いものでした。14人だとはいえ、小さい子供もいるし乳母車もあるし、中型バスとかでもいいはずですが、そういう細かい注文もできないようで一日あたり数十万円かかります。<br /><br />今日はかなりの距離の移動です。前に何回かグループをレンタカーで案内したことがあるので時間はある程度読めます。バスは8時半に予約していますが、出発したのは8時45分ころでした。途中休憩もしたので、途中の目的地、世界遺産のカステル・デル・モンテ(八角形の城)へ到着したのは12時15分ころになりました。私自身は4~5回目ですが、前回からは以前のようにすぐそばの駐車場には駐車できず、少し離れた大きな駐車場から安いけど有料のバスに乗り換えてしか行けません。料金(大人だけ2ユーロ)はともかく、その分、時間がかかります。観光してチャーターバスへ戻ったのはもう13時30分でした。<br /><br />それから、Corato の町のレストランMaperoへ着いたのは14時でした。1時間くらいしか食べる時間がなくなったので珍しく適当に9品程度と少な目に注文しました。それでもドリンク代とで150ユーロはしました。ちょうど円安で1ユーロが170円くらいでしたから、2.5万円くらいでした。ずっと気になっていたこの町コラートへ立ち寄ったのには個人的な理由があります。私がボランティアをしている高校留学のAFSで故郷、大分に来ていた男子の留学生がこの町出身でした。評判のいい男子のようでしたが、何と日本から帰国した3日目くらいに列車の正面衝突の事故に巻き込まれて死んでしまったのです。その関係で、大分に来たその男子の家族と大分や別府で会ったことがあり、家族愛の強いイタリア人らしく大分との縁を大事にしたいと自家製のオリーブオイルを売りたいと話が進んでいました。私も一度購入したことがあります。<br /><br />本来なら、カステル・デル・モンテの後は近くにいいレストランを知っているので、予約して行くのですが、14人と多いせいか、子供連れのせいか予約がいっぱいだと断られたのでした。<br /><br />主婦である嫁たちが喜ぶと思って、近くのスーパーマーケットへ寄ってもらいました。日本でも少しは有名になりつつあるかと思いますが、チョコレートペーストのNutella や瓶入りの水、オリーブオイルなどを各自それぞれ買い、私自身は自分がポリポリ食べるオリーブの実、いつものコスパのいいバルサミコ酢Due Vittorieを2本買いました。日本では腐りやすいのであまり売っていないあんずの実も種類が少し違うのかここイタリアではどこでも売っています。ここも気前よく私が全部支払いましたが、何とスーパーで97.5ユーロ(16、534円)も買い物をしました。<br /><br />ここまでは一応予定通りですが、次から大きく予定が狂いました。いつもはレンタカーで自由に動いていたので、私の理解不足で大型バスが大雑把な予定からの変更ができないことが徐々に分かりました。プーリア州の中心地Bari(バーリ)で少し観光をする時間があるかな?せめてCatterdrale(大聖堂)でもと旅行会社との予定には書きましたが、近くの町Nociのレストランで夕食を予定していたのですが、変更は不可と言われ強引にバーリで降ろされました。それも、駐車場が限られるということで北の果ての港近くで降ろされました。この辺の事情はドライバーの携帯で今回の現地ガイドであるKeiko(佳子)さんと話をしてようやく理解できました。<br /><br />仕方がないので、みんなで歩きました。グーグルマップで慌ててレストランを探したのですが、開いているはずのレストランは閉まっていました。仕方なくみんなで探して、長男が何とかパスタのみのレストラン(Antico Caffe del Carmine、厳密には喫茶店レベルです)を見つけました。予想通り、こんな時はイタリアでもそれなりの味のことが多いです。<br /><br />食べ始めたのは18時頃になっていました。パスタだけで1時間くらいで夕食を済ませました。それでも180ユーロはしました。それから10分以上かけて歩いてバスへ戻って出発したので、これから4泊のホテルのAlberobelloへ着いたのは20:50頃になりました。<br /><br />Keikoさんがポーターを連れて出迎えてくれて説明してくれました。Keikoさんとは初対面ですが、Facebookを通じて以前からの知り合いで日本のテレビに2、3回出たのを見ているので旧知の友人のような感覚です。今回はホテルと言うよりは民泊です。アルベロベッロらしいトゥルッリ(トンガリ屋根に白い壁)の家を5軒確保しているのです。私は一人で一軒家ですから、広過ぎるくらいでした。でもシャワーだけです。子供のいる3家族だけはバスタブ付きの家にしてもらっています。イタリアではシャワーだけのホテルや家も多いからです。ホテル代は前もって払っていますが、宿泊税だけは現地払いで、(最高で3泊分まで x 大人8人 x 2ユーロ)で48ユーロをKeikoさんに払いました。<br /><br /><br />6月14日(金)<br /> これから4日間は朝食がKeikoさんの事務所の近くのレストランで食べれます。7時半からです。思ったよりたくさんの客がいました。バイキング形式ですが、ミニトマト以外は野菜もなく私としてはやや不満足でした。リンゴ、菓子系パン、スクランブルエッグ、ハム、ゆで卵、ジュースなどです。皮肉なことに一番下段のテーブル席の目の前に野菜農園があるのに、野菜が朝食にはないのです。コーヒーはいわゆるブレンドはポットに入っていますが、イタリアらしく注文(無料)すればカプチーノなどを持ってきてくれます。もちろん、こちらの方が美味しいです。<br /><br />今日は厳密には唯一プーリア州でない(バジリカータ州)世界遺産の町Matera 観光の日です。石灰質の岩肌に作られた「サッシ」と呼ばれる洞窟住居で有名です。ここも私自身は4回目くらいです。午前9時10分頃出発し11時半頃には到着しました。今日は近くまでバスで連れてきてもらえたはずなのですが、入り口を見つけるのに少し時間がかかりましたが、やっとSassiの目印を見つけました。<br /><br />子供たちもいるので、あまりサッシの住宅街の下までは下りず、眺めのいい場所を数ヶ所回りました。そして、よく覚えている教会の見えるスポットを見つけました。孫たちが可愛いので、3人の若い女性たちが声をかけてくれました。どこの国の観光客かと思って聞いたら、地元のイタリア人でした。白人にはアジア系の小さい子は珍しく可愛いのです。アメリカ生まれの長男も当時、赤ちゃんとして同じように可愛がられていました。<br /><br />昨日の中都市バーリと違い、ここマテーラは観光地でレストランが沢山あるのは知っています。昼食は適当に探し、苦労せずに道路沿いによさそうなレストランを見つけました。Osteria Fave e Cicorieという名前で期待通りの味でした。昨日の挽回ができました。Orechiette(この辺の名物で、耳たぶ状のパスタ) 2種類、仔牛肉の煮込み、ソーセージなど、全て美味しかったです。私としては珍しくドルチェも食後に注文し、パンナコッタ、ティラミス、レモンシャーベットなどを各自注文し満足でした。但し、306.5ユーロ(52,145円)と人数が多いので覚悟していたものの結構します。<br /><br />それからチャーターバスに戻り、Locorotondoへ移動しました。14時30分出発し15時30分頃到着しました。ここはAFSで知り合いもいる小さな街ですが、丘からの眺めもよく4~5回私自身は来ています。アルベロベッロからは少し離れていますが、ここからもところどころトゥルッリの家やブドウ畑、オリーブの木などの景色が楽しめます。<br /><br />但し、ここもバスの駐車場の関係で少し麓で降ろされ、歩いて上ってきましたが、少し自信がありませんでしたが、いつもの白い教会の裏から回ってきました。そして、眺めのいいいつもの場所へたどり着きました。途中で孫たちが喜ぶブランコなどがありました。いつものレースの専門店も覗きましたが、嫁たちはあまり興味なさそうで、私が顔を覚えている年配の女性も留守で若い世代に変わったのかもしれません。<br /><br />本来なら、今晩と明晩は気に入っている漁村SavelletriのRistorante di Saleやその隣のレストランでシーフード三昧なのですが、何とG7サミットの首脳陣がこの近くの高級ホテルに滞在しているために、許可証がないとサヴェッレトリの村に入ることもできません。よりによって、イタリアも広いのに同じ日程でG7がこのプーリア州で開催されるとは、ついていません!<br /><br />代わりに見つけていた近くの海岸沿いの町モノポリのThe Black Pearl(Il Porto Nero)が午後8時までオープンしないことがわかり、ドライバー、Keikoさんと連絡を取り、近くのPorto Rossoに電話してもらってバー部門はすでに開いていると分かりました。その代わり、前菜とピッツァのみと聞きました。珍しくバスがすぐ近くまで行ってくれました。しかも、実際にはピッツァもマルゲリータ、クワトロ・フォルマッジ(4種類のチーズ)、クワトロ・スタッジオーネ(四季(の野菜))などと豊富で美味しく、Puccia(サンドイッチ)2種類、野菜サラダ3皿、など遜色はありませんでした。飲み物を入れても152ユーロ(25,860円)と昼食の半額でした。やはり、観光地との差かもしれません。<br /><br />時間的にも余裕で、約束の20時より15分前に珍しくバスが来るのを待ちました。計算通り、近いので20時40分にはホテルへ戻れました。Keikoさんが待っていてくれて、本日のトラブルはあくまでもドライバーの問題ではなく、社長が駐車場代、冷房代など厳しく管理していて、簡単には変更ができないと判明しました。イタリア人にしては非常に几帳面なようです。<br /><br />しかも、Keikoさんが明日の変更もしてくれていました。何故か、勝手に相手の都合でPolignano a Mareで2時間半も過ごしそれから、Ostuniオストゥーニなので、13時15分にしか到着しません。私の最初の予定では、ゆっくり観光と食事をオストゥーニでするつもりでした。しかも、予定を大きく変えないために、全てを1時間遅れに変更し、       出発も朝10時なら帰りが午後8時半でなく9時半でもドライバーはオーケーということでした。何故なら、Keikoさんが予約してくれた私の調べたバーベキューの店も19時しかオープンしないと分かったからでした。グーグルマップでは18時にオープンと書いていたのですが、あまりあてにはなりません。<br /><br /><br />6月15日(土)<br /> と言うことで、今朝はゆっくり10時出発になりました。私の計算通り10時45分頃にはポリニャーノ・ア・マーレ(ア・マーレは海に面したの意味)へ着きました。でも、いつもと違いバスの駐車場は旧市街の東側で港の近くです。つまり、かなり西へ向かって旧市街を歩いて門を抜けて、ようやく絶景(岸壁とビーチ)の見える橋への位置関係です。そして、そのまた西側にドメニコ・モドゥーニョの銅像があるのです。<br /><br />ですから、宇多田ヒカルの結婚式場で有名になったサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂(旧市街)へ先に立ち寄りました。存在はだいぶ前から知っていましたが、私自身も4~5回目にして初めてこの教会へ立ち寄りました。流石にイタリアの教会で、内装もかなり豪華な教会でした。再婚の相手のお母さんがここで同じく結婚式を挙げたようです。<br /><br />そして、近くの旧市街への門をくぐっていつもの道路へ出ました。その直前に何らかのパレードをやっていました。みんなが感動するいつもの橋へ13人を連れて来ました。みんな写真を撮ります。若い人は自撮りをしている人も多いです。イタリアらしい青い空に紺碧のアドリア海の小さなビーチが息を&#21534;むような美しさです。<br /><br />そしていつものように橋を西側に渡り右側へ曲がり海岸へ向かうとDomenico Modugnoの手を広げて歌っている銅像があります。「ヴォラーレ!ウォーオ!カンターレ!ウォーオオー!」の歌詞で有名なVolareの曲を作曲し、自分で歌ったカンツォーネの歴史的大歌手の出身地がここなのです。私はいつも真似して両手を広げて写真に納まりますが、今回は孫が2人加わってより楽しい思い出の写真が撮れました。<br /><br />実はここには何度も来たけどレストランで食事をしたことがないし、グーグルマップでもよさそうなレストランが見つかりませんでした。でもKeikoさんが決めてくれた予定では時間的にここで昼食を取るしかありません。回りを見ると銅像の見える近くにレストランもあります。12時前になったのでEnzo & Ciroと言う小さなレストラン、でもオープンスペースでテーブルは意外と沢山ある、へ決めました。昼食だし期待もせず軽くでもいいやと思っていました。<br /><br />ところが流石イタリア、この期待もしないレストランが非常に美味しいのです。Pizzaもいつものように無難なMargherita(マルゲリータ)とQuatro Formaggi(4種類のチーズだけの白ピッツァ)を注文しましたが、普通に美味しい!野菜サラダ、煮込み料理、Med braciola(牛肉の詰め物料理), Zampina(丸めて出てくるソーセージ), Lasagna (ラザーニャ)など全て美味しいのです!特に一番美味しかったのがジャガイモ、ムール貝のリゾット風の料理でした。あまりに気に入ったので料理名をメニューで調べたら、何とあまりにシンプルでそのまんまでした。Patate, riso e cozzeです。つまり、ポテト、米、ムール貝という名前です、とにかく最高に美味しかったです。期待していなかっただけに感動しました。会計も151ユーロで内容と味の割に安かったです。<br /><br />少し遅れ気味だったので、みんなで頑張って20分以上歩いてバスへ戻りました。少し遅刻(10分)の13時25分には着きました。それから出発したので14時30分頃にOstuni(「白い街」オストゥーニ)へ着きました。ここも駐車場はかなり街から遠く白い街並みが一部見えるほどです。地図で確認すると中心部から800m程度の西側です。もう昼食も終わっているし、18時半までむしろ時間はたっぷりあります。しかも時間のせいか昔の記憶と違い閉店した店ばかりで何もありません。まるで住宅街のようです。しばらくして公園を見つけたので孫たちとゆっくり遊びました。<br /><br />そして、何とかジェラート(アイスクリーム)店Bar Kennedyを見つけ、テーブル席でゆっくり食べてのんびりしました。ひと休憩して外をしばらく歩くとようやく旧市街に向けてお店もにぎやかになってきました。慌ただしくポリニャーノ・ア・マーレで昼食まですませているので時間は余るくらいです。ちょうどまたParco Rimembranzeというかなり子供の遊具の豊富な公園がありました。1時間以上たっぷり孫たちを遊ばせました。普段会うことの少ない3家族の孫たちを一緒に遊ばせるのも目的の一つですから丁度良かったです。<br /><br />ゆっくりしてから旧市街のある北側へ向かって少し歩くとようやく私に見覚えのあるサンタロンツォの円柱のあるリベルタ広場へ出ました。そこからはカテドラル(大聖堂)が見えます。まだ時間もたっぷりあるので孫連れであまり行っていない教会へ立ち寄ろうかと思い歩いて向かいました。ところが、どうも道を間違えてやや上って行くはずなのに右側の道路で少し下って行ってしまいました。気が付いた時には、カテドラルはまだ遠くないものの上りや階段があり、孫連れで乳母車もあるので教会へ行くのは止めました。おかげで街を周遊する感じになり時間を持て余すくらいになり、日差しが強いので日陰でしばらく待機してからゆっくりバスの駐車場へ行きました。<br /><br />ですから、19時オープンのBraceria del Porto(港の炭火焼肉店)へは少し前に着きま<br />したが入れてくれました。地名はVillanova となっていますが、Ostuni のすぐ近くでアド<br />リア海の港に面しています。今回行けなかったSavelletriのレストランも港に面していて<br />15km西にあるだけです。ただ、港らしくシーフードがメインのサヴェッレトリと違い、ここ<br />は肉、ソーセージがメインです。考えてみたら、何度もイタリアに来ている私ですがバ<br />ーベキューがメインのレストランは初めてかもしれません。<br /><br />メニューもお任せにしました。最初に色々な野菜サラダ、フライドポテト、生ハムとチーズで付け合わせの蜂蜜が絶妙でした。肉のカルパッチョも出ました。最後に色々な牛肉の部位のバーベキューがたっぷりでました。会計が少し不安でしたが、やはり329ユーロ(約56、000円)でした。<br /><br />午後8時50分頃出発しアルベロベッロの民泊へは午後9時40分頃着きました。娘が買ったカンノーロ(ピスタチオ入り)を部屋のエスプレッソ(マシーンが部屋にある)と飲んで食べてから寝ました。カンノーロは確かシチリア島の名物のドルチェです。<br /><br /><br />6月16日(日)<br /> 今日が実質、最終日です。明日は夜のローマ空港便に合わせてチャーターバスで長距離移動です。今日は珍しく移動がない日でチャーターバスの必要がありません。何故なら、私は何度も訪れていますが、このトゥルッリ(トンガリ屋根に白い壁)の民泊をずっとしていますが、歩いて5分の観光地(世界遺産)のモンティ地区(見事にトゥルッリの家々が並び壮観、しかも多くがお土産屋さんや飲食店になっている)へはまだ行ってないからです。<br /><br />そのアルベロベッロのモンティ地区観光は午後からゆっくりで、午前中はKeikoさんが世話をしてくれるのを以前から知っているので、地元のマンマによる料理教室を嫁3人、娘、そして男では私だけが参加します。残りの息子たちはもちろん子供たちの世話をしながら待たせます。<br /><br />ゆっくり朝食を済ませ、午前10時15分頃Keikoさんが迎えに来てくれ、全員で近くのマンマの家へ歩いて行きます。寝室で息子と孫は待機です。料理教室に参加する我々5人は材料代、食事代込みで一人2万円ほどします。残りの息子3人は食事代で一人8千円程度、孫たちは無料です。<br /><br />まず、煮込みに本来は2時間かかる牛肉トマトソース煮込みの仕込みからスタートします。ただ、1時間で済むようにやや薄い牛肉を使い、コショウ、粉末チーズ、ニンニク、イタリアパセリを乗せ、長い方の両端を折り短い方を丸めていき爪楊枝で固定します。後は、たっぷりのオリーブオイルで玉ねぎを炒め、そこに肉を乗せ、トマトピューレを3瓶たっぷり入れ、そして弱火でじっくり1時間ほど煮込みます。<br /><br />煮込みをしている間に、パスタを手打ちします。生パスタです。小麦粉(セモーリア粉)に真ん中に穴を開け、お湯を少しずつ入れ、触らないように上に粉をかけ少しずつ練っていきます。最後は全部延ばしながら棒状にしていきます。私が知っているオレキエッテ(耳たぶ状)だけかと思ったら、その前に3~4種類の色々なパスタを作って行きます。予想通り、力加減が微妙で簡単なようで難しいのです。棒を使って螺旋状に作るパスタもありました。最後がオレキエッテですが、親指を使ってえくぼ状の独特の形を仕上げます。<br /><br />ただ、最初の牛肉の煮込み料理は我々の手製ですが、実は今練習したパスタは使い物にならないので、全部没収して練り直してマンマが後で使うようです。実際にはマンマが前もって準備していたオレキエッテを茹でて食べました。<br /><br />前菜には、数種類のこの地方のパンやブルスケッタなどと、きゅうりのような瓜類のような野菜を生で食べました。私は野菜が何でも好きです。我々14人全員で料理は楽しく食べました。マンマとKeikoさん、それにKeikoさんの会社の上司の女性も同席していました。13時過ぎには食事も終わり、14時40分に全員集合して歩いてモンティ地区へ行く予定にしました。おかげで、私は以前から知っていたKeikoさんとゆっくり1時間くらい色々と喋ることができました。実際は今回が初対面ですが、Facebookでずっとフォローしているし、Keikoさんが出演した日本のテレビも2つくらい見たことがあるので旧知のような感覚でした。Keikoさんも私がイタリア好きで何度もこの近くに来ていることも知っています。<br /><br />予定通り14時40分に集合し、みんなで歩いてすぐ近くの観光地、世界遺産のアルベロベッロのモンティ地区へ行きました。はっきりは憶えていなくても何となく知り合いのマンマ(Anna Mariaおばあちゃん)の店とイタリア人妻、陽子さんの店へは必ず行きます。残念ながら、マンマは不在でした。でも、みんなに日本の白川郷(同じような屋根で有名な世界遺産でアルベロベッロと姉妹都市)の大きな提灯を見せます。若い店員は英語が通じますので聞くと、夕方にはマンマが顔を出すかもしれないと。マンマはきっとこの商店街の会長で、代表して何度も白川郷に招待されています。小柄な(150cm程度)南イタリア人で着物も似合います。ですから大の日本ファンです。<br /><br />それで日本人がお土産を買うにはいい陽子さんの店へ行きます。関西出身者らしく商売上手な陽子さんとハーフの息子も日本語が上手です。次から次へと3つ買うと4つ目がおまけ、みたいな商売が上手です。でも、同じ日本人だから日本人の好むお土産をよく知っているようで、わざわざ特注に近いのもあるようです。当然、値段は安くはありませんが。みんなで210ユーロくらい買いました。その代わり、二階に上がらせてくれて屋上からのパノラマを楽しめます。<br /><br />ジェラーテリアの名店を聞き、みんなでゆっくりジェラートを食べてからゆっくり民泊へ戻ってもまだ午後5時40分ころでした。<br /><br />夕食は午後7時半からの予約なので私は一人で再度モンティ地区へ戻りました。丘の上にあるトゥルッリの教会や前の広場での催し物を覗いてから、またAnna Mariaおばあちゃんの店へ戻りました。いました、おばあちゃんが!おばあちゃんは私の名前も知らないでしょうが顔はよく覚えてくれています。ハグします。白川郷の縁で日本びいきのこのおばあちゃんは最初に会った時からエスプレッソを自分の部屋でごちそうしてくれました。もう会うのは4、5回目です。もちろん、店員にツーショットの写真を撮ってもらいます。義理もあって買い物袋、ランチョンマット、鍋掴みなどを買いました。買い物袋は緑色のをすでに持っていますが、今回は色違いで赤色を買いました。全部で90ユーロ(15,281円)、安くはありません。でも、トゥルッリの洒落たデザインで7色くらいあり選べます。<br /><br />しばらく、近辺をうろちょろして再度店の前を通ったらおばあちゃんがちょこんと店先に座って夕涼みしていました。お互い、手を振りました。店の入り口上部に「お気軽にお立ち寄りください」と日本語で書いていますし、La Bottega dei Fischietti e della Tessitura Artistica,  Matarrese di MC Caporasoがお店の正式な名前のようです。写真で解読しました。たぶん、Matarrese がおばあちゃんの苗字で名前が Anna Maria です。いつまでも長生きして欲しいです!<br /><br />のんびり民泊の家へ帰ろうとすると例の陽子の店の前を通ります。すると、陽子さんの息子さんに声をかけられます。どうしたのかと思ったら、長男の先ほどのお土産の買い物で計算違いがあり14ユーロをどうやって返却しようかと困っていたところらしいです。流石、日本人経営のお店です。私が現金で預かり、息子に届けました。<br /><br />最後の夕食は歩いて行ける範囲でとKeikoさんに任せていましたが、いつもの朝食会場でもあるTrattoria Terra Madreを19時30分に予約してくれています。最初は朝食がイマイチなのでどうかなぁと思いましたが、夕食はちゃんとしたレストランで評判であるというKeikoさんの言葉を信じました。<br /><br />メニューのコピーを前もってKeikoさんがくれました。メニューの種類が少なく高級店で安くはなさそうだけど、味も大丈夫だろうととにかく旧知のKeikoさんを信用しました。半信半疑で夕食に行くと、一部のメニューは変わっていました。黒板に最新のメニューが書いてありました。メニューの種類はやはり少な目ですから、前菜も7種類全部2皿ずつ注文しみんなでシェアします。ここは今回行きそびれたAntichi Saporiみたいに野菜たっぷりです。長男も満足していました。ローマ名物のズッキーニの花にリコッタチーズを詰めた前菜もありました。<br /><br />次に、パスタですがやはり日本人の好きなスパゲッティはなく(似ているが四角のロングパスタはありましたが)、意外だったのは名物のオレキエッテも敢えて外していました。特に写真のような赤い花のような麺はもちろん初めてです。この手のパスタは中に詰め物をして一つの料理です。<br /><br />途中で嬉しいことにKeikoさんが顔を出してくれ、だんなさんのAntonioも連れてきてくれました。だんなさんもFacebookや日本のテレビで見ているので、初対面の気がしません。いかにも奥さんを大事にしている優しそうなイタリア男です。子供さんがいないようでラブラブのカップルです。<br /><br />メイン料理も3種類だけです。3皿ずつくらいをみんなでシェアしました。ミートボールの料理、牛肉料理、ナスにチーズとミニトマトの3つでした。確かに高級店でイタリアにしては凝った料理が多いです。私としては珍しく、ちゃんとドルチェ(デザート)までそれぞれ注文しました。<br /><br />こうして、ほぼ最後のご馳走である夕食が終わる頃、突然最年長の孫、奈桜が誕生日レターを持って来てくれ、次に2番目に年上の孫、友夏がアルベロベッロのコーヒーカップを持って来てくれました。中にどうもTシャツを押し込んでいるようです。取り出してみると、陽子さんの店の店頭にあったアルベロベッロの文字とトゥルッリのデザインのTシャツですが、背中側に黒いマジックで寄せ書きをみんなでしてくれています。古希のお祝いやおじいちゃん大好きと書いてくれていたり、77歳の喜寿のお祝いは先過ぎるから数年後にまたやろうと次男、などの寄せ書きでもちろんサプライズです。素直に嬉しかったです。<br /><br />ただ支払いは私です。463ユーロ(78,612円&#8252;)と最後を飾るのにふさわしいたぶん最高値の豪華な夕食でした。<br /><br /><br />6月17日(月)<br /> いよいよアルベロベッロを出発の日です。朝食後、午前9時に民泊ホテルをチェックアウトし最後のチャーターバスで出発です。ローマ空港からナポリのホテルの初日以外の4日間は同じドライバーです。当然のように、Keikoさんは見送りに来てくれていました。<br /><br />一度だけトイレ休憩して(もちろん私はエスプレッソを飲みます)、12時35分にはBenevento(ナポリと同じカンパーニャ州)に到着しました。歩いて15分ほどで目的地のトラヤヌスの凱旋門(Arco di Traiano)に着きました。パリの凱旋門が有名ですが、戦争の勝利を祝う門ですから、結構あちこちにあります。昨年、何度も行ったミラノで「平和の凱旋門(Arco della Pace)」を見つけたばかりです。<br /><br />時間的に先にすぐ側にあるTraiano Ristoranteへ昼食に入りました。ここは前菜がセルフサービスで最高でした。トマトこそ何故かないものの、いろいろな野菜の前菜が選べます。ナス料理は3~4種類もあり、少し小さ目ですが丸いモッツァレラチーズもあります。それから、パスタ(トマトソースに近いがスパゲッティではない)やイカ・エビ料理、タコサラダ、肉料理などを注文します。実質、ここが今回最後のイタリアでのちゃんとした食事です。夜は空港だし、時間的にもゆっくり食べる時間はありません。<br /><br />ただ、メニューがQRコードの読み込み式で見にくく私は苦手です。次男と三男が以前に一緒に連れて来た時に美味しくて印象強いトマトソーススパゲッティを今回は食べていないと言います。でも、メニューにはないと言ってたら、ほぼ食べ終わった頃隣でまさに普通のトマトソーススパゲッティを注文して食べています!申し訳ない!<br /><br />でも全般的に最後も美味しいイタリア料理でした。メニューも見ず、前菜はビュッフェと言われたのでいくら取られるかと若干不安でした。大人8人、子供6人の14人ですが、何故か前菜ビュッフェは75ユーロ?どう計算したのでしょう?コペルト(席料)は14人分で一人2ユーロらしく合計28ユーロです。とにかく合計207ユーロ(35,146円)ですから、内容の割には高くなかったです。<br /><br />それから、目の前のトラヤヌスの凱旋門で私が全員の記念写真を撮りました。子供がいるので少し迷いましたが、せっかくだから私も初めてのTeatro romano di Benevento(ベネヴェントのローマ劇場)まで1kmくらい頑張って歩きました。コロッセオ(ローマ)ほど大きくはありませんが、かなり立派な野外劇場です。でも、コロッセオと違い他に観光客はいません。もったいない! 入場料は大人だけで8人 x 5 で40ユーロでした。<br /><br />暑くて大変で、途中で飲み物を補給したり、トイレを借りたりして何とか約束時間に15分遅れの15時30分にバスの駐車場まで戻りました。私は一人はぐれてサンタ・ソフィア教会(世界遺産)の外観の写真だけでも撮りに少し回り道しました。どうせ閉館しているので外観の写真しか撮れないのも分かっていましたし。<br /><br />それでも、19時少し過ぎには私には懐かしいローマ・フィウミチーノ空港へ着きました。KE932便、21時25分発ですから丁度いい時間に着きました。第3ターミナルです。搭乗手続き口が分かりにくく長い列があり進みません。でも、次男が先に入っていて携帯電話で長い列は中国の航空会社かなんかの列で大韓航空に乗ると言えば、列を無視して中に入れることがわかり無駄に待たずにすみました。帰りの便は予定通り出発しました。<br /><br /><br />6月18日(火)<br /> 時差の関係で翌日の15時55分ほぼ予定通りの時間に仁川(インチョン)空港へ着きました。ここで関西組と我々福岡組に分かれてお別れですが、来る時と違い時間は2時間近くあるので、ちょうど子供の遊び場があり孫たちは外国の子も含め楽しく最後まで遊んでいました。<br /><br />こうして、我々が先にKE781便18時35分発で福岡空港20時着。関西組もKE721便19時05分発で無事に21時05分頃関西空港へ到着したようです。<br /><br />こうして私の壮大な坂本一族14人の「古希のお祝い」イタリア旅行6泊8日は無事に終わったのです。気持ちよくお金も散財しましたが。<br /><br />後日談として嬉しかったのは、悪い娘じゃないけど無口で一番疎遠だった大阪にいる次男の嫁がLINEで「イタリア想像以上にご飯も美味しくて景色も綺麗で本当にいい思い出になりました&#10024;行く事ができなかった、お義父さんお気に入りの漁村のレストランに行けなかったのがますます悔やまれます&#129394;」「確かに残念でしたがG7の開催地に選ばれるという事は、それだけ魅力的な場所という事ですよね!」「お義父さんお忙しいと思いますが、また機会があれば行事など見に来てあげてください&#128515;」などと急に距離が近くなり、家に来るように誘ってくれたことです。<br /><br /><br /><br />「空飛ぶドクター」(登録商標)<br />               坂本泰樹<br />

息子夫婦3組(孫6人)、娘、古希の私、全部で14人のイタリア旅行(ナポリ、プーリア州)

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2024/06/11 - 2024/06/18

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空飛ぶドクター

空飛ぶドクターさん

今回は私にとって36回目のイタリア旅行ですが、非常に今までと違う特別なものです!10年前には全員独身だった息子3人と娘1人がサプライズで還暦のお祝いをしてくれた約10年前。今度は結婚して合計6人もの孫がいる息子夫婦3組と独身の娘1人、死別して20年近く独身の私が全員を招待して自分で「古希のお祝い」をしようと計画しました。厳密には9月生まれで私はまだ70歳ではありませんが、昔はその年になったら古希ですから問題ありません。

少し迷いましたが、結局私の好きな、何度も行って詳しいナポリとプーリア州を中心に6泊8日の旅行にしました。人数が多いので、飛行機代とホテル代が結構かかるのは覚悟していました。食事代も大人だけでも8人ですから、それなりにかかります。予想外に高かったのが移動の費用です。ナポリ以外は大型バスを運転手付きでチャーターするしかなく、結構かかりました。

今でもシングルスのテニスをするくらい元気な私なので、年齢は数字に過ぎないと思っていましたが、さすがに70歳も近づくと元気に海外旅行ができるのは後10年くらいかもと突然気が付き、最近は多少の財産を残すくらいなら気持ちよくお金を使おうとモードを急変しました。それで、自分自身は10回近く行ったナポリを中心にそれぞれ3~5回は行っているプーリア州の街々を案内する旅行を計画しました。飛行機の手配、ホテルの手配、バスの手配は流石に知り合いの地元福岡の旅行会社に頼みました。細かい行き先やレストランは私自身が今までの経験で選びました。これも少しだけ計算違いは、小さい孫もいるのに大型バスが停まれる所はいつもの目的地からは少し遠く15~20分程度歩かなければならないのです。


6月11日(火) 
 朝早く家を出ました。今回は14人分を全部私が払って、知人の旅行会社を通してツアー風にしていますので、見送りを兼ねて旅行会社の人が娘と私を自家用車に乗せて福岡空港まで送ってくれました。福岡空港は国内線は非常に便利ですが、国際線は意外と近い割には不便です。私と娘と古賀市に住む3男一家5人は福岡空港を10:35発の大韓航空788便でソウル・インチョン空港まで。関西空港からKE722 便で合流する長男一家(4人)、次男一家(3人)が先にインチョン空港で、そこで合流して13:20発の大韓航空ローマへの直行便KE931 便へ乗り継ぎます。

ところがいきなりのハプニングで、インチョン空港の混雑(?)で、肝心の我々福岡便が1時間も出発が遅延し、危うく乗り継ぎに失敗し、夜の便へ変更と機内でも言われたので流石にあせりました。ローマ空港からチャーターしているナポリのホテルまでのバスの手配も無駄になる恐れがあります。関西組だけ夜にローマ空港へ着いても、肝心の我々が翌朝にしか着かないのでは最悪です。

幸い、実際には地上職員がインチョン空港の出口で待っていてくれ、急いで隣のターミナルのローマ便へ直行したので何とか間に合いました。関西組の2家族7人とも無事に合流できました。ところがローマ便に乗ってから2時間以上も機内で待たされ、3時間弱出発が遅れました。KE931便で13:20ソウル発、19:30ローマ空港着の予定が21:45ころようやく到着し、荷物を受け取り手配したバスに乗ったのは22:30頃で、ちょっとトイレ休憩をいれて、ナポリのホテルへ着いたのは翌朝の01:45頃でした。でも、最悪のバラバラになることは避けられました。このチャーターバスもかなり高いのですが仕方がありません。でも、おかげで数時間も遅れても待ってくれていますし、当然電車などは終わっている時間です。チップだけでも旅行会社の人に言われたように30ユーロ(円安で1ユーロは170円以上)払いました。

ホテルはナポリ湾に面したサンタルチア地区に拘っていて1月に下見に来て一番コスパのいいホテル、Eurostars Hotel Excelsiorに決めました。ナポリの2泊だけは娘と私は同室です(シングルが2室だとかなり高くなるので)。でも幸い部屋は2部屋に分かれていてベッドも各部屋にあり快適でした。もちろん、3人の息子家族は家族単位です。ただ、法律で一部屋は4人までらしく子供が3人いる末っ子の子供一人だけ我々の部屋にいることになっています。


6月12日(水) 
 ナポリには2泊ですが、観光できるのは今日だけです。昨夜は遅かったのですが、時差ボケもありみんな午前8時頃にはロビーに集合しました。下見した時に調べていたのですが、このホテルが一番気に入ったのですが朝食が1人5千円もします。それで、近くにイタリアにしては珍しい24時間オープンのBar(バル)Touristを見つけています。カプチーノやミルク、クロワッサン(ジャム入り)などの菓子パン系、そしてスプレムータ(搾りたてのオレンジジュース)などでイタリアらしい朝食にしました。それでも、さすがに大人8人プラス子供6人で91.10ユーロ(1.5万円程度)です。

それからしばらくホテル周辺のサンタルチア海岸を散策しました。これがこの地区のホテルに拘った理由です。目の前に卵城が見え、ナポリ湾の向こうにはヴェスヴィオ火山が見えます。

次にナポリ名物の本物のピッツァを食べに、私が一押しのDa Micheleへ行きました。この日だけは都会のナポリなので、ウーバータクシーやタクシーを使うと決めていました。何回もダ・ミケーレへ人を連れて行きましたが、最高1時間半くらい並んだこともあります。1月の下見で気が付いたのですが、午前11時オープンで一回転する11時半頃に行けばあまり並ばなくていいようです。11:40頃全員到着しました。先に着いた私が番号札をもらっています。14人は無理なので、せめて7人ずつの2テーブル予約し番号札19、20をもらいました。以前は、入り口近くでイタリア語で呼ばれる番号を必死で聞かないといけなかったのですが、下見に来た1月に気が付いていて、いつのまにか番号の掲示板ができ、待つのが容易になりました。

期待通り、12時頃には2テーブルに分かれて全員14人座れました。支払いは一緒で私が払うとイタリア語で説明しています。下見の時にメニューが変わり、イタリアでは珍しいハーフ&ハーフを見つけていたのですが、今日はなくそれぞれ4枚と5枚のピッツァを注文したので、マルゲリータ(モッツァレラチーズ(白)、バジル(緑)、トマトソース(赤))3枚とマリナーラ(トマトソースのみでチーズなし、白いにんにくチップが意外とアクセントになり美味しい)1枚です。改めて、日本でも定番になったマルゲリータはもちろんですが、マリナーラのシンプルな味わいも捨てがたいです。ここは日本では見たこともないような大きな皿からあふれるくらいのサイズで、しかも9枚のピッツァとコーラなどのドリンク込みでたったの81.50ユーロで今朝の朝食より安いのです!私には美味しいのに安過ぎる本場の讃岐うどんと同じで本場のナポリピッツァは安過ぎるくらいです。もちろん、最高に美味しいです!Buonissima!

予定通り、ウーバーとタクシーでケーブルカー乗り場Stazione di Montesanto へ。孫が乗り物を喜ぶようにわざと少し遠回りしました。ケーブルカーと言っても斜面を走る電車です。たったの2駅です。1.3ユーロ x 14人分払って乗りました。

着いたら少し上って歩いてVomeroの丘(Castel Sant’Elmoサンテルモ城)が目的地ですが、誰かがジェラート(アイスクリーム)を食べたいと言うので、少し遠回りになりましたが階段を下って行って gelateria(ジェラート屋)を見つけました。81.5ユーロとちょどピッツァと同じ値段です。まぁ、食べたいものを食べたい時に食べるのが幸せです。

それから結構歩きましたが、幸い孫連れでも誰もぐずることなく目的地のサンテルモ城へ着きました。意外と入場料は安く大人の5ユーロ x 8人の40ユーロでした。ここからは「ナポリを見て死ね!」と言われるナポリ湾とヴェスヴィオ火山の絶景が見下ろせます。スパッカナポリ(街を真っ二つに割るの意味)(狭い1本道、まっすぐ)の世界遺産ナポリの街並みも見えます。1月の下見で気が付いた新しいビルの壁に大きくナポリの英雄、マラドーナ(厳密にはアルゼンチン人ですが)の絵が描かれているのが小さくですが見えます。マラドーナがセリエAで活躍した38年くらい前に初めて優勝したのです。しかも、昨年ナポリのチームはそれ以来の念願のセリエAでの優勝を果たしました。下見の1月に歩いたスパッカナポリで気が付いたのですが、今でも一番人気のシャツは10番マラドーナです!もちろん、ここからたくさんの記念家族写真を撮りました。14人全員の写真も人に頼んで撮ってもらいました。これが一つの今回の旅行の大きな目的ですから。

少し辺鄙な場所ですが観光地なので、タイミングよくタクシー2台がいて、無理やり14人を2台に乗せてくれました。孫連れなのであまり教会に行く予定はしていませんが、スパッカナポリにあるSanta Chiara教会に向かいました。何故なら、教会に付属したマジョルカ(マヨルカ)焼きのタイルで有名な回廊があるからです。但し、こちらは有料です。タクシー運転手2人は友だちらしく並走しながらナポリらしく少し危険ですが楽しいドライブでした。チップ込みで70ユーロ払いました。ここ回廊では13人での記念写真を撮りました。

時間があれば、ホテルに近いGalleria Umberto I(ミラノにもあるガッレリア)、Piazza del Plebisito(法王が来ることもある巨大なプレビシート広場)、Palazzo Reale(ナポリ王宮)の外観だけでもと思っていましたが、時間的に諦めました。ホテルへの帰りも2台のタクシーに14人が収まりました。私のタクシー運転手は、たぶんG7サミットの関係で通行止めがあり遠回りを余儀なくされ怒っていました。この辺の道をよく知っている私には気持ちがよく分かります。2台で50ユーロのタクシー代でした。

夕食はRistorante Pizzeria da Marinoで19:30開店時に予約しています。南イタリアは夕食が遅く、昼食後に閉店して再度夕食で開店するレストランは20時からがざらです。子供連れにしては遅いのですが、ホテルから歩いて行ける店で、しかも1月に下見をして美味しいしメニューも充実しています。最初の夕食で少し張り切り過ぎて注文し過ぎました。みんなに食べさせたかったかなり大きな丸いMozzarella di Bufalaもあります。水牛の肉よりは普通の牛肉の方が美味しいですが、モッツァレラチーズの原料には牛乳よりは水牛の乳の方がはるかに美味しいのです。もちろん、値段もより高いですが。会計は229ユーロ(約3.9万円)でしたが、それだけの価値はあります。何せ人数が多いので全てかなり金額が張るのは覚悟しています。特に食べ物には金を惜しまないのが私のポリシーです。ただ、高級料理店にはあまり興味ありません。イタリアのいい所で、庶民的なリーズナブルな値段で美味しいレストランがいくらでもあります。


6月13日(木)
 実質一日観光だけのナポリを離れ、プーリア州のアルベロベッロへ移動する日です。朝チェックアウトしましたが、長男夫婦が勝手に割高だと思い外していた朝食バイキングを食べたらしく、部屋の備品のコーラを数本飲んだ三男などで67ユーロ追加を払いました。

今回の出費の目安で子供を含む14人分のフライト代やホテル代は想定内でした。今までの経験で大体予想できたからです。思ったより高かったのが、初めての大型バスのチャーター代です。もちろん運転手も雇っています。チップだけでも一日30~50ユーロが相場だそうです。今まではレンタカーで自分が運転していたので比べるとはるかに安いものでした。14人だとはいえ、小さい子供もいるし乳母車もあるし、中型バスとかでもいいはずですが、そういう細かい注文もできないようで一日あたり数十万円かかります。

今日はかなりの距離の移動です。前に何回かグループをレンタカーで案内したことがあるので時間はある程度読めます。バスは8時半に予約していますが、出発したのは8時45分ころでした。途中休憩もしたので、途中の目的地、世界遺産のカステル・デル・モンテ(八角形の城)へ到着したのは12時15分ころになりました。私自身は4~5回目ですが、前回からは以前のようにすぐそばの駐車場には駐車できず、少し離れた大きな駐車場から安いけど有料のバスに乗り換えてしか行けません。料金(大人だけ2ユーロ)はともかく、その分、時間がかかります。観光してチャーターバスへ戻ったのはもう13時30分でした。

それから、Corato の町のレストランMaperoへ着いたのは14時でした。1時間くらいしか食べる時間がなくなったので珍しく適当に9品程度と少な目に注文しました。それでもドリンク代とで150ユーロはしました。ちょうど円安で1ユーロが170円くらいでしたから、2.5万円くらいでした。ずっと気になっていたこの町コラートへ立ち寄ったのには個人的な理由があります。私がボランティアをしている高校留学のAFSで故郷、大分に来ていた男子の留学生がこの町出身でした。評判のいい男子のようでしたが、何と日本から帰国した3日目くらいに列車の正面衝突の事故に巻き込まれて死んでしまったのです。その関係で、大分に来たその男子の家族と大分や別府で会ったことがあり、家族愛の強いイタリア人らしく大分との縁を大事にしたいと自家製のオリーブオイルを売りたいと話が進んでいました。私も一度購入したことがあります。

本来なら、カステル・デル・モンテの後は近くにいいレストランを知っているので、予約して行くのですが、14人と多いせいか、子供連れのせいか予約がいっぱいだと断られたのでした。

主婦である嫁たちが喜ぶと思って、近くのスーパーマーケットへ寄ってもらいました。日本でも少しは有名になりつつあるかと思いますが、チョコレートペーストのNutella や瓶入りの水、オリーブオイルなどを各自それぞれ買い、私自身は自分がポリポリ食べるオリーブの実、いつものコスパのいいバルサミコ酢Due Vittorieを2本買いました。日本では腐りやすいのであまり売っていないあんずの実も種類が少し違うのかここイタリアではどこでも売っています。ここも気前よく私が全部支払いましたが、何とスーパーで97.5ユーロ(16、534円)も買い物をしました。

ここまでは一応予定通りですが、次から大きく予定が狂いました。いつもはレンタカーで自由に動いていたので、私の理解不足で大型バスが大雑把な予定からの変更ができないことが徐々に分かりました。プーリア州の中心地Bari(バーリ)で少し観光をする時間があるかな?せめてCatterdrale(大聖堂)でもと旅行会社との予定には書きましたが、近くの町Nociのレストランで夕食を予定していたのですが、変更は不可と言われ強引にバーリで降ろされました。それも、駐車場が限られるということで北の果ての港近くで降ろされました。この辺の事情はドライバーの携帯で今回の現地ガイドであるKeiko(佳子)さんと話をしてようやく理解できました。

仕方がないので、みんなで歩きました。グーグルマップで慌ててレストランを探したのですが、開いているはずのレストランは閉まっていました。仕方なくみんなで探して、長男が何とかパスタのみのレストラン(Antico Caffe del Carmine、厳密には喫茶店レベルです)を見つけました。予想通り、こんな時はイタリアでもそれなりの味のことが多いです。

食べ始めたのは18時頃になっていました。パスタだけで1時間くらいで夕食を済ませました。それでも180ユーロはしました。それから10分以上かけて歩いてバスへ戻って出発したので、これから4泊のホテルのAlberobelloへ着いたのは20:50頃になりました。

Keikoさんがポーターを連れて出迎えてくれて説明してくれました。Keikoさんとは初対面ですが、Facebookを通じて以前からの知り合いで日本のテレビに2、3回出たのを見ているので旧知の友人のような感覚です。今回はホテルと言うよりは民泊です。アルベロベッロらしいトゥルッリ(トンガリ屋根に白い壁)の家を5軒確保しているのです。私は一人で一軒家ですから、広過ぎるくらいでした。でもシャワーだけです。子供のいる3家族だけはバスタブ付きの家にしてもらっています。イタリアではシャワーだけのホテルや家も多いからです。ホテル代は前もって払っていますが、宿泊税だけは現地払いで、(最高で3泊分まで x 大人8人 x 2ユーロ)で48ユーロをKeikoさんに払いました。


6月14日(金)
 これから4日間は朝食がKeikoさんの事務所の近くのレストランで食べれます。7時半からです。思ったよりたくさんの客がいました。バイキング形式ですが、ミニトマト以外は野菜もなく私としてはやや不満足でした。リンゴ、菓子系パン、スクランブルエッグ、ハム、ゆで卵、ジュースなどです。皮肉なことに一番下段のテーブル席の目の前に野菜農園があるのに、野菜が朝食にはないのです。コーヒーはいわゆるブレンドはポットに入っていますが、イタリアらしく注文(無料)すればカプチーノなどを持ってきてくれます。もちろん、こちらの方が美味しいです。

今日は厳密には唯一プーリア州でない(バジリカータ州)世界遺産の町Matera 観光の日です。石灰質の岩肌に作られた「サッシ」と呼ばれる洞窟住居で有名です。ここも私自身は4回目くらいです。午前9時10分頃出発し11時半頃には到着しました。今日は近くまでバスで連れてきてもらえたはずなのですが、入り口を見つけるのに少し時間がかかりましたが、やっとSassiの目印を見つけました。

子供たちもいるので、あまりサッシの住宅街の下までは下りず、眺めのいい場所を数ヶ所回りました。そして、よく覚えている教会の見えるスポットを見つけました。孫たちが可愛いので、3人の若い女性たちが声をかけてくれました。どこの国の観光客かと思って聞いたら、地元のイタリア人でした。白人にはアジア系の小さい子は珍しく可愛いのです。アメリカ生まれの長男も当時、赤ちゃんとして同じように可愛がられていました。

昨日の中都市バーリと違い、ここマテーラは観光地でレストランが沢山あるのは知っています。昼食は適当に探し、苦労せずに道路沿いによさそうなレストランを見つけました。Osteria Fave e Cicorieという名前で期待通りの味でした。昨日の挽回ができました。Orechiette(この辺の名物で、耳たぶ状のパスタ) 2種類、仔牛肉の煮込み、ソーセージなど、全て美味しかったです。私としては珍しくドルチェも食後に注文し、パンナコッタ、ティラミス、レモンシャーベットなどを各自注文し満足でした。但し、306.5ユーロ(52,145円)と人数が多いので覚悟していたものの結構します。

それからチャーターバスに戻り、Locorotondoへ移動しました。14時30分出発し15時30分頃到着しました。ここはAFSで知り合いもいる小さな街ですが、丘からの眺めもよく4~5回私自身は来ています。アルベロベッロからは少し離れていますが、ここからもところどころトゥルッリの家やブドウ畑、オリーブの木などの景色が楽しめます。

但し、ここもバスの駐車場の関係で少し麓で降ろされ、歩いて上ってきましたが、少し自信がありませんでしたが、いつもの白い教会の裏から回ってきました。そして、眺めのいいいつもの場所へたどり着きました。途中で孫たちが喜ぶブランコなどがありました。いつものレースの専門店も覗きましたが、嫁たちはあまり興味なさそうで、私が顔を覚えている年配の女性も留守で若い世代に変わったのかもしれません。

本来なら、今晩と明晩は気に入っている漁村SavelletriのRistorante di Saleやその隣のレストランでシーフード三昧なのですが、何とG7サミットの首脳陣がこの近くの高級ホテルに滞在しているために、許可証がないとサヴェッレトリの村に入ることもできません。よりによって、イタリアも広いのに同じ日程でG7がこのプーリア州で開催されるとは、ついていません!

代わりに見つけていた近くの海岸沿いの町モノポリのThe Black Pearl(Il Porto Nero)が午後8時までオープンしないことがわかり、ドライバー、Keikoさんと連絡を取り、近くのPorto Rossoに電話してもらってバー部門はすでに開いていると分かりました。その代わり、前菜とピッツァのみと聞きました。珍しくバスがすぐ近くまで行ってくれました。しかも、実際にはピッツァもマルゲリータ、クワトロ・フォルマッジ(4種類のチーズ)、クワトロ・スタッジオーネ(四季(の野菜))などと豊富で美味しく、Puccia(サンドイッチ)2種類、野菜サラダ3皿、など遜色はありませんでした。飲み物を入れても152ユーロ(25,860円)と昼食の半額でした。やはり、観光地との差かもしれません。

時間的にも余裕で、約束の20時より15分前に珍しくバスが来るのを待ちました。計算通り、近いので20時40分にはホテルへ戻れました。Keikoさんが待っていてくれて、本日のトラブルはあくまでもドライバーの問題ではなく、社長が駐車場代、冷房代など厳しく管理していて、簡単には変更ができないと判明しました。イタリア人にしては非常に几帳面なようです。

しかも、Keikoさんが明日の変更もしてくれていました。何故か、勝手に相手の都合でPolignano a Mareで2時間半も過ごしそれから、Ostuniオストゥーニなので、13時15分にしか到着しません。私の最初の予定では、ゆっくり観光と食事をオストゥーニでするつもりでした。しかも、予定を大きく変えないために、全てを1時間遅れに変更し、       出発も朝10時なら帰りが午後8時半でなく9時半でもドライバーはオーケーということでした。何故なら、Keikoさんが予約してくれた私の調べたバーベキューの店も19時しかオープンしないと分かったからでした。グーグルマップでは18時にオープンと書いていたのですが、あまりあてにはなりません。


6月15日(土)
 と言うことで、今朝はゆっくり10時出発になりました。私の計算通り10時45分頃にはポリニャーノ・ア・マーレ(ア・マーレは海に面したの意味)へ着きました。でも、いつもと違いバスの駐車場は旧市街の東側で港の近くです。つまり、かなり西へ向かって旧市街を歩いて門を抜けて、ようやく絶景(岸壁とビーチ)の見える橋への位置関係です。そして、そのまた西側にドメニコ・モドゥーニョの銅像があるのです。

ですから、宇多田ヒカルの結婚式場で有名になったサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂(旧市街)へ先に立ち寄りました。存在はだいぶ前から知っていましたが、私自身も4~5回目にして初めてこの教会へ立ち寄りました。流石にイタリアの教会で、内装もかなり豪華な教会でした。再婚の相手のお母さんがここで同じく結婚式を挙げたようです。

そして、近くの旧市街への門をくぐっていつもの道路へ出ました。その直前に何らかのパレードをやっていました。みんなが感動するいつもの橋へ13人を連れて来ました。みんな写真を撮ります。若い人は自撮りをしている人も多いです。イタリアらしい青い空に紺碧のアドリア海の小さなビーチが息を吞むような美しさです。

そしていつものように橋を西側に渡り右側へ曲がり海岸へ向かうとDomenico Modugnoの手を広げて歌っている銅像があります。「ヴォラーレ!ウォーオ!カンターレ!ウォーオオー!」の歌詞で有名なVolareの曲を作曲し、自分で歌ったカンツォーネの歴史的大歌手の出身地がここなのです。私はいつも真似して両手を広げて写真に納まりますが、今回は孫が2人加わってより楽しい思い出の写真が撮れました。

実はここには何度も来たけどレストランで食事をしたことがないし、グーグルマップでもよさそうなレストランが見つかりませんでした。でもKeikoさんが決めてくれた予定では時間的にここで昼食を取るしかありません。回りを見ると銅像の見える近くにレストランもあります。12時前になったのでEnzo & Ciroと言う小さなレストラン、でもオープンスペースでテーブルは意外と沢山ある、へ決めました。昼食だし期待もせず軽くでもいいやと思っていました。

ところが流石イタリア、この期待もしないレストランが非常に美味しいのです。Pizzaもいつものように無難なMargherita(マルゲリータ)とQuatro Formaggi(4種類のチーズだけの白ピッツァ)を注文しましたが、普通に美味しい!野菜サラダ、煮込み料理、Med braciola(牛肉の詰め物料理), Zampina(丸めて出てくるソーセージ), Lasagna (ラザーニャ)など全て美味しいのです!特に一番美味しかったのがジャガイモ、ムール貝のリゾット風の料理でした。あまりに気に入ったので料理名をメニューで調べたら、何とあまりにシンプルでそのまんまでした。Patate, riso e cozzeです。つまり、ポテト、米、ムール貝という名前です、とにかく最高に美味しかったです。期待していなかっただけに感動しました。会計も151ユーロで内容と味の割に安かったです。

少し遅れ気味だったので、みんなで頑張って20分以上歩いてバスへ戻りました。少し遅刻(10分)の13時25分には着きました。それから出発したので14時30分頃にOstuni(「白い街」オストゥーニ)へ着きました。ここも駐車場はかなり街から遠く白い街並みが一部見えるほどです。地図で確認すると中心部から800m程度の西側です。もう昼食も終わっているし、18時半までむしろ時間はたっぷりあります。しかも時間のせいか昔の記憶と違い閉店した店ばかりで何もありません。まるで住宅街のようです。しばらくして公園を見つけたので孫たちとゆっくり遊びました。

そして、何とかジェラート(アイスクリーム)店Bar Kennedyを見つけ、テーブル席でゆっくり食べてのんびりしました。ひと休憩して外をしばらく歩くとようやく旧市街に向けてお店もにぎやかになってきました。慌ただしくポリニャーノ・ア・マーレで昼食まですませているので時間は余るくらいです。ちょうどまたParco Rimembranzeというかなり子供の遊具の豊富な公園がありました。1時間以上たっぷり孫たちを遊ばせました。普段会うことの少ない3家族の孫たちを一緒に遊ばせるのも目的の一つですから丁度良かったです。

ゆっくりしてから旧市街のある北側へ向かって少し歩くとようやく私に見覚えのあるサンタロンツォの円柱のあるリベルタ広場へ出ました。そこからはカテドラル(大聖堂)が見えます。まだ時間もたっぷりあるので孫連れであまり行っていない教会へ立ち寄ろうかと思い歩いて向かいました。ところが、どうも道を間違えてやや上って行くはずなのに右側の道路で少し下って行ってしまいました。気が付いた時には、カテドラルはまだ遠くないものの上りや階段があり、孫連れで乳母車もあるので教会へ行くのは止めました。おかげで街を周遊する感じになり時間を持て余すくらいになり、日差しが強いので日陰でしばらく待機してからゆっくりバスの駐車場へ行きました。

ですから、19時オープンのBraceria del Porto(港の炭火焼肉店)へは少し前に着きま
したが入れてくれました。地名はVillanova となっていますが、Ostuni のすぐ近くでアド
リア海の港に面しています。今回行けなかったSavelletriのレストランも港に面していて
15km西にあるだけです。ただ、港らしくシーフードがメインのサヴェッレトリと違い、ここ
は肉、ソーセージがメインです。考えてみたら、何度もイタリアに来ている私ですがバ
ーベキューがメインのレストランは初めてかもしれません。

メニューもお任せにしました。最初に色々な野菜サラダ、フライドポテト、生ハムとチーズで付け合わせの蜂蜜が絶妙でした。肉のカルパッチョも出ました。最後に色々な牛肉の部位のバーベキューがたっぷりでました。会計が少し不安でしたが、やはり329ユーロ(約56、000円)でした。

午後8時50分頃出発しアルベロベッロの民泊へは午後9時40分頃着きました。娘が買ったカンノーロ(ピスタチオ入り)を部屋のエスプレッソ(マシーンが部屋にある)と飲んで食べてから寝ました。カンノーロは確かシチリア島の名物のドルチェです。


6月16日(日)
 今日が実質、最終日です。明日は夜のローマ空港便に合わせてチャーターバスで長距離移動です。今日は珍しく移動がない日でチャーターバスの必要がありません。何故なら、私は何度も訪れていますが、このトゥルッリ(トンガリ屋根に白い壁)の民泊をずっとしていますが、歩いて5分の観光地(世界遺産)のモンティ地区(見事にトゥルッリの家々が並び壮観、しかも多くがお土産屋さんや飲食店になっている)へはまだ行ってないからです。

そのアルベロベッロのモンティ地区観光は午後からゆっくりで、午前中はKeikoさんが世話をしてくれるのを以前から知っているので、地元のマンマによる料理教室を嫁3人、娘、そして男では私だけが参加します。残りの息子たちはもちろん子供たちの世話をしながら待たせます。

ゆっくり朝食を済ませ、午前10時15分頃Keikoさんが迎えに来てくれ、全員で近くのマンマの家へ歩いて行きます。寝室で息子と孫は待機です。料理教室に参加する我々5人は材料代、食事代込みで一人2万円ほどします。残りの息子3人は食事代で一人8千円程度、孫たちは無料です。

まず、煮込みに本来は2時間かかる牛肉トマトソース煮込みの仕込みからスタートします。ただ、1時間で済むようにやや薄い牛肉を使い、コショウ、粉末チーズ、ニンニク、イタリアパセリを乗せ、長い方の両端を折り短い方を丸めていき爪楊枝で固定します。後は、たっぷりのオリーブオイルで玉ねぎを炒め、そこに肉を乗せ、トマトピューレを3瓶たっぷり入れ、そして弱火でじっくり1時間ほど煮込みます。

煮込みをしている間に、パスタを手打ちします。生パスタです。小麦粉(セモーリア粉)に真ん中に穴を開け、お湯を少しずつ入れ、触らないように上に粉をかけ少しずつ練っていきます。最後は全部延ばしながら棒状にしていきます。私が知っているオレキエッテ(耳たぶ状)だけかと思ったら、その前に3~4種類の色々なパスタを作って行きます。予想通り、力加減が微妙で簡単なようで難しいのです。棒を使って螺旋状に作るパスタもありました。最後がオレキエッテですが、親指を使ってえくぼ状の独特の形を仕上げます。

ただ、最初の牛肉の煮込み料理は我々の手製ですが、実は今練習したパスタは使い物にならないので、全部没収して練り直してマンマが後で使うようです。実際にはマンマが前もって準備していたオレキエッテを茹でて食べました。

前菜には、数種類のこの地方のパンやブルスケッタなどと、きゅうりのような瓜類のような野菜を生で食べました。私は野菜が何でも好きです。我々14人全員で料理は楽しく食べました。マンマとKeikoさん、それにKeikoさんの会社の上司の女性も同席していました。13時過ぎには食事も終わり、14時40分に全員集合して歩いてモンティ地区へ行く予定にしました。おかげで、私は以前から知っていたKeikoさんとゆっくり1時間くらい色々と喋ることができました。実際は今回が初対面ですが、Facebookでずっとフォローしているし、Keikoさんが出演した日本のテレビも2つくらい見たことがあるので旧知のような感覚でした。Keikoさんも私がイタリア好きで何度もこの近くに来ていることも知っています。

予定通り14時40分に集合し、みんなで歩いてすぐ近くの観光地、世界遺産のアルベロベッロのモンティ地区へ行きました。はっきりは憶えていなくても何となく知り合いのマンマ(Anna Mariaおばあちゃん)の店とイタリア人妻、陽子さんの店へは必ず行きます。残念ながら、マンマは不在でした。でも、みんなに日本の白川郷(同じような屋根で有名な世界遺産でアルベロベッロと姉妹都市)の大きな提灯を見せます。若い店員は英語が通じますので聞くと、夕方にはマンマが顔を出すかもしれないと。マンマはきっとこの商店街の会長で、代表して何度も白川郷に招待されています。小柄な(150cm程度)南イタリア人で着物も似合います。ですから大の日本ファンです。

それで日本人がお土産を買うにはいい陽子さんの店へ行きます。関西出身者らしく商売上手な陽子さんとハーフの息子も日本語が上手です。次から次へと3つ買うと4つ目がおまけ、みたいな商売が上手です。でも、同じ日本人だから日本人の好むお土産をよく知っているようで、わざわざ特注に近いのもあるようです。当然、値段は安くはありませんが。みんなで210ユーロくらい買いました。その代わり、二階に上がらせてくれて屋上からのパノラマを楽しめます。

ジェラーテリアの名店を聞き、みんなでゆっくりジェラートを食べてからゆっくり民泊へ戻ってもまだ午後5時40分ころでした。

夕食は午後7時半からの予約なので私は一人で再度モンティ地区へ戻りました。丘の上にあるトゥルッリの教会や前の広場での催し物を覗いてから、またAnna Mariaおばあちゃんの店へ戻りました。いました、おばあちゃんが!おばあちゃんは私の名前も知らないでしょうが顔はよく覚えてくれています。ハグします。白川郷の縁で日本びいきのこのおばあちゃんは最初に会った時からエスプレッソを自分の部屋でごちそうしてくれました。もう会うのは4、5回目です。もちろん、店員にツーショットの写真を撮ってもらいます。義理もあって買い物袋、ランチョンマット、鍋掴みなどを買いました。買い物袋は緑色のをすでに持っていますが、今回は色違いで赤色を買いました。全部で90ユーロ(15,281円)、安くはありません。でも、トゥルッリの洒落たデザインで7色くらいあり選べます。

しばらく、近辺をうろちょろして再度店の前を通ったらおばあちゃんがちょこんと店先に座って夕涼みしていました。お互い、手を振りました。店の入り口上部に「お気軽にお立ち寄りください」と日本語で書いていますし、La Bottega dei Fischietti e della Tessitura Artistica, Matarrese di MC Caporasoがお店の正式な名前のようです。写真で解読しました。たぶん、Matarrese がおばあちゃんの苗字で名前が Anna Maria です。いつまでも長生きして欲しいです!

のんびり民泊の家へ帰ろうとすると例の陽子の店の前を通ります。すると、陽子さんの息子さんに声をかけられます。どうしたのかと思ったら、長男の先ほどのお土産の買い物で計算違いがあり14ユーロをどうやって返却しようかと困っていたところらしいです。流石、日本人経営のお店です。私が現金で預かり、息子に届けました。

最後の夕食は歩いて行ける範囲でとKeikoさんに任せていましたが、いつもの朝食会場でもあるTrattoria Terra Madreを19時30分に予約してくれています。最初は朝食がイマイチなのでどうかなぁと思いましたが、夕食はちゃんとしたレストランで評判であるというKeikoさんの言葉を信じました。

メニューのコピーを前もってKeikoさんがくれました。メニューの種類が少なく高級店で安くはなさそうだけど、味も大丈夫だろうととにかく旧知のKeikoさんを信用しました。半信半疑で夕食に行くと、一部のメニューは変わっていました。黒板に最新のメニューが書いてありました。メニューの種類はやはり少な目ですから、前菜も7種類全部2皿ずつ注文しみんなでシェアします。ここは今回行きそびれたAntichi Saporiみたいに野菜たっぷりです。長男も満足していました。ローマ名物のズッキーニの花にリコッタチーズを詰めた前菜もありました。

次に、パスタですがやはり日本人の好きなスパゲッティはなく(似ているが四角のロングパスタはありましたが)、意外だったのは名物のオレキエッテも敢えて外していました。特に写真のような赤い花のような麺はもちろん初めてです。この手のパスタは中に詰め物をして一つの料理です。

途中で嬉しいことにKeikoさんが顔を出してくれ、だんなさんのAntonioも連れてきてくれました。だんなさんもFacebookや日本のテレビで見ているので、初対面の気がしません。いかにも奥さんを大事にしている優しそうなイタリア男です。子供さんがいないようでラブラブのカップルです。

メイン料理も3種類だけです。3皿ずつくらいをみんなでシェアしました。ミートボールの料理、牛肉料理、ナスにチーズとミニトマトの3つでした。確かに高級店でイタリアにしては凝った料理が多いです。私としては珍しく、ちゃんとドルチェ(デザート)までそれぞれ注文しました。

こうして、ほぼ最後のご馳走である夕食が終わる頃、突然最年長の孫、奈桜が誕生日レターを持って来てくれ、次に2番目に年上の孫、友夏がアルベロベッロのコーヒーカップを持って来てくれました。中にどうもTシャツを押し込んでいるようです。取り出してみると、陽子さんの店の店頭にあったアルベロベッロの文字とトゥルッリのデザインのTシャツですが、背中側に黒いマジックで寄せ書きをみんなでしてくれています。古希のお祝いやおじいちゃん大好きと書いてくれていたり、77歳の喜寿のお祝いは先過ぎるから数年後にまたやろうと次男、などの寄せ書きでもちろんサプライズです。素直に嬉しかったです。

ただ支払いは私です。463ユーロ(78,612円‼)と最後を飾るのにふさわしいたぶん最高値の豪華な夕食でした。


6月17日(月)
 いよいよアルベロベッロを出発の日です。朝食後、午前9時に民泊ホテルをチェックアウトし最後のチャーターバスで出発です。ローマ空港からナポリのホテルの初日以外の4日間は同じドライバーです。当然のように、Keikoさんは見送りに来てくれていました。

一度だけトイレ休憩して(もちろん私はエスプレッソを飲みます)、12時35分にはBenevento(ナポリと同じカンパーニャ州)に到着しました。歩いて15分ほどで目的地のトラヤヌスの凱旋門(Arco di Traiano)に着きました。パリの凱旋門が有名ですが、戦争の勝利を祝う門ですから、結構あちこちにあります。昨年、何度も行ったミラノで「平和の凱旋門(Arco della Pace)」を見つけたばかりです。

時間的に先にすぐ側にあるTraiano Ristoranteへ昼食に入りました。ここは前菜がセルフサービスで最高でした。トマトこそ何故かないものの、いろいろな野菜の前菜が選べます。ナス料理は3~4種類もあり、少し小さ目ですが丸いモッツァレラチーズもあります。それから、パスタ(トマトソースに近いがスパゲッティではない)やイカ・エビ料理、タコサラダ、肉料理などを注文します。実質、ここが今回最後のイタリアでのちゃんとした食事です。夜は空港だし、時間的にもゆっくり食べる時間はありません。

ただ、メニューがQRコードの読み込み式で見にくく私は苦手です。次男と三男が以前に一緒に連れて来た時に美味しくて印象強いトマトソーススパゲッティを今回は食べていないと言います。でも、メニューにはないと言ってたら、ほぼ食べ終わった頃隣でまさに普通のトマトソーススパゲッティを注文して食べています!申し訳ない!

でも全般的に最後も美味しいイタリア料理でした。メニューも見ず、前菜はビュッフェと言われたのでいくら取られるかと若干不安でした。大人8人、子供6人の14人ですが、何故か前菜ビュッフェは75ユーロ?どう計算したのでしょう?コペルト(席料)は14人分で一人2ユーロらしく合計28ユーロです。とにかく合計207ユーロ(35,146円)ですから、内容の割には高くなかったです。

それから、目の前のトラヤヌスの凱旋門で私が全員の記念写真を撮りました。子供がいるので少し迷いましたが、せっかくだから私も初めてのTeatro romano di Benevento(ベネヴェントのローマ劇場)まで1kmくらい頑張って歩きました。コロッセオ(ローマ)ほど大きくはありませんが、かなり立派な野外劇場です。でも、コロッセオと違い他に観光客はいません。もったいない! 入場料は大人だけで8人 x 5 で40ユーロでした。

暑くて大変で、途中で飲み物を補給したり、トイレを借りたりして何とか約束時間に15分遅れの15時30分にバスの駐車場まで戻りました。私は一人はぐれてサンタ・ソフィア教会(世界遺産)の外観の写真だけでも撮りに少し回り道しました。どうせ閉館しているので外観の写真しか撮れないのも分かっていましたし。

それでも、19時少し過ぎには私には懐かしいローマ・フィウミチーノ空港へ着きました。KE932便、21時25分発ですから丁度いい時間に着きました。第3ターミナルです。搭乗手続き口が分かりにくく長い列があり進みません。でも、次男が先に入っていて携帯電話で長い列は中国の航空会社かなんかの列で大韓航空に乗ると言えば、列を無視して中に入れることがわかり無駄に待たずにすみました。帰りの便は予定通り出発しました。


6月18日(火)
 時差の関係で翌日の15時55分ほぼ予定通りの時間に仁川(インチョン)空港へ着きました。ここで関西組と我々福岡組に分かれてお別れですが、来る時と違い時間は2時間近くあるので、ちょうど子供の遊び場があり孫たちは外国の子も含め楽しく最後まで遊んでいました。

こうして、我々が先にKE781便18時35分発で福岡空港20時着。関西組もKE721便19時05分発で無事に21時05分頃関西空港へ到着したようです。

こうして私の壮大な坂本一族14人の「古希のお祝い」イタリア旅行6泊8日は無事に終わったのです。気持ちよくお金も散財しましたが。

後日談として嬉しかったのは、悪い娘じゃないけど無口で一番疎遠だった大阪にいる次男の嫁がLINEで「イタリア想像以上にご飯も美味しくて景色も綺麗で本当にいい思い出になりました✨行く事ができなかった、お義父さんお気に入りの漁村のレストランに行けなかったのがますます悔やまれます🥲」「確かに残念でしたがG7の開催地に選ばれるという事は、それだけ魅力的な場所という事ですよね!」「お義父さんお忙しいと思いますが、また機会があれば行事など見に来てあげてください😃」などと急に距離が近くなり、家に来るように誘ってくれたことです。



「空飛ぶドクター」(登録商標)
               坂本泰樹

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
4.5
交通
3.5
同行者
家族旅行
交通手段
徒歩
航空会社
大韓航空
旅行の手配内容
その他
  • ナポリのバルで朝食

    ナポリのバルで朝食

  • サンタルチア散策

    サンタルチア散策

  • Da Michele<br />私にとってはナポリでもナンバーワン!

    Da Michele
    私にとってはナポリでもナンバーワン!

  • 手前がマリナーラ・ピッツァ

    手前がマリナーラ・ピッツァ

  • ナポリのフニコラーレ(ケーブルカー)

    ナポリのフニコラーレ(ケーブルカー)

  • ナポリ、サンテルモ城<br />全員写真

    ナポリ、サンテルモ城
    全員写真

  • ナポリ<br />スパッカナポリも見える

    ナポリ
    スパッカナポリも見える

  • ナポリ湾<br />ヴェスヴィオ火山

    ナポリ湾
    ヴェスヴィオ火山

  • ナポリ<br />ヴェスビオ火山を背景に全員写真

    ナポリ
    ヴェスビオ火山を背景に全員写真

  • ナポリ湾を背景に孫6人と

    ナポリ湾を背景に孫6人と

  • 全員写真<br />ナポリ<br />サンタ・キアラ教会<br />回廊(マジョルカ焼きで有名)

    全員写真
    ナポリ
    サンタ・キアラ教会
    回廊(マジョルカ焼きで有名)

  • 最初の夕食<br />ナポリ名物<br />でっかいモッツァレラチーズ(水牛の乳)

    最初の夕食
    ナポリ名物
    でっかいモッツァレラチーズ(水牛の乳)

  • 豪華なシーフードミックス

    豪華なシーフードミックス

  • ナポリ湾<br />遠くにカプリ島が見える

    ナポリ湾
    遠くにカプリ島が見える

  • 朝日とヴェスヴィオ火山

    朝日とヴェスヴィオ火山

  • ほぼ毎日この大型バスで移動

    ほぼ毎日この大型バスで移動

  • 世界遺産、カステル・デル・モンテ<br />私が撮った全員写真

    世界遺産、カステル・デル・モンテ
    私が撮った全員写真

  • 5人の孫<br />カステル・デル・モンテ内部で

    5人の孫
    カステル・デル・モンテ内部で

  • Coratoの町<br />世界中で流行っている傘のデコレーション

    Coratoの町
    世界中で流行っている傘のデコレーション

  • コラートの街並み

    コラートの街並み

  • 楽しいスーパーマーケット

    楽しいスーパーマーケット

  • 中都市バーリの街並み

    中都市バーリの街並み

  • Matera<br />孫たち

    Matera
    孫たち

  • マテーラ<br />私が撮った全員写真

    マテーラ
    私が撮った全員写真

  • マテーラ<br />可愛いと若い娘さんたちに大もての孫たち

    マテーラ
    可愛いと若い娘さんたちに大もての孫たち

  • マテーラの昼食

    マテーラの昼食

  • マテーラの昼食

    マテーラの昼食

  • マテーラ<br />大うけの「汽車汽車シュッポシュッポ」

    マテーラ
    大うけの「汽車汽車シュッポシュッポ」

  • Locorotondo<br />いつものレース屋の前で両国の赤ん坊

    Locorotondo
    いつものレース屋の前で両国の赤ん坊

  • ロコロトンドの丘からの絶景<br />この辺りにもトゥルッリの家々が

    ロコロトンドの丘からの絶景
    この辺りにもトゥルッリの家々が

  • モノポリのレストラン<br />海沿い

    モノポリのレストラン
    海沿い

  • 私の民泊<br />トゥルッリの家

    私の民泊
    トゥルッリの家

  • アルベロベッロ<br />民泊のトゥルッリの家のベッド

    アルベロベッロ
    民泊のトゥルッリの家のベッド

  • Polignano a Mare<br />宇多田ヒカルの結婚式で有名になった<br />サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂<br />

    Polignano a Mare
    宇多田ヒカルの結婚式で有名になった
    サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂

  • ポリニャーノ・ア・マーレ<br />長男家族

    ポリニャーノ・ア・マーレ
    長男家族

  • ドメニコ・モデューノの銅像前<br />いつものポーズだが、孫二人も参加!

    ドメニコ・モデューノの銅像前
    いつものポーズだが、孫二人も参加!

  • Polignano a Mareの海を背景に<br />三男の嫁と6人目の孫(私と同じ誕生日!)

    Polignano a Mareの海を背景に
    三男の嫁と6人目の孫(私と同じ誕生日!)

  • ポリニャーノ・ア・マーレのレストラン

    ポリニャーノ・ア・マーレのレストラン

  • Polignano a Mareのレストラン<br />絶品だったポテトとムール貝のリゾット風

    Polignano a Mareのレストラン
    絶品だったポテトとムール貝のリゾット風

  • 少し角度が悪く真っ白ではないが、<br />「白い街」Ostuni

    少し角度が悪く真っ白ではないが、
    「白い街」Ostuni

  • オストゥーニの公園で<br />孫たちはゆっくり遊べる

    オストゥーニの公園で
    孫たちはゆっくり遊べる

  • 港にあるバーベキューレストラン

    港にあるバーベキューレストラン

  • 肉のバーベキュー<br /><br />野菜も

    肉のバーベキュー

    野菜も

  • バーベキューレストラン

    バーベキューレストラン

  • バーベキューレストランの厨房

    バーベキューレストランの厨房

  • 月夜のトゥルッリ<br />Alberobello

    月夜のトゥルッリ
    Alberobello

  • アルベロベッロ<br />マンマのイタリア料理教室

    アルベロベッロ
    マンマのイタリア料理教室

  • マンマの料理教室<br />色々なパスタを作った

    マンマの料理教室
    色々なパスタを作った

  • マンマのイタリア料理教室<br />牛肉煮込み料理

    マンマのイタリア料理教室
    牛肉煮込み料理

  • 料理教室<br />プーリア名物<br />オレキエッテ(パスタ)<br />(耳たぶの形)

    料理教室
    プーリア名物
    オレキエッテ(パスタ)
    (耳たぶの形)

  • 料理教室の後<br />みんなで食事を

    料理教室の後
    みんなで食事を

  • いよいよ観光地のアルベロベッロ<br />(モンティ地区)

    いよいよ観光地のアルベロベッロ
    (モンティ地区)

  • 屋上からの眺め

    屋上からの眺め

  • モンティ地区の景観

    モンティ地区の景観

  • また会えたマンマ<br />(お店の経営者のおばあちゃん)

    また会えたマンマ
    (お店の経営者のおばあちゃん)

  • 店頭で手を振るおばあちゃん

    店頭で手を振るおばあちゃん

  • 陽子の店

    陽子の店

  • 最後の夕食は<br />アルベロベッロの朝食会場で

    最後の夕食は
    アルベロベッロの朝食会場で

  • 前菜<br />ズッキーニの花にリコッタチーズの料理も

    前菜
    ズッキーニの花にリコッタチーズの料理も

  • 黄色いのがズッキーニの花

    黄色いのがズッキーニの花

  • KeikoさんのだんなAntonio

    KeikoさんのだんなAntonio

  • Keikoさんともツーショット

    Keikoさんともツーショット

  • 夕食<br />パスタ3種類

    夕食
    パスタ3種類

  • 夕食<br />メイン料理3種類

    夕食
    メイン料理3種類

  • サプライズ<br />古希のお祝い<br />Tシャツ全面

    サプライズ
    古希のお祝い
    Tシャツ全面

  • 古希のお祝い<br />全員写真<br />Tシャツの裏に寄せ書きが!

    古希のお祝い
    全員写真
    Tシャツの裏に寄せ書きが!

  • アルベロベッロ出発の日<br />ローマ空港へ<br />最後の全員写真

    アルベロベッロ出発の日
    ローマ空港へ
    最後の全員写真

  • Beneventoで最後の昼食

    Beneventoで最後の昼食

  • ビュッフェの前菜<br />もちろん、モッツァレラチーズも

    ビュッフェの前菜
    もちろん、モッツァレラチーズも

  • 凱旋門近くのレストラン

    凱旋門近くのレストラン

  • トラヤヌスの凱旋門前での私が撮った全員写真

    トラヤヌスの凱旋門前での私が撮った全員写真

  • ベネヴェントのローマ野外劇場

    ベネヴェントのローマ野外劇場

  • 一番上の孫<br />Beneventoのローマ劇場入り口で

    一番上の孫
    Beneventoのローマ劇場入り口で

  • 世界遺産<br />サンタ・ソフィア教会<br />ベネヴェント

    世界遺産
    サンタ・ソフィア教会
    ベネヴェント

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この旅行記へのコメント (1)

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  • mom Kさん 2025/09/23 05:03:08
    イメージトレーニング
    できました。特に序文です、空飛ぶドクターさん。最後のプーリアからずいぶん間が空いていますので、次を考えると一層大事に準備したいと思います。grazie!
    ・・・最もうらやましいのは、お子様4人!と言うところです。

空飛ぶドクターさんのトラベラーページ

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