カンナエ古戦場　Canne Della Battaglia

2014/02/23 - 2014/03/02

以前の旅行ブログからの復活です。2014年春の家族旅行で回ったカンナエ古戦場についてです。

エリア イタリア

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ジョヴィナッツォ（Giovinazzo）の日の出。ジョビナッツォはバーリの北西、海岸線にそって20km程の港町である。

宿泊したサン・マルチン・ホテル。港町の旧市街区にあり大聖堂がすぐ近くにある。港に近いこの一画は古くからの町並みが残っていて、街の見どころが集中している。古い館を改装したホテルだが、観光客のみならずビジネス客の多くも利用しているようだ。

セント マーチン ホテル ホテル

港から見た大聖堂（Cathedral）。サンタ・アリア・アッスンタ教会は1125年に始まり1283年に完成献堂されたロマネスクの教会である。

正確にはコン・カテドラル。街の発展にともなって現在は副大聖堂という位置づけになっている。

フォッジャ県の現在は、廃城となっているカステル・フィオレンティーノ（Castel Fiorentino）で、1250年に亡くなったフェデリコ２世の遺体は、海路この港に運ばれたという記録がある。

カンナエ（カンネーとも）の古戦場は、バルレッタから10km程のオリーブやアーモンドのしげる畑の中にある。
グーグルを頼りにしたが、この時のグーグルはオリーブ畑の真ん中でナビを終了してしまった。後は勘を頼りに目的地に到着した。

紀元前216年8月2日、ハンニバル率いるカルタゴ軍と、ルキウス・アエミリウス・パウルス、ガイウス・テレンティウス・ウァロ率いるローマ軍が戦ったカンナエの戦いは、戦史上非常に名高い合戦である。信長も宣教師から、この戦いについての話を聞いているという。

オフォスがあって通常は入館料を徴収されるようだが、この日は無料開館の日になっており、フリーで中に入る事が出来た。

オフォスを抜けた丘の上が史跡となっている。

少し歩くと頂上に着くが、城壁跡がある。これは中世期ノルマンの遺跡である。

遺跡はローマ帝国時代の１世紀から３世紀のかけての物と、ノルマン時代の９世紀ころの物が混在している。

ハンニバル時代の物は、戦史に語られる地形から想像するしかない。丘の右手には鉄道が走っており、その先にオファント川が流れているが川を視認する事はできなかった。
ハンニバルは、このオファント川を利用した陣配置と側面迂回の機動戦により勝利を収めたという。

ローマ帝国時代の住居跡。戦いの後にローマ人はここに町を作り、それなりの繁栄をしていたようだ。

これは神殿の跡のようである。

遠くに見える石柱がカンナエの戦いを示す記念碑となっている。

この旅行記へのコメント （2）

• マリアンヌさん 2017/10/18 07:57:45

  古戦場

  クリスさん、おはようございます。
  カンナエの古戦場にも行かれたのですね！
  紀元前、ハンニバルが･･･と想像すると感慨深いです。
  アチェレンツァから広く広がる大地を見てアッピア街道やカンナエの戦もわりと近いと思ってGooglemapで検索しました。
  アップして頂き、ありがとうございます。
  マリアンヌ
  

  クリスさん からの返信 2017/10/18 19:51:54

  Re: 古戦場

  マリアンヌさん、書き込みありがとうございます。
  マリアンヌさんの旅行記を拝見させていただいた折りに、カンナエの書き込みがありましたので検索かけてみたのですが、フォートラベルにはクチコミも旅行記も見当たらなかったので少し古いのですが書いてみました。
  参考になれば幸いです。