2024/05/30 - 2024/05/30
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j-ryuさん
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★新緑眩しい初夏の裏磐梯で花咲く湖沼巡りをしてきました。
Part1では秋元湖・曽原湖・大沢沼編をご覧いただき、
今回Part2では白霧沢・桧原湖細野・清水沢編をご覧頂きます。
裏磐梯と言えば何と言っても五色沼が一番の人気ですが
五色沼以外にも見所はたくさんあります。
しかし遊歩道が整備されているのはごく一部で
殆どは未整備状態です。
未整備ってことは、手付かずの大自然が多く残っていると言う
ことでもあり、自然志向派には嬉しい観光地です。
マイカーでお越しなら運動靴の他にぜひ長靴も持参して
手付かずの自然の中を歩いてみてはいかがでしょうか?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆裏磐梯・五色沼周辺 ルートマップ。
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6678848,140.0941957,8327m/data=!3m1!1e3 -
☆裏磐梯~白霧沢&白霧の滝 ルートマップ
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6678848,140.0941957,8327m/data=!3m1!1e3
白霧沢&白霧の滝へは 詳しく説明するときりが無いので、
五色沼方面からならまずは国道459号の『道の駅・裏磐梯』を
目指してください。
道の駅をやり過ごしスノーシェッドを2ヶ所くぐり、
道なりに喜多方方面に進むとラビスパ裏磐梯&桜峠に到ります。
そのラビスパ裏磐梯の手前500mほど国道459号の下を沢が流れていて、
通称『白霧沢』とか『苔沢』と呼ばれています。
白霧沢の少し手前(桧原湖方面)に広い路側帯状の駐車スペースがあるので、
そこに車を停め沢に向かいます。
国道下の沢は暗渠状なので橋はありませんが、
暗渠にはラビスパに向って国道左側に沢に降りられる踏み跡があります。
沢に降りれば、そこから上流全てが白霧沢で、白霧沢の終点が白霧の滝です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
国道から斜めに下る排水溝脇の踏み跡を谷底に進むと
苔むした美しい渓流が現れます。
ここから上流の白霧の滝までが白霧沢とか苔沢と呼ばれています。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
裏磐梯言えば五色沼や檜原湖のような美しい湖沼群が
人気スポットですが裏磐梯には他にも観光客が殆ど行かない
隠れ名所がたくさんあります。
そんな中で新緑の頃が一番美しい
苔に潤う白霧沢を沢登りしました。
遊歩道などは無く長靴を履かないと行けないような沢なので
一般観光客はまず訪れません(^^;)。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
それでもその美しい苔むす渓流のウワサを聞きつけ
首都圏などからも写真愛好家が訪れます。
その多くは地元ペンションなどに宿泊し
宿のオーナーに案内してもらうスタイルが多いようです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
白霧沢(別名・苔沢)は通称名で正式名は不明です(地理院地図に名前なし)。
この沢はニッコウキスゲの大群落で有名な雄国沼を有する雄国山(1271m)周辺を源流とし、白霧の滝、白霧沢と流れ下り、大塩川に合流します。
大塩川は喜多方市で日橋川や阿賀川(大川)と合流し、
新潟で阿賀野川となって日本海に注ぎます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
マニアの間では裏磐梯に苔が美しい沢があることは知られていましたが
観光パンフにもガイドブックにも村のHPにも載っていないので
知る人ぞ知る幻の沢でした。
それが近年SNSブームで場所を公開する人が出てきたので
だんだん幻の沢ではなくなってきました。
それでも今なお訪れるのは秘密を嗅ぎつけた写真愛好家くらいです。
平日とは言え今回もずっと独り占めでした。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
白霧沢は遊歩道が無いのでわずかに確認できる踏み跡を辿りながら
登っていきますが、踏み跡の沿いにはたくさんミヤマイラクサが
生えていてるので、触らないように注意が必要です。
もし、まともにさわったら細かい棘が皮膚に残り1時間ほど
チクチクと痛みを感じます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
◎ミヤマイラクサ(深山刺草/イラクサ科ムカゴイラクサ属)は
春の山菜としても人気があり、アイコ、アエコ、イラナ、
アエダケ、エラなどと呼ばれます。
美味しい山菜ですが棘があるので採るときはゴム手袋や長袖が必須です。
でも茹でると不思議に棘は全く気にならなくなります。
私はマヨネーズ和えが大好きです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
白霧沢(苔沢)の滝で名前が付いているのは終点の白霧の滝だけ。
他はみな名無しの小滝です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
白霧沢には遊歩道はどころか獣道さえありません。
あるのはわずかに踏み固められた踏み跡くらい。
その踏み跡でさえはっきりしないので
自分で登りやすい場所を見つけて登ります。
その際、なるべく苔や植物を踏みつけないようご注意下さい。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
緑美しい渓流なので紅葉もさぞキレイだろうと思ったのですが
白霧沢は北向きで樹木が鬱蒼と茂り陽当たりが悪いので
正直言って紅葉はイマイチです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
紅葉のメカニズムは
赤く染まる葉は、秋が深まり気温が低下・日が短くなると、
葉の根元と枝の間に【離層(りそう)】と呼ばれる
コルクのような組織が形成されます。
すると、光合成で作られた糖が枝などに届かず、
日光を浴びて糖とタンパク質が化学反応し、
アントシアニンという赤い色素が作られるのです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
つまり、日当たりが良いほどアントシアニンが作られるので
赤く紅葉しますが、日陰や谷底は日当たりが悪いので
あまり赤く色づきません。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
沢と川に明確な区別はありませんが
白霧沢の場合は沢で異論は無いと思いますが
一般的には山間部を流れて水量の少ない小川やせせらぎは
沢と呼ばれることが多く川はその反対なので
平野部ではあまり沢とは呼ばないようです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
白霧沢は国道辺りで標高は800mほど。
そこから白霧沢のどん詰まりの“白霧の滝”までは距離が約250m、
高低差が約70mほど。
それでもマンションに換算すれば20階ほどの沢登りです。
けして侮れません。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
白霧沢は名前のように霧が出ることが多いのですが
この日は全く出ませんでした。
水量もかなり少なめです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
岩は全て苔むし、大きなシダが至る所に生え
まるで亜熱帯の渓流のようですが
水は紛れもなく超冷たく、ここは北国の渓流であることが
実感できます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
この白霧沢はご覧のように岩という岩の殆どが
緑の苔に覆われています。
通称、苔沢と呼ばれているのも成程です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
沢は北向きなので直射日光は殆ど当たらず
流れは小さな滝が連続しているので
常に細かな滝飛沫が浮遊し湿度が高く
苔の生育には最高の環境なのでしょう。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
”もののけ姫”の精霊”こだま”が
今にも現れそうな雰囲気です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
野鳥のさえずりは良く耳にしますが
他に聞こえてくるのはカエルの鳴き声くらい。
さすがにこれだけ急こう配の渓流だと魚はいないと思いますが
よく探せばサンショウウオはいるかも。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
白霧沢の終点である白霧の滝が見えてきました。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
白霧の滝は落差20mほど、滝の落ち口は幅70、80cmほどしかない
直瀑で途中の岩にぶつかる前に消えてなくなりそうな細さです。
水量がもっと少ないとまさに白霧状態になりそうな繊細な滝です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
滝の岩壁近くの斜面を登れば
滝を左岸&右岸からも撮影できますが
ゴロ石の多い急斜面なので注意が必要です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
滝の左岸側からの構図です。
あまりに細くて途中で霧になりそうです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
右岸からの構図です。
白糸の滝と相対するように真っすぐ生えている高木はトチノキです。
こんなヒョロヒョロで大きなトチノキは見たことがありません。
深い谷間から太陽を求めて一所懸命伸びていったのでしょう。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
右岸の岩壁そばからの構図です。
白霧の滝と言うより白糸の滝って感じですね。 -
★雪解けの白霧の滝 (※2018/5/8 撮影)
GW頃は裏磐梯にはまだ山影に残雪があり
白霧の滝はその雪解け水で増水し
通常より迫力のある滝になります。 -
★雪解けの白霧の滝 (※2018/5/8 撮影)
この写真は5/8、
今回訪れたのは5/30,
その年の降雪量にもよりますが
昨シーズンは少雪だったので滝の水量も
かなり少なめになったと思われます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
終点で白霧の滝を堪能した後は
決まった道は無いので歩きやすい場所を見ながら
スタート地点まで下っていきます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
同じ白霧沢ですが往きと
帰りは若干違うルートを下るので
登りとはまた違った景色が見えてきます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
写真的には渓流の水量はもう少し多い方が見栄えがしますが
多すぎても白霧沢特有の繊細さが無くなるので
欲を出せば罰が当たります。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢&白霧の滝
苔好きにはたまらない癒しの渓流です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西部&南部ルートマップ。
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6678848,140.0941957,8327m/data=!3m1!1e3
ラビスパ裏磐梯近くの白霧沢&白霧の滝を堪能した後は
桧原湖西部の細野地区に向かいます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~二つ目沼
国道459から桧原湖方面に進み、道の駅『裏磐梯』を左にやり過ごし
県道64号との丁字路を左に進んで坂を下りすぐ左手に見えてきたのが
”2つ目沼”です。
沼畔の白骨樹がフォトジェニックです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~二つ目沼
◎ズミ(酸実/バラ科リンゴ属)が花盛りでした。
ズミは日本と朝鮮半島に分布する
落葉小高木です。
リンゴに近い野生種ですが枝には棘があります。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~二つ目沼
沼畔ではタニウツギも咲いていました。
◎タニウツギ(谷空木/スイカズラ科タニウツギ属)は
北海道と本州の主に日本海側に分布すると多くの資料に書かれていますが、
福島県では奥羽山地の分水嶺の東側太平洋水系の山にも多く自生します。
山の中でも沢や谷など湿気のある場所に多く生えるのでタニウツギと呼ばれます。
ピンク色が基本ですが白っぽい花や紅花もあります -
☆裏磐梯・細野 野鳥の森探索路Map (裏磐梯ビジターセンターより)
https://urabandai-vc.jp/trekking/
コース解説
湿原、水辺、林と変化に富んだ自然環境のなかを歩くコースです。昭和48年に福島県によって「裏磐梯野鳥の森」に指定されました。アオジ、ノジコ、キビタキ、コルリなどの野鳥が観察でき、春にはミズバショウやキクザキイチゲがコースを彩り、初夏にはエゾハルゼミの声が響き渡ります。細野口から1kmほどは平坦な道が続きます。
※2024年5月現在、裏磐梯野鳥の森探勝路は木道破損のため
通行止めとなっています。
細野口駐車場やトイレは使えます(トイレは冬季閉鎖) -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸の水没樹
桧原湖の西岸、野鳥の森探勝路近くの水没樹を見に行ってみました。
GW明けに行った山形県飯豊町白川ダム湖の水没林ほど
見事ではありませんが、桧原湖の西岸でも5月頃に水没樹が見られます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸の水没樹&ズミ
この冬は少雪だったので雪解け水も少なく桧原湖西岸の
水没樹はもしかしたら今年は見られないかもと心配でしたが
ほぼ例年並みの水位があり、水深の浅い湖畔で水没樹が見られました。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸の水没樹&ズミ
上記で紹介したズミも水没ギリギリで花を咲かせていました。
向こうには磐梯山も望めるいいロケーションです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸の水没樹
この日は風は殆どなく水没樹の水鏡には絶好の気象条件だったのですが
沖の方でスピードボートが度々航行し、その度の緩やかな波が寄せてきて
折角の水鏡を壊してしまうのでガッカリです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸のズミと磐梯山
前回の旅行記で紹介した大沢沼北入江から見た逆さ磐梯も美しいですが
桧原湖西岸から望む磐梯山も広大な裾野まで見えるので
裏磐梯でも指折りのビュースポットです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸のズミと磐梯山
水没をギリギリで免れたズミですが
私的にはもうちょっと水位が上がり
根本まで水没してくれた方がフォトジェニックだと思いますが
こればかりは自然相手なのでどうしようもないです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸のズミ
ズミは晩春から初夏にかけ、白または、白くて部分的にピンクの
リンゴに似た花を咲かせます。
秋に、黄色または赤で小さな球形の果実をつけますが、
名前のように酸っぱいので生食にはせず果実酒などに利用できます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸の水没樹&逆さ磐梯
裏磐梯では一番大きな桧原湖なので
風が通り抜け水鏡にはなりにくいのですが
この辺りは水深が浅く水没樹に囲まれていることもあり
他よりは水鏡になりやすいスポットです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸の水没樹&逆さ磐梯
同じような峰が2つある山を双耳峰と言いますが
桧原湖細野から見た磐梯山は絵に描いたような双耳峰です。
裏磐梯から見ると双耳峰ですが
猪苗代側に赤埴山(1430m)があり
左手の櫛ヶ峰(1636m)
右手の磐梯山(大磐梯)(1816m )
3峰合わせて磐梯山と呼びます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸の水没樹&磐梯山
桧原湖西岸の水没樹周辺は遊歩道などは無いので
水没樹を撮影する場合は最低でも長靴は必要で
できるなら胴長がお薦めです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸のウマノアシガタ(金鳳花)
前回の旅行記でも紹介したウマノアシガタが桧原湖西岸の湖畔でも
花盛りでした。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸のウマノアシガタ(金鳳花)
◎ウマノアシガタ(馬の脚形/ キンポウゲ科キンポウゲ属)
正式名はウマノアシガタですが私的には金鳳花の呼び方のほうが好きです。
ウマノアシガタは日本全土の里地~山あいまで広く分布し、
草原、林縁、土手、畦など明るくやや湿った場所に自生します。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸のウマノアシガタ(金鳳花)
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸のウマノアシガタ(金鳳花)
ウマノアシガタの名前の由来は根元の葉っぱが馬の脚の形に似るとされますが
まったく似ていません(ーー゛)。
この由来はどの資料でも通説になっていますが本当だろうか・・・・?
ドイツ語では「鶏の足」、
英語だと「Japanese Buttercup」(日本のバターカップ)
う~ん、こんなキレイな花なにのにどれもこれも
ろくな名前じゃありませんね(-"-)。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖西岸のウマノアシガタ(金鳳花)
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
野鳥の森探勝路は木道の破損がひどく
ながらく通行止めでしたが昨年から壊れた木道の取り換え工事を
していましたが秋に訪れた時は既に工事は冬期休止になっていて
わずかしか取り換えが出来ていませんでした。
この春、もう工事が再開したのかと思ったら
なぜかまだ休工のままでした。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
新しくなった木道はわずか50mほど、
このペースで工事をしていったら
完成はいつになるのか想像もつきません。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
新しい木道はここでお仕舞。
その先は壊れたままなので通行できません。
因みに、今回新しく付け替えられた木道は
強化樹脂製の木道なので耐久性はありそうです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
木道周辺は湿地になっていて
サワオグルマ、オオカメノキ、タニウツギなどが
見頃を迎えていました。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
明るい湿地にはサワオグルマが咲いていますが
近年は葦の進出が激しく自生数が減少傾向にあるようです。
サワオグルマ的には晩秋の頃に下刈りしてもらった方が
葦に少しは対抗できると思いますが
ここは国立公園なので遊歩道以外は自然に任せているのだと思います。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
サワオグルマに混じってレンゲツツジも見頃を迎えていました。
◎レンゲツツジ(蓮華躑躅/ツツジ科ツツジ属)は
北海道の西南部と本州、四国、九州の山地や丘陵、高原などの、
日当たりが良く水分の多い場所に自生し、
ツツジの中では珍しく湿地や湿原で群生することもあります。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
レンゲツツジ蕾が塊っている様子が
蓮華(ハスの花)に見えることから名付けられたと言いますが
似てる???
「ウマツツジ」「ベコツツジ」などの別名もありますが
これは馬や牛も食べない有毒植物だと言う意味合いだと思われます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
探勝路沿いでタチカメバソウが花盛りでした。
◎タチカメバソウ(立亀葉草/ムラサキ科キュウリグサ属)は
北海道、本州の深山の湿った谷筋などに自生します。
茎や花序が直立し、葉が亀の甲羅に似ていることから。
5~6月に白色または淡青紫色の花を咲かせますが、
肉眼ではほぼ白い花に見えます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
タチカメバソウはワスレナグサの仲間ですが
花径が4,5mmと小さく花色が白っぽいので
木漏れ日の中では保護色のような状態になるので
咲いていても案外気付かないことが多いかも。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
-
☆福島県でよく見られるワスレナグサの仲間・ムラサキ科の花
左上から下に
◎ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)
◎ハナイバナ(葉内花/ムラサキ科ハナイバナ属)
◎ミズタビラコ(水田平子/ムラサキ科キュウウリグサ属)
右上から下に
◎キュウウリグサ(胡瓜草/ムラサキ科キュウリグサ属)
◎オニルリソウ(鬼瑠璃草/ムラサキ科オニルリソウ属)
◎ノハラムラサキ(野原紫/ムラサキ科ワスレナグサ属) -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
倒木のそばにノビネチドリが咲いていました。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
◎ノビネチドリ(延根千鳥/ラン科タテガタチドリ属)は
本州中部以北、四国、九州に分布し高原の湿り気のある草地などに自生。
北海道では里地にも自生するようです。
ハクサンチドリやテガタチドリは,葉の縁が真っ直ぐですが
ノビネチドリでは波打つのが見分けポイントです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
名前の由来は、近縁のテガタチドリの肥厚した根茎の形が掌状で
「手形」であるのに対し、本種の根は掌状にならず、
伸びるため「延根」という。
盗掘などもっての他の時代なので
根を掘って確認するのは難しい見極め方です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
クリンソウも少し咲いていました。
◎クリンソウ(九輪草/サクラソウ科クリンソウ属)
クリンソウは北海道~本州、四国の山間部に分布し、
湿り気のある渓流沿いや渓谷の湿地に自生します。
花色はピンクが主ですが、白花や混じりなど様々、
花が下の方から順に上に向って咲き出す様を五重塔の法輪に準えた名前です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~桧原湖細野の野鳥の森探勝路
サクラソウも咲いていました。
◎サクラソウ(桜草/サクラソウ科サクラソウ属)
日本のサクラソウ類の代表的な種で、日本では北海道南部、本州、九州の
高原や原野に分布し、朝鮮半島から中国東北部へかけても分布します。
野生種は環境の変化や盗掘などで激減し、野生の群落は稀になっています。 -
☆裏磐梯・桧原湖南部周辺 ルートマップ。
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6678848,140.0941957,8327m/data=!3m1!1e3
次は桧原湖西岸の細野地区から桧原湖南部の清水沢に
クリンソウを見にいくことにしました。
清水沢は川と言ってもいいくらいの大きな沢で
細かい枝葉のような支流がたくさんあります。
このクリソウ咲く沢の清水沢の支流の一つで地図には載っていません。
地図を頼りに清水沢までは行けますが
おそらくビギナーがこの支流に辿りつくのは難しいと思います。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
清水沢の支流にやって来ました。
クリンソウは咲いていましたが
残念ながら見頃は過ぎていました。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
この清水沢支流のクリンソウは中禅寺湖千手ヶ浜のような
群生は見られませんが、麗しい渓流沿いにポツン、ポツンと咲く
癒し系のクリンソウです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
クリンソウは長い花茎を伸ばし
下から上に向かい段々とに咲いていきます。
しかし上段が咲く頃には下段は散ってしまうことが多いので
全段が咲き競っているタイミングに出会うのは
かなり難しいと思います。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
クリンソウの自生数からすれば寂しいかも知れませんが
この美しい渓流とのコラボレーションが最大の見どころです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
渓流をより美しく見せるにはスローシャッター撮影で
シルキーな流れに見せるのがコツですが、
スローシャッター撮影だと主役のクリンソウが
風などの影響で微妙に揺れるため
写真全体がブレブレの写真になりやすいのが難点です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
※2020/6/2 撮影
この年は見頃の最高のタイミングでした。
下段から上段まで花を咲かせ完璧な開花状態でした。
名前の由来はこの段々に咲く姿を
五重塔などの天辺を装飾する九輪に見立てた命名です。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
※2021/6/1 撮影
翌年もまずまずでしたが、下段は既に散っていました。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
点々と咲いている清水沢支流のクリンソウですが
ここは比較的まとまって咲いているポイントです。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
ここのクリンソウも終盤で
下段の花はみな終わり実になっています。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
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◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
裏磐梯では上記で紹介した白霧沢にもわずかに自生していましたが
今年は見つけられませんでした。
踏みつけられたり、大雨で流されたりしたのかも知れません。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
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◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
福島県では羽鳥湖高原の沢ぞいなどにも自生していますが
やはり昔にくらべ数が少なくなっている気がします。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
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◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
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◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
クリンソウは美しい花だし、多年草なので盗掘されやすく
数を減らしている可能性もあります。
クリンソウは山野草店などでも販売されていますが
お安くは無いので自生地で盗掘するのかも。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のクリンソウ
クリンソウの苗は良い値段ですが
種ならネットのフリマで比較的安価に買えるので
ぜひ種から育てて見て下さい。
晩種して三年目くらいから咲き始めます。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~清水沢のノビネチドリ
クリンゾウ咲く沢沿いでは上記で紹介したノビネチドリも咲いていました。
ただ野鳥の森の花より色が薄くやや地味な花でした。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~オオハナウド
裏磐梯からの帰りかけ道路沿いの林床で
オオハナウドが咲き始めていました。
◎オオハナウド(大花独活/セリ科ハナウド属)は
近畿(高い山)以北~北海道に自生し
花はハナウドと瓜二つ(独活二つ?)ですが名前のよう
にハナウドより草丈が大きく育ちます。
でも個体差があるので草丈だけは判別できません。 -
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~オオハナウド
当地のオオハナウドは分水嶺である奥羽山脈より西側で
多く見られます。 -
◆玉川村の
北限のハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)
◎ハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)は
主に福島県以南~九州に自生し、
名前こそウドですが山菜のウド(独活)とはまったく別ものです。
福島県の植物誌ではいわき市周辺が北限と記されていますが
宮城県南部でも自生しているそうです。
地球温暖化とともに植物も北上しているのかも。 -
★ハナウドとオオハナウドの違い
ハナウドは暖地系でオオハナウドより少し小形で、基部の葉は5小葉が多い。
オオハナウドは北方&高山系で基本的には3小葉です。
どちらも草丈は個体差があるのであまり参考にはならないです。 -
★ウドの花色々
ハナウドは名前にウドと付きますが
『独活の大木』のウドはウコギ科タラノキ属ですがハナウドはセリ科です。
オオハナウドのように大きくなるシシウド(猪独活/セリ科シシウド属)も
ありますが花期は初秋~秋で
花の一つ一つはハナウドやオオハナウドに比べるととても小さいので
見極めは容易です。
これで◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~白霧沢・桧原湖細野・清水沢編は
お仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねをポチってくれた方には
重ねて御礼申し上げます。
ではまた。 j-ryu
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