2024/07/05 - 2024/07/05
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たびたびさん
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この旅行記スケジュールを元に
二日目から三日目は、レンタカーの旅。沖縄本島の南部の戦跡ほかを回ります。那覇を出発して、時計回りに回っていくのですが、二日目は右側の半分。那覇→久高島→交流センターがんじゅう駅 南城→ガンガラーの谷→奥武島から、今夜の宿のザ・サザンリンクス リゾートホテルというルートです。まあ、実質は戦跡ほかというより、この日は、久高島とガンガラーの谷をメインにして、その他をくっつけたという感じかな。冒頭では、久高島とガンガラーの谷を軽く紹介して、旅行記の概要としたいと思います。
久高島は二日目だけでなく、今回の旅としてもメインのひとつ。2009年1月に斎場御嶽を訪ねた際に、ここは久高島の遥拝所だといった説明を受けて以来、ずっと気になっていた久高島。その後、集めた情報でもその聖なる島の神秘性は特別なものという印象が強まるばかり。今回やっとその機会が巡ってきたという思いですね。つまり、久高島は琉球の祖アマミキヨが天から舞い降りてきた島であり、沖縄はこの島から始まる。沖縄に伝わる琉球の開闢神話であり、この辺りからすると、沖縄はヤマトンチューとは違いますみたいなことかもしれませんが、それはそれ。沖縄の歴史と文化を理解するためには当然に必要な知識ですよね。ちなみに、韓国の済州島にも開闢神話があります。済州島は元寇の時、高麗に征服されて、以降、朝鮮の一部となりましたが、長く差別的な扱いを受けてきていて、第二次世界大戦後の済州島四・三事件もその象徴です(https://4travel.jp/travelogue/11088599)。沖縄は沖縄戦の悲劇はありましたが、そんな差別や分断は断じてありません。
話が横道に逸れましたが、さて、島内の観光は自転車の一択。厳しいアップダウンはほとんどないし、程よい広さなので自転車で行けないところはないですね。3時間くらいの滞在なら島中ほとんどのところが回れると思います。通りはきれいに掃き清められた神社の参道みたいだし、どうかすると神社の境内をうろうろしているような感覚になることもありました。一方で、意外に食事処とかもそこそこあるので、そうしたところでゆっくりする手もなくはない。そこの辺りは事前の情報がなく計算に入れていなかったので、ちょっと心残りになりました。
ガンガラーの谷は、予約制ガイドツアー。最終組のひとつ前を予約しました。
駐車場から進んで入り口のケイブカフェが見えてきた辺りから、なるほどこれは人気のスポットなんだなという感じ。ガンガラーの谷は鍾乳洞が崩壊してできた地形なのですが、ケイブカフェの周辺は天井から垂れ下がるダイナミックなつらら石がそのまま残っていて凄いインパクト。正真正銘、本物の鍾乳洞です。
最初にスタッフから全体の説明を受けて、そこからグループになって順路を進みます。傍らには元の鍾乳洞を作った川が流れていますが、かつては畜産業からの環境汚染などで見る影もなかった時代があったという話も伺いました。今は清らかで豊かな自然が回復、両側の崖に囲まれて鬱蒼とした緑が茂る谷を進みます。一番の見どころ、大主(ウフシュ)ガジュマルを過ぎたあたりから、さらに広く視界が広がって、巨大な鍾乳洞の天井部が崩落して残った地形であることがまたよく分かるエリア。まるで不思議なインディージョーンズの世界みたいです。
終盤、約2万~2万2千年前の人類、港川人の遺跡の説明もありましたが、港川人は沖縄からさらに北上して日本人の祖先となったのか。それともここで絶滅したのかはまだよく分からないという説明。そうなんです。縄文人、弥生人が日本人の祖先であることは分かっていますが、それ以前の石器時代の人々は本州ではそもそも人骨が発見されていないし、縄文人、弥生人とどういう関係なのかもはっきりしない。エンターテイメントの施設ですが、こういうところでちゃんと正確な説明をしていることにはとても好感を持ちました。
その後は、天ぷらの島、奥武島で晩飯を食べて終了。明日の戦跡巡りに続きます。
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壺川駅前でレンタカーを予約しているのですが、それまでにはまあまあ時間がありますからね。例によって、早朝の散策をしたいと思います。
県庁前駅近くのホテルを出て。。
久米至聖廟跡は、国道58号線沿い。那覇商工会議所のところです。グーグルだと孔子廟跡で検索するとヒットします。ちなみに、久米至聖廟跡で検索すると福州園の一角にある久米至聖廟がヒットしますが、これは「跡」ではなくて、再建された方。
もともとの久米至聖廟はいわゆる沖縄の孔子廟ですが、尚貞王の時の1676年になって建設されたもの。沖縄戦で焼失し、道路の拡張工事もあってその地での再建を断念。波上宮に近い天尊廟跡地(福州園の一角)に再建されました。 -
そこから那覇ふ頭の方へ移動して。
三重城は、1546年、尚清王が那覇港の北口に築いた城。屋良座森城と対になっていて、那覇港を守るために二つの城の間に鉄の鎖を張って、船が入れないようにすることもできたといいます。 -
石段を上がるとそこは平らな土地。
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海がすぐ目の前に臨めます。
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ところで、
那覇港には、那覇ふ頭地区、泊ふ頭地区、新港ふ頭地区、浦添ふ頭地区の4つの地区があって、ここ那覇ふ頭は一番西側。運河のように海が深く入り込んでいるので、たぶん歴史的にはここが一番古いのではないかと思います。ターミナルは巨大です。 -
鹿児島からのマルエーフェリーが入港していました。
ちなみに、沖縄へのフェリーは、神戸・大阪から那覇に向かう琉球エキスプレスと鹿児島から那覇に向かうマルエーフェリーの二つがあります。途中奄美などに寄ったりもするので、前者は所要時間43時間、後者は同25時間です。節約旅で学生時代、大阪から那覇へのフェリーに乗ったことがありますが、けっこうきついし、船内の食事代とかも考えるとあんまりお得ではなかったかな。フェリーを利用するなら、飛行機と組み合わせて那覇と沖永良部とか離島への航路が現実的かなと思います。 -
イチオシ
ここから壺川駅に向かいますが、その途中。
沖縄セルラースタジアム那覇は、奥武山総合運動公園内にある野球場。沖縄県内初の本格的な野球場で、読売巨人の二次キャンプもここで行われます。海を臨んで建つ姿はなかなか美しくて、ちょっとした観光の要素もあるようなスタジアムです。 -
壷川駅に到着して。
すぐそばにある那覇中央郵便局は、普通の郵便局なのですが、観光的な要素としては二階にある沖縄郵政資料センターでしょう。琉球藩から始まる沖縄の郵政事業に関する各種資料を展示しています。アメリカ軍統治下の沖縄で使用された切手、沖縄切手は珍しいものだと思います。 -
壷川駅の近場でもう一つは、壺川東公園。住宅地の中にある小さな都市公園ですが、見どころは大正3年に敷設され昭和20年ごろまで那覇駅と壷川駅の間を走っていた軽便鉄道の機関車。かなりボロボロですけど、沖縄にもかつて鉄道があったというのは初めて知りました。
軽便鉄道の機関車 by たびたびさん壺川東公園 公園・植物園
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さて、レンタカーは、ガリバーレンタカー那覇 壺川駅前店。
といっても独立店舗があるわけではなく、メルキュールホテルのロビーにカウンターがあるだけです。時間になると係りの人がきて手続きをしてくれました。デジタルの進んだ方式で省力化もしているし、窓口の対応もしっかりしていますね。 -
レンタカーで出発。久高島に渡る安座真港フェリーターミナルを目指します。
その前に、これは漫湖公園。漫湖に面した公園ですが、かなりの規模があって、多目的広場A、Bとかテニスコートとかあります。
ただ、観光客がのんびり過ごせるような雰囲気ではありませんね。周辺の交通量もとても多くて、車で訪ねても落ち着きませんでした。観光客がのんびり過ごせるようなところではありませんね by たびたびさん漫湖公園 公園・植物園
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壷川駅を出て、20㎞ちょいで安座真港フェリーターミナルに到着です。
切符を買う間も気が気ではない by たびたびさん安座真港フェリーターミナル 乗り物
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ここで高速艇の切符を買うのですが、高速艇は意外に満席となって積み残しが出ることも珍しくないんだとか。そうした情報は事前に得ていたのですが、実際この日もけっこう混みあっていて、切符を買う間も気が気ではない。なんとか最後の方で乗れましたが、これは正直焦ります。
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桟橋からはもう美しい風景。足元を泳ぐ魚の群れもよく見えました。
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イチオシ
久高島までは、この久高海運。安座真港と久高島徳仁港を結びます。船は、フェリーくだかと高速船 ニューくだかⅢの二種類があって、高速船の方を利用しました。
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所要時間は15分。定員は80名です。少し沖に出て全速力をだすと白い水しぶきが窓をざぶざぶと叩いてすごい勢い。ぶっ飛ばすみたいな感じがあって豪快です。
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久高島の玄関口、徳仁港に到着。防波堤で守られた小さな港です。周囲には何もなくて、ターミナルに相当する徳仁港船待合所まではだらだらと長い坂を上って行く必要があります。
なお、船を降りてすぐの空き地にレンタサイクルとかのお店がありまして。近いので手っ取り早くここを利用する人もいましたが、けっこういい値段だったような気がします。意外に食事処とかもあるので by たびたびさん久高島 自然・景勝地
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で、私は予定してた徳仁港船待合所のレンタサイクルを利用します。
とにかく久高島の観光はやっぱりレンタサイクルが基本。ここの値段はリーズナブルだし、自転車の台数も豊富。そして、実はここは高台ではなく、島の平均的な高さの場所。ここから先は平たんな道が続くので、自転車のスタート地点としても申し分ない場所なんですね。 -
徳仁港船待合所を出発。ここから久高島を反時計回りに回ります。ということで、徳仁港から久高島の南側の道をカベール岬に向かって進みます。
海岸線に沿って、ピザ浜、イシキ浜、ウパーマ浜という順。それぞれの入り口には、小さな標識が立っているので、気を付けて進むと分かると思います。 -
まずは、ピザ浜。
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リーフはけっこう沖合。久高島は意外にラグーンが広いですねえ。
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続いては、
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イシキ浜ですね。
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小径を抜けると
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イチオシ
白い砂のビーチが現れて、
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こういうのはまさに沖縄って感じですよね。
ピザ浜とはつながっているんだと思いますが、改めて、こうした沖合のリーフに白い波が砕けている沖縄らしい海の景色を眺めると日ごろのいろんなストレスとかは吹っ飛んで、気分爽快。久高島は海水浴とかできませんが、この景色があればまったく問題はないと思います。 -
振り返るとこんな感じ。白い砂浜と熱帯性植物の濃い緑のバランスもほどよいですよね。
なお、ニライカナイから五穀の種子が入った五穀の壷が流れ着いたという伝説の浜はここ。久高島から沖縄本島へと穀物が広まったとされています。 -
再び、本道を進みます。
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途中の巨大なガジュマルの樹。だいぶ来ましたよ~
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巨大なガジュマルの樹を過ぎるとすぐにウパーマ浜。
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こちらも小径を抜けると
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イチオシ
一気に視界が広がって
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広々ラグーン。少し潮が引いたような姿がまたいいですね。
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ただ、海岸はちょっと岩場が多いかもしれません。
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イチオシ
では、改めて、カベール岬へ。
この道もどこまでも続いて行くような遥かな感じがいいですね。濃い緑の中にまっすぐに伸びる白い道。なんとなく当たり前のような景色ですが、しかし、放っておくとすぐにジャングルになってしまわないとも限らないかな。こうして美しい姿が維持されているのは、なにもしていないということではないでしょう。感謝の気持ちもやはり忘れてはならないように思います。 -
自転車が停められている場所があって、これがたぶんカベール岬の入り口ですね。
ちなみに、カベール岬は、久高島の最北東端。久高島は聖なる島ですが、ここは琉球開闢の祖アマミキヨが降臨したとされる場所ですから、久高島でもまた特別な聖地です。 -
熱帯性植物群の間を抜ける小径を
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どんどん進むと
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岩場の海岸へ。
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イチオシ
久高島で特別に美しいという景色ではないようにも思いますが、久高島に来たらここに立ち寄らないわけにはいかないですよね。
しばらく海を眺めて、引き返します。 -
カベール岬から徳仁港へは、島の中央の道を通って帰ります。
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ただ、中央の道は、南側の道のように単純ではないですね。ちょっと迷路のような場所があったりして、途中戸惑うこともありました。
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なんとかロマンスロードに出てきました。この道は、久高島の北西側。海岸に沿って整備されていて、芝生に囲まれた休憩スポットも。
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つまり、島の北西側は海岸から少し高い場所が続いていて、そこから見下ろす眺めがいいんですね。岩場が海岸まで迫っていてダイナミックなのも南側の海岸にはなかったことです。
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いずれにしても、こうして高い場所から見下ろすと海の青さや透明度のよさがよく分かる。
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海底の砂地の様子もはっきり確認できるし、岩場のように見えるサンゴ礁もしっかり生きている感じ。素晴らしい海ですね。
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中央の道に戻って。
これは、クボー御嶽。いきなり看板があって、気が付きました。少し脇に入ると、小さな御嶽。ただ、小さくてもちゃんと斎場御嶽ほかと並ぶ琉球開闢七御嶽のひとつ。奥の方の円形広場は何人たりとも出入り禁止の説明がありました。 -
続いては、ヤグルガー。北側の海岸にある神聖な井泉。五穀の入った壺が流れ着いて、それを拾う前にこの井泉でみそぎをしたという伝説があります。
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イチオシ
崖の上から
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石段を下っていくのですが、ヤグルガー自体は素朴なもの。
それより、この石段のところからの海の景色がとても素晴らしい。
ちょっと繰り返しになりますが、久高島の南側と違って高い場所から見下ろす形になるので、海の透明度とかがよく分かります。 -
また少し戻って、今度はミガー (新川)。これも北側の海岸にある井泉。禊に使われた井泉なので、さっきのヤグルガーと同じですね。こちらも高い場所から降りて行く階段が整備されています。
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で、こちらもヤグルガーと同じく、その階段のところから眺める景色が素晴らしくて、
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そっちの方が見どころかと思います。
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そうこうしているうちに久高島の市街地に戻ってきました。
久高島にはノロ制度という村落の神事祭祀を司る神女として指名を受けた家があって、外間家と久高家の二軒がそれにあたります。それぞれが外間殿、久高殿という祭事の拝殿を持っているんですね。
久高殿は、島の女性たちが神女になるという儀式、イザイホーの舞台となる神聖な場所。写真の左の建物は神アシャギ。イザイホーの時、神の世界とこの世の境界となるのだそうです。
「御殿庭」の説明板に儀式イザイホーの詳しい説明がありました。 -
すぐそばにある旧家、大里家。二つの伝説があって、一つはイシキ浜に流れ着いた五穀の壷を拾いあげたのはこの家の祖、アカッツミー夫婦であるというもの。
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二つ目は、最後の琉球国王、尚徳王がこの家の娘と恋に落ちるのですが、その間にクーデターが起こり、首里に向かったものの時すでに遅し。海に身を投じたというものです。
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既に空き家となっていますが、母屋の右に建つ神屋は健在です。
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市街地を進んで
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さらに中心部へ。
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と、これは外間殿。さきほどの久高殿と並ぶ久高島の二大祭場の一つ。
「外間・ウプグイ」の説明板が立っています。 -
ここから今度は、久高漁港の方へ。
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海岸に出たところが久高漁港。
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久高島の市街の北西側です。
防波堤に守られた小さな港ですが、徳仁港よりむしろしっかりしているかもしれませんね。それに、漁港ですが、周囲の青い海に溶け込んでなかなかいい眺めです。 -
RUMI's CAFEは、久高漁港を見下ろす景色のいい場所にあるオープンカフェ。
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久高島の集落の端っこですが、ここまで帰って来るともう徳仁港にもかなり近いし、ちょっと寄っていきましょう。
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レンタサイクルで汗だくの中、いただいたのは沖縄ぜんざい。白玉に最後、底の方には大量の金時豆が入っていてどうかすると満腹になるくらい。けっこう良心的だと思いました。
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徳仁港まで帰ってきましたが、帰りの船の時間までもう少しありますね。
徳仁港のほど近く。お兄ちゃんが一人で切り盛りしている小さな食堂、パーラー嘉例に寄ってみます。 -
せっかくなので沖縄そばをいただきましょう。離島だし、実はあんまり期待はしていなかったのですが、少しごわっとした麺にコクのある出汁。普通においしいですね。ついでに、サーターアンダギーもお土産にいただきました。
これで、久高島はおしまい。ほぼ予定通り、しっかり回れたと思います。 -
安座真港に戻ってきて、ここから再びレンタカー。南に向かいます。
まずは、がんじゅう駅 南城。国道331号線沿いにある道の駅のような施設で、隣りの南城市地域物産館では、斎場御嶽の紹介やチケットを販売しています。多くの車が立ち寄っていますが、皆さんそっちが目当てですよね。建物の中には斎場御嶽の展示・上映室というのがあって、丁寧に解説をしていました。 -
南城市地域物産館の奥はレストランやお土産物売り場になっています。斎場御嶽が人気の観光地なので、ここの施設もたくさんの観光客で賑わいます。
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イチオシ
がんじゅう駅 南城の裏手に回ると。これが幸せの架け橋。
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この展望台からは、左手に斎場御嶽、右手に久高島が見えるというのでパワースポットとしてもウっているよう。まあ、それを知らなくても文句なしの絶景。痛快な眺めを楽しめます。
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ここから、近くの名所、ニライカナイ橋も訪ねます。
ニライカナイ橋展望台は、ニライカナイ橋を上り切ったところにあるのですが、展望台といっても何か建物があったりするものではなくて、単に遊歩道から眺めるというだけのもの。それに駐車場とかもないので、道の端に車を停めてそこからしばらく歩いていかないといけない。観光客のことなんか全然考えていないので、かなり不便ですね。 -
ニライ橋 カナイ橋は、県道86号線から国道331号線の海側に下っていく道。ヘアピンのように曲がる部分や二つの橋が連続した全長660m、高さ80mの姿はダイナミックな眺め。ちなみに、ニライカナイは海の向こうにある理想郷という意味。まさにぴったりの名前だと思います。
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ここから山沿いの道を進んで、ガンガラーの谷を目指しますが、途中の見どころも少し。
知念城跡は、13世紀から利用されたグスクで、国の史跡。割とよく残った石垣とかを見たかったのですが、西端の知念大川の方からなんとなく全体を感じました。急な斜面に張り付くような集落がある地域だし、その地形が守りにも適していたんでしょう。それでいて知念大川も含めて周辺には東御廻りの拝所がいくつかあるし、城と聖なる場所が同居しているのも沖縄らしさかもしれません。
ところで、この知念大川の方は、知念城跡の西側。道の脇に標識が立っていて、詳しい説明書き。説明によれば、琉球開闢祖神のアマミキヨが天から稲を持ちかえり、この地に植えたという伝説がある聖なる地。稲作発祥の地であり、首里城の東方にある霊地を巡拝する東御廻いの拝所の一つともなっているそうです。 -
具志堅の樋川は、国道331号線沿い。知念大川を水源とする樋川。昭和4年に住民の手で作られた総粟石造りという立派なもの。洗濯場、沐浴場も備わっていて、余裕のあるスペースも含めて使い勝手もよさそうですね。地元では憩いの場所でもあったような気がします。
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手水の縁歌碑は、これも国道331号線沿い。車を停める小さなスペースもありました。
組踊り「手水の縁」は、平敷屋朝敏の作品。若い男女の恋愛を描いた唯一の組踊りでもあるようです。主人公は、山戸。川で髪を洗う美しい娘 玉津に一目ぼれ。「あなたの手で水を汲んでください」と玉津に頼みます。それから二人は恋仲になりますが、身分の違う恋はご法度。玉津は知念の浜で処刑されることになりました。しかし、必死で命乞いをする山戸の心情にほだされた役人が二人を逃がしてやり、恋は実ったのです。
ここは、海を見下ろす景色のいい場所。二つの石碑が少し向かい合うように立っているのも訴えかけるものがあるような気がします。 -
そして、意外な収穫だったのは、垣花樋川。
小さな駐車場を見つけて、そこから急な石段と坂道をしばらく降りて行きました。 -
垣花樋川は、日本の名水百選にも選ばれたという井泉。
説明板が立っていて、垣花樋川はこの辺りですね。 -
見下ろすと、滝が流れ込む池のような景色。
爽やかな憩いの場所としては別次元のものがあると思います by たびたびさん垣花樋川 自然・景勝地
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気が付くと、あちこちから湧水がかなりの勢いで出ていて、辺りは広い範囲でビショビショ。大元の湧水口まで近づくのもひと苦労ですね。ただ、その冷たい水の豊かさは子供なら小躍りでもしたくなるような気持ち良さ。爽やかな憩いの場所としては別次元のものがあると思います。
なお、アクセス道は上から降りてくる方と下から上がってくる方があって、下から上がってくる方が少し楽なんだとか。どっちの道にしても、しっかりした石畳の道ですが、歩きにくいし、傾斜も急でなかなかしんどいと思います。 -
すぐ近くで、垣花城跡も見つけましたが、通りの脇の草むらの中に説明板があるだけ。説明文には「この城跡は一の郭と二の郭からなり、垂直に近い野面積みの城壁を有している。城内の最も高い場所に立つと太平洋を眼下に南の低地に百名、仲村渠の各集落、北に垣花を眺望することができる云々」とありましたが、しかし、これではその城壁はどこにあるのかよく分かりません。
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ガンガラーの谷に到着。
少し心配しましたが、予約時間までにはまあまあ余裕がありました。インディージョーンズの世界みたい by たびたびさんガンガラーの谷 自然・景勝地
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駐車場から入り口の方に進むと
な、なんですかあ。 -
イチオシ
鍾乳洞には巨大なつらら石。こんなダイナミックな光景は秋芳洞でも見たことないような。予想外のインパクトです。
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で、ここはケイブカフェというカフェになっていて、エントリーした時間までここで待つ間に利用しました。
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パイナップルジュースやハイビスカスのティ、珈琲とかが飲み放題で500円。水分補給はとても大事なので、飲み放題は助かります。ジュースは当然としても珈琲が意外においしくて気分がゆったり。
なお、カフェが利用できるのはツアーの前まで。終わってからの利用はできませんので要注意です。 -
始めに注意点とかの説明があって、出発。
洞窟をすぐに抜けて、林の中を進みます。 -
大きな竹は台湾からもらったものだったかな。この環境に合っていたようですね。
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空を覆う緑ですが、
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結局、こうして空が仰げるのは洞窟の天井が崩壊したため。
ここももともとは洞窟だったところです。 -
傍らに流れる川も鍾乳洞の中を流れていたものですね。
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途中には洞窟部分が残っているところも一部あって
真っ暗な中、ランプを片手に奥の方へ。 -
これは男の神様というちょっとリアルな鍾乳石です。
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この辺りは両側に高い崖。
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これも鍾乳洞の一部。天井が崩落して、この崖の部分だけが残りました。
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そして、観光客に一番人気というのがこの巨大ガジュマロ。
根っこを長く垂らして、ガンガラーの谷の主といった存在かな。 -
イチオシ
下から見上げるとさらに大迫力です。
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そこを過ぎるとまたまた不思議な空間。
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廃墟というかなんというか。
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まるでインディージョーンズの世界のような光景です。
自然の力でできた見事な造形ですが、つまり、これは数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた太古の谷。近くで人骨が発見された港川人は2万年前の人類ですから、その時にはもうこうした状態になっていたはず。我々が今見ているこの光景は、港川人も見ていたということなんですね。 -
その証拠がこの一角にある遺跡。
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住居跡かと思いますが、この洞窟の中で暮らしていたのは確かです。危険な外敵もいないし、それなりに安定した暮らしだったかもしれませんね。
冒頭、触れましたが、その港川人も含めて、我々のルーツとなったのかどうか。これから新たな発見があることを期待したいと思います。 -
ガンガラーの谷を終えて、晩飯もあるので、今度は奥武島に向かいます。
奥武島は、なんでもないような橋を渡る小さな島。中央部の高台まで家が建ち並んでいます。
で、この島で有名なのはてんぷら。橋を渡ってすぐの中本鮮魚店が一番人気です。 -
さっそく寄って、カジキのてんぷらをいただきました。
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魚なのに上質な鶏肉みたいな味がして、想像以上のおいしさ。どこでどうしてこんなにおいしくなるのか不思議なくらいです。
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ここから、奥武島内を少し観光。
奥武観音堂は、奥武島の中央部。坂の途中なので石段を下から上ったり上から下りたり。どっちからが近いのかはよく分かりませんね。
もともとは、島の人々が漂着した唐船を救助したお礼として贈られた観音像を祀ったもののようですが、戦争で焼失。戦後、新たに作られたものです。 -
竜宮神は、奥武島の南東側。海岸の方に下りて行ったところに、先端が末広がりになった変わった形の岩がありました。
ハーリーなどの伝統行事が行われる際には安全祈願をする奥武島の拝所のひとつだとか。そうした雰囲気は確かにあると思います。 -
そして、晩飯はこちらの奥武島海産物食堂。
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煮魚定食をいただきました。
けっこう立派な魚を豪快に調理した感じなんですが、薄味のちょっと家庭的な味付けがまたいいですね。ほか刺身にうみぶどうやもずくなんかも付いて、そのバランスもさすが。確かに人気店だけのことはあると思います。
ごちそうさまでしたあ。 -
今日の宿は、ザ サザンリンクス リゾート。ゴルフ場の施設を一般のホテルとしても併用しているもの。そういう意味ではゴルフ客が多いのですが、そこまでのアウェイ感はないですね。
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建物はあまり高級感はないのですが、部屋もロビー周りや食堂などあっちもこっちも余裕があるし、周囲のゴルフ場の先に海が見えたり眺めもとても開放感あり。いろんなことに気兼ねせず、寛げる雰囲気は割といいかなと思います。
これで、二日目は終了。
明日は、いよいよ南部の戦跡巡りの本番です。
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