2024/05/14 - 2024/05/14
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montarouさん
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成都を起点に2024/5/12から6/7まで、四川省の三星堆博物館、チベット東南部の四姑娘山・貢嘎山・央迈勇の三山塊を見に向かった。ここでは5/12~5/13の成都までの経路と三星堆博物館について記す。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5月12日に日本を出発、上海空港で両替する予定で、成都行まで3時間間半の余裕を置いたが、トランジットにされて、指紋を取られ、何も無い待合室に押し込められた。多少の中国元を持っていたので、昼食にドメスティクの待合室に行きたいと言ったが、ダメだと言う。結局、朝から午後の成都の天府空港着まで食事無しとなった。
成都(チェンドゥ)は人口2千万人以上の巨大都市。昔は小さな空港一つだったが、今は貨物専用空港になったとか? その後双流空港、そして新しく天府空港を建設、それが大半の国際線を担うようになった。昨年ネパールに行く折に天府空港内(https://4travel.jp/travelogue/11875645)で寝たが、その時は、まだ商店街に空きがあった。それも今はすべて埋まり、最新の空港が完全に完成したようだった。 -
地下鉄18号線で市内に向かう。切符の自動販売機は日本と類似で、表示されている地図で行き先までの料金と枚数のボタンを押し、指定されている使用可能な紙幣を入れると、カードが出てくる。このカードは出口で回収されて、次は別の人が使う。要するに日本式の使い捨て切符でなく、書き換えし て使い回しするカードである。
地下鉄18号線の終点の火車站(列車駅)で地下鉄1号線に乗り換え、さらに3号線で、空港から約1時間で料金250円ほどの新南門で降りた。この地下鉄の運行時間は朝6時から11時過ぎまで、早朝出発の飛行機に乗るためには、天府空港近くの高額のホテルに泊まる必要がある。新南門のバス停の近くに予約してあった宿に荷物を置き、新南門バス停(汽車站)を確認に向かった。成都には数カ所のバスターミナルがあり、概ね行き先が分担されている。写真の道路を越えた建物が新南門汽車站、入口の左側にチケット売り場があり、その先にX線検査装置がある。中国人は水筒を持ち歩くので、ペットボトルや酸素缶もバスや地下鉄に持ち込み可。 -
翌日13日は三星堆博物館に向かった。現在、新南門汽車站から1㎞ほどの春熙から、三星堆博物館に直行の往復バスが出ているが、それを私は知らなかった。日本での情報では、高鉄(新幹線)か、地下鉄昭覚寺南路から昭覚寺バス停まで歩き、そこから広漢汽车站に行き、次いで博物館行きのバスに乗るとあったので、後者で行く予定にしていた。ところが昭覚寺バス停まで行くと広漢汽车站行きのバスは廃止になったと言う。高鉄駅に戻るには大変なので、仕方なくタクシーで三星堆博物館に向かった。料金は約185元で4千円余り。中国のタクシー料金は、日本での殺人的タクシー料金の数分の一だが、それでも大きな出費だった。ちなみに帰りは、三星堆博物館から春熙まで直通バスで、料金は25元で600円弱だった。三星堆博物館の入場料は72元、外国人には何の割引もなかった。
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三星堆遺跡で本格的発掘が始まったのは1980年からで、その城壁都市の遺跡からは、約5千年前から2800年前の出土物が出た。青銅器が出土するのは4千年前以降で、その元素組成は黄河流域の青銅器に近いと言われている。ヒプシサーマル期で増えた人口によって、黄河文明と相互作用しながら広い領域で文明が発展していったようだ。それでも個性的な出土物が多く、とりわけ眼が飛び出し、耳の大きな人面像が面白い。何でも見通す三眼の神もシバシバ有るが、この神の眼は人間に見えないモノも見通し、大きな耳は人間が考えている事も聞こえるのかも?
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鋭い大きな眼で、同じ顔の青銅の頭部が多数出土していたが、顔が同じであることは生きた人間の王や皇帝ではなく、神なのだろう。
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その顔で人間のような体を持つ像が、天の宮殿のような物を支えているような出土品も数例見られた。これは天界と人間界を繋ぐ神かも?
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これは殷代晩期の出土物で、世界最大の青銅製人物立像。全高さ261センチメートル、像高172センチメートル、総重量180Kg 。丈の長い衣裳を着て、両手で太く長い棒状の物を持っていたと思われるが、それが何であるか不明。
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この像は滑稽だが、手の体勢と顔はまったく異なる感情表現のように見える。
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人物像以外では4~5mの高さの出土物もあった。進んだ科学技術と、面白い文化には驚いた。ところで、このように一箇所から多数の青銅器が出ている。それは王の死を契機に埋められたか、敵の略奪を防ぐための埋設か、何故か?
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帰りは、博物館入口に向かって右奥約2百mのバス駐車場で、1時間に数本ある春熙行きのバスに乗り、春熙から新南門まで歩いて帰った。
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途中の中国銀行で両替、中国の電話番号が無いと両替できないと言うので、中国人に日本円を渡し、両替して頂いた元を入手した。電話番号よりパスポートによる個人の確認は確実だが、電話番号が無いと連絡がつかないからだろう。もっとも電話があっても、中国語が理解できなければ無意味だ。中国の携帯は二次元バーコードを読む財布で、まったく厄介な管理社会だ。ただし、それは日本が遅れた国だと言うことでもある。また途中で酸素缶を1本15元で(山に入ると高くなり、最高値は32元)を買ったが、缶が嵩張るので困った。宿に帰る前に、新南門バス停で9時20分発の康定行きのバスのチケットを買って帰った。バスの時刻表の写真を撮ってきたが、康定行き8:30発は欠航で、何時もすべてのバスが発車するのではないようだ。 4211
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