映画を観るため台北へ一人旅（前編）

2024/06/07 - 2024/06/09

アマプラで「想見你（時をかける愛）」にしっかりハマった私。
李子維役の許光漢さんが、日本と台湾の合同プロジェクト映画「青春18×２君へと続く道」で主演されています。
この映画のPR動画を見てびっくり！私の故郷の只見線が舞台になっているじゃないか！！
（フォートラでも只見線の旅行記をたくさん見つけることができますが、只見線沿いで汽車に手を降っているのは、帰省中の私達家族かもしれません。）
ぜひ映画を観に行きたいな～と思っていると、オット様が「マイル溜まってるし、せっかくだから台湾で観てきたら？」という素敵な提案をしてくれました。あなたは天使様ですか。菩薩様ですか。
お言葉に甘えて、週末に特典航空券が取れた３日間で台北に行ってきました。
（さすがオフシーズン、２週間前ですんなり特典航空券取れました。）

今回の旅のキッカケになった映画「青春18×２君へと続く道」は台湾では３月に公開されたものなので、６月になってからは上映している映画館を日本で検索しても見つけることができず…、さすがに終わっちゃったか～と思い映画を観るのは諦めて出発しました。

映画を諦めて設定したテーマは「食べすぎないこと」「油ものと加熱しない食事は取らないこと（かき氷除く）」です。
守れる気はしないけど。

台湾に行くにあたり、今回覚えて行った言葉が２つ。
『内用（ネイヨン）』…お店で食べる
『外帯（ワイタイ）』…持ち帰る
あとは『你好』『謝謝』『不好意思』『多少銭』『要』『不要』くらいで何とかなるでしょう！

飛行機：ANA特典航空券　6/7（金）　羽田12:50　→　台北松山17:00
　　　　　　　　　　　　6/9（日）　台北松山16:20　→　羽田20:50
　　　　サーチャージ・税金など　25,000円ほど
ホテル：LINK WORLD HOTEL（エクスペディアで予約）　
　　　　デラックスツインルーム（ダブルベッドでリクエスト）
　　　　１泊12,000円

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

1日目
お昼便なので、朝は普通に子どもたちを送り出せるので気楽。
リムジンバスで空港へ向かおうと運行状況を調べると…、
はい、出ました～、「遅延　事故渋滞」。
最近出かけると電車が止まったり遅れたりが続いているんだよな～。
でも、心配性な私は3時間前には余裕で着くように動いてますから、全然大丈夫です。

思ったより渋滞は酷くなく、バス会社がアナウンスしていた通りの時間で羽田空港第2ターミナルに到着。
10:00
国内線出発エリアは、結構人が多いです。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

それが国際線の方までくると、ガラ～ン。
外を見ていると、ちょうど緑ANAが動いていて思わず写真撮ったりして。

モバイルチェックインは済んでいたので顔認証登録をして、カウンターで荷物を預けて、超スムーズ。
カウンターのスタッフさんによると、朝のほうが混み合うそうです。
第3ターミナルの混雑を思うと、第2ターミナルの運用が広がるといいですね。

手荷物検査、出国審査もほとんど人がいなくてビックリ。
レーンの分け方は参否あるようですが私は大賛成。
上級会員のプライオリティがないという批判を目にしますが、やっぱり当日乗るクラスのほうが重要だと思うし、顔認証のようなシステムに協力したら専用レーンがあるのも当然だと思います。

無事出国後、一応免税店を覗いてみたら愛用の化粧品を見つけたので即買いし、ラウンジにお邪魔します。
10:40
入口で「853便のお客様では一番乗りですよ！」と言われて、ちと照れる私。
一番乗りのご褒美に、スイートラウンジの方に入れて…くれるわけないか。

ラウンジは広々としていていいですね～。
それにしても人がいない。

羽田空港第2ターミナル(国際線)ANAラウンジ 空港ラウンジ

朝ご飯は軽くしてきたので、色々いただきます！
ライブキッチンもあって、雰囲気はホテルのビュッフェみたいでした。

暇すぎるのでシャワーを借りて時間を潰します。
席のQRコードから予約できますが、呼び出されてからの受付はシャワー印の自動ドアの中なので、お気をつけを。

きれいなシャワールーム。
スッキリ。

搭乗までの残り時間は、仮眠室（？）のようなところでゆったり過ごしました。
3席しかないので、早いもの勝ちですよ。

13:00
やっと搭乗時間になり乗り込むと、なんと隣の２席が空席でした。
CAさんに空席は使っていいですよ～と言っていただきました。
すごく空いていたわけではないのに、とてもラッキー！

真ん中の席に移動し、テーブルを２つ使ってゆったり食事したり、足を伸ばしてリラックスしたりできました。

快適フライトで台北松山空港に到着！
時間通り17:00。
入国カードは事前にインターネットで申請しているので入国審査もスムーズ。

機内でラッキーを使い果たしたのか、空港での「ラッキーランド」の抽選はあっさり外れ～。
ああ、5000元で豪遊するつもりだったのに…。
目の前のお姉様は当たっていたのに…。
フォートラで見かける旅行記の皆さんは、みんな当たっているのに…。

そして、両替をして更にがっかりしました。
1元＝5円です。
円安、ヤバイよ！！！！！
韓国に行った時も円安を感じましたが、日本の一人負け状態だと実感しますね…。

携帯はKlookでesimを予約し、空港の「中華電信」のカウンターでスタッフさんにお任せ。台湾はsimを使う時にパスポートを登録する必要があるのですが、全部やってくれるので楽ですね。

抽選もハズレたし、ケチケチ旅行に切り替えてMRTでホテルへ向かいます。
前の旅行で残していた小銭を悠遊卡にチャージしたら、300元もありました。
機械でのチャージでは小銭の枚数に制限ありますが、窓口では制限なく受け取ってくれて良かった。

台北松山空港 (TSA) 空港

今回のホテルは「LINK WORLD HOTEL」。
MRT松江南京駅のすぐ近くで、オレンジラインとグリーンラインが交差している駅なので、どこに出かけるにもすごく便利でした。

リンク ワールド ホテル タイペイ ホテル

部屋はデラックスタブルルームで広々してます。
少し古さもありましたが、水回り含め、とても清潔でゆったり過ごすことができました。
ソファーの前にテーブルがあれば外帯した食事を食べられて便利だと思うのですが。
おしい！

台北は思ったよりも蒸し暑く疲れたので、ホテルで少し休憩してから、予約したパイナップルケーキを購入するために「東門」へ。
17：30頃ホテル出発。
日も陰り、ずいぶん涼しくなってるな～。

18:00
永康街の「思慕昔」が並んでいなかったので入店。
すぐに注文できました。
マンゴーかき氷をいただきました。250元。（悠遊卡でお支払い～。）
マンゴーがすっごく美味しいなあ。上に乗っているシャーベットも。
いままで台湾には冬にしか来たことがなかったので、台湾では初の生マンゴーです。
台湾の暑さにちょっとめげそうになっていましたが、暑い時期にはその時期なりの楽しみがあるものですね。

思慕昔 (本館) スイーツ

ドラマ「想見你（時をかける愛）」で観たような台北の町並み。
あの2人がバイクに2人乗りでデートしてそうだ～。

お店の写真を撮り忘れましたが「手天品」でパイナップルケーキやクッキーを購入しました。
人気店とのことでインスタで予約をしておきました。（日本語でやり取りできます。）
私が行ったときには焼き菓子は豊富にありましたが、シフォンケーキは品切れ、パンは少し置いてあるくらいで、やっぱり予約しておくと安心ですね。
お土産確保で一安心。

手天品社區食坊 パン屋

近くに「想見你（時をかける愛）」のロケ地があるようなので、行ってみました。
ここで李子維が…。あわわわ…。
と、ドラマを観た人なら印象深い、あのシーンのロケ地だそうです。

本当は、ドラマの中で重要な「32珈琲」の舞台になったカフェにも行きたかったのですが、少し遠くて諦めました。
このドラマの半分は台南が舞台なので、台南も行ってみたいです～。

ロケ地の場所は、フォートラで見つけた方の旅行記を参考にしました。
すごく興味深い旅行記を書いていらっしゃるので、ドラマ好きの方はぜひ検索してご覧になってください。

無事お土産を手に入れたので、夕食を食べに「師大夜市」へ行きます。
19：00
まだ明るいし、人がそんなに多くない。

マンゴーかき氷がお腹に残っているから、食べすぎないように注意しなければ。

師大夜市 市場

まずは、有名店「許記」。
あまり混んでいなくて、すんなり買えました。お腹が空いていないので３つだけ。
１つ13元。
10個入りの箱を何箱も買っていく仕事帰りのお兄さん・お姉さんもたくさんいましたね。
焼き小籠包なのかな？
優しいお味で、皮も大好きなもちもち系でした。

許記生煎包 (師大創始店) 露店・屋台

さすが若者の街、娘が好きそうな店がたくさん。
今度は娘を連れてこよう～。

MRTの駅に向かう途中で見つけた饅頭屋さん。
地元の人が途切れず買って行くので、思わず買ってしまいました。
「永豊盛」というお店。
私は何も入っていない白い饅頭が大好きなので、白と黒糖入りを買いました。
1個20元。
後で食べよ～！

永豊盛 地元の料理

麺線のお店をみつけて、ふらっと立ち寄ります。
「大狗麺線」というお店。
こちらも内用・外帯どちらも地元の方でお客さんが途切れませんでした。
頼んだのは「大狗麺線」の小で40元。
「パクチー？」と聞かれるので「不要！」です。

熱々でおいしい！
ラー油（？）を少しかけると、更に美味しくなりました。

喉が乾いて立ち寄った、おしゃれなお茶屋さん。
「李縁」。
店員さんにオススメされた白桃ジュレ入りウーロン茶にしました。75元。

数年前は台湾には日本語を勉強している若い人が結構いて、こういうおしゃれなお店の店員さんに日本語で話しかけられることが多かった気がしますが、今はみんな流暢な英語を話しますね。

夜になって涼しくなると地元の人達がワラワラと街に出てくるみたいでした。
21：00過ぎなのに、公園で太極拳の練習してました。
子どもたちも結構夜遅くまで公園で遊んでいたなぁ。
南国の知恵ですね。

ホテルに帰った頃には小腹が空いていたので、饅頭やお茶を頂いてゆっくりしました。
あ～、饅頭は思った通り美味しい～。
ふわふわなのに、しっかりしてました。

お腹いっぱいの幸せ気分でおやすみなさ～い。

2日目
おはようございます。
主婦の朝は早い。
しかもたった1時間の時差ボケで、すごく早く起きてしまった。

今日のプランを練りながらGoogleマップを見ていると、あの有名店「阜杭豆漿」には”いつもより混んでいません”と表示されているではないか！
これは行くしかない、と駆けつけます。

店に着いたのが7:00ちょっと過ぎ。
詳しい方はこの写真の場所ならお店まで何分だね、と分かるのでしょうか。
初めての私は前に並んでいる地元のお姉さんに聞きます。
すると「3～40分くらいですよ！」と教えてくれました。流暢な英語で。

お姉さんの言う通り、30分くらいで着席できました。
鹹豆漿は優しいお味。油條が美味しいんだな～。
私好みだったのは蛋餅。毎日食べたい。
冷たい豆漿は外帯しました。
私は鹹豆漿よりも、冷たい飲む豆漿のほうが好きですね。
全部で120元。

阜杭豆漿 地元の料理

そういえば、こちらのお店があるフードコートのトイレが、すごく便利できれいだったので共有します。
（紙を流せないのは仕方ないですが。）
人気店でたくさん人が来るだろうに、きれいにキープしてあって感心しました。

お腹いっぱい幸せ気分で豆漿を手に、朝市に向かいます。

9:00
雙連駅からすぐの雙連朝市へ。
きれいなフルーツ、美味しそうな魚、選ぶのも楽しそうなお弁当屋さん、お惣菜屋さん、スイーツ…。
どのお店も興味深く美味しそうですが、残念ながらお腹いっぱい！
今回は「食べすぎない」を目標にしているので、さっき買った豆漿を飲みながら、ガマンガマン。

端午の節句が近かったからか、チマキのお店には長い列ができていました。

朝市の真ん中にある「文昌宮」が素敵でした。

さあ、朝の涼しい時間の散策はこれで終わりにして、大好きな故宮博物院に向かうことにします！

後半へ続く～。