2024/06/07 - 2024/06/10
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すなふきんさん
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知人に誘われて瀋陽へ。ついでに前から尋ねてみたかった万里の長城の東端の一つ、山海関へ。瀋陽は女真族のリーダー、ヌルハチとホンタイジが治め清王朝を始めた土地。歴史的価値の魅力が溢れ、名物餃子の美味しい素敵な街だった!vol.3はヌルハチとホンタイジが拠点とし満州族と清王朝の歴史的魅力が詰まった瀋陽を見学した記録。
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瀋陽最終日。朝はホテル近くの店でアワアワのドウジャンとマントウ。
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イビスは中国の割とどこにもあって、シンプルな分安いので一人旅には非常に良い。今回も1泊200元そこらだった。なお、中国では華住会というグループがアコーのFCで運営している模様。
イビス シェンヤン タイユアン ストリート ホテル ホテル
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ヌルハチ、およびホンタイジの生母であるイェヘナラ氏が眠る福陵にやってきた。世界遺産に登録された古墳の一つ。
福陵 (東陵) 史跡・遺跡
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福陵は広い。墳墓までしばらく公園のように整備された道を歩く。
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2024年6月現在、一部が改修中。残念。
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思ったより観光客が少なく快適だった。ホロがなかったらもっと良い写真が撮れたのに。
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ホロの間からカメラを割り込ませて撮影。満州語で書かれている。
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城壁のようになっている。
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墳墓が見えてきた。
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修繕中。
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墳墓の回りは歩いて一周できる。ここにヌルハチと皇后が眠っているのだ。
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紫禁城の作りと同じ。屋根の上の動物の数が建物の格を示す。7つが最大だったかな。ここは4つ。
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美しい。素晴らしい。天気も良い。
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民族衣装のお土産屋があるので冷やかしてみようか。
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満州民族グッズが売られている。なお殿方が萌えるチャイナドレスは満州族の民族衣装で騎馬の際に乗りやすいように作られているのである。
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バスに乗って中街に戻ってきた。休みなので人が多い。雰囲気は上海の南京東路や北京の王府井に似ている。
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このように西洋風の古き建物も保存されている。
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昼間なので賑わっていないが路地には小吃を楽しめる屋台風の軽食屋もたくさん。
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再開発が著しい。新旧混在した外観。ただ気になるのは高度利用のために新しく建てたビルにはテナントがあまり付いていないというところ。
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メジャーリーグ、ヤンキースの偽モノ。とにかく模倣ブランドがやたらと多い中国。日本人もリーニソ(リーニン)とかマンタ(アンタ)とか、中国ブランドの模倣などやってみるといいかもしれない。この国は模倣黙認なので。
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瀋陽名物と言う拉皮。これなら涼皮の方が美味しい。
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気を取り直して瀋陽故宮へ。前の通りにはお土産物屋などが控えめに並ぶ。
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瀋陽故宮は女真族の国家の後金が1625年に瀋陽に遷都した際に建立した宮殿で太祖ヌルハチや、その子である太宗ホンタイジがここで暮らした。約6万㎡の広さがあり、東路・中路・西路の3つのエリアに分かれている。では、正門からいざ入場。
瀋陽故宮博物院 博物館・美術館・ギャラリー
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門の表札。ここも満州語が併記されている。きっと大清門と書いているのだろう。
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中に入ると中路の正殿である崇政殿が出迎えてくれる。2004年に世界遺産に登録された中国でもヒエラルキー上位の観光地ということもあって、まあまあ観光客が多い。
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崇政殿はホンタイジの執務室である。ホンタイジが座ったであろう玉座。
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建物の一部は博物館となっていて貴重な展示品の数々が展示されている。収蔵されている文物は数万点あり、いずれも清朝の宮廷の歴史、宮廷の生活を反映した実物や資料で、その中には国宝級の収蔵品も数多くある。
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清朝の前期の宮廷の遺物を主とし、約2000点の文物・資料が展示されているため見ごたえもある。好きですつぼ八。
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十王亭は右大臣に相当する右翼王と左大臣に相当する左翼王の執務室と八旗それぞれの建物それぞれ10の建物で、大政殿前の広場の左右にある。ちなみに今はこのうちの8つが博物館となっている。
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満州族の風俗である八旗制度について詳しく解説されているエリアもある。軍事や行政、生産などの社会組織を取りまとめるために整備された。ヌルハチが整備した元々の色は黄・白・赤・青の4つだったが、後でさらに4つ増えて八旗になった。
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我らがヌルハチの肖像画。
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東路全景。瀋陽故宮の中でも最も古くに作られたエリア。主な建物が大政殿や十王亭。ホンタイジの時代には、行事の時しか使われないようになった。
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大政殿は東路の正殿で八角形をしており、世界唯一の建築様式で、移動式テント・ゲルを真似ている。正面の2つの柱には、皇帝の象徴の金の龍が絡み付いている。
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ヌルハチが座ったであろう玉座。
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獅子がわらっているみたいで非常にかわいらしい。
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こちらでも中国名物のご当地アイスクリームが売っている。
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買ってしまったアイスクリーム。18元。濃厚でおいしい。
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中路にある敬典閣は1746年頃に建てられ、皇族系譜である「玉牒」が収蔵されている場所である。
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清朝が1661年に初めて編纂した「玉牒」。その後、10年ごとに編纂され、できあがったものは北京から写しがここに送られて収蔵されてきた。こちらはそのレプリカ。
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中路のハイライトともいえる非常に立派な鳳凰楼。ホンタイジ時代の建築物。
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1630年頃に建てられた中宮である清寧宮。ホンタイジと皇后の寝室と神堂、宴会場があった。
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宴会場。オンドルで底上げされた床が並ぶ。独特な建築様式は満州族の住居のモデルとされている。
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西路は山海関入関後に引き続き離宮として建てられ続けた建物群が並ぶ。『四庫全書』が収められていた文溯閣。ここだけ少し雰囲気が違うと思ったら寧波の天一閣を模したらしい。
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確かにこういう書斎は天一閣で見たそれと非常に似ている。
https://4travel.jp/travelogue/11709021/ -
瀋陽故宮を後にしたら次は張氏帥府を見学。言わずもがな張学良は爆殺された張作霖の息子である。1914年に建設され、その後増築などで現在の建物が揃ったのは建物の所有が張氏から離れた満洲国時代の1933年。
張氏帥府博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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敷地面積は約1.6平方キロメートルで、その広大な敷地には中国の伝統建築・西洋建築が入り混じった、建築当時の中国東北部の雰囲気が残っている。西側は日差しを遮る緑も多く、落ち着いた雰囲気。
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こちらの生活空間もオンドル仕様となっている。やはり東北の冬は今も昔も相当底冷えするんやろうね。
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中心の建物に当たる大青楼。張親子が生活をし、政治を行った舞台。1929年に反日に傾いた張学良によって日本と親しい楊宇霆らが処刑されたのはこの前庭である。
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重要な接客もここで行われ、日本の関東軍の要人や外国人の商人などもここで張親子と対面したらしい。
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揺れ動いた近代中国を感じられる非常に厳かな雰囲気。
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張一族の普段着まで展示されている。自分の死後のこのような日常生活の様子を晒されるのはちょいと恥ずかしいのではないのかな。
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大青楼の手前にある小青楼はこじんまりとした雰囲気。
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まだ時間もあるし、瀋陽金融博物館が併設されているので見に行ってみる。
瀋陽金融博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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たくさんの蝋人形で再現されたロビー。リアル過ぎて人と蝋人形の区別がつかず。
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出ました。中国人が大好きな金塊の山、の模型。中国の金塊は延べ棒ではなく、帽子みたいな形をしていた。実際にこんな沢たくさん、金庫に積み上げられたかは不明。
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当時の地下金庫内部の様子。
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重厚な金庫の扉。クマヒラ製ではないだろうが。
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世界中の紙幣の博物館。日本円の展示もあった。
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金融博物館を見学しても、まだ時間に余裕があるので地下鉄で空港へ。1時間くらいかかる模様。
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瀋陽空港に到着。省都なのに国際線はほぼ便数かなく大連以下。ほぼ国内線メインの空港。再見東北!
瀋陽桃仙国際空港 (SHE) 空港
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