2024/06/01 - 2024/06/01
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maitakeさん
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週末の天気が良いという予報に変わったので、急遽今年の春に行けなかった御嶽山に行ってきました。
この時期目当ての三ノ池の氷は、溶け出しが進んでいましたが、今までは上から眺めていただけの三ノ池を、湖面から残雪の山を見上げる素晴らしい風景が楽しめました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
-
この時期は朝早くの登り初めでも明るいので、林の中を歩くのには助かります。
朝焼けが綺麗です。
深夜まで雨が降っていたので、ぬかるみはひどく、滑らないように慎重に歩きます。 -
湯ノ花峠に差し掛かると、イワカガミが満開です。
-
それからどんどん進むと今度はあちらこちらにショウジョウバカマが咲いています。
まだ春です。
まだ春ですから、林の中を歩いていると鼻水が出ます。
花粉の季節がまだ終わっていないようです。 -
森林限界に近づくと、笠ヶ岳を始め北アルプスの山々が見えてきます。
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そして後ろには名峰白山
さすがに御嶽より白山の方が雪がたくさん残っています。 -
まだ雲がすっきり取れていませんが、高い山から望む遠方の景色はいいです。
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五ノ池に到着しました。
池を眺めながら少し休憩です。
今回足が進まないということまではありませんが、軽い頭痛と頭がふらっ~とします。
そう、軽い吐き気は高山病症状です。
今回パルスオキシオメーターで、時々血中酸素濃度を測ってきましたが、山頂付近(2,700m頃)では80%程度ですから、ふらつくのも当たり前だと思いました。 -
次は三ノ池です。
池の氷はほとんど溶けていますが、まだ少し残っています。
池の近くまで人が降りています。
4月最初にやらかした膝の怪我の回復に2カ月かかり、今年初めての山です。
リハビリ状態を確認するため、今回は三ノ池が目的です。
下に降りてみたい。 -
三ノ池と四ノ池の間の尾根には、黄花シャクナゲの蕾が開花を待ってます。
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四ノ池もだいぶ雪が融けていました。
-
三ノ池へは皆さん、ここを通られているようです。
戻ってくる方は、足場が悪く登りにくいようです。
今まで三の池に下るこのような(茶色い)通り道は見たことはありません。
行く人は少なかったのでしょうが、下った人の情報が広まり、行く人が増えたからこのような道が出来たのでしょう。 -
少し考え、せっかく持ってきたアイゼンを付け、落石に備えヘルメット付けて、雪の上を降りることにしました。
付けている時に、後から来た方が、「進入禁止」の看板があると話されていました。
雪が無い時期は、ザレて落石を落とす危険があるからでしょう。 -
さあ、雪の上を軽快に降ります。
本来ならば、尻シェードで降りるつもりでしたが、車に忘れて来てしまいました。
持ってきても雪面が硬いので痛そう。
スキー板ならば楽かなと思いますが、表面が氷でカチカチな雪では、膝が疲れて山を降りる時の支障になりかねないだろうと考え直しました。
雪が緩んだらいいのだけど、緩み過ぎてもまた疲れそう。 -
下の方に下ってくると、落石の石がごろごろしています。
雪渓歩きはこのことを十分認識していないといけませんね。 -
池の氷と摩利支天乗越方面を見上げます。
今までに見なかった風景です。
青空も広がってきました。 -
池の下はまだ凍った雪
立っている水際の場所は、氷が溶けたら水の中でしょうから、部分的に薄く溶けたら冷たい水の中。
と思ってはみても、陽の光にキラキラする湖面とその下の氷。
その合間にある青い水。
くぼみになっているので、風もなく陽が差し穏やかな世界です。
池の向こう端まで行ってみます。 -
三ノ池から見上げる御嶽の山々
今となってはたくさんの水をためているのはこの三ノ池だけで、雪上を歩ける、今の季節だけの風景です。 -
雪が融けきらないうち、取り残された三ノ池の端、3.1ノ池ですね。
雪が無ければボートでもない限りとてもこんな場所まで来られません。 -
やってみたかった、池に手を入れると。
あ~冷たい。
当たり前だけど、なんか嬉しい。 -
青空も、日差しも、湖面に残った氷も申し分ありません。
んんん・・・ -
この氷は完全に浮いてるのかな?
とストックで押してみると、でかい氷の塊は簡単に流れていきます。
風で、あちらこちらに移動するんですね。
積もった雪が多い場所だけが残ると思っていたのですが、今の時期は流氷の様に池のあちこちをさまよっているのだと初めて知りました。 -
今(家に帰って写真を見た時)気づきました。
湖面に山肌が映っている!
気にしてみると素晴らしい風景です。 -
本当にいい景色です。
-
さあ、どこを通って帰りますか。
ずっと雪渓を登って行こうかな。 -
雪渓を五ノ池まで戻る途中、振り返ると人が増えてきました。
絶景スポットとして、SNSなどで広まっているのかもしれません。
ただ、それらの情報を知らない(情報社会に付いていけない)私の想像です。 -
だいぶん上がってきました。
途中にある大きな岩でひと休み。
<ここで見て頂ける皆さんにクイズ>
先ほど動かした流氷はさて、どこに行ったでしょう。
(今回初めて見た三ノ池の写真と見比べてくださいね。)
途中、雪渓をアイゼンピッケルで降りる方と途中お会いしました。
『雪の上は歩きやすいですよね』 -
五ノ池に戻ってきました。
遠方に目をやると、白山がその白さが際立っています。 -
五ノ池小屋もにぎわってきました。
まだ山小屋開き前なので、名物スイーツはまだですが。 -
膝とふくらはぎの調子が心配なので、継子岳周遊はやめて、早々に下山します。
まだ9時前で、いつもより1時間以上早い。
これから青空がどんどん広がるようですが、無理せず下山です。 -
すると、どんどん下から登って来ます。
残雪の時期はあまり人は多くなく、夏の花、秋の紅葉シーズンでもこんなに人が多いのは今までにありません。
山開き前と、山頂付近の規制もあり、長野方面から登る人がいっきに岐阜県側に来たのではないかと考えられます。 -
黙々と降り、駐車場に近い苔生す森林の中にやっとたどり着きました。
今日は、平地で真夏日(30度越え)に迫る暑さの予報ですが、まだ午前中なので暑さはありません。
しかし、最近の貧血気味、今年初めての山歩き、もうへろへろ。 -
駐車場に戻ると、その車の多さにびっくり。
いつもの駐車場には入りきれず、路上駐車や1Km程離れた場所まで車があるのにはびっくり。
今年は何があったんでしょう。
そんなことを考えながら、途中の山道を戻り、ふと立ち止まり御嶽を眺める。
雪が少ない。大気の状態が不安定で、雲が湧きでてる。
でも、青空が広がる。 -
週末だけさいかいされた、ひめしゃがの湯に行こうとも思いましたが、早く家に戻り心身ともに休みたいので帰路を急ぎます。
帰りに立ち寄った、はなももの道の駅で見つけた、生シイタケが、10個ほど入ってなんと一袋130円
早速購入し、帰って夕食には焼きしいたけに醤油とバターをのせておいしく頂きました。
体の調子を見る、体調の衰えも感じる山歩きでしたが、今までとは違った風景を十分堪能しました。
無理せずゆっくりと。
と思いながらも出来たら来週、冬季閉鎖が早々に解除された白山平瀬道から登りたいな。まだ花の季節ではないけど。
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