マレーシア開運お祓い旅　

2024/05/11 - 2024/05/21

コロナ明けに短期の台湾旅行から帰国した当日に、家族の一人が病に倒れ入院、その後、続々と家族が倒れ、一時は4人が入院という事態になりました。そして退院後の自宅療養（要するに家庭介護）。それに加え、私の師であり親友であった先輩が人生最後の旅に立たれました。また介護の甲斐なく家族2人も旅立ち、今年3月までは試練のような毎日が連続しました。

そして家族の法要も済ませた頃、旅友から開運お祓い旅行のお誘いがあり、今回の旅行となりました。テーマは；

１．インフィニティプールで夜景を眼下に浮世の辛苦を水に流す
２．パラグライダーで地上を離れ天空で潮風の洗礼を受ける
３．辺鄙な離島で自然にお浄めしてもらう
４．マングローブのジャングルでホタルの大群に身を照らしてもらう

です。主にマレー半島東海岸沿いですので、旅友の車でのドライブ旅行となりました。クアラルンプールからクアラトレンガヌまで飛行機で行き、そこでレンタカーにしてもよかったのですが、離島での滞在期間のレンタカーが無駄になるのでクアラルンプールからドライブ開運お祓い旅行のスタートです。

エリア クアラルンプール(マレーシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 航空会社: マレーシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

関空へは空港バスで向かいます。
エプロンに駐機している飛行機が目に入ると年甲斐もなくウキウキしますね。

チェックインを済ませ、ラウンジで最後の一服。

大阪は雲一つない最高の旅日和です。どうかマレーシアも晴れていますように（祈）

搭乗機です。
ゴールデンウィークも明けたのに満席フライトでした。それでも搭乗機を眺めながらボーディングを待つのは大好きな時間です。この時から心は大阪を離れていきます。

食事して、少し飲んで、映画を観てたらアッと言う間にクアラルンプール国際空港(KLIA)に到着。

・・・大雨です。マレーシアは乾季のはずですが、雨男の私が来ると・・・。開運お祓いの出だしが大雨って縁起はどうなんだろう？

しかし5年ぶりのマレーシア！　懐かしい・・と思いたかったのですが、空港内部も大きく改装されて、イミグレに向かうのもシャトルトレインではなくバスになってました。そしてひとつショックなことが・・・少しだけ両替しようと思ったのですが、なんと100円で僅か2.7リンギット！　前回来た時は3.9リンギットだったのに。空港の両替はレートが悪いので市内にでればもう少しましと思い両替しませんでした。

イミグレもバッゲージもスムーズだったのですが、大雨でホテルに向かう道路は大渋滞。ホテル到着時には暗くなっていました。

今日は朝5時起きで機内でも寝なかったので部屋に入ったらもうぐったり。

今夜はこれといった予定もないし、大雨でプールは閉鎖、出かけるのも億劫だったのでホテルのレストランで軽い夕食。飲茶弁当みたいので済ませました。不味くはなかったのですが、機内食みたいで・・・ww

今回のホテルはFACEという新しいホテルで、ここにしたのはインフィニティプールがあるからです。最上階の52階にアウトドアプールがあります。

翌朝。
朝食後、さっそくプールに向かいます。
思ったより大きいプールで、さすがこの高さになると解放感があって気持ちいいですね。でもこのホテルに宿泊している人の多分ほとんどはこのプールがお目当てみたいで、かなりの混雑です。人がいない状態で写真を撮れたのは奇跡です。

クアラルンプールのランドマーク、ツインタワーもKLタワーも眺めながら泳げます。
こうして眺めると周囲は山に囲まれ、クアラルンプールが盆地であることが分かります。

そして今回の目的のひとつ、夜景を眼下に辛苦を水に流すこと。

確かに素晴らしい夜景なんです。でもプールは屋上露天風呂状態。みんなプールサイドにもたれて夜景を眺めるだけ。しかもかなりの混雑。ゆったりと泳ぎながら夜景を見ることはちょっと難しいところがありましたが、ま、達成できたとしましょう。

昼間は買い物が少しあったのでショッピングモールに向かいました。この5年間でのクアラルンプールの変容に驚きました。新しいオフィスビルやホテルが続々とできていたのです。

外国人観光客も多く、凄い活気に満ちていました。東南アジアの発展ぶりを目の当たりにできました。

凄いなぁ、凄いなぁ、ときょろきょろしながらオノボリサン状態で市内中心部を歩きます。

夕食はクアラルンプールに来たら必ず立ち寄るインド料理店。エアコンなしの大衆店ですが、とにかく美味しい、そして安い。

ナンにレンズ豆と野菜のカレー。

そして大好物のタンドリーチキン。
辛さ控えめでいくつでも食べられる美味しさです。

翌朝。
朝食を済ませていよいよ東海岸のクアラトレンガヌへ出発です。

ただ、ここの朝食は不味いです。朝食なしのプランで予約して、外に食べに行ったほうがよかった。

さぁ、出発です。

幸いお天気も回復して青空の下、これから約500キロの快適なドライブ旅行になりそうです。
ちょっと暑いけど。

クアラルンプールの行政区にお別れです。

高速道路に入る前に飲み物を仕入れます。

アイスティーとココナッツジュース。日本でのメガサイズほどの大きさで200円程度です。もちろん美味しい！

クアラルンプールをでるとたちまち周りは深い緑になります。この道はキャメロンハイランドへ向かう路でもあります。

マレーシアの高速道路は快適で、道幅も広く通行料金も東名や名神の1/10くらい。ただ制限速度が110キロで、当然のことながらそれ以上のスピードでバンバン飛ばしています。ベンツやBMW、レクサスなんかは150くらいで追い抜いて行きます。私は法定速度を遵守する安全運転です。

昼飯時になったのでレストエリアでランチにします。

この手の施設が充実しており、トイレも清潔でガソリンスタンドやコンビニなども併設されてとても便利です。

食堂エリアはこんな雰囲気。エアコンはありませんが、風の流れが快適で汗だくになることはありません。反対側の壁面にベンダーがズラリと並んでいてマレーシア料理や中華、洋食、たまになんちゃって日本料理、飲み物、スイーツなどがあります。

ジュースやアイスティを飲みすぎてあまり食欲がなかったので、私は簡単にビーフバーガー、ココナッツパン、アイスコーヒーにしました。マレーシアではあまり食べ物に外れることはなく、このバーガーも美味しかったです。アイスコーヒーは例によってメチャ甘の練乳入りです。

クアラトレンガヌが近づいてきました。

マレーシアの郊外では英国などにあるランナバウトと呼ばれる交差点があります。信号がなく、先にランナバウトに入ったほうが優先されるルールです。

この川を超えるとクアラトレンガヌです。

今日のホテル、プリムラ・ビーチ・ホテルに到着です。

チェックインして部屋のベランダからちょうど沈みゆく夕日が眺められました。

休息も含め約7時間のドライブ、ちょっと疲れました。

夕食はホテルでいただきます。

お通しとして魚のすり身を平べったくして揚げたものが出てきました。エビセンみたいでとても美味しいです。なんでもトレンガヌの名物だそうです。でもすごい量。

まだナシゴレンを食べてなかったので注文しました。サテ―付き。

ナシゴレンはフツーに美味しかったのですが、このサテ―がとんでもなく美味！　いままでに食べたサテ―で最高だったのはコタキナバルのフィッシャーマンズワーフとテレックインタンの屋台でしが、こちらのサテ―が勝ちました。私にとっては世界一のサテ―です。

そして驚きはこのデザート。アイスクリームをパンケーキのドゥに包んで揚げたものでカスタードソースにマンゴー添え。アイスクリームは溶けることなく、帝国ホテルのベイクドアラスカのようです。

こんな田舎のホテルでこのような洗練された料理をいただけるとは！　しかも格安です。大満足で部屋に戻り、軽く飲ってから明日に備えます。

いよいよ明日は空を飛びます！

この旅行記へのコメント （2）

• Yashichiさん 2024/06/03 17:32:42

  大変でしたね。

  dashxさん、こんにちは。
  
  ご家族の件、自分が思っていた以上に大変だったようですね。
  そして慕っておられた先輩も旅立ちショックが大きかったとお察しいたします。
  先輩って香港とモロッコへご一緒に旅行された方ですよね。
  もう10年以上前の旅行記の写真で後ろ姿を拝見しましたが、まだまだお若かったのではないでしょうか。
  ご冥福をお祈りします。
  
  そして5年ぶりのマレーシアでお祓いできたでしょうか。
  気持ちを切り替えて楽しんで来られたと思うと幸いです。
  続きの旅行記を楽しみにしております。
  
  Yashichiでした。

  dashxさん からの返信 2024/06/05 02:23:33

  RE: 大変でしたね。

  Yashichiさん、こんばんは。
  
  ご訪問とメッセージをありがとうございます。
  
  この１年半は振り返ってみると地獄のような毎日でした。先輩は仰せのように香港やモロッコ、ハワイなどへご一緒してもらった先輩です。ただ、彼が亡くなった時、私は介護に追われ、悲しんでいる余裕がなく毎日が嵐のように過ぎていきました。
  
  しかしどんな人にも試練の時はありますし、諸行無常の通り、それが永遠に継続することもありません。それがあってこそ、楽しい時が更に輝き、小さなことでもそのありがたさを感じることができるようになりました。Yashichiさんも大変な時代がございましたでしょう、だからこそこのように素晴らしいプラテートタイひとり旅をご満喫できたのでは、とも思います。私にとっては今回のマレーシア旅行はそのせいか今までで一番楽しかったマレーシア訪問となりました。
  
  この後、年甲斐もない旅の内容となりますが、よろしくお付き合いくださいね。
  
  dashx