2024/05/25 - 2024/05/28
376位(同エリア828件中)
ソネッチさん
「はじめての尾瀬ヶ原ハイキングと谷川岳・フルーツ狩り3日間」
というツアーに妹と参加した二日目の旅行記です。
独身時代から尾瀬ヶ原と尾瀬沼の縦走コースにチャレンジしたいと思っていた私。旅パートナーの妹からは「山小屋に泊まるガチのコースは無理!」と拒否られて1日だけの「尾瀬ヶ原ハイキング」に行くことになりました。
調べると尾瀬ヶ原ハイキングは東京から日帰りのバスツアーも出ています。その情報からバスで尾瀬のビューポイントまで連れて行ってくれると勘違いしてました(笑)
ハイキングツアーに参加すると想像以上に高低差のあるコースでした。縦走コースに申し込まなくて良かったと妹に感謝したぐらいきつかったです。(汗)
きつかったけれど、尾瀬は期待通り素晴らしかった! 無駄に写真が多い二日目の旅行記です。
1日 小江戸川越観光・・・旅行記①
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
-
ツアー二日目、尾瀬ヶ原ハイキングの日です。5時45分から前泊したホテルで朝食をとり7時10分にロビーに集合。
ツアーメイト42名は3つのグループに分かれてホテルの用意したマイクロバスで尾瀬の入口「鳩待峠」へ出発。その駐車場でガイドさんと合流です。
その後ガイドさんと「鳩待峠無料休憩所」へ。ここはトイレ(100円必要)があります。 -
山小屋「鳩待山荘」は建て替え中。休憩所の後ろにも建物が建築中でした。
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前日から心配していたお天気はマイクロバス乗車中に小雨が!
鳩待峠到着時には止んでいましたが、ガイドさんから「念のために雨具を着用してください」と指示がありました。
尾瀬の看板前でガイドさんが写真を撮ってくれました。雨具で着ぶくれ~。
ガイドイヤホンは前日に添乗員さんが配布済み。そして、ホテルがストック1本の無料貸し出しをしてくれました。
「ストックなんて、いらないんじゃないの」
と思いましたが、ツアーメイトみなさんが借りていたので私たちも借りました。 -
9時にガイドさんとツアーメイト14名で尾瀬ヶ原ハイキングのスタート!
入口からすぐに歩きにくい石の階段を下っていきます。 -
妹の前を歩いていたツアーメイトの方は2度も転倒されました。妹によると靴がスニーカー(?)だったよう。
スニーカーではなくトレッキングシューズ着用とツアーパンフレットには明記されていました。スニーカーは滑ります。尾瀬を歩かれる方は注意です。
珍しい植物をいろいろ見かけましたが、団体行動で列になって歩いているので、なかなか写真は撮れない。立ち止まるの難しかったです。 -
急な石の階段を1kmほど下ると比較的ゆるかな木道になります。ちょっと、ほっとします。
「鳩待峠」から次の目的地「山の鼻」までは標高差が200mだそう。高低差が結構あります。
木道の周りの林にはアジサイに似た花木がたくさん咲いていました。 -
オオカメノキです。
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そして、オオカメノキに混じってところどころに鮮やかな紫色の花。
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ムラサキヤシオツツジ
九州ではみないツツジですね。 -
柵で厳重に守られていた「シラネアオイ」
直前に雨が降ったので花弁が閉じていますが、帰路は開花した美しい花を見ることができました。 -
「山の鼻」に向かう林の中で、初めて水芭蕉の群落に遭遇!
今年は雪が少なくて、先週、例年よりも2週間も早く水芭蕉が満開だったとのこと。今週までがぎりぎり見ごろだとガイドさんが言っていました。 -
私は野生の水芭蕉を見るのは初めて。
九州ではなかなかお目にかかれない。これだけの群生を見ることはまずありません。 -
念願の尾瀬の水芭蕉。ぎりぎり、間に合ってよかった!
妹が職場の人に尾瀬に行くと言ったら、
「夏がくれば思い出す~」
みんなが合唱してくれたそうです。(笑) -
木道から降りることができないので、綺麗な花を撮影するのはなかなか難しい。
ここはちょっと撮影タイムがあったので頑張りました。 -
幾つもの小川を越えて林の中を進みます。
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ガイドさんが「ミネザクラの花が残っていますよ」と教えてくれたのでパチリ。このサクラも九州では見ないな。
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「鳩待峠」から3.3km、1時間ほど歩いて「山の鼻」に到着しました。ここが尾瀬ヶ原の入り口です。
ビジターセンターや休憩所があるので、ここで休憩とトイレタイム。
雨は大丈夫そうなので雨具を脱ぐことに。 -
同じツアーの他グループの方に足を捻挫された方が出て、その方は添乗員さんと「鳩待峠」まで戻りました。尾瀬、あなどれません。
10時30分、「山の鼻」から、いよいよ本格的な尾瀬ヶ原ハイキングのスタートです。 -
ここからは、ほぼ平坦な木道歩き。
水芭蕉の群落を見ながら広大な湿原を歩きます。 -
残雪が残っている山も。
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水路周りには水芭蕉の他に
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リュウキンカがたくさん咲いていました。
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開花時期が重なるので、流れのあるところにはセットで咲いていることが多いとガイドさん。
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リュウキンカは鮮やかな黄色で目をひきます。
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可愛い花ですね。
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でも、主役はやっぱり水芭蕉!
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尾瀬は新潟県、福島県、群馬県の3県にまたがる高地にある盆地状の高原。日本最大の山地湿原です。見晴らしがよくて、期待通り素晴らしい湿原でした。
一昨年訪問した低地にある釧路湿原とは違う趣があります。 -
地糖と呼ばれる大小さまざな池が点在し、景観に変化を与えてくれます。地糖は尾瀬湿原に1800もあるそうです。
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木道から、水芭蕉の他にもこれから最盛期をむかえる花を見つけることができました。
ショウジョウバカマ。
ピンク系の花は特に目を引きます。 -
ワタスゲも咲き始め~
これからたくさん咲くそうです。 -
木道の間のワタスゲ。
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ヒメシャクナゲ
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木道の周りで一番目についたのはタテヤマリンドウ。
背の低い花です。 -
ちょっと調べたら、くじゅうでよく見る「ハルリンドウ」の高山型変種だそうです。違いがわからないわ。
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水芭蕉も木道の間からところどころで顔を出します。
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小川の周りの水芭蕉。小川をいくつも越えながら歩きます。
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11時30分、「牛首」に到着しました。ここはいろいろなコースへ進む分岐点。
人気スポット「竜宮」や「ヨッピ吊り橋」へ行くことができます。 -
ベンチがあるので、「牛首」でランチタイムです。
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ホテルが用意してくれた弁当。
舞茸おにぎり。 -
ベンチに腰を降ろしておにぎりを頬張っていると、目の前の湿原に、水芭蕉の横に可愛い花が咲いているのに気が付きました。
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ミツガシワ
ガイドさんに名前を教えてもらいました。 -
昼食タイムの後、尾瀬ヶ原一番のビューポイント「下ノ大堀川」へ向かいます。
ここで体力面の不安から6名の方が先へ進まず、引き返すことになりました。一本道の木道なので迷う心配はありません。
残り8名で出発です。 -
牛首から15分ほど歩いてめざす「下ノ大堀川」に到着しました。
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私たちがよく見る尾瀬のポスターはここから撮ったもの。尾瀬ヶ原といえばこの風景ですね。
水芭蕉の大群落があるのですが、残念ながらここの水芭蕉はほぼ終了していました。 -
一週間前だと絶景だったはず・・・。
仕方ないですね。
尾瀬に来る前は、観光バスを降りたら、この風景を見られると思っていました(汗) -
私たちのツアーはここから引き返します。
この後進んでも、大きな水芭蕉の群落はないということなので、納得です。 -
美しい湿原を眺めながら戻っていると、
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鹿を発見!
野生の動物に会うとテンションがあがります。 -
帰り路は、朝は花弁が閉じていた「ニリンソウ」が開花していました。
「山の鼻」の近くに群生している場所があります。 -
ニリンソウ
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水芭蕉を愛でながら戻ります。
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「尾瀬ヶ原が近くにあったら、毎年、来るのにな・・・。」
そんなことを考えながら、歩いていました。 -
それぐらい、湿原も水芭蕉も美しい場所でした。
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「山の鼻」を過ぎていよいよ帰りの上り道。
何度か休憩をはさみながら上りました。きつかったですが、この時、ホテルで借りたストックがすごく役にたちました。借りててよかったです。
上りながら妹に「縦走コースじゃなくて良かった。一日ハイキングで十分満足したわ」と何度も言いました。(笑)
行きは頭上に咲く「オオカメノキ」「ムラサキヤシオツツジ」ばかり目がいきましたが、帰りは足元に「オオバキスミレ」がたくさん咲いているのに気がつきました。
水芭蕉の他にも高山植物の花をたくさん見れたので大満足です。 -
15時に「鳩待峠」に戻ってきました。9時スタートだったので6時間のハイキング。ツアーなので、余裕のある行程でした。
最初と最後の200m高低差のある階段がきついですが、湿原は平坦な木道歩き。周りの風景がともかく綺麗なのでと気持ちよく歩くことができました。
水芭蕉の時期は「夏が来れば思い出す~」の歌詞通りの素晴らしい場所!。あの歌の作者の気持ちがよく分かります。きっと、思い出すわ。
迎えのバスが来るまでフリータイムだったので、妹と休憩場で販売している花豆ソフトを買っておやつタイム。
小豆のようなお味のソフトで美味しかったです。
この後、マイクロバスでホテルに戻りました。
最終日の明日は、残念ながら台風1号の接近で、一日雨予報です。まあ、尾瀬は曇りだったから良しとしよう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ゆんこさん 2024/06/03 13:41:42
- 水芭蕉
- ソネッチさん
そちらでは、水芭蕉、野生で見ることはないのですね。
いつも、ソネッチさんの花旅行記を羨ましく見ていましたが(笑)、北海道にも威張れることがあったのね。笑笑
オオバナノエンレイソウは多分北海道ならではと思いますが、クリスマスローズも咲きませんか?
多分よく行く、札幌郊外の「マクンベツ湿原」の水芭蕉の群落は、尾瀬のかなり小さいスケールにはなると思いますが、ちょっとしたハイキング気分で歩ける木道があります。
水芭蕉自体は、ちょっと街から外れたら、あちこちに咲いているので珍しくも感じませんが、でも尾瀬クラスの群落の中のハイキングはやはり圧巻ですね。
最盛期はどんなんだろう、と想像しちゃいますよね。
ハイキングとはいえ、靴にしろ装備は侮ってはいけませんね。
私は山歩きのときはいつも、2本ポールを使うのですが、今回の霧ヶ峰は荷物の関係でポールは持たないことに。
多少のアップダウンがあるので必要といえば必要なんですけどね。(ポールは上りよりも下りの時に必要です)
ハイキングのあとのアイスクリームも必須ですね。(笑)
念願の尾瀬ハイキング、楽しめてよかったですね。
★ゆんこ★
- ソネッチさん からの返信 2024/06/04 09:41:51
- Re: 水芭蕉
- ゆんこさん、おはようございます。
昨年、知床に行ったとき知床五湖でも水芭蕉が見れると説明版に書いてあったので、一瞬、水芭蕉を見に来ようかしら。と思ったぐらい「水芭蕉」は九州ではレアです。(笑)
ゆんこさんの早春の旅行記を読むと見たことのない花ばかり。チオノドクサ、エゾエゴサクはもちろんですが、実はカタクリもまだ見たことがありません。私もゆん子さん同様、植栽している植物よりは野性の植物の方が好ましく思っているので本当に羨ましいです。
クリスマスローズは、花の少ない時期に咲くので、九州でも人気の植物。園芸店でよく見かけます。ただ、この開花時期が問題で、園芸品種なので見るならフラワーパークなのですが、この時期のフラワーパークは閑散期で、春のフラワーシーズンに備えて、絶賛養生中です。パンジーから始まって、プリムラ、チューリップ、ポピー、そして、最近大流行のネモフィラと続きます。また、フラワーパークは春と秋で植物の植え替えをするので一年草が中心ですね。そんなわけで、公園でクリスマスローズの群生を見ることはまずありません。北海道ならでは風景だと思います。本当に、日本じゃないみたい。素敵です。
ソネッチ
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