2024/05/12 - 2024/05/14
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奈良には何度か行っていますが、今回は、国宝の五重塔のある元興寺、海龍王寺と以前から気になってていた當麻寺、大神神社、新薬師寺などを訪ねることとしました。併せて、奈良ホテルに泊まり、フレンチを食べるという少し贅沢な旅をしました。2日目は雨に降られましたが、全体としては満足できた旅となりました。
1日目は、まず當麻寺を訪ね、宿泊地の橿原に向かいます。
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神戸での用事を済ませ、近鉄天王寺駅から、この電車に乗って當麻寺を目指します。電車は、古市行きです。
天王寺駅 駅
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近鉄古市駅で乗り換えて、當麻寺へ向かいます。
古市駅 駅
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近鉄當麻寺駅に着いたのは、午後3時。當麻寺へはここから歩いて15分かかります。
当麻寺駅 駅
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駅の改札を出てすぐのところにコインロッカーがありました。ここに、キャリーバッグを預けるつもりでした。しかし、ここで大問題が。キャリーバッグが大きすぎて、というか、コインロッカーが小さすぎて入らないのです。
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隣りのお饅頭さんで預かってくれるとのネット情報があったので、お店で聞くと、閉店時間があるので16時までに取りに来てくれとのこと。あまりに観光時間が少ないので、あきらめてキャリーバッグを引いて観光することにしました。(この後、あるところで無理をいって預かっていただきました。ご迷惑がかかるので場所は書きません。)
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駅前から當麻寺へは、ほぼまっすぐな道です。
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途中、葛城市観光休憩所でひと休み。すると、気になる看板がありました。ここ葛城市は、野見宿禰とともに相撲の祖とされる当麻蹴速の出身地ということで、相撲館けはや座という施設が休息所の隣りにありました。白鵬関が葛城市の親善大使ということで、大きな看板もあります。休憩所を出たところには、蹴速塚もありました。
葛城市相撲館『けはや座』 美術館・博物館
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葛城市観光休憩所の先の交差点を渡ると、仁王門まであと少し。
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道の突き当たりに仁王門が見えてきました。當麻寺は、推古天皇の時代(612年)に河内の国に創設され、681年に當麻の国見によりこの當麻の地に移されたという古刹です。この仁王門は、1745年建造と當麻寺の建造物の中では、比較的新しい建物です。
當麻寺 寺・神社・教会
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仁王門の吽形像。仁王門と同じく18世紀に作られています。
當麻寺 寺・神社・教会
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一方、阿行像は修理のため、留守でした。理由は、像の頭部にミツバチが巣を作り、相当痛んでいたので修復するとのことです。阿形の開いた口から、中に入り込んだようです。
當麻寺 寺・神社・教会
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仁王門を入ると広大な境内が広がっています。
當麻寺 寺・神社・教会
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まず、最初に見えるのは、国宝の梵鐘です。白鳳時代のもので、日本最古と書いてありました。
當麻寺 寺・神社・教会
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最奥に本堂が、その手前に、講堂(右側)と金堂(左側)が見えます。
當麻寺 寺・神社・教会
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まず、本堂(曼荼羅堂)に参拝します。當麻寺は、境内の参拝は基本的には無料ですが、本堂、講堂、金堂内の拝観には、拝観料が必要です。拝観料は500円でした。拝観料は、本堂の中で支払いします。この本堂は外陣が鎌倉時代で内陣は白鳳時代のもので全体が国宝に指定されています。
當麻寺本堂 名所・史跡
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本堂の中には、本尊の曼荼羅、厨子、須弥壇などがあります。本尊が仏像ではなく、曼荼羅というのは珍しいですね。逗子の中の文亀曼荼羅は蓮糸曼荼羅(国宝、天平時代、非公開(奈良国立博物館へ寄託))を文亀年間(室町時代)に転写したもので、重文になっています。その曼荼羅を収める高さ5mもある巨大な厨子、源頼朝が寄進したという国内最大級の大きさの須弥壇は、いずれも国宝です。須弥壇の螺鈿や金銀泥で描かれた花鳥図が間近に見られます。他の寺では見ることのできない繊細な造形と大きさに圧倒されました。
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次に講堂。鎌倉時代に建てられ、重文となっています。中には本尊の阿弥陀如来(平安中期:重文)他、数体の仏像が安置されています。
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講堂の向かいにある重文の金堂です。右側に国宝の西塔が見えます。
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こちらは金堂の左側。左に東塔が見えます。金堂は曼荼羅堂ができるまで、本堂だったとのことで、金堂から見ると左右に三重の塔が配置されています。
金堂(鎌倉時代、重文)の中には、本尊の国宝弥勒仏(白鳳時代)と持国天、増長天、広目天(いずれも白鳳時代、重文)、多聞天(鎌倉時代、重文)が安置されています。弥勒仏(塑像)も素晴らしい仏像ですが、個人的には4体の天が好みでした。特に白鳳時代の乾漆像の持国天、増長天、広目天は、衣服の繊細さとエキゾチックな顔立ちで他の天とは違った魅力がありました。 -
国宝の西塔と東塔を見るのは、「西南院の見晴らし台からがいい」と聞き、本堂の左奥にある西南院に向かいます。
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西南院の背後に三重塔が綺麗に見えます。
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ここで、入園料を払います。拝観料は、300円でした。プラス400円でお庭を拝見しながら、座敷で茶をいただけたのですが、時間がなくて残念でした。
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庭園に向かう道に綺麗なボタンが咲いています。
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ここを潜って庭園に進みます
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庭園と三重塔。この池の左手の座敷でお茶がいただけます。
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庭園の脇に、見晴らし台へあがる階段が。
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見晴らし台からはこんな眺望が。手前が西塔、奥が東塔です。東塔の方が建築が早く奈良時代のもの。一方、西塔は平安時代のものでいずれも国宝です。
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両塔が並び建つ姿は、なかなかのものです。
當麻寺東塔 西塔 名所・史跡
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西南院を出て、西塔の下に向かいます。
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通常、塔の相輪にある宝輪は9輪ですが當麻寺の三重の塔は、西塔、東塔とも8輪となっています。これは全国的にみても珍しいようです。
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基壇部分も重厚な造りです。
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こちらは、東塔。奈良時代の建立。
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こちらは、東塔の相輪。こちらも、宝輪は8輪となってます。それから、水煙は丸みをおびている西塔に比べよりシャープな三角形に近い形になっています。この塔の特徴ですね。
そろそろ、預かっていただいたキャリーバッグを取りに行く時間になったのでここで参拝終了。當麻寺駅まで引き返します。 -
當麻寺駅を17時15分に出て、17時半過ぎに橿原神宮前に着きました。これは東口です。
橿原神宮前駅 駅
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今日、宿泊するグランドメルキュール橿原までは、徒歩5分です。
グランドメルキュール奈良橿原 快適 by hideじいさんグランドメルキュール奈良橿原 宿・ホテル
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このホテルは、フランスのアコーホテルズがリブランドして今年4月にオープンしたホテルで、設備は古いものの、綺麗に整えられ、居心地のいいホテルでした。
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部屋の様子。
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バスルーム。地下に温泉大浴場があるので、使ったのは洗面台だけです。地下の浴場は、軟らかい刺激の少ない湯でした。湯上がり処にはレモンウォーターなどが備えられていて、甘酒も提供されていました。
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このホテルは、ビールやワイン、コーヒー、紅茶などがフリーで提供されるラウンジサービスが利用できます。
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こちらのコーナーには、ビスケット、マーブルチョコレート、せんべいなどが置かれていました。
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夕食は、ホテル外でとることとし、地下道を通って駅の西口までやってきました。
橿原神宮西口駅 駅
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「麺屋いちびり」という店にしました。なかなかの人気店で帰りには、店の前に行列が出来ていました。
麺屋いちびり グルメ・レストラン
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私は、味玉ラーメン、1000円。イリコの出汁がきいたトンコツスープで、久しぶりに美味しいラーメンを食べた気がします。
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妻は、まぜ麺の普通盛り(200g)、900円。肉と野菜が山盛りで、こちらも美味しかったようです。本日は、これで終了。ホテルの温泉でゆっくりしました。そうそう、ホテルのラウンジは、ビールに加えカクテルも作れるようになっていました。
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