中華民国の旅（６）～台南２　安平古堡、安平樹屋～

2024/01/02 - 2024/01/02

台南の二日目は郊外の安平に向かいます。安平には「安平古堡」や「安平樹屋」などの遺跡が有名で、特に安平樹屋は倉庫の屋根や壁にガジュマルの根が絡みつき、まるでラピュタの世界が広がっています。
以下、日程です。
12月29日(金)夜成田発→台北深夜着
12月30日(土)台北→金門島
　成功坑道→陳洋楼→獅山砲陣地→田墩海堤(夕陽)→山后民俗村
12月31日(日)金門島
　山后民俗村→馬山播音站→迎賓館→瓊林聚落→小寧頭→北山播音墻→慈湖落日平台→金城模範街→水頭聚落
1月1日(月)金門島→台南
欧厝沙灘(初日の出)→翟山坑道→金門島昼発→台南着→飛虎将軍廟→赤嵌樓
1月2日(火)台南→台北
安平古堡→安平樹屋→台南発(新幹線)→台北着→廸化老街→寧夏夜市
1月3日(水)台北
龍山寺→歴史建築めぐり(総統府、司法院、台湾銀行、監察院、台湾大学病院)
台北→成田

エリア 台南(台湾)

台南駅前のロータリーに隣接する国賓大楼の前のバス停から、7時半頃に2路のバスで安平に向かいます。

国賓大楼の内部。20年ほど前にこのビルのホテルに泊まりましたが、まるでラブホテルのような内装で、香港の重慶大厦を思わせるようなビルでした。

8時過ぎに安平に到着。まだ、お店や名所も開いてないので、安平を散策します。

安平港の入り江。

朝ご飯はこちらの周氏肉粽でちまきをいただきます。

周氏肉粽。地元の人らに長年愛されているお店です。

魚焿(魚のとろみスープ)、肉粽(肉ちまき)、味噌汁。タレにつけて食べるちまきは、とても美味しかったです。

早速、安平を観光します。観光スポットは8時半から開場するのでちょうど良い頃合い。その前に、安平古堡のすぐ南にある安平開台天后宮に参拝。

楼門の獅子。

安平開台天后宮は台南最古の媽祖廟であり、本尊の媽祖像は1668年に鄭成功の船隊が湄洲から持ち込み、廟を建てて祀ったと伝えられています。

安平開台天后宮の竜の装飾。

安平開台天后宮の媽祖像。

次は安平古堡に向かいます。安平古堡は1624年にオランダ東インド会社によって築かれたゼーランディア城の遺跡です。

1662年に鄭成功がオランダ東インド会社を台湾から追い出した後、安平城と改名しました。

安平古堡。

安平古堡からの安平の街並み。

安平古堡の熱蘭遮城博物館。清朝時代の1882年、台湾が貿易港として開放された後に税務司公館として建てられ、日本統治時代は税関クラブとして使用されていました。

日本家屋の名残を示す建物。

打ち出の小槌の鬼瓦。

当時の城壁の遺跡。

安平古堡の敷地内にはガジュマルが生い茂っています。

安平古堡の目の前にある王雞屎洋樓。

赤レンガの建物。

日本家屋が残されています。

日本家屋。大正6年後頃に建てられた安平支部の元所長宅だったそうです。

日本語の看板が残されていました。

白鶴の看板。

上空を2機の戦闘機が轟音を響かせて飛んでいきました。

旧英商徳記洋行。イギリスの貿易商である德記洋行が安平の開港後に設立した拠点です。

旧英商徳記洋行。

旧英商徳記洋行。

英商徳記洋行の裏手に安平樹屋があります。かつては「大日本塩業株式会社」出張所の倉庫でしたが、 100年あまりの歳月を経て、倉庫の壁にはガジュマルの木々が絡みついています。

壁にはガジュマルがびっしりと絡みついています。

ガジュマルに覆われた建物。

木々に覆われた建物はアンコール・ワットのタ・プロームが有名ですが、台湾にもこんな所があるとは知りませんでした。

屋根がガジュマルに覆われています。

ガジュマルに覆われた壁。

まるで装飾のように壁とガジュマルが一体化しています。

扉に鉄格子のようにガジュマルが伸びています。

網目のように張り巡らされたガジュマルの木々。

巨大なタランチュラのように、今にも動き出しそうなガジュマル。

壁一面を覆い尽くすガジュマル。まるでラピュタの世界に迷い込んだ様です。

屋根を突き刺すガジュマル。

この場所に来るだけでも安平に来た甲斐があります。テンション上がりまくりでした。

安平の街を歩くと家の壁に獅子の装飾が描かれている家を見かけます。

「剣獅」と呼ばれる剣を口に咥えた獅子の装飾。安平では古くから魔除けとして家に飾ったりするそうです。

同記安平豆花でスイーツをいただきます。

さすがスイーツ大国の台湾です。とても美味しい。

えびせんのお土産屋さん。

ポン菓子のように店先でえびせんべいを作っており、袋詰めを3パック購入。出来立てはとても美味しいです。

陳家蚵捲で小ぶりの牡蠣フライと牡蠣ロールをオーダー。

2路のバスで台南に戻り、ホテルへの途中に四つ角の果物屋に立ち寄ります。

フルーツ盛り合わせとプリン。ホテルで荷物を受け取り、台北に向かいます。