２０２４GWは昨夏に続き韓国へ！　その③KTXで安東へ日帰り旅、世界遺産の『河回村』『屏山書院』を訪問！

2024/04/29 - 2024/05/05

　コロナ特例で今年3月まで延長されていたANAマイルの有効期限が近づく。
GWに海外をと思い立ち何とか空いていたアシアナ航空のソウル往復便。
そんなこんなで、昨年夏に引き続き韓国ツアーに決定！
昨夏台風の影響等も有り回り切れなかった江華島とソウル市内、安東の世界遺産を巡り、そして韓国グルメを堪能することに。
今年のGWは10連休。
日本出国は４月２９日、帰国は５月５日の６泊７日の日程で韓国へ。
ソウルに５泊、最終日の帰国便は仁川７：００発のため、６泊目は仁川。
ソウルの宿は『新羅 ステイ 西大門』、仁川では『デイズ ホテル＆スイーツ 仁川 エアポート』を確保。

旅の二日目は、韓国新幹線KTXに乗って慶尚北道の道庁所在地『安東市』へ。
訪問の目的は、この街にあるユネスコ世界遺産。
韓国の両班文化を未だ引き継ぐ農村『河回村（ハフェマウル）』、そして古の儒教学校『屏山書院（ビョンサンソウォン）』の二ヵ所。
市内観光にも回りたかったが、ソウル日帰りだと少々厳しい。
下調べの情報も少なく、えいやで訪問したが思わぬラッキーにも遭遇し充実した旅となりました！　

エリア 安東(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの部屋から望む早朝6時のソウル市内
道路は早くも渋滞

新羅ステイ西大門 ホテル

ソウル駅発９：０１のKTXに乗るため、西大門のホテルを８：００に出て徒歩で向かう

この日天気は晴天
朝陽を浴びる煉瓦造りのソウル駅舎が眩い

国鉄ソウル駅 駅

正面から

近代的なカーテンウォールの現駅舎

今年で韓国新幹線KTX開業２０周年

大屋根構造の駅舎内

改札は無し
直ホームに降りられる

事前にKTXアプリで予約
安東行は本数少ないため予約必須

KTXは仏のTGVがベース

2号車へ

座席中央にはスマホ用ワイヤレス充電器設置

そして日本語表記有り・・・安心

座席は２×２の配列

足下はフットレスト付きも、日本の新幹線より狭いか

安東まで２時間半
と言ってもソウルから清涼里まで３０分のノロノロ運転のため、同じソウル市内の清涼里からだと２時間

まずはキンパで朝食

そしてデザート
いずれもソウル駅にて購入

済川駅

栄州駅

栄州駅 駅

定刻１１：３２安東到着

ここから河回村行きの路線バスを探すが、駅前のバスターミナルが何処かわからない

安東駅 駅

一旦駅舎前まで戻りパンチパーマのおじさんに河回村行きのバス乗場を聞くと、すぐ前に停車している小型バスに乗れと・・・
そのバスの運転手さんも乗れと・・・
不安なまま乗車し座席の案内を見ると安東シティツアーのバス！
なんと我々が回ろうと思っていた所がルートに入っているではないか
何たるラッキー！！

このバス
ソウルからのKTXに合わせ、安東駅１１：４５発、そして帰りもソウル（清涼里）行きのKTXに合わせ１７：２０着
そして料金は一人25,000W、日本円で2,750円、運転手・ガイド付きと考えると格安だ

最初の訪問地は『芙蓉台』
河回村を見下ろす高台だ
昇りは結構な急坂

芙蓉台 自然･景勝地

河が大きく蛇行

その内側にできた農村

日本の日高市に有る、高麗川に囲まれた巾着田と似ているね

河回村全景

アップすると茅葺屋根の伝統的韓屋が立ち並ぶ様が良く解る

現在地の芙蓉台はマップ右上の突き出た部分の山の上

河回村と芙蓉台には橋が無い
渡しの船が有るらしいが運行してる様子はない

芙蓉台ヒルトップ

帰りも急坂を下る

芙蓉台登山口に有る石碑

そして昼食会場へ

ツアー指定の食堂
昼食代は別途要

河回食堂 韓国料理

安東グルメと言えばこのサバの塩焼き

脂ののったサバ
美味し！

我々のテーブル上には1羽のツバメが

近くの巣で子育て中
我々が近づかない様威嚇しているようだ

定食2人前で40,000W
観光地価格・・・

食後は河回村に伝わる伝統芸能仮面劇の会場へ

安東世界仮面博物館 博物館・美術館・ギャラリー

結構な人の入り

１４：００開演から1時間のショー

冒頭いきなり牛を嬲り殺し心臓と〇玉を奪取・・・

その後５話ほどの寸劇
スクリーンに日本語訳も出るためストーリーは良く解るが・・・

ここは冒頭１５分ほどで十分かと・・・
ツアーに組み込まれていたので、このフィナーレまで見てたけど、他の方々は３０分ほどで切り上げていたようだ

そしていよいよ世界遺産の『河回村』に入村
2010年に前回訪問した慶州の『良洞村』と合わせて韓国の儒教的両班文化を現わしていると世界遺産に登録

河回村 旧市街・古い町並み

将軍標
韓国の村落入口などによく建てられている魔除け

前を歩く方がこのツアーのガイドさん

日本語はダメだけど、翻訳アプリで我々二人のため一生懸命に説明をしてくださった・・・感謝

ここはランダムに回るよりガイドさんと回った方が良い
広いのと歴史的な背景や儒教の教えなど合わせて理解すると、韓国両班文化のことも良く解る

門前に張り札

河東古宅 旧市街・古い町並み

『立春大吉』
日本と同じ・・・開運・厄除け

エアコン室外機はこの通り
景観条例で定められているようだ
日本の白川郷と同じだ

ガイドさん曰く
この民家の左端部は違法建築
今風のバスルームを作ってしまったようだ

ほとんどの建物は民家として人がお住まいになられている

立入りは不可だが中を覗かせてもらえる民家も有り

和敬堂

和敬堂 (北村宅) 史跡・遺跡

河回村でも最大級の民家

土塀の街並みが続く

路地の奥は・・・

三神堂御神木
村の中央に有る子宝・安産・村の繁栄を祀る御神木

三神堂 御神木 観光名所

この民家も大きな門が

そして内門

河回村からは多くの儒教学者が輩出

ここから見える山のピークも確か何らかの意味があったようだが・・・
（ガイドさんがわざわざこの位置から見ろと立たせてくれた）

忠孝堂

忠孝堂 寺院・教会

国に忠誠をつくし、父母に孝道を尽くしなさいと言う意味

そして1999年に来韓された英国のエリザベス女王来訪の記念樹

安東の街中でThe Royal Wayの看板を見かけたが、女王様の通った道だった

玄関わきのこの穴は、お金に困った方へお布施するためのもの
中に金品をしまい、何時でも困った人は取りだせた
ただし大量に持ち出せない様穴は小径

新築中の家
村の景観に合わせ茅葺

上の建物は民宿

ラクコジェ (楽古齋 河回) ホテル

洛東江沿いの松林

そして先程登った芙蓉台

登っている人結構いるね

河回村はここまで

バスに向かい川の土手をしばし散策

ガイドさんが映えスポットのアングルを教えてくれたので、いつもは撮らない相方とトゥーショットで記念撮影

ツアー最後の訪問地は『屏山書院』

この旅3ヵ所目の世界遺産

屏山書院 寺院・教会

復礼門

ここは学びの場、立教堂

両班の子弟がここで勉学に励み科挙に備えた

晩対楼
開放的な長い廊下
勉強に疲れた生徒さん達がここから対面の深山を眺め頭と心を癒していたのであろう

ちなみに山々の形が屏風を広げたように見えることが『屏山』の由来

立教堂から見て左側にあるのは下級生の寄宿舎

右側は上級生の寄宿舎

今回のツアー、我々以外は4人のおばあちゃんとおじいちゃん1人
それにガイドさん合計８人

渦巻き状のトイレ

これでツアーの見どころは終了

新緑の山々が心を癒す

バスに乗り込みKTX安東駅へ戻る

このバスに乗らなかったら恐らく半分も回れなかったであろう
また同行の方々も、こちらが日本人と知ってか、積極的に接しようとはしませんでしたが、バスの座席、写真撮影、見どころのガイドなど節々で気を使ってくださったこと身に染みました
おかげで良い旅となりました

安東駅には１７：４５に帰着

安東駅 駅

ソウル（清涼里）行きのKTXは１７：５７発

帰りももちろん予約済

安東駅が始発

6両編成の5号車

2時間で清涼里駅に到着

清涼里駅 駅

地下鉄1号線に乗車
夕食をとるために広蔵市場へ向かうことに

屋台は絶賛営業中

広蔵市場 市場

お目当てはユッケ！
ユッケ屋さんがたくさん並んでいるが、夜の８時半にはすでにオーダーストップのお店多し

まだOKのこの店兄弟ユッケに決定

兄弟ユッケ 本店 韓国料理

日本では不可な生肉がメニューに並ぶ

まずはソジュとパンチャン

久し振りのユッケ！

そしてユッケビピンバ

生肉を久し振りに食らう・・・満足満足！

路線バスで宿へ

西大門帰着

安東の世界遺産2ヵ所と生肉グルメを堪能
この旅の目的を十分に果たせた二日目でした

新羅ステイ西大門 ホテル