2024/04/05 - 2024/04/06
4位(同エリア18件中)
葵さん
この旅行記スケジュールを元に
4月最初の週末、西日本の方から続々と桜の便りが聞こえてきている中、桜を求めて鳥取県を東から西へと横断していく旅へ。
旅の1日目、飛行機で「鳥取空港」へと向かい、さっそく「久松公園(鳥取城跡)」を観光した後、同じく鳥取市街に鎮座する因幡国一之宮「宇倍神社」へお参りを。
そして鳥取市西部に位置する鹿野町へと車を走らせ、次に訪れたのが、戦国時代の武将・亀井玆矩の居城「鹿野城」の跡に整備された「鹿野城跡公園」で、約500本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所です。
「久松公園」の桜は5分咲きくらいでちょっと心配だったのですが、「鹿野城跡公園」の方はほぼほぼ満開で、特に満々と水を湛えたお堀の水面に咲き誇る桜が映り込む光景は、素晴らしいの一言でした♪
〔桜を求めて鳥取県を横断する旅(2024年4月)〕
●1日目①:久松公園(日本さくら名所100選)/鳥取城跡(日本100名城)
https://4travel.jp/travelogue/11895532
●1日目②:宇倍神社(因幡国一之宮)/鹿野城跡公園【この旅行記】
〔全国一之宮巡拝記(中国・四国エリア)〕
●中山神社(美作国):https://4travel.jp/travelogue/11491168
●大山祇神社(伊予国):https://4travel.jp/travelogue/11668908
●土佐神社(土佐国):https://4travel.jp/travelogue/11548589
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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●宇倍神社
「鳥取城跡」への登城後、レンタカーで鳥取市街地を南東方向に5キロほど移動して、次の目的地である「宇倍神社」へとやってきました。
石段の参道には、今年の干支・甲辰にちなんだ大きな垂れ幕が掲げられており、これはなかなか粋なお出迎えですね~。宇倍神社 寺・神社・教会
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神社は山裾の中腹に鎮座しており、参道を上り切った先には砂利が敷き詰められた空間があり、ここを囲むように御社殿などが建ってます。
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ちなみに神社の境内案内はこちら。
(旅行記の構成上)石段の参道を上ってきたようになってますが、実際は車で参集殿のすぐ下の駐車場まで移動してます。
まぁ、偉大な神様は細かいことは気にしないでしょうから・・・。 -
イチオシ
ということで、さっそく拝殿でご参拝を。
「宇倍神社」は飛鳥時代の648年に創建されたと伝わる古社で、因幡国一之宮として崇敬を集めており、掲げられている扁額も誇らしげです。 -
御祭神は「武内宿禰命」(たけのうちのすくねのみこと)で、第12代景行天皇から第16代仁徳天皇の各天皇に仕えたという伝説上の忠臣とされ、初めて「大臣」の称を賜ったそうで、今でいう総理大臣の祖ですね。
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拝殿の手前には、繁栄の祈りが込められた「飛躍の鳥」の像も。
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ご社殿を横から見るとこんな感じで、左奥から本殿・幣殿・拝殿と並ぶ形となっています。
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さらに社殿の裏手に行ってみると、武内宿禰命が360余歳でお隠れになったとされる石碑(武内宿禰命終焉之地碑)が置かれていて、この左奥の階段を上ってみることに。
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階段を上った先には、木柵に囲まれた空間があり、ここに「双履石(そうりせき)」と呼ばれる御祭神の履き物を意味する2つの霊石があり、こちらが神社の原点となる場所になっています。。。
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最後、授与所で御朱印(直書き、初穂料@300円)をいただきました♪
これで鳥取市街で気になってたスポットは訪れることができたので、ここからさらに鳥取県を東から西へと移動していきます。 -
●鹿野城跡公園
そして次に訪れたのが、鳥取市西部の鹿野町にある「鹿野城跡公園」で、こちらも県内有数の桜の名所として知られています。
ちょうど「鹿野桜まつり」の期間中だったため、公園西側の「旧鹿野小グラウンド」が臨時駐車場となっており、ここに車を止めました。 -
で、城跡に整備された「鹿野城跡公園」には、約500本のソメイヨシノが植えられており、例年3月下旬から4月上旬が見頃とのこと。
着いていきなりですが、今も残るお堀に沿うように桜が彩り、ちょうど満開に近い咲きっぷりのよう!鹿野城跡公園 花見
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ちなみに公園西側から眺めていて、向かって左側がお城の「二の丸」、同じく右側が「本丸」にあたり、その間に満々と水を湛えた内堀が設けられています。
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イチオシ
ぐっとアップにして、内堀に映り込む桜を狙った1枚に♪
奥の方に架かる朱色の「本丸橋」がいいアクセントになってますね~。鹿野城跡公園の花見 花見
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お、こんなところに「司馬遼太郎先生御立の処」という標柱が。
紀行文集『街道をゆく』の取材で、ここ鹿野の地にも訪れてたんですな。
(ワタクシも『街道をゆく』は全43巻揃えてます、はい) -
近くにあった「鹿野城下町」の鳥瞰図がこちら。
「鹿野城」は、1581年の羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)による鳥取城攻略後、旧尼子氏の武将・亀井茲矩が城主となり城下町が整備され、今も当時の面影が色濃く残されています。 -
また「鹿野城」は、山頂に天守曲輪など複数の曲輪が設けられた山城部分と、山麓の本丸などから構成されています。
少し奥まったところにある「城山神社」鳥居から山頂まで遊歩道が続いてますが、今回は桜がメインのため山麓部分のみを散策していくことに。 -
●鹿野城跡公園(二の丸)
それでは内堀に架かる橋を渡り、ここからさらに桜に彩られた「二の丸」の中を歩いていきます。 -
この「二の丸」は、さらに奥に位置する「本丸」の出丸(本丸などの外に張り出した曲輪)としての役割を持ち、少し歩いていった左側に小高い土塁も残っています。
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ちょっと寄り道し、土塁の上から景色を眺めるとこんな感じで、当時はこの場所に物見用の櫓もあったのでしょう。
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城の外側に視線を向けると、「二の丸」を囲むように外堀が今も残り、向かい側の未舗装のところが臨時駐車場になります。
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そして再び道なりに進んでいくと、「鹿野中学校」と刻まれた石碑と校舎があり、観光スポットらしからぬ雰囲気ですね。。。
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なので、趣きのあるお堀沿いの小路を歩いていきましょう(笑)
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午前中に訪れた「鳥取城跡」の桜は5分咲きくらいだったので、「鹿野城跡公園」の開花状況を心配してたのですが、こちらはほぼほぼ満開のようで一安心です。
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●鹿野城跡公園(本丸橋)
そして、先ほどお堀端から見えた朱色の「本丸橋」の前へ。
もちろん公園整備の一環で架けられた橋でしょうが、周囲の状況からも、昔からここに橋があったと思われます。 -
イチオシ
橋の上から西側を眺めてみると、桜が見事に咲き誇ってます♪
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う~ん、特に向かって右手の「二の丸」側の桜が1番いい感じかな。
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反対の東側にもさらに内堀は続いており、「鹿野城」の規模感がうかがい知れます。
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「本丸橋」を渡ったところに「本丸虎口」が設けられていたそうで、道が左右に分かれているな。。。
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イチオシ
ここはあまり深く考えず、桜がきれいな右側の道を上っていきましょう。
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途中、「二の丸」方向を見ると背後に校舎が入り込み、中学校の生徒は特等席から桜を見ることができますね(笑)
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振り返るとちょっとした坂道は桜のトンネルとなっていて、「本丸橋」周辺は一段と桜が密集していて見応えがあります。
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●鹿野城跡公園(本丸)
そのまま「本丸」へと入るとだだっ広い空間になっていて、ちらっと石垣も残る「本丸」西側奥の一段高いエリアに行ってみることに。 -
その片隅に「西物見跡」という標柱が立っており、「二の丸」の土塁のところと同じく、ここにも物見櫓なんかがあったんでしょう。
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「西物見跡」からあたりを見下ろすと、当時の内堀や土塁も良好に残っており、桜に目がいくものの、こういう景色はやっぱり城跡だなぁと。
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ちなみに山裾側から「本丸跡」を眺めると、普段は中学校のグラウンドとして利用されているらしく、基本的に観光要素はありませんので、早々に「本丸」から撤収しましょうか(苦笑)
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そのまま「二の丸」を通り抜けて、これで「鹿野城」の登城と「鹿野城跡公園」のお花見を終わりとすることに。
城跡の方は公園化され、また中学校も建っているなど、遺構が明瞭に残っていない部分もあり、ちょっと不完全燃焼でした。
その分、桜の方は見ごたえがあり、特に満々と水を湛えた堀の水面に、満開の桜が映り込む光景は素晴らしいの一言!
今回は時間の都合で無理でしたが、夜にライトアップも行っており、桜の季節に訪れてみるのがオススメです。 -
これにていったん「鹿野城跡公園」を離れ、引き続き、城の北側に広がる城下町をちょっとだけ見ていくことに。
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●鹿野の町並み
近くにあった城下町の観光マップがこちら。
ここ「鹿野」は、江戸時代に日本海沿いを通る山陰道の一部「鹿野往来」の宿場町として発展し、町並みの区割りや町名などに往時の名残をとどめています。鹿野の町並み 名所・史跡
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お、町中に整備された水路の上に、お手製の竹製の鉢にお花が飾られてて、風情を感じさせますねぇ。。。
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●鹿野往来交流館 童里夢
町並みの中に、観光案内や郷土の情報発信を担う「鹿野往来交流館 童里夢」がありましたが、今回は目的地が1つなのでスルーしました。童里夢 グルメ・レストラン
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そして、独特な赤褐色の屋根瓦が印象的な建物の間の小路へと入っていくと・・・。
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●幸盛寺
城下に数あるお寺のうち、戦国時代の武将・山中鹿之助幸盛ゆかりのお寺「幸盛寺(こうせいじ)」へ。
当時の城主・亀井茲矩にとって山中鹿之助は義理の父にあたり、毛利氏により非業の死を遂げた鹿之助を弔うための菩提寺としたそうです。 -
山中鹿之助幸盛は戦国大名・尼子氏の家臣で、隣国の毛利氏の侵攻により1566年に滅亡した尼子氏再興のため奔走し、「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈った逸話は有名です。
境内奥には鹿之助のお墓とともに、その脇に逸話の文言が刻まれた石碑もあり、今もなおその忠義を讃えているのでしょう。 -
イチオシ
できれば「鹿野」の城下町をもう少し歩いてみたかったのですが、残念ながらここでタイムアップ。。。
今回は1泊2日で鳥取県を東から西へ横断する弾丸旅なので、まぁしょうがないですけども。
ということで、ここからさらに鳥取県を西へと歩を進めていきますが、その模様はまた別の旅行記で。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
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