日光水戸駅伝単独走【第11区】22.0Km　府中→荒川沖

2024/04/20 - 2024/04/20

　第11区は、府中（石岡）をスタートし、荒川沖までのコースとなります。
　JR常磐線石岡駅前の「かんばん横丁」奥にある「マーキュリー像」前のベンチで着替えて出発。
　旧水戸街道に入り、登録有形文化財を見ながら府中宿を過ぎ、恋瀬橋を渡り、千代田一里塚、稲吉宿、下稲吉一里塚、中貫宿、板谷一里塚、松並木、真鍋宿、新土浦駅跡、土浦宿、大町、原ノ前の両一里塚、中村宿、荒川沖宿を経て、本日のゴール荒川沖駅前に到着。
　荒川沖駅前、以外と飲み屋が多いのですが、まだ午後５時なのに当てにしていた２軒の居酒屋は予約客優先で入れず、駅のホームに隣接する「や台寿司」に入店。真新しい店は、タイムサービスで飲み物は半額。店員さんもキビキビ動いていて好印象。調子に乗って飲み食いしたら１時間弱で何と5,000円弱のお会計。満腹で帰途に就いたのでした。

エリア 土浦(茨城)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JR特急 JRローカル 徒歩

JR常磐線石岡駅。
特急列車から下車する客も多く、街もそれなりに発展している感じでした。

石岡駅 駅

府中宿の古い町並み。
府中宿は昭和４年（1929年）に大火があり、江戸時代からの建物はほとんど焼けてしまったようで、古い建物は昭和５年（1930年）以降に建てられたものが戦火の影響も受けず残っています。
写真左の「十七屋商店」と中央の「久松商店」は建物の正面を火に燃えにくい銅板で装飾した看板建築となっており、登録有形文化財となっています。

久松商店 名所・史跡

恋瀬橋から見た筑波山。
かつての天狗党もこの景色を見ながら恋瀬川を渡り、筑波山を目指したのでしょうかね。

旧恋瀬橋。
ここに川はありませんので、親柱と欄干の一部を移築したもののようです。

水戸街道　22番目の一里塚　千代田一里塚。
碑は小山の頂上にあります。あまり人が来ていないようで、頂上までの道は蜘蛛の巣をかき分けながら進みました。

水戸街道　14番目の宿場町　稲吉宿。
水戸を朝に出発した場合は、１泊目はここだったようです。古い建物の保存状態が良くかつての町並みが維持されています。
写真は本陣の坂本家住宅。現在も人が住んでいます。

稲吉宿本陣 名所・史跡

稲吉宿の旅籠、旧皆川屋（木村家住宅）。
江戸時代の旅籠の建物が現存しているのは、水戸街道ではここだけなのだそうです。

水戸街道　21番目の一里塚　下稲吉一里塚跡。
千代田一里塚同様、塚というよりは小山です。

水戸街道　13番目の宿場町　中貫宿。
写真は本陣跡。天狗党の焼き討ちの後すぐに再建された建物で、現在も住宅として使われています。

水戸街道　20番目の一里塚　板谷一里塚。
写真は左塚。ここは両塚とも残っています。

板谷一里塚の右塚。
木は残っていませんが、塚と切り株が残っており石碑が建っています。

水戸街道松並木。
水戸街道沿いに残っている松並木はここ板谷町、東若松町だけとなっています。

真鍋宿。
正式な宿場ではなく間の宿だったようですが、隣の土浦宿から１㎞ちょっとしか離れていないため土浦宿の一部という見方もあるようです。
ただ、幕末、天狗党の田中愿蔵（げんぞう）が真鍋宿で軍資金を要求したところ断られたため放火したという史実が残っているところを見ると、宿場として責任者がいてそれなりの機能を果たしていたものと思われます。私は土浦宿との合宿だったのではないかと考えています。

筑波鉄道新土浦駅跡。
筑波鉄道の線路は現在サイクリングロードとなっています。
街道と鉄道の交差点に駅が設けられることは全国で見られ、東海道では岳南電車の吉原本町駅、中山道では養老鉄道東赤坂駅があります。

中城商店街入口。
土浦宿の大半は現在中城商店街となっています。

ほたて グルメ・レストラン

水戸街道　12番目の宿場町　土浦宿。
微妙に曲がっているのが城下町の宿場町らしいですよね。
ここには江戸時代後期から明治時代初期にかけて造られた蔵が残っており、無電柱化と相まって古き街並みを演出しています。

土浦まちかど蔵「大徳」 名所・史跡

水戸街道　19番目の一里塚　大町一里塚があったのではないかと勝手に妄想している場所。
大町に一里塚があったという板谷一里塚の案内板の記載以外に手掛かりがないため、大町会館辺りの写真にしました。

水戸街道　18番目の一里塚　原ノ前一里塚があったのではないかと勝手に妄想している場所。
ここも原ノ前に一里塚があったという板谷一里塚の案内板の記載以外に手掛かりがないため、原の前交差点辺りの写真にしました。

水戸街道　11番目の宿場町　中村宿。
古い建物も宿場町の名残もなかったため、中心部にあった郵便局辺りの写真にしました。

水戸街道　10番目の宿場町　荒川沖宿。
古い建物も残っており宿場町の雰囲気は感じます。

や台寿司　荒川沖店。
最近できた店のようです。
それなりの人数が入れるくらい店内は広く、午後５時頃に訪れましたが接客だけでアルバイトさんが３～４人いました。