奈良市を拠点に友人と車で6日間奈良を巡りました、ちょうど桜の良い時期でした。<br />奈良は細い道が多いですが折り畳み自転車を持っていったので所々で活躍してます。<br />写真は旅1日目の牽牛子塚古墳。

蛇行剣、藤原京、談山神社、牽牛子塚古墳へ

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2024/04/07 - 2024/04/07

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エリア

奈良

この日の移動ルート
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奈良県立橿原考古学研究所附属博物館に7:10頃到着、開館は9:00である
この日は富雄丸山古墳から出土された蛇行剣公開の最終日かつ日曜日
到着時5人ほどだったが開館時には200人近く集まっていたよう

橿原考古学研究所附属博物館美術館・博物館
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こちらが蛇行剣
刃部が6回屈曲して蛇行しており刃部だけで全長が237cmもあり世界的に見ても最大級の巨大鉄剣

橿原考古学研究所附属博物館美術館・博物館
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石突と呼ばれる先端の部分

橿原考古学研究所附属博物館美術館・博物館
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蛇行剣の詳細
大きさもさる事ながらいわゆる空白の四世紀に築造された日本最大の円墳から出土されている所に個人的には関心があります

橿原考古学研究所附属博物館美術館・博物館

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蛇行剣の前に誰もいない瞬間が撮れました
近い将来国宝認定必至ではないでしょうか
同時に出土された鼉龍文(だりゅうもん)盾形銅鏡も早く見たいものです

橿原考古学研究所附属博物館美術館・博物館
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橿原考古学研究所附属博物館はお宝だらけ
法隆寺近くにある藤ノ木古墳の金銅製馬具、国宝です

橿原考古学研究所附属博物館美術館・博物館
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こちらも藤ノ木古墳出土の須恵器で国宝
後日藤ノ木古墳に行く予定でしたが実物のお宝はこちらの博物館にあるようでした

橿原考古学研究所附属博物館美術館・博物館
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お昼にはまだ少し早いので近くにある藤原京を見に行く
このJAの建物の2階が橿原市藤原京資料室となっている

橿原市藤原京資料室美術館・博物館
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藤原京の復元模型があるのだ
これをイメージして見学しないとただの原っぱになりますので

橿原市藤原京資料室美術館・博物館

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藤原宮跡　国の特別史跡です
赤いのは大極殿院南門の位置を示す
真ん中手前に見える山が大和三山の香具山

藤原宮跡名所・史跡
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手前の林は大極殿院跡　左に見えるのが耳成山
大和三山の中心に藤原宮が造られたことがわかります

藤原宮跡名所・史跡
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やけに駐車場が混んでいましたが藤原京目当てではなく花見が目当てだったようで満開でした

藤原宮跡名所・史跡
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橿原神宮前駅近くのポルカドットという喫茶店で昼飯を食います

ニュー喫茶ポルカドットグルメ・レストラン
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トルコライスを食べました
美味しかったのでこの後もこちらのお店を何度も利用しました

ニュー喫茶ポルカドットグルメ・レストラン

談山神社のちょっと手前にあるもうこの森へ
乙巳の変で斬られた蘇我入鹿の首が中臣鎌足を追いかけたのでここまで逃げ込み「もう来ぬだろう」といったことに由来するとか
もうこの森にある気都和既（きつわき）神社　式内社である
祭神は気津別命がもともと祀られていたものを天児屋根命を合祀したようで社殿が2つありました
実にいい雰囲気の神社でした
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大河ドラマ「光る君へ」を観ていると藤原氏だらけですがその藤原氏の始祖中臣鎌足(藤原鎌足)を祭神とする談山(たんざん)神社に行きます　こちらは参道

談山神社寺・神社・教会
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鳥居をくぐると140段の石段

談山神社寺・神社・教会
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重要文化財の総社拝殿(1668年造営)

談山神社寺・神社・教会

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重要文化財の総社本殿(1668年造営)
とても立派なのですがところどころボロボロでなかなか維持に苦労されている様子が伝わりました

談山神社寺・神社・教会
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談山神社寺・神社・教会
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重要文化財の十三重塔(1532年)
木造十三重塔としては現存世界唯一

談山神社寺・神社・教会
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乙巳の変の蘇我入鹿の首がちょん切られた多武峰縁起絵巻（とうのみねえんぎえまき）が展示されていました

談山神社寺・神社・教会
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談山神社寺・神社・教会
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本殿裏山にある談山神社の所以となる談山(かたらいやま)に向かいます

談山神社寺・神社・教会
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この分岐まで徒歩7分ぐらい

談山神社寺・神社・教会
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ここで中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足が大化の改新について御相談を行ったという
まあ端的には入鹿殺害の相談なんですけど有名なエピソードですね

談山神社寺・神社・教会
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分岐から10分ほどで中臣鎌足のお墓があります(御破裂山)
昨年行った大阪高槻にある今城塚古代歴史館で阿武山古墳も鎌足の墓とされている事を知りましたが実際に貴人のミイラが確認されてることを考えるとここにご本人はいなさそうと勝手に推測

談山神社寺・神社・教会
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墳墓の裏手に回りましたが景観はこの通りゼロでした
案内図があるのでかつては景色が良かったのかもしれません

談山神社寺・神社・教会

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牽牛子塚古墳まで移動
近くに駐車場はなく道の駅飛鳥に車を置いて折り畳み自転車で向かいました
石室を間近に見れるガイド付き見学を予約してます

牽牛子塚古墳名所・史跡
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牽牛子塚古墳とその模型
こちらの古墳は牽牛子塚古墳と越塚御門古墳という2つの古墳があり模型の左手前が越塚御門古墳です(被葬者は大田皇女とされる)

牽牛子塚古墳名所・史跡
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大王墓(天皇陵)の証とされる八角形の古墳
平成に入ってからの調査で八角形とわかる
被葬者とされる斉明天皇は飛鳥時代に二度天皇となり天智天皇と天武天皇の母としても知られる

牽牛子塚古墳名所・史跡
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2022年10月と完全復旧がなされたのはつい最近
白色凝灰岩の切り石やその破片が相当数出土されており墳丘斜面を装飾していたと考えられることから凝灰岩切石で忠実に再現したもの
コンクリートのように見えるがこれが築造当初の姿だという

牽牛子塚古墳名所・史跡
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通常の見学では石室はここまでしか見れません

牽牛子塚古墳名所・史跡
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ガイド付き見学なのでここまで石室が見れました
なんと80tの1個の巨石をくりぬいて2つの墓室を設けた特異な内部構造
日本書紀に斉明天皇・間人皇女(天智天皇の妹で難波に置き去りにされた孝徳天皇の皇后)合葬の記述があるらしく斉明天皇陵とする根拠になっている

牽牛子塚古墳名所・史跡
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ガイドの方からお勧めされた岩屋山古墳も見に行った
飛鳥駅に戻る途中にあります

岩屋山古墳名所・史跡
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この古墳は方墳とされているが八角墳の可能性があるらしい
八角墳だとすれば大王クラスということになる

岩屋山古墳名所・史跡
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この石室の滑らかな処理がガイドさんいわく相当上位クラスの方の墳墓に違いないとのことでした

岩屋山古墳名所・史跡
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石室内部も滑らか

岩屋山古墳名所・史跡