情熱の鼓動 南米１６日間 ③ 熱狂と驚愕のカーニバル

2024/02/06 - 2024/02/21

〈今回はTOP12チームのダイジェストです〉
ツアーだと超高額なリオのカーニバル
でも個人手配で安く行きたい～
あわせてイグアスの滝やアルゼンチンも
そんな約2週間の南米旅行の記録です

(旅行スタイル)
・リオのカーニバルのチケットはNetで購入
・イグアスの滝ではアルゼンチン側に宿泊
・ウルグアイへは船でデイトリップ
・宿はbooking.comアゴダで高評価から選択

(航空券)
・スイス+ルフトハンザ、サンパウロ往復18万円
・サンパウロ⇒リオ2.6万円 LATAM航空利用
・リオ⇒ブエノス⇒イグアス⇒サンパウロ4万円

(ルート)
→リオデジャネイロ(ブラジル)→ブエノスアイレス(アルゼンチン)→コロニア(ウルグアイ)→イグアスの滝(アルゼンチン・ブラジル)→

(通貨)
・１レアル(BRL)＝約30円 (ブラジル)
・１ペソ(ARS)＝約0.13円 (アルゼンチン)
・１ペソ(UYU)＝約3.85円 (ウルグアイ)

(気候)
最低25℃～最高35℃ (ブラジル 雨季で晴/曇)
最低22℃～最高27℃ (アルゼンチン 雨季で晴)

エリア リオデジャネイロ(ブラジル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

６日目、２月１１日、カーニバル会場(19:00)
今日から2日間、トップ12チームのパレードが行れます。会場は8万人収容の専用スタジアムのサンボードロモ。席は2階スタンド自由席なので、17:30に並び、19:00の開場で最前列を確保しました。

パレードスタート (22:00)
チケットはrio-carnival.netで11月に予約、2月頭にアプリQuentroでWebチケットが届きました(各R$480)。22:00、サンバのリズムが響き、花火の爆音と共に、定刻でパレード(ヂスフィーレ)スタートです。

① ポルト・デ・ペデラ
先頭を切ったのは、今年1部リーグに昇格したチームです。テーマ(エンヘード)は永遠の暦、14世紀にブラジルに伝わった図鑑の話のようです。

フロント・コミッション(先導隊)
まずテーマに沿ったダンスを披露するグループ。キレキレのダンスの後、アレゴリア(山車)の上で、舞台を回転させたり、ワイヤーで空を飛ぶパフォーマンスを見せてくれます。

アレゴリア(山車)
チームの旗を持つ女性旗手(ポルタバンディラ)、揃いの衣装で行進するアーラに続き、大きな虎のアレゴリア(山車)が登場。そのリアルさ巨大さは、2部リーグを遥かに凌いでいます。

アレゴリア(山車)
続いて登場したアレゴリアは、4階建てのビルほどの高さです。しかも2台連結して動いていきます。

ヂスタッキ
アレゴリアの上で踊るダンサー(ヂスタッキ)の衣装も更に豪華でした。しかし、このレベルでも今年最下位で、再び2部リーグ落ちの結果だったそうです。

審判員席
今いるセトール7の席の正面、セトール6と8の間の中二2階に審判員の席があり、そこへ向け全チームがパフォーマンスを繰り広げます。審査項目は下の左から、衣装/テーマ/打楽器隊/旗手/先導隊/テーマ曲/ハーモニー/進化/山車と小道具、となっています。

② ベイジャフロール (23:20)
2番目の登場は、昨年4位のチーム。スタート前から大歓声に包まれます。テーマは、海の町マセイオのラス・ゴンギラ。靴磨きの少年ラス・ゴンギラが、カーニバルのスターになる話らしいです。

フロント・コミッション(先導隊)
まず靴磨きのお店を模した箱が登場し、中からダンサー一斉に飛び出しダンスをはじめます。そして組体操のようなダンスが続きます。

アレゴリア(山車)
続いて、巨大な鳥で飾られたアレゴリアの登場しました。その高さは、2階スタンドの最後列さえも超えています。

銀の紙吹雪
そして、次のアレゴリアは、銀の紙吹雪を吹き上げながら進んできます。前を進むダンサー達の上に舞っている景色はまさに、♪リオの街はカーニバル♪銀の紙吹雪～です。

アーラ
パレード(ヂスフィーレ)の主力となる、揃いの衣装でテーマの場面を表現するアーラも、より華やかな衣装になり、人数も多いので迫力があります。

パシスタ(ソロダンサー)
各アーラを率いるパシスタ(ソロダンサー)の衣装も、様々にオリジナリティーが加わっていて、カラフルで綺麗です。

クラゲのアレゴリア
最後は、ディズニーのジャンピン・ジェリーフィッシュのようなクラゲのアレゴリアが、魚たちの口から、夜空に水を吹き上げながら現れました。

③ サルゲイロ - 4位 (00:40)
3番目は、1953年の設立で9度の優勝経験を持つ名門チームです。まずフロント・コミッションは、火山のような舞台に、アンモナイトに扮したダンサーが早変わりを見せてくれます。

アレゴリア
テーマは、アマゾンの先住民ヤノマミの世界だそうです。巨大なアレゴリアが現れると、周りのお客さんも、人が変わったように旗を振りながら絶叫、最高の盛り上がりです。

バイアーナ
サンバ発祥の地、バイーア地方の衣装で優雅に回転しながら踊るバイアーナも、審査の必須項目なので、チームごと工夫が凝らされています。

ヂスタッキ
赤、黄、緑と目の覚めるような色彩のヂスタッキ。アレゴリアの上では、みんな10mを超すような高所で、僅か1mほどの円盤の上で踊っています。

先住民をイメージしたアーラ
続くアーラも、赤、黄、緑の統一感のある配色です。名門チームは5000人を越えるメンバーがいるため、その人数もさらに多くなります。

アレゴリア
各チームはスタートから80分の持ち時間の中で、テーマを表現するアレゴリアを9台まで出せるため、その構成には工夫を凝らしていています。今回、サルゲイロは第4位の成績でした。

④ グランデ・リオ - 3位 (02:00)
前のサルゲイロを上回る3位を獲得したのが、4番目に登場したこのチーム。スタートと同時に、全観客に配られたブレスレットが、ステージの照明と連動して光りだすハイテクな演出に驚かされます。

ジャガーになる我らの運命
テーマは、植民地時代を舞台に書かれた小説「ジャガーになる我らの運命(アルベルト・ムッサ作)」だそうですが、ググっても出てきません。この不可解な色のアレゴリアどういう意味だろう？

カエルのアレゴリア
続いて登場したのが、カエルのアレゴリアです。これ、結構リアルなカエルなんですが・・どういう話なんだろうか？謎が深まります

骸骨のアレゴリア
ところが、そんな疑問もぶっ飛ぶようなやつが出現しました。このジャガーの頭の骸骨のアレゴリア。巨大な芸術作品のような出来映えです。プログラムによると、地球の破壊、再生をイメージしているそうです。

骸骨のアレゴリア
しっかり大勢のヂスタッキも乗せています。さらに会場のライトが消えるのに合せ、観客のブレスレットと連動して神秘的に光ります。

インカの葦舟のアレゴリア
続いて、インカの葦舟か神殿を模したアレゴリアが登場。かなり緻密な再現度です。香炉のような物からたなびく煙も神秘的です。

インカ風？のアーラ
アーラもインカ風衣装です。衣装のボリュームがあることもありますが、地面も見えないほどの人、人、人。密度の高い迫力ある隊列です。

カーニバル万歳のアレゴリア
最後にカーニバルバンサイ的なアレゴリアで終了です。このチームの素晴らしさに、3位獲得は納得。ですが、まだ上が2チームいますね。

⑤ ウニードス・ダ・チジュッカ (03:20)
5番目のチームのテーマは、ポルトガルの妖精の伝説。チームの旗を持った女性の旗手(ポルタ・バンディラ)とエスコートの男性が優雅に舞います。

ガレー船のアレゴリア
そして、古代ギリシアのガレー船が登場。この黄金に輝くガレー船、ほぼ実物大かと思う程の大きさで、櫂を一斉に動かしながら進んでいきます。

ガレー船のアレゴリア
ガレー船の上にズラッと並んだヂスタッキ。高所恐怖症だと上の方には乗れないですね。しかも、どうやって登るんだろう。

黄金像のアレゴリア
続いて王様の黄金像が登場。このポルトガルの妖精の話って、もしかしたらギリシャフリギアのミダス王の話、王様の耳はロバの耳かな？

バイアーナ
金のアレゴリアに続いて、銀の衣装のバイアーナが登場。長年チームに貢献してきた女性で構成されるバイアーナは、伝統として各チーム100名以上の参加が必須だそうです。

アーラ
そして次の、黄金の衣装を纒った若い女性たちのチームは、全員がパシスタのように激しくステップを踏んで踊ります。さすが1部リーグ、ダンサーの数も半端ないです。

ペガサスのアレゴリア
ペガサスが羽を羽ばたかせ進んできます。各チーム5000人を越えるので、全長700mの会場サンボードロモが人で埋め尽くされます。これが朝まで6チーム続くとは、まさに世界最大の祭典ですね。

⑥ インペラトリス - 2位 (04:40)
今日の最後は、去年の優勝チームのインペラトリスです。先導隊のパフォーマンスでは、ダンサーたちがワイヤーアクションで舞い上がりました。

インペラトリス
テーマ(エンヘード)は、ジプシーエスメラルダの遺言?月に向けられた幸運。最初のアーラは、地球を浮かべ、人類はみな兄弟といった感じで行進します。

ジプシーのアレゴリア
そして、ジプシー・エスメラルダが登場します。紫色の不思議なデザインの透明感あるアレゴリアです。

エレガントなヂスタッキ
ヂスタッキたちも、ちょっとエレガントなジプシー風の衣装で統一されています。

占いのアレゴリア
次もなかなか攻めたデザインのアレゴリアです。手相や天文や時間を計算して、何かの予言書を作成しているイメージでしょうか。

不思議な色彩のアレゴリア
これも、まるで描いた絵のような不思議な色彩とデザインのアレゴリア。色の修整など一切無していないのに、素材と照明の効果でこんな色になっています。

インペラトリス
夜明けが近づき、空が白んできました。1部グループ初日のヂスフィーレも、フィナーレが近づきました。

最後のアレゴリア
そして今日のラスト。魚の群れのアーラに続き、月と海のイメージのアレゴリアが、水飛沫を吹き上げながら進んでいきます。なかなかオリジナリティーに富んだヂスフィーレでしたが、今年の結果は、惜しくも2位にとどまりました。

サンボードロモ(06:00)
午前6時、1部リーグ初日の全6チームのヂスフィーレが終了しました。1階のスタンド席からは、観客がアレゴリアを追ってコースに溢れていました。

７日目、２月１２日、カリオカ水道橋
ゆっくり午後から外出します。セントロを目指し、メトロでシネランディア駅へ。カーニバル前は人影が少なかった水道橋も、一変しブロッコの会場になっています。

ラパの路地
ラパ地区に入りセラロンの階段に向かう路地も、渋谷のセンター街のような人混みです。

ラパの路地
路地脇では、ちょっとお洒落な出店で、地酒カシャッサとライムのカクテル、カイピリーニャを売っていました。

ラパの路地
さらに路地を進むと、そこはすでにクラブ状態です。

セラロンの階段
やっとたどり着いたセラロンの階段は、記念撮影の会場と化していました。この階段は、セラロンさんが20年かけてタイルを貼ったものだそうです。

アントニオス・バー
ラパ地区の中心のメン・デ・サー通りで、今日はこれから、こちらで出会った日本人トラベラーの方たちとランチ会です。

ブラーマ ビール
ブラジル国産のポピュラーなピルスナービールです。ビールを冷やすのに熱心なブラジルでは、よくこんなワインクーラーのような物に入って出てきます。

アントニオス・バー
そして、豪快にブラジリアンビーフが登場です。お店の方が、これも豪快にポテトと一緒に取り分けてくれました。(R$40)

アントニオス・バー
店内ではボサノバのライブ演奏も始まりました。お店の前を道行く人が、音楽を聴くと、突然踊りながら通り過ぎて行きます。ブラジル最高です。

パレード会場・サンボードロモ(19:00)
1部リーグの2日目です。今日の席はセトール8、審判員の斜め上の2階スタンドです。自由席なので昨日と同じ17:30に並び入場しました。

① モシダーテ (22:00)
花火の爆音とともに22時、昨日と同様に1番目のチームがスタートしました。まず先導隊が審判員席の前でアレゴリアに登り、パフォーマンスを繰り広げます。

カシューナッツのアレゴリア
1チーム目のテーマ(エンヘード)は、カシューナッツの伝説。ブラジルに広がったカシューナッツが、繁栄をもたらす話のようです。これ発芽の様子かな。

カラフルなアーラ
1部リーグでは、1チームの出場者数は5000人を越えます。パレード開始時にスタンドに空席があるのは、出番が終わるとスタンドでの観戦に回る人も多いためだとか。

② ポルテーラ - 5位 (23:20)
2番目は、優勝22回、創立101年の名門チーム(エスコーラ)です。テーマは、ある黒人女性ルイザ・マヒムの伝記 (生き別れた子供を探しアフリカに帰る話) だそうです。

巨大なアレゴリアの登場
物語はアフリカから。スタートと同時に歓声と熱気に包まれました。そんな空気の中、巨大彫刻のようなアレゴリアが登場。アフリカの神々や儀式や伝統を象徴しているそうです。

バシスタ
アーラの息のあった踊りも見事でしたが、打楽器隊バシスタも、豪華な衣装に身を包み、軍楽隊のように整然とした隊列で美しく行進していきます。

母の愛を象徴するアレゴリア
最後に子供たちと再会し、アフリカへ帰るシーン。母の愛を象徴しているアレゴリアだそうです。2017年以降は優勝がないポルテーラ、今年も残念ながら5位にとどまりました。

③ ヴィラ・イザベル - 6位 (00:40)
3番目は、雰囲気を一変させる奇抜なアレゴリアが登場。昨年3位のチームです。テーマは、創造の神殿への旅 (地球環境にとっての子供たちの重要性)です。

温暖化問題のアレゴリア
炎上するテーブルの上で、会議をしながら食事する人々。その下では多くの人々が、足元に迫った炎にもがいているように見えます。凄い構図です。

戦争の惨禍のアレゴリア
さらに後ろのアレゴリアは、既に激しく炎上中、、、に見えますが実際に燃えているわけではありません。光と煙の素晴らしい演出です。

創造の神殿のアレゴリア
続いて、美しい創造の神殿が登場。子どもたちが地球環境を救うべく、創造の神殿に集められたシーンのようです。

ヂスタッキ
神殿の上で踊るヂスタッキは、創造の神殿と統一感のあるゴージャスなファッションです。ここで子供たちは、生命の成り立ちを学ぶストーリーです。

進撃の巨人！？
そして何故か、ほぼ原寸大の進撃の巨人が出現しました。これは創造主によって人類が創造された姿をイメージしているそうです。

聖なる泉の神殿
最後に子供たちは、創造の神殿の聖なる泉で浄められ、地球へと戻ってきます。ここで巨大な噴水のアレゴリアが登場しました。インパクトあるヂスフィーレでしたが、結果は残念ながら6位でした。

④ マンゲイラ (02:00)
4番目は、今年で96年目を迎える、1928年設立の2番目に古いエスコーラです。テーマは、明日の黒い声(サンバ歌手アルシオーネの伝記)です。

アレゴリア
サンバ歌手アルシオーネの生い立ちや、ヒット曲に因んで、ヂスフィーレが進んでいきます。

アーラ
ミュージシャンらしい華やかな演出でしたが、この種のテーマ(エンレード)だと、ちょっと感情移入しづらいかな。

⑤ パライゾ・ド・ツイウチ (03:20)
5番目のチームは、先導隊の水兵のダンスからスタート。テーマは、黒人提督に栄光を(ジョアン・カンディドの伝記)だそうです。

チバタの乱
1910年に、海軍内での黒人差別に対して立ち上がった、チバタの乱。このアレゴリアは、これによって人権を勝ち取った様子を象徴しているそうです。

ヂスタッキ
その後も、幾多の抵抗勢力に阻はばまれながら、最終的には、提督に登りつめるサクセスストーリーです。

アレゴリア
最後には、ど派手な戦艦が登場して、ヂスフィーレ終了です。

⑥ ヴィラ・ドウロ - 1位 (04:40)
そして大トリ、最後のチームの登場です。去年の2位から、遂に今年1位を獲得しました。まず、先導隊がキレキレのダンスを披露します。〈動画あり〉
https://youtu.be/ViUCQ33D5mAsi=J7S68Wpwb1dz-_b2

アロボボイ-ダンベ
テーマ(エンヘード)は、アロボボイ-ダンベ。？？意味不明(クグッてもダメ)ですが、昔の西アフリカ、ダホメ王国の蛇による祭礼のオマージュだそうです。

ヴィラ・ドウロのヂスフィーレ
リアルな蛇のアレゴリアを先頭に、神秘的な祭礼の行列が続きます。正義を意味する色、紫を基調とする蛍光色が、不思議な光を放っています。

預言を示すアレゴリア
これは、シャーマンが神の蛇から託された預言を示すシーンのようです。すこし、おどろおどろしい彫像に囲まれています。

祭司のヂスタッキ
エジプト風の髪飾りを付け、赤、橙、金の衣装で、祭司に扮したヂスタッキたちが、蛇の神殿を取り囲んで踊ります。

バイアーナ
そして同じく、赤、橙、金の色鮮やかなバイアーナたちが、すぐ後に続いて蝶のように軽やかに舞います。

女戦士たちのアレゴリア
続いて、ダホメ王国を守ってきたと伝わる女戦士たちが、紫に光る蛇の上に乗って登場しました。

王国の女戦士たち
大蛇に乗った女戦士たちの幻想的な姿は、まさに♪魔法にかかった異国の夜の街～を連想させます。

女戦士のヂスタッキ
女戦士たちは、７色の羽(コステロ)を纒って踊っています。なかなか斬新なコスチュームです。

自然との共存を示すアーラ
アフリカの動物たち(中にはひと回り大きな象もいます)に扮した多彩なアーラが、延々と続きます。これは自然と共存した文化を表現しているそうです。

先祖の遺産に敬意を示すアレゴリア(05:30)
先祖の文化や遺産への敬意を示したアレゴリア(パンフより)が登場。朝の光を浴びて通り過ぎていく様は、４日間にわたる魔法が解けていくようです。

８日目、２月１３日、シネランディア広場
今日も午後からホテルを出ました。昨日と同様に、メトロでセントロのシネランディア駅へ。駅を出たところの広場には多くの人が集まっています。

シネランディア広場
今日2月13日は、謝肉祭の最終日のマルディグラ(肥沃な火曜日)にあたるため、みんな仮装して、パレードや音楽を楽しんでいます。

マグディグラ
宗教上では、明日から３月末の復活祭まで肉食禁止だそうです。まだ今日は、ガッツリと屋台でも肉を焼いて売ってます。

マルディグラ
市民ホールの前にも、仮装した集団が集まっていました。これから始まるパレードの準備をしているようです。

マルディグラ
こちらの黒と金の衣装のチームは、紐の付いたボールを弾ませ、一斉に音をたてながら行進するようです。

夜のラパ地区
リオでの最後の夜はUberで、昼に引続きライブハウスが集まるラパ地区へ行ってみました。夜のメン・デ・サー通りにはコロニアル調の店が並んでいます。(R$20)

夜のラパ地区
ラパの中心地、メン・デ・サー通りとラブラジオ通りが交差するあたりは、昼間以上の盛り上がりで、まさに熱狂と興奮の坩堝といった感じです。

Booze Bar
ライブハウスの中でも外でも、そこここでダンス、ダンス、踊り狂ってます。

Boteco da Garrafa
比較的おとなしめのお店を選んで入ってみました。お酒をオーダーして、おつまみは回ってくるウエイターから取るシステムです。(R$32)

Sarau Rio
明朝が早いため、名残惜しいですがそろそろ撤退します。
今回は幸にも無事に旅行できましたが、大使館ＨＰには、カーニバル中にセントロやセラロン階段での強盗被害も掲載されていました。リオの街は、必要以上に警戒しホテルに籠ってしまうにはもったいないと思いますが、注意は必要です。

アントニオ・カルロス(ガレオン)国際空港(06:00)
朝８時のフライトだったので、Uberの予約システムを使って車を手配してみました。とても便利で、予約通り30分で空港に到着しました。(R$41)
いよいよアルゼンチンに出発します。

この旅行記へのコメント （2）

• えみりさん 2024/04/06 21:06:13

  懐かしいです(泣)

  ロムルスさん、コメント初めましてです。
  
  リオの旅行記を先日から拝見していますが、
  懐かし～いの一言です。
  私は流石に南米は危なくて、個人旅は出来ないと思っていたので
  チャンピオンパレードを見るツアーでコロナ前に訪れました。
  色んな旅行記を見ていてもやはり南米まで行かれる方は少ないので
  フォロー中の方でまたあの感動を体験できるなんて！
  写真もきれいで的確です！
  
  カーニバルの最初から写真を撮られていて花火から始まるのも「あ～、そうだった～。」と思い、パレードや山車の数々も本当に懐かしく、あの時の思い出が甦ってきました。
  
  私が行った時より山車達は多分パワーアップしてますね(笑)
  しかもグループ名も記載されているので
  「あ～、そうそう！私の時もそのチーム上位にいたよ～。」と思いながら読ませて頂きました。この感動はやはり行った人しかわかりません！
  
  私はツアーだったのでコパカバーナビーチでもホテルから出るなと言われ、かなりきつきつだったのでやはり町に出てレストランも行っているロムルスさんを見てそこまでビビることはやはりなかったのに…なども思いましたが、久しぶりに良い旅行記を読ませて頂きました。
  取りとめなく感想を書いてしまいましたが、ありがとうございましたm(_ _)m
  
  えみり。

  ロムルスさん からの返信 2024/04/07 20:02:38

  メッセージありがとうございます

  えみりさん
  
  はじめまして。
  今回は写真も多かったので、整理に時間がかかってしまいましたが、嬉しい感想をいただき、ありがとうございました。
  
  リオの町は、私も旅行前には危険情報ばかりに目が行き、どんだけ危ない所なんだと、不安で一杯でした。でも、実際行ってみると、みんな普通に生活されていて、少しほっとしました。人の多い観光シーズンだったからかもしれませんが。
  
  リオのカーニバルは、世界一のイベントですね。あのスタジアムの200人を超す打楽器隊の響きや、朝まで延々と続く人々の列やその熱気。あれを見たら何だか人生観が変わった気がしました。もっと多くの日本の人たち、特に感受性の強い若い世代には、ぜひ見てほしいと思いました。
  
  えみりさんのブログも楽しく読ませていただきました。プーケットの花火は、とても行ってみたくなりました。これからも、ぜひいい旅を続けてください。
  
  ロムルス