2024/02/22 - 2024/02/26
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この旅行記のスケジュール
2024/02/22
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飛行機での移動
成田空港20:10→スターラックス航空705便→23:20桃園空港
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電車での移動
桃園駅06:13→区間車→6:32樹林駅
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電車での移動
樹林駅07:06→新自強408号→11:15台東駅
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電車での移動
台東駅13:49→自強(プユマ)314号→15:59新左営(高雄)
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電車での移動
新左営(高雄)16:19→自強142号→16:47台南
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この旅行記スケジュールを元に
家族で台湾に旅行に行くことにしました。とは言っても皆いい歳した大人なので皆、興味は微妙に違います。
なので時にまとまって行動したり、単独行動したりの家族旅となります。
私は前から興味があった台湾鉄道一周を楽しむことにしました。さて、どんな旅になるでしょう。
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今回は台湾の新興航空会社「スターラックス航空」で成田から台北桃園に向います。
LCCではなくフルサービス、台湾のエミレーツ航空を目指しているのだとか。成田の第二ターミナルはサテライトではなく母屋の方で、さすがと一瞬思いましたが、地の果てのように遠いゲートまで延々と歩きます。 -
JX805便、機材はお馴染みのA321。シートピッチは普通の筈ですが心なしか狭く感じます。
4人とも出発カウンターで座席を取りましたが、席が離れ離れになることはなく前方に座れました。これは空いているのかと思って乗り込んだら、まさかの全然満席。
シートの事前指定が有料なので皆使わないのかもしれません。 -
ピクサーぽいアニメーションの安全周知はお金が掛かってそう。意識高い系の雰囲気です。
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まあまあ美味しい食事が出ます。選択肢が「肉か魚か」ではなく「飯か麺か」なのは面白いです。
フォーク等が金属製の立派なものなのはこだわりでしょうか。しかし、ここで残念ポイントが。飲み物の配付が食事の後。しかもなかなかやって来ません。結局ほとんど食事を食べ終わってから台湾ビールを頂きました。 -
遅延することなく雨の桃園空港に到着しました。
何だかあれこれ気を使ってプレミア感を出そうとしているなあ、というのがスターラックスの第一印象でした。
私はそれよりシートピッチをちょっとでも拡げて貰える方が嬉しいですけどね。スターフライヤーみたいに。 -
桃園に来るのは5年ぶりです。
いつも混んでるイメージがあったのですが、さすがに夜11時過ぎで空いていました。入国カードも事前にウェブ登録していたので15分程でイミグレを通過。 -
荷物を受け取ったら到着ロビーに直行。
「遊台湾金福気」というキャンペーンは、海外からの旅行者が前日までにウェブで登録しておくと、桃園空港でクジを引くことができ、当たるとホテル代の補助か電子マネーが貰えるというもの。
ただ、クジが引けるのは「到着日当日」限りなので、12時までに到着ロビーにたどり着けるか心配していたのです。何とか11時40分にクジを引くことができました。
なお、12時回ったら本当に引けなくなるのかは分かりません… -
割と高確率で当たるらしく、家族全員で引いたところ、私が目出度く当選しました。隣のカウンターで係の人から電子マネーを受け取ります。
既存のカードにトップアップするのかと思ったら、専用のiPass(交通系ICカード)に5千NTDが入ったものをくれました。円安で2万5千円分にもなるので大変有難いです。
ただ、この専用iPassには一回当たり、一日当たりの使用限度額があり、60日以内に使い切らないと失効します。 -
カローラクロス空港タクシーは120キロで爆走し(約700NTD)、台鉄桃園駅そばの仮眠宿に着きました。
ホテルの外見はミニ九龍城?台湾によくある雑居ビルの特定のフロアに入居しているスタイルです。
夜中だというのに路地では屋台が営業中でした。
チェックインした後で近所のセブンイレブンに買い出しに行きます。シティ スイーツ タオユアン ステーション ホテル
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他の家族が寝ている午前5時。一人ゴソゴソ起き出してホテルを抜け出します。寝た気が全くしませんが、実際ほとんど寝ていないので仕方ありません。
台鉄桃園駅は徒歩5分なのですぐに着きました。
雨は降っていませんが、空の色は妖しく悪天候を予感させます。 -
台鉄の優等列車は日本からもウェブ予約できますし、何ならスマホのアプリで予約から決済、乗車までできます。
今回は予めPCで予約と決済をしておき、駅で切符を受取ることにしました。券売機で予約番号と予約時に入力したパスポート番号を打ち込むとあっさり切符が出て来ました。 -
まずは区間車(普通列車)に乗って数駅先の特急の始発駅に向います。
今日は桃園からぐるっと時計回りに台南まで行きます。台湾を九州に例えると、桃園は福岡市(台北)のちょっと南、太宰府市辺りでしょうか。そこから別府(花蓮)、宮崎(台東)を経由して鹿児島(高雄、台南)まで行く感じです。 -
10分ほどで樹林という駅に着きます。ここから自強号(特急)に乗り換えます。
時間があるので一度外に出て朝食スタンドで30NTDのサンドイッチを買います。味は可もなく不可もなし。駅構内の全家便利商店(ファミマ)でホットコーヒーを入れて貰いました。 -
樹林駅構内の立看板。
樹林始発の列車が多いのは大規模な車庫がある鉄道の拠点だからです。 -
自強号と言えばステンレス製の無骨で遅く、服務小姐(スチュワーデス)が乗務していたディーゼル車が私のイメージです。初めて台湾に来た25年前に花蓮から台北まで乗ったのもそれでした。
そんな古いディーゼル車や、電気機関車で押したり引っ張ったりする(PushPull)少し古い自強号が、近年この「新自強号」で置き換えられています。EMU3000型という形式だそうですが、いずれは全部の自強号がこれになるそうです。
見た目はあっさりしてて良く言えば上品、悪く言えば面白味のないデザインです。塗装も白一色にアクセントの赤がチョコチョコあしらってあります。 -
大きなシートです。新自強号から連結されるようになった、日本のグリーン車に当たるビジネスクラス、騰雲座艙です。
シートピッチも大きくゆったりした座席ですが、床がリノリウムだったり、インテリアに高級感の演出はあまりなくシンプルです。きっとそういう方針なのでしょう。
台鉄は元々の料金が安いのでビジネスクラスでも納得のお値段ですが、あえて選択した訳ではなく、ここしか空いてなかったのが真相です。
予約初日の未明時点で普通車はもう満席。この後乗る列車も軒並み予約が取りづらくなっていました。
それには訳があったのですが、この時の私は分かっていませんでした。 -
車内食と飲み物の種類は複数から選べます。これも切符と同時にウェブ予約で選択できます。座席にメニューがあるのは事前選択しなかった人向けでしょうか。
なお、台鉄弁当だけは前日までに予約が必要です(温かいご飯が出てきます)。 -
お弁当は10時頃着く花蓮までお預けなので、さっき買ったサンドイッチを頂きます。
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EMU3000オリジナルの炭酸水(飲み物で選択したもの)とおしぼり、ナプキンが出てきました。
これを見ても新自強号のマーケティングに力を入れているのが分かります。 -
台北を過ぎて東海岸に抜けるために山間を走ります。
途中、大きな岩が転がる渓谷を眺めます。
雨は強く降っていて寒々しい雰囲気です。 -
自強号は台湾の東海岸に出て淡々と走ります。遠くの島も雨で煙って良く見えません。
進行方向右側には山が迫り、僅かな平野を縫うように線路が続いています。
天気のせいもありますが、寂しげな風景で冬の日本海側を走っているようです。 -
花蓮の手前では石だらけの広い川を渡ります。
北陸本線の糸魚川辺りの景色を彷彿とさせます。あ、今は北陸本線じゃなくなったんでしたね。
タロコ渓谷観光で花蓮までは来たことがありますが、この先は初めての区間になります。 -
花蓮駅積込みの台鉄弁当を予約していたので、花蓮出発後しばらくして席に配膳されました。
魯肉飯ですが、正直味は今ひとつでした。
桜色をした謎の海藻(?)も大量に乗っていたのですが、一口食べて無理と思いました。全ての駅弁がそうではないので、運かもしれません。 -
花蓮から台東にかけては海岸を離れて内陸を通ります。
日本でいうと伊那谷のような細長い盆地でアップダウンもあまりなく、カーブもない新しい線路なので自強号は最高速125キロで快走します。
車窓も花蓮までと違って、南国の田舎らしい水田風景が広がります。人家は少ないですが僻地というほどではなく、時折集落や小さな町も見られます。
雨は上がって時折陽も差すようになりました。 -
昼前に台東に到着です。
台東市内で2時間ほど時間があるので荷物を預かってくれるところを探します。コインロッカーもあるのかどうか分かりませんが、駅を出て右側のタクシー乗り場近くに有人の手荷物預かりがありました。
荷物の大きさによって値段が変わりますが、小さいトランクで60NTD位だったような気がします。 -
同じく駅を出てすぐ右にある「自行車補給站」でレンタサイクルを借りました。
電動アシスト付きミニサイクルがヘルメット付きで2時間200NTDと、ちょっとお高めですが、若いスタッフさんが親身になって対応してくれて、気持ちよく利用できました。 -
レンタサイクルの近くに台東のお勧めサイクリングコースが表示してありました。
これを参考にしてコースを考えます。 -
近くには台湾一周の自転車ツーリングコースの看板もありました。確かにトイレやコンビニの情報は貴重ですが、そこまで大変なことをする人が多いのでしょうか。
まあ、何回かに分けて走破するならありそうですね。 -
昔の台東駅は、今の駅からずっと南、市街地に近いところにありました。
花蓮からの本線をさらに南に延伸するのに都合が良いと言うことで、本線が今の台東駅から延伸されたため、今の台東駅から旧台東駅の間は盲腸線になってしまいました。
やがてその盲腸線は廃線になり、サイクリングロードになっています。
今回の旅のテーマは鉄道旅なので当然走らざるを得ません。 -
サイクリングロードを南下して、旧台東駅を利用した鉄道文化村に着きました。
構内は広くて往時の機関庫や留置線の存在を偲ばせます。
ホームは2面残っていますが低いところが昔風です。 -
大昔は東海岸の線路は西海岸と繋がっておらず、レールの間隔の狭い軽便鉄道が花蓮から台東まで走っていたそうです。
そして驚いたことに寝台付の夜行列車もあったとのこと。自強号なら2時間足らずで走破する距離なのに。
展示されている車輌は軽便鉄道時代に導入されたものですが、台車は今の軌間に拡げられた際に換装されたもののようです。台東鉄道芸術村 (旧台東駅) 広場・公園
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さらに自転車で駅から海の方に向います。
何かのイベントなのか、あちこちに飾り付けがしてあります。
道路を竹箒で掃いている人がいますが、爆竹の燃え残りを掃除していました。恐ろしい量です。 -
とりあえず海岸まで来てみましたが、天気も今ひとつですし、素晴らしい眺めというわけでもないのですぐに退散します。
さて、写真に写っているレンタルの電動アシスト自転車は曲者でした。アシストは効くのですが出力が唐突で急加速したかと思うと、すぐにアシストが切れてしまうので巡航がしづらいのです。
更に10分ほど走っていると段々アシスト自体効かなくなるので、時々メインスイッチをオンオフしてリセットします(レンタサイクルのスタッフさんが教えてくれました。)。世界に冠たる自転車大国の台湾らしくないですね。海浜公園 広場・公園
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海浜公園にはちょっと規模の大きい施設もあります。
天気が良ければ海の眺めも良さそうですが、台東はどんよりと蒸し暑いお昼です。 -
恐らくは道教の地元の祭礼なのでしょうか。
神輿を大勢で担いで家の軒下に入ったり出たりを繰り返しています。当然爆竹と鉦も欠かせません。
あまりジロジロ眺めているのも失礼な気がしたので、少し見せて貰ってから駅に戻ります。 -
新台東駅にはコンビニの他、土産物や飲食店も多数あります。台鉄グッズを売っているブースもあります。
台東から飛行機で行く離島で作っている小米酒というのを買いました。意外と高くて500ミリで350NTDくらいでした。味はお土産に持ち帰ったまま、まだ飲んでないので分かりませんが。 -
この旧型客車は流石に現役ではなく、観光列車として使われているようです。
色合いがとても渋いですね。 -
ここから高雄の新左営まではプユマ号に乗ります。
プユマというのは少数民族の一つの名前だとか。
自強号と同じ「特急」ですが、この赤い顔の電車を使ってる列車はプユマ号と呼ばれます。新自強号より一つ古いタイプですが、メカ的にはこっちの方が凝っています。内外装も少し派手です。 -
台東の先でまた海岸線に出ます。平地はほとんどなく線路と道路が崖にしがみつくように伸びています。
やがて列車は向きを変えて、西海岸に抜けるための山越えを始めます。 -
分水嶺を超えた途端、景色が一変しました。
地形はなだらかになり、そして南国の陽射しがサンサンと照りつけています。
台湾を南北に貫いている山脈が雲を堰き止めていたのでしょうか。 -
東海岸と違い平地は広大で、ヤシ畑も広がります。
マレーシアで見たパームヤシと違って丈の高い種類です。何に使うのでしょうか。 -
高雄に停車します。この前後の区間は地下鉄になっています。
この列車の終着点でもあり、台湾高鉄(新幹線)の高尾駅側の始発駅である「新左営」はもう少し先です。 -
新左営駅でプユマ号を降りて、ちょっと古いプッシュプル自強号に乗り換えます。先頭と後尾の機関車が中間の客車を押したり引っ張ったりする訳です。
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ちょっと古いだけあって内装は昭和後半の雰囲気です。
指定席に先客が居ましたが、切符を見せて交代して貰います。
台鉄名物の「自願無座」で、指定席が取れなかった人でも切符を持ってるお客が来るまで座っていていいというシステムです。腹を立ててはいけません。 -
高雄から台南にかけて水車が動く池を多く見かけます。
恐らく車海老の養殖場ではないかと思いますが、ご存知の方は教えてください。
建物も多くなってきましたが天気も良く明るい景色が広がります。 -
20分ほどで地下化工事中の台南駅に近づきます。
かなり大きな町のようです。 -
無事に台南に到着しました。
夕方の陽射しはまるで初夏の様です。朝の桃園の冬の寒さが嘘のようです。 -
多分古レールの柱とか、屋根の感じだとか、昔の日本の国鉄の雰囲気を強く感じる駅です。
若い観光客が沢山いて、とても賑わっていて驚きました。これには理由があったのですが、この時は分かりませんでした。 -
ホテルは2キロほど離れているのでGoogleマップで調べた路線バスに乗ります。
ここでも頂いたiPassが活躍します。
とりあえず乗る時と降りる時に精算機にピッとやっておけば間違いはありません(実際は乗る時だけタッチする場合と降りる時もタッチする場合があって車内に表示されています。)。 -
ホテルに到着して家族と合流します。
家族は今日は台中を中心に回ったようです。
夜は近所の飲食店をハシゴしてテイクアウトした海老飯などの料理で、部屋食を楽しみました。
台南はお酒を置いていないお店が多いので、こんな楽しみ方もあります。
ともあれ寝不足もあって疲れました。garminのbodybatteryはドン底の5に張り付いたままです。今日はさっさと休みましょう。レイクショア ホテル 台南 ホテル
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