メキシコシティ2泊5日弾丸父娘旅

2024/03/16 - 2024/03/20

初めて中南米へ行ってきました。治安が不安なのでツアーに参加。初めての父娘二人旅です。

■飛行機
3/16(土) NH0180 成田発(16:40)　メキシコシティ着(14:05) (所要時間12時間25分)
3/19(火) NH0179　メキシコシティ発(00:50)　成田着(翌06:35) (所要時間14時間45分)

■ホテル
　HOTEL ROYAL REFORMA

■ツアー：阪急交通社　＜ANA利用＞世界遺産を訪れる 行っ得！メキシコ5日間
基本旅費 199,800円 + 燃油チャージ等 63,330円 = 263,130円 (1名分)


■レート
1MXN$ = 8.9 JPY (2024/3/15現在)

エリア メキシコシティ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

初の南米という事で新しい旅行アイテムを購入。無印のトラベル用ウォレットと、ダイソーで買ったスキミング防止ケースとストラップ。財布とバッグをストラップで紐づけた。
財布はシンプルで使いやすかった。スキミングケースはレジで店員の前でカードをケースから取り出すのが恥ずかしかった。メキシコはクレジットカードがどこでも使えた。

さて出発は成田空港の第1ターミナルから。ツアーの集合時間が14:40だけど14:00くらいには空港に早着。旅行会社のカウンターが早く開いたので紙のEチケットやバッチを頂いて14:30には保安検査へ。父は成田空港で日本円をメキシコペソに両替していった。

ちょうど友達が博多から成田空港に15時くらいに着く予定で、会えたら会う約束をしていたけど結局会えなかった。

楽しみにしていたANAラウンジで食事を。一人同伴者無料なので父親も一緒に。去年頑張って修行して良かった。ステイタス万歳。

ラウンジはとても混んでいて片付いていないテーブルが多かった。
父親とこうして並んで食事するなんて普段ないから不思議。二人で白ワインを飲んだ。

定刻通りに搭乗開始。ANAの直行便なのでラクチンだしマイルも溜まるので嬉しい。しかしエコノミーKクラスなのでプレミアポイントの積算率はわずか30%しかない。(片道4,095PP)

後で知ったのだけれど、この同じ飛行機に私が好きな４トラベラーの方も乗っていた。そのトラベラーさんの旅行記で同じ便に乗っていたことを知ってビックリ。声かけてみたかったなあ。

24時間前のオンラインチェックインでバルクのエコ最前列通路側2席を指定。足元広々だけど、前のポケットにあまり物が入らないので頭上の荷物入れからいちいち出し入れするのが少し面倒くさかった。私は真ん中の席でお隣は大きな体のメキシコ人男性だった。

プレエコは2人しか乗客がいなかった。

最初の機内食。茄子とブロッコリーのペンネ。このメニュー前にも食べたなあ。美味しく頂く。

この後酔い止めを飲んだら(私にとっては眠剤)結構眠れた。セリアの光が入らない分厚いアイマスクおススメ。

到着前の食事はすき焼きにした。こちらも美味しく頂いた。

メキシコシティに到着。イミグレは日本の国旗の矢印へ進んでしまうと入国審査自動ゲートに行ってしまうので、有人の入国審査に進んだ。バケーションか、滞在日数、滞在ホテル名を聞かれた。

自動ゲートで入国するとパスポートに入国スタンプが押されず、拘束されるケースがあるので注意。大使館からも注意喚起が出ている。
https://www.traicy.com/posts/20240109287672/

無事入国が終わりスーツケースをピックアップして、現地ガイドさんと合流。日本人の男性ガイドさんだった。今回のツアー参加者は16名とのことでみんなが揃うまで待つ。

メキシコシティ国際空港 (MEX) 空港

待っている間近くのBBVAのATMで2,000ペソをクレジットカードでキャッシング。後でレートを見たら8.94で日本円で18,375円＋手数料481円でした。

ガイドブックによると2018年ではレートが1MXN$ = 5.8円だったのでここでも円安がかなり進んでいた。

人数がそろったのでバスへ移動。大型の立派なバスだったので一人で２席使った。

ちょうどこの3月はジャカランダがどこも満開でとてもきれいだった。日本の桜みたいな感じかな。

1時間ほどバスを走らせ16時ごろホテルに到着。ソナ・ロッサ地区にあるホテルロイヤルレフォルマ。近くにメトロバスの停留所があり周辺にバーや飲食店がたくさんあり立地は良かった。

建物は古いが部屋は広くて良い。でも外はこんな暑いのに冷蔵庫がなかったのは辛かった。バスタオル、シャンプー、セキュリティボックス、それとコンプリメンタリーなペットボトルの水が２本置いてある。バスルームのドアはしっかり閉まらなかった。

荷物を置いたらすぐ街歩き出発。もう夕方だけどまだ日は高い。ガイドさんにお付き合いいただき、最寄りのINSURGENTES(インスルヘンテス)駅でメトロバスのICカードの買い方を教えて頂いた。カードは複数人で共有できるので1枚だけ購入すれば良いらしい。

カード購入代に10ペソ、それに6ペソのチャージ代が最低限必要。券売機はおつりは出ないので必要な分だけ入金する。100ペソ分(900円)購入したら二人で2.5日分ほぼピッタリ使い切った。

ちなみにどこまで乗ってもメトロの料金は1回5ペソ、メトロバスは6ペソ。

このICカードはメトロバスのほかに地下鉄メトロやRTPバス、路面電車などにも使えて便利。

ガイドさんにお礼を言っていざメトロバスに乗車。バスだけど電車みたいなプラットフォームから乗車。この旅でメトロバスは実にたくさん乗った。

メトロバスは混んでいたので父親はドア付近に立っていた。次の停留所でバスのドアが勢いよく内側に開き、父親の体を直撃！壁とドアに挟まり父親はきつそうにもがいていた。何とかすり抜けた父親は、「骨が折れるかと思った」とショックを受けていた。

呆然と席に座る父親の図。しかもここは女性専用車両だった。（ピンクの座席が女性専用のマークであることを後から知った）誰からも注意されなかったので見逃してくれた模様。

ブエナビスタ駅で下車して到着したのはここ。

空中図書館と言われるヴァスコンセロス図書館。うわ、すごいカッコいい！SFっぽい雰囲気。

Biblioteca Vasconcelos 博物館・美術館・ギャラリー

奥にはクジラの骨格が浮かんでいた。博物館みたい。

Biblioteca Vasconcelos 博物館・美術館・ギャラリー

上に登ってみる。へえ、棚がこうやってせり出してるんだ。ここを設計したのはメキシコの有名な建築家らしい。

たまたま日本に関する書籍があって嬉しくなった。

その後図書館から徒歩で20分くらい歩いて、町一番おいしいと言うタコス屋のエルプログレソに到着。さすが名店だけあり混んでいた。

エル・プログレソ メキシコ料理

老舗の店かと思ったけど看板やメニューのデザインがチャラい。肉を焼いているお兄さんに注文する。

ビーフとポークを注文。一つ35ペソ(315円)。

エル・プログレソ メキシコ料理

お兄さんからタコスを受け取った後、自分でトッピングを乗せてレジに商品を見せてお会計。店内は小さいカウンターしかないので立ちながら食べた。

ワカモレはすごく辛いと事前予習をしていたので、茶色いソースと玉ねぎを乗せたらこれもすごく辛かった。ヒー、辛いの苦手だから口が痛い。美味しいはずだけど良く味わえなかった。

エル・プログレソ メキシコ料理

辛すぎて思わずコーラを購入。メキシコのコーラはサトウキビを使っているので世界一美味しいらしい。うん、いつもより甘さにコクがあるかも。

フルーツジュースのカウンターもあったけど父親が衛生面を気にして買わなかった。メキシコのジュースはどれもサイズが大きいせいか、街中は肥満の人が多かった。

エル・プログレソ メキシコ料理

再びメトロバスに乗り、ホテルの最寄り駅で降りて繁華街を歩いてみる。お店と露店がたくさん並んでいた。

美味しそうなチュロス屋さんがあったので購入。
チュロスとチョコレートドリンクのセットで115ペソ(1,052円)。揚げたてのチュロスにシナモンをまぶしてもらった。

EL Moro
チェーン店らしく市内にいくつかあり、空港にも同じお店があった。

エル モロ (ソナロッサ店) カフェ

こんな長いチュロスが袋にたくさん入ってた。サクサクで美味しい。チョコレートドリンクに浸して食べるとまた触感が変わって美味しい。最高のデザートでした。

エル モロ (ソナロッサ店) カフェ

宿泊しているホテル。この日は早めに就寝。

今日ここに着いてから少し頭痛がしたので頭痛薬を飲んだ。メキシコシティは標高2,200メートルに位置するので高山病かもしれない。

翌朝。時差ぼけで二人ともばっちり夜中に目が覚めてしまい、そのまま朝を迎えた。

今日はテオティワカン遺跡へ行く。ホテル地下のレストランで朝食。バイキングでメキシコの料理が少しあったりして結構種類はあった。同じツアーの人と相席で食べた。

8:15頃ロビーに集合。朝は涼しくてカーディガンやパーカーくらいでちょうど良いくらい。メキシコシティは標高が高いので夜と昼の寒暖差が激しい。

ホテルの前には機関銃を持った警備員が立っていた。それほど治安が悪いのかな。

いざ出発。郊外を走っていると何やら丘が見えてきた。

ガイドさん曰く、あの丘にびっしり立っている家々はすべてスラムの家なのだそう。えー、ビックリ、家の色が鮮やかだしそうは見えなかった。勝手に家を建て電気は盗んで生活しているのだと。少し街を離れればこのような現実があるのか。

遺跡に到着。サボテンがメキシコらしい。

駐車場で伝統衣装を着た男性が近づいてきて皆んなに何か言ってきた。逆さ吊りで空中を踊る儀式を見せてくれるらしいけど、ガイドさんが断ってくれた。

遺跡のゲートに入るとお土産屋がたくさん並んでいた。ハットを売っているお店が多かった。太陽が近いせいか暑くてまぶしい。この遺跡は日影がないので帽子とサングラスは必須です。

入場料はツアーに含まれているが、カメラやビデオカメラの持ち込みは追加で45ペソかかるとのこと。

いざ世界遺産のテオティワカンに入場。まずは南側から。

ちなみにこの遺跡、毎週日曜日はメキシコ人の入場が無料になるのでとても混むとのこと。ちょうど今日は日曜日だから混みそうだなあ。

テオティワカン遺跡 史跡・遺跡

ずっと向こうに月と太陽のピラミッドが見える。ここから月のピラミッドまで3キロほどあるので、ここを観光した後はバスで月のピラミッドまで移動する。

このメインストリートは死者の道と呼び、周囲に様々な遺跡が並んでいる。

テオティワカン遺跡 史跡・遺跡

ケツァルコアトル神殿へ。この城壁の急な階段を上った中に神殿がある。

城壁から見下ろすと神殿が。下りて近くで見てみる。

ケツァルコアトルの神殿 建造物

神殿にはケツァルコアトル（羽毛のある蛇）とトラロック（雨の神）の彫刻が交互にはめ込まれている。面白いデザインだな。

ケツァルコアトルの神殿 建造物

続いて月のピラミッド方面へバスで移動。バスを追い越そうとした車が正面から来た車とぶつかり動けないの図。メキシコは短期なドライバーが多いのかな。

ゲート3から再び入場。こちらが月のピラミッド。前には大きな広場が。広場の規模から太陽のピラミッドより重要度が高かったらしい。

ちょうど曇り空なのが残念。

月のピラミッド 建造物

広場に下りる。城壁の前でガイドさんが手を叩くと「ケトゥン、ケトゥン」と音が返ってくる。ケツァールと言う鳥の鳴き声の音だという。本当だ、面白い！

広場に面するケツァルパパロトル宮殿。テオティワカンで最も完全に近く修復された建築物のひとつ。神官の住居であったという。

ケツァルパパロトルの宮殿 城・宮殿

上部のように隙間に小さい石が入ってるのが修復した跡で、小さい石が入ってないのが当時のままだそう。

死者の道を歩く。遺跡内はお土産売りが多く、あちこちからピロピロピロ～と笛の音が聞こえるのがまた良い。

しかし全く木がないのでとても暑い。お水も必須です。

死者の道 自然･景勝地

ピューマの壁画。今でもこんなに色が残っているのがすごい。

そして太陽のピラミッド。すごく大きい！世界で3番目に大きいピラミッドだという。

月も太陽のピラミッドもコロナ以降登れなくなっている。損傷が激しいことからもう登れることはないのではと言う噂も。非常に残念。頂上に人が見えたがあれば学者や調査員だという。

太陽のピラミッド 建造物

いったん解散して１時間ほど自由行動。太陽のピラミッドの側面を歩いてみる。

良くみると表面に突起があるんだね。デザインかしら。

ピラミッドの前では地元の若者たちが伝統衣装を着て踊りを練習していた。当時もこのような雰囲気だったのかしら。

バスに乗車しランチは近くの大型レストランで。観光客専用のお店っぽい。

バイキング形式だった。食事代はツアーに含まれているので各自ドリンクだけお支払い。私はハイビスカスティーにした。メキシコ料理がたくさんあって良かった。マリアッチの演奏も聞けた。

ランチ会場を後にして市内へ戻る。バギーがたくさん走っていた。遺跡の周りでも走るのかしら。

14:30頃市内に到着し、バスはそのまま希望者だけ乗せて国立人類学博物館へ連れて行ってくれた。明日の月曜日は休館日なので行くなら今日しかないのだ。

メキシコ国立人類学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

チケットはオンラインでも買えるらしいけど並んで買った。長蛇の列。チケット販売のブースが4つあるのに開いているのは1つだけだったので20分くらい待った。入館料一人95ペソ(870円ほど)。

私たちの前に一人で並んでいたメキシコ人らしき女性はずっと自撮りに勤しんでいた。自分めちゃくちゃ好きなんだろうな。

大きな鞄は預けるみたいだけど、私のショルダーバッグとトートバッグは大丈夫だった。水筒やペットボトルの水も持ち込み出来た。

この博物館は世界でも有数の規模と内容を誇り、メキシコ古代文明の壁画や石像が多く展示されている。

見学するペースが違うので父親と２時間半後に待ち合わせして別行動。館内にはWi-fiがあったので父親のスマホに接続してあげた。

メキシコ国立人類学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

午前中見てきたケツァルコアトル神殿の実物大レプリカ。へえ、こんな風に色が付いてたんだ。

メキシコ国立人類学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

マンモスが生きてた時代から現代まで様々な文化の展示物がある。英語の解説が小さくてあまり読めなかったので、ガイドさんや音声ガイドがあるともっと理解できたのにな。

館内はとにかく広い。観光客もとても多かった。

メキシコ国立人類学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

チャクモール像。かわいい顔してるけど儀式で生贄を乗せていたらしい。

メキシコ国立人類学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

出口で父と無事合流し博物館を後にしてバス停へ向かう。被り物を付けてる人がちらほら。子供だけでなく若い女性も頭にモンキーのぬいぐるみを付けている。どういうつもりだろう。

BBVAのオフィスが立派だった。ちなみにこのビルの前はレフォルマ通りと言ってパリのシャンゼリゼ通りをモデルにしている。とても賑わっていてきれいな通り。

メトロバスでホテルまで帰ろうとしたけどすごい行列だったので徒歩で帰った。歩いても30分くらい。父は途中疲れたと言ったのでベンチで休みながら歩いた。

ホテル周辺はゲイバーが多い。街中にはゲイの人が多かったがレズビアンの人も多かった。2人とも髪が長いすらっとしたラテン美人なのにキスしていて衝撃。

ホテルに到着。冷蔵庫がないので、廊下にある氷を持ってきてペットボトルの水を冷やした。

夕飯はGoogleマップで見つけたホテル近くのポソレ屋さんへ。人気店なので整理券をもらって30分くらい待った。番号で呼ばれるがスペイン語分からないので、店員さんに確認しに行った。

La Casa de Toño en Zona Rosa
https://maps.app.goo.gl/ukx55rMYAfBy9uZh8

ラ カサデトニョ (ソナロッサ店) メキシコ料理

ゲイの人の服装は分かりやすい。私たちの順番が呼ばれて２階へ。

テーブルにあるメニューのQRコードを読み取ると英語のメニューが見られる。そもそもメキシコの料理名をよく知らないのでそれをさらにググる。

英語メニュー
https://lacasadetono.mx/en/menu/

右がポソレで81ペソ(740円ほど)。普通サイズでも量が多いので父親のボウルに取り分けようとしたら、店員さんが気付いてポソレをキッチンに持ち帰り２つに分けて持って来てくれた。ちゃんと上のキャベツもそれぞれ乗せてくれた。優しい。具沢山のトマトスープと言った感じで美味しい。パリパリのトルティーヤを浸して食べた。

左の料理はエンフリホラーダス。3ピースで76ペソ(700円)で、エンチラーダの上に黒インゲンのソースとクリームがかかっているもの。こちらも初めて食べる味で濃厚でおいしい。

コロナビールも頼んで乾杯。すごく繁盛してるお店で店員さんは店内を走り回っていた。

ラ カサデトニョ (ソナロッサ店) メキシコ料理

評判のカスタードプリン(49ペソ=450円)は超濃厚ですっごく美味しかった。お腹いっぱいだったのにペロリと完食。ああ、書いててまた食べたくなった。

ここの店員さんはみんな活気があってとても親切なので、父親は多めにチップをあげていた。大満足のディナーでした。

ラ カサデトニョ (ソナロッサ店) メキシコ料理

翌朝。朝食前にホテルの屋上へ行った。昨日行った博物館があるチャプルテペク公園の観覧車が見える。

朝食。同じツアーの人と昨日行った場所を報告し合った。

メキシコはパンが美味しい。

朝食後スーパーマーケットへお土産を買いに行く。
メトロバスは停車駅ごとにアイコンが決まっていてかわいい。

今日は終日フリーで昼の12時にホテルをチェックアウト、夜中の便のため21時にホテルを出発、空港へ向かう予定。夜まで体力持つかな。

ブエナビスタ駅で下車してウォルマートへ。さすが巨大スペース。ここでお菓子などお土産をじっくり選んだ。洋服とかも売ってたがメキシコらしいデザインはなかったので買わず。

サボテンを売ってるのはさすが。

10：30頃ホテルに戻り、12時ギリギリまで休んでチェックアウト。荷物を預けて21時まで長い観光へ。まずシウダデラ市場へ行くことに。

RTPバスを待ってたら、近くにいたおじさんが赤信号で停車した車の窓に勝手に洗剤かけて窓磨きを始めた。暫く観察してたけどドライバーからお金を受け取る様子がなかったので、成功率は低いのかも。中には勝手にやって怒ってるドライバーもいた。

RTPバスかなかなかこないなと思ったら間違ったバス停にいた。正しいバス停に行ったらすぐバスが来た。

運転手さんにBalderas停まりますか？と聞いたら停まると言うので乗った。Googleマップ見ながら下車する場所を確認していたら、手前で運転手さんが「Balderasだよ！」と教えてくれ他の乗客も肩を叩いて知らせてくれた。皆さん親切。グラシアス。
本当は降りたかった場所はMetro BalderasだったけどBalderasからでも歩いて行けた。

シウダデラ市場に到着。

シウダデラ市場 市場

色鮮やかなお土産が並び見ているだけでウキウキする。

シウダデラ市場 市場

敷地内は結構広い。衣類は値引き交渉出来るらしく、トップスを２枚買ったら少し負けてくれた。マグカップなどの小物は値引き出来なかった。

市場内は軽食のレストランが１件だけあるが満席だったので、父親をベンチに待たせてさらにお土産をババっと買った。お土産紹介は最後に。

シウダデラ市場 市場

その後近くのサン・ファン市場でランチ。チーズ、精肉、鮮魚、虫など様々な食材が売っていてまさにメキシコシティの台所と言った感じ。

ハム屋がやっているイートインスペースに入った。店員さんがスペイン語でガンガンメニューの説明をしてくるので、Google翻訳を駆使しながら聞いた。メキシコは思ったより英語が通じない。

バゲットハーフサイズ一つとサングリアをグラス２つで3,000円くらい。ここでの食事は高め。美味しかったが少ししょっぱい。だんだんお米が食べたくなってきた。

この後市場内にあるトイレへ行った。用を足した後チップが必要なことを知らず行こうとしたら、入口にいた男性に「ヒュッ」と口笛を鳴らされ払えと言われた。5ペソ。

サン・ファン市場から歩いてアラメダ・セントラル公園近くへ。人だかりが出来ていたので見てみたらバンドマンたちがPretty Womanを歌ってた。この歌手すごく上手でとてもレベルが高かった。父親もこの曲が好きみたいでずっと聴いていた。しばらく聞いた後チップをあげに行った。

途中ホームレスみたいな人が乱入して裸で踊り出したけど、ギターの人はその人に冗談っぽい事を話しかけてそのまま踊らせてた。寛大。

なんて気持ちいい日なの。暑いけど太陽が眩しくて最高。奥に見えるのがラテンアメリカタワー。

ベニート・フアレス記念碑はメンテナンスのせいか壁に囲まれていた。すごい落書き。ベニート・フアレスは先住民から選出された初の大統領で、メキシコシティ国際空港の名前にもなっている。

アラメダ・セントラル公園はメキシコシティで最も古い公園なのだそう。子供たちが噴水で泳いでいた。暑いのでちょうどいいね。

ベジャス・アルテス宮殿。中には入れなかったけど外側だけでも十分豪華。

ベジャス アルテス宮殿 建造物

宮殿側面のジャカランダの木がすごく大きくてきれいだった。

ラテンアメリカタワーは存在感放ちまくってカッコイイ。旧市街と高層ビルの対比が良いね。

ラテンアメリカ・タワー 自然･景勝地

あの建物は世界一美しい郵便局と言われている。次回は内に入ってみたいな。

The House of Tiles。元々伯爵の邸宅として建てられたがいまはカフェになっている。

タイルの家 史跡・遺跡

そしてマデロ通り。すごい人！月曜日だけどこの日はベニート・フアレス生誕日のため祝日。

フランシスコ1世マデロ通り 散歩・街歩き

サン・フランシスコ教会。ここで支倉常長ら42名が洗礼を受けたあと、スペインへ向かった。

マクドナルドが旧市街仕様になっていた。暑いのでマックのPostre (デザート)のレジには行列が出来ていた。皆んなアイスクリームを買っていた。

通り沿いにいくつか教会がある。中に入ると静かでひんやり涼しい。暫く椅子に座ったまま二人ともウトウトしました(ゴメンなさい)。

そしてついにソカロ広場！うわぁ、めちゃくちゃ国旗が大きくてカッコいい。すごく広くて歴史的建築物に囲まれている。

ソカロ (中央広場) 広場・公園

広場にはメトロポリタン大聖堂が面している。威厳のある立派な建物。

メキシコシティ メトロポリタン大聖堂 寺院・教会

大聖堂の中に入ってみる。ちょうどミサが行われていたのでそろっと入って後ろの方に座った。ミサの歌声を聴いていると心が浄化されるような気持ちになる。

一通りミサが終わるとみんな立ち上がり、周りの人にハグや握手を求め私たちにも握手してくれた。こんな明らかに観光客の私たちにも握手しながら「神の祝福を」みたいな事を言ってくれた。メキシコ人の優しさに心が温かくなった。

メキシコシティ メトロポリタン大聖堂 寺院・教会

教会前ではすごい格好をした人が悪魔祓いを行っていた。結構行列が出来ていた。

中には入れなかったが世界遺産のテンプル・マヨール。メキシコシティは昔湖だった事を今回初めて知った。かつてここにあった巨大な湖にアステカ人がやって来て開拓しアステカ帝国を築いた。テンプル・マヨールはその時に築かれた神殿や聖域のこと。

しかし16世紀にやって来たスペイン人により帝国は破壊されたり埋め立てられ、街並みはスペイン風に変わってしまった。メキシコシティの地下には今でもアステカ帝国の遺跡が眠っているのだ。なんと言う壮大な歴史なのか。そっか、だから教会とか地盤沈下で傾いているんだ。

メキシコは政治に関心を持っている人が多いらしく、政治家のグッズが売られていた。日本じゃあり得ない光景だね。

ソカロ広場周辺には警察の人がたくさんいた。暇なのか皆んなスマホをいじっていた。

地下鉄メトロでホテルに戻ろうとしたらとても混んでいた。何とか入り込みスリに合わないようバッグを前にかかえるが、父は若い男性に席を譲ってもらったり、男性が赤ちゃん連れの女性にすぐ席を譲ったり日本よりずっと親切だった。ロサンゼルスのメトロよりずっと治安は良い気がする。

まだ集合時間まで時間があるけど18時半頃にはホテルに戻ってきた。同じツアーの人もちらほら戻ってきていてロビーで休んでいた。

父親は疲れたのでみんなとロビーで休むと。私はまだまだ歩けるのでホテル周辺を散策。独立記念塔越しの夕暮れがとても美しかった。まだ帰りたくないなぁ。メキシコありがとう！

独立記念塔 モニュメント・記念碑

どこかでディナーを食べようかなと思ったけど、何かもうメキシコ料理はいいかな…と思いスタバへ。外の席でフラペチーノを飲みながら時間を潰した。ここにも機関銃を持った警備員がスタバの入り口に立っていた。

20:30頃ホテルに戻ると、父は同じツアーの人を誘って地下のレストランで一緒に食事をしていた。家ではほとんど喋らないのにそんな社交的な父親は初めてみた。

21時頃バスでホテルを出発して22時前には空港に到着。ANAのチェックインカウンターはとても混んでいた。プラチナステイタスなので本当はファストトラックの列に並べたけど、和を以てみんなと同じレーンに並んだ。

ガイドさんにお礼を言って保安検査へ。並んでいる間ここでもツアーの人とおしゃべり。こちらの方は今日メキシコ国立大学へ行ってきたらしい。関西の方でめちゃノリが良かった。

保安検査を抜けたらいきなり免税店エリアに出た。あれ、出国審査ないんだ。免税店で少し買い物した後グランドラウンジエリートへ。けっこう遠かった。あまり広くはなく席はほぼ埋まっていた。すごく気が利く係の人がソファの目の前でカクテルをシャカシャカしてくれたり、ソファで食べるとき膝に乗せるテーブルみたいのを用意してくれたりすごくお世話してくれたのに、最後チップをあげ忘れた。ゴメンナサイ。

食べ物は夜遅いせいかあまり補充されておらず、食べたい物が無かった。

最初シャワーの予約をした時3番目と言われたが、50分くらい経っても順番が来なくて焦る。ゲートに行く10分前くらいにやっと順番が回って来たので速攻でシャワーを浴びようとしたら、シャワーのお湯がちょろちょろしか出ずあまり浴びた気がしなかった。これは時間かかるね。

シャワーから戻って来たら設備点検でフライトが1時間ほど遅れるとのこと。

ラウンジにいたメキシコ在住の日本人女性が出国スタンプをもらいに行くと言うので付いて行った。あれ、そんな手続きあったっけな。遠いのでラウンジの人が電子カートで送ってくれた。そしたら出国スタンプはメキシコ在住の人だけに押すらしいので私たちはスタンプもらわず。

またカートでラウンジへ戻り、この女性の方とおしゃべり。旦那様の駐在でユカタン半島に1年半ほど住んでるらしい。とても治安は良いが現地の人は少し約束事にルーズで、家の修理も約束した日に連絡もなしで来ない事があるらしい。またメキシコでは政党が変わると、今までの政党所属だった公務員は全員クビになってしまうので政治に関心を持っている人が多いなど、在住ならではの面白い話がたくさん聞けて良かった。

やっと時間になりゲートへ移動。搭乗ゲートの待合エリアの入り口でメキシコ海軍による荷物検査とボディチェックがあった。きちんと保安検査したのに何のためだろう。過剰なくらい人数がいた。
ここはペットボトルの水など液体を持ち込んでも問題なし。

定刻の1時間遅れでテイクオフ。もう夜中の2時なので寝る体制。軽食ボックスが配られた。

酔い止め飲んでいたのでひたすら眠り、気が付いたら2度目の機内食が配られていた。エビのカレー。久々のお米が美味しかった。

14時間のフライトは眠れれば意外に大丈夫でした。朝8時ごろ成田に無事到着。とても楽しい旅行でした。

お土産紹介。メキシコはコーヒーが美味しいとの事なのでインスタントコーヒーを購入。チョコのドリンクも。

コーヒーは確かに美味しく自宅で毎日飲んでる。

ばら撒き用のチリパウダーがかかったマンゴーのグミは会社の人に評判が良かった。後はトマトのコンソメなど。

シウダデラ市場で購入した男性用Tシャツ、290ペソ。

こちらもシウダデラ市場で購入した妹と姪っ子へのお土産。250ペソと290ペソだったけど、２枚で490ペソくらいに少し値引きしてもらった。

左：スタバのマグカップ、310ペソ。右：シウダデラ市場で購入したマグカップ、100ペソ。右のは先日離任した同僚へプレゼントしました。

スタバでマグカップを買ったとき、グッズは鍵付きの鉄の扉に入っていた。

シウダデラ市場で購入した鍋敷とマグネット。MEXICOと書かれたタイルのマグネットがお気に入り。フリーダ・カーロが好きなのでマグネットたくさん買った。

メキシコ全然ありでした。次回はフリーダ・カーロ博物館やソルミチコ、グアナファトへ行きたいな。

この旅行記へのコメント （6）

• clearskyさん 2024/04/08 06:55:19

  勉強になりました！

  実は夏に計画しているので、全てがメモメモ状態でめちゃくちゃ嬉しかったです。英語もできないのにスペイン語大丈夫かな…と不安いっぱいではありますが、この旅行記を見て楽しみがさらに勝っています！きっと何度もお邪魔して読ませていただくと思いますのでよろしくお願いします😊

  Ugly_Zhenliさん からの返信 2024/04/08 23:45:42

  Re: 勉強になりました！

  Clearskyさん、コメントありがとうございます♪わぉ夏にメキシコ行かれるんですね。この拙い旅行記が少しでも参考になりましたら幸いです。私も行く前は4トラ先輩の旅行記を何度も読ませて頂きました。あ、日本へ帰る時メキシコ空港の検査でスーツケースを開ける場合があるので施錠はされない方が良いと思います。
  
  Clearskyさんはどんな人とも楽しくコミュニケーションが取れる印象なので、現地でスペイン語が分からなくても難なく乗り越えてしまうんだろうなと思います。どんな旅行をされるのか今から楽しみにしております(^ ^)

• まりりんごさん 2024/04/07 23:54:14

  メキシコシティ！

  Ugly_Zhenliさん、こんばんは。
  
  同じフライトでびっくりでしたね！
  ボーディング前はゲートのベンチに座ってたので、きっと知らないうちにお会いしてたと思います。
  
  メキシコシティ、私は半日だけだったのですが、行ってみたかった図書館や博物館、シウダデラ市場へ行かれてて良いなぁ。
  チュロスも食べ損ねたので、またメキシコシティはゆっくり再訪したいと思いました。
  
  
  まりりんご
  

  Ugly_Zhenliさん からの返信 2024/04/08 23:19:28

  Re: メキシコシティ！

  まりりんごさん、こんばんわ。コメントありがとうございます♪
  
  ほんとまさか同じフライトとは夢にも思いませんでした。嬉しい偶然です。きっとゲートや現地のターンテーブルですれ違ってますね。今度旅慣れてそうな綺麗な女性がいたら声かけてみますw（間違ったら迷惑ですが）
  
  メキシコシティ半日だけでも充実されてましたね。観光地共感しながら読ませて頂きました。タンのタコスがとても美味しそうでした。
  
  ヒューストンからお帰りになった理由のご回答ありがとうございました。利便性と到着時間を重視されてとのこと分かりました。まだまだ修行の身ですが今後の参考にさせていただきます。

• Matt Yさん 2024/04/07 22:47:30

  メキシコ良いですね

  どの写真もメキシコらしくってメキシコ行きたくなりました。それとジャがランダの季節やはり良いですね。
  
  今ピラミッド登れないのは残念。昔私が行った時は、頂上で瞑想している日本人の宗教団体かなんかの団体がいて奇異の目で見られているのが日本人として恥ずかしかった思い出が…
  メキシコシティだけでも結構見所があるから、通うのに良いかもですね。
  
  また次に旅行記を楽しみにしています。

  Ugly_Zhenliさん からの返信 2024/04/08 21:58:33

  Re: メキシコ良いですね

  Mattさん、コメントありがとうございます！お天気とジャカランダも手伝って街並みが本当にきれいでした。
  
  ピラミッドの頂上登られたようでうらやましいです。日本人団体のエピソード笑わせて頂きました。何もそんな有名な場所でわざわざ瞑想しなくても。。日本人のごく一部の人であっても世界の人に変な印象付けられてしまいますね。
  
  メキシコシティは郊外にも見所があるので是非また再訪したいです。