2023/12/29 - 2024/01/02
14位(同エリア48件中)
ミズ旅撮る人さん
- ミズ旅撮る人さんTOP
- 旅行記692冊
- クチコミ161件
- Q&A回答23件
- 1,032,223アクセス
- フォロワー48人
モンゴル観光2日目。ツアーは5日間ですが、実質観光は3日だけなので、中日です。
本日は、ウランバートルの西90㎞にあるホスタイ(Hustai)国立公園に行きます。海抜1842mにあるホスタイ国立公園は、昨日訪れたテレルジ国立公園のようなロシアとの国境となる山岳地帯ではなく、ゴビ地方に連なる丘陵地帯です。ここには「幻の馬タヒ」が生息しています。タヒは、日本ではモウコノウマとして知られ、乱獲などにより、一度は野生種は絶滅しました。しかし、世界各国で飼育されていた個体を繁殖させ、再びモンゴルの大地に戻すことが出来たのです。それを探しに行くのが今日のメインです。
ただ、真冬のホスタイは一面、雪原になっていて、昨晩からの風で雪が吹き寄せられてしまい、観光バスが奥まで入って行かれなくなりました。早朝から現地旅行会社のメンバーたちが、雪原を何度も往復して道を作り、ワゴン車に分乗して公園内キャンプを目指します。何事も予定通りには行かないのがモンゴル。そうなった時の方がおもしろいから楽しい。粉粒雪を蹴散らしながら、道なき道を行くのは本当におもしろいです。
キャンプではモンゴル料理のバイキング。ここから先は、またワゴン車に分乗するので、2班に分かれて、一方がホスタイで最も高い峰に上っている間、一方はVTRを見て、ゲルの中に設置されている小さな博物館を見学します。
スノードライブは楽しかったし、タヒも見られました。ただ、遠いので他の馬との違いは肉眼では判別しにくかったです。その場所の眺めの雄大さには感動しました。こんな景色を車で来て見られるなんて。野性味あふれるモンゴル。冬に来て良かったです!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
12月31日大晦日の朝です。フラワーホテルの窓から、スフバートル広場方面を見ています。さすがに首都ウランバートルの中心部なので、高層アパートが立ち並んでいます。
人口は169万人(2022年現在)と日本の都市に比べれば少ないですが、そもそもウランバートルの都市部はぎゅっと凝縮されていて、ウランバートルとしての面積は47,400平方㎞で和歌山県と同じくらい、福岡県よりちょっと小さくて、東京都と神奈川県を足したくらいですが、中心部は山手線の内側程度の感覚です。今後、こうした高層建築が増えて行くのでしょうね。
右端に見えているemartは、韓国系のスーパーだそうです。フラワー ホテル ホテル
-
8時半にホテルを出発しました。昨日、テレルジ国立公園の行程が予想以上に時間が掛かったので、今日はゆっくり9時出発の予定でしたが、時間を30分早めることになりました。出発の頃が日の出です。
車窓は暗いので最初は気が付かなかったのですが、明るくなるにつれて窓ガラスに貼ってあるビニールシートが結露して尚一層、外の風景が見えないことがわかりました。 -
車窓風景が撮れないので、あっという間にここまで来たように見えますが、ホスタイ国立公園は、ウランバートルから100km、約2時間の距離にあります。当然、雪道の冬はもっと時間が掛かります。途中、スーパーマーケットでトイレ休憩をしました。
モンゴルのトイレは無料です。洋式のトイレのある場所に案内されているのか、そもそも洋式主流なのかは不明です。トイレットペーパーは無い事が多いです。使用後は便器に流さずに、付属のゴミ箱に捨てます。ホテルのトイレ用タンクには日本語で「トイレットペーパー以外は流さないでください」と表記されていました。
さて、ホスタイ国立公園には、ここから幹線道路を逸れて入って行くのですが、連絡が入って、雪が多いためバスでは目的のキャンプまでは行かれないとのこと。ワゴン車が迎えに来るが、バスも行かれる所まで行ってみることになりました。 -
雪で風紋が出来ています。
-
電信柱がまるで日本の豪雪地帯にある道端を示すポールのように立っています。モンゴルでは、地吹雪はあるけれど、空から降る雪で吹雪にはならないかもしれません。おそらく-20℃くらいにはなっていると思いますが、震え上がるほど寒くはありません。しっかり着込んでいるとは言え、カイロも貼っていないのに(靴だけ使用)、日本のように深々と冷えて来るという感覚がありません。何故なんだろう?
-
バスの後部には、尾灯の横に、補助灯が付いています。前方が青、後方が赤です。後進する時に便利なのでしょうか。フラワーホテルは、車の侵入経路が狭くて大型バスでは非常に入りにくいのですが、毎回見事に切り返して、正面玄関に着けてくれます。これが一役買っているのかな?
-
これが、凄腕ドライバーさんです。
この先は雪が増えるので、チェーンを巻いて、行かれる所まで行くのだそうです。「行かれる所まで」というのは、行かれなくなった時はどうなるんだろうという不安がありますが、きっとなんとかしてワゴンが駆け付けるつもりなんでしょうね。結構、そういう考え方、好きです。モンゴル人は精神構造がタフネスなんだろうな。残されたバスは・・・頑張ってね。 -
これがチェーンです。1本のタイヤにこれが4つ巻かれます。昔、日本でも金属チェーンで鉄鎖がジャラジャラいっていた時代がありましたが、こういう物ではなかったと思います。本当にこれで効くんだろうか。
-
バスにチェーンを巻いている間、バスを降りて適当に見て歩いています。
雪の上には、コロコロと色々な糞が落ちています。 -
こちらが、ホスタイ国立公園のある方向です。
バスが走れない程、雪が積もっているのかしら?この先の道を、日本の感覚で想像しているので、侮(あなど)っていました。道なんて無いも同然。走ればそこが道になるのがモンゴルでした。
ホスタイとは白樺の事です。昨日のテレルジはつつじです。 -
こちらは、ウランバートルから走って来た道路のその先です。
路面には雪が無いので、除雪がされているのでしょう。幹線道路は除雪をするんですね。でないと、どこが道路だかわからなくなります。 -
雪に埋もれながら、ちょこっと顔を出している草たち。
なんか可愛いなあ。これらを放牧されている家畜たちが食べるのかな? -
来(こ)し方を望みます。国立公園の入り口に立っているポールが
ボーリングのピンのように見えます。 -
「ホスタイ・ツーリストキャンプ」と書かれています。
写真の馬がタヒです。モンゴル語では「タヒ」ですが、世界的には「プルツェワルスキーの馬」と呼ばれています。日本では「モウコノウマ」。「蒙古(モンゴル)の馬」ではなく、「蒙古野馬」です。現代の馬とは異なる種なので、世界中で保護活動が行われています。
これをこれから探しに行きます。 -
これらの看板だけが、ホスタイ国立公園の入り口を示しています。
走って来た車を狙って撮りました。何もない風景より、生き生きして見えると思います。 -
バスのチェーンが巻けたので、乗り込んで出発です。
車窓は、ビニールシートに阻まれてひどい写真になりますが、ご辛抱ください。明るい昼間だと、なんとか外を見ることが出来ます。 -
何故かこの風景は、孤高の峰とそれを覆う広大な空が感じられて好きです。
-
意外に厚い雲に覆われて、太陽が白く輝いています。
-
このキャンプまでしか、バスは進めませんでした。
この先には斜面があり、バスで上るのは危険なのだそうです。 -
雲とビニールシートによる、奇妙な写真を撮りつつ、バスの中でワゴン車が迎えに来るのを待ちます。
-
現れたのは、デリカを始め、ロシア製のワゴン車たちです。
私はたまたまデリカに乗りましたが、ロシア製に乗ってみたかったなと言うと、ガイドさん曰く「あちらに乗っている人たちは、絶対にデリカがいいと言うでしょうね。」乗り心地が全然違うのだそうです。乗り心地が最悪な乗り物というのもおもしろいと思うんだけどな。 -
ビニールシートがないので、すっきりした車窓写真が撮れます。が、おしくらまんじゅう状態のぎゅうぎゅう詰めで、おっそろしく揺れますから、シャッターを切るのも一苦労。先ずは、この斜面を乗り越えて行きます。
-
斜面の上には草原が広がっていました。今は雪原ですが、この下には草原が眠っている筈。
-
馬たちがいます。この草原は広大な放牧場です。
-
車が巻き上げる雪で霞んで見えますが、馬たちのすぐ横を爆走しています。
-
こちらがロシア製のワゴン車。中はどうなっているのでしょう。ワゴン車たちは、道なき道を縦横無尽に曲がりくねりながら走って行きます。
雪が周囲の山から吹き寄せられて、吹き溜まりになってしまったので、現地旅行会社のスタッフたちが早朝から何度も往復して通れる道を作ったのだそうです。 -
羊がたくさん!道の両側に広範囲に広がっています。たくさんいる方の窓ではなかったので残念。右側の窓1枚だけが何故か曇って来ました。
-
なんだか普段見慣れている羊とは違うみたいです。
羊と言うとオーストラリアを連想しますが、モンゴルも羊毛産業が盛んです。これだけ寒いと、しっかりした大量の羊毛が収穫?出来そうです。 -
3羽の鷹が地表に降りていました。遊牧民たちは鷹を飼育して、鷹狩をします。こちらは左側の車窓なので画面がクリアです。
-
目的地のツーリストキャンプに到着しました。ここで昼食です。
-
ホスタイ・ツーリストリゾートと書かれていました。
-
あまり広くも無い部屋に私達の緑バッチ34名と、後から来たピンクバッジ20名のグループが同時にモンゴル料理のバイキングです。これはきつい。壁に描かれているのがタヒです。
-
品数は多くは無いので、とにかく黙々とつまんで来ました。
コーヒーはこの狭い中で、自分でインスタントを作って持って来るのです。これはひどかったです。大皿に料理を盛りながら、スープもしっかり持って来たのって根性。
この後、2つのグループに分かれます。一方はタヒを探しに出掛けます。もう一方はここでタヒに関するVTRを見て、外にある小さな博物館を見学します。 -
先にタヒを探しに行くグループになったので外に出ました。
街灯はソーラーパネルが付いています。降水量が極端に少ないモンゴルでは実に有効な設備ですね。そう言えば昨日訪れた遊牧民のゲルにも設置されていました。 -
おお、毛布の塊がいます。キャンプの裏の草地からやって来ました。
-
ゲルの扉に番号が付いているので、宿泊施設ですね。
高級なゲルにはシャワーやトイレまで付いています。本来の遊牧民のゲルは水道設備が無い(水は汲んで来て貯めてあります)けれど、リゾートホテルになると上下水道完備ってこと?それって、上っ面だけのゲル宿泊体験ね。
モンゴル帝国時代の首都があったカラコルムには、もと横綱のモンゴル人がそう言うリゾート・ゲルを運営しているそうです。その人は稼いだ資金を元手に不動産を始め商売熱心に活動しているそうですが、モンゴル人にはあまりよく思われてはいない様子でした。評価が高いのは白鵬で、始めは先輩力士と同様でしたが、教育に熱心に力を注ぎ、高いレベルの教育を低い学費で提供して、喜ばれているのだそうです。日本のテレビでも紹介されていました。モンゴル人が一つ残念だったのは、日本人の妻を迎えた事。モンゴルでも有名な相撲の家系なので、モンゴル人の中から妻を選んで欲しかったのだそうです。 -
真っ白な中に目立つ白黒の鳥が飛び立ちました。カササギです。
こんなに寒くて雪だらけでも、動物は元気ですね。 -
その向こうの山に、横に一直線の線が見えます。羊です。さっきの羊はあそこからこぼれ落ちて来たのでしょうか。本当に寒くても平気なんですねえ。どうりで毛布が暖かい筈(しみじみ)。
-
ちょっとアンダーにして撮ってみました。地面がまるで白い砂のようです。
-
こちらは流氷のよう?凍って固まった雪が割れた上に、粉雪が積もっています。
-
元気な草が好き!長く尾を引く影が、生命力の強さを現わしているようです。モンゴル人には、こういう気持ちはわからないだろうな。生命力に満ち溢れた世界に生きているから。日本人は「はかなさ」を感じ取るのが得意です。
-
ああ、この世界には、ちまちま地面を見て儚(はかな)んでいるのは似合いませんね。背筋をピンと伸ばして、堂々と生きなくちゃ。
-
ほら、そのお手本が現れた。本当に格好いいなあ。こちらの背筋も思わず伸びます。
-
手に長い竿のようなものを持っています。あれで、羊をつっつくんでしょうね。
-
このキャンプから出発するワゴン車を待っているので、うろうろ歩き回っていると、途中から地面の雪がギシッと硬くなり、足の下で割れるようになりました。更に進むと、とうとうバッコリ大きく割れてしまいました。なんだか傷つくなあ。
-
これがバスからここまで私達のツアーを連れて来たロシア製のワゴン車です。中はなんと前後に向かい席になっています。
-
さて、出発しました。何もない平原なので真っ直ぐ突っ走るのかと思うと、意外にもくねくねと曲がりくねって進んで行きます。なんでそこまで九十九折り?ああ、そうか、本当に勾配を越えるために九十九折を作っているんだ。
-
イチオシ
ワイルドだなあ。冬のモンゴルって、なんて素敵。これが草原だったら私は大して感動しないと思います。
モンゴルの人は、モンゴルの魅力は夏の緑が広がる草原と遊牧民だと思っているけれど、おっとどっこい!冬の魅力は半端じゃないぞ!この雪原ドライブは最高におもしろいです。
阪急交通社が2023年に年末年始のモンゴルツアーを催行して、ツアーグランプリを受賞しました。いい所に目を付けてくれました。 -
座席から前方を見ると、こんな風です。
バックミラーにぶら下がっているお守りに焦点が合ってしまうので撮りづらいです。 -
天空に近い所に佇んでいる馬たちの場所まで上がって来ました。
なんだか清浄な地に来たような気がします。 -
ホスタイ国立公園で一番高い場所まで登って来ました。
標高1,800mというのは、ここの事なのでしょうね。日本の山とは全然違います。とにかく樹木が滅多にないので、森林に覆われた山とは見える範囲が違います。どこまでも遠くが見遥かせます。そして、やはり馬たちがいるのです。 -
頂上まで来て、車を降りて見ているのですから、これが目的の「幻の馬タヒ」かと思いますが、これは普通の放牧されている馬です。
そもそも「タヒを探しに行く」んじゃなかったっけ? -
ここにタヒがいます。
-
タヒは4頭います。右端から左端まで、1・2・3・4・5・・・あれ?と思ったかな?
-
左から2頭目の座っているのは、赤鹿です。
1990年代には密猟などで生息数が100頭ほどまで減少したと言われますが、生息環境が保護されたことで個体数が増えました。2020年時点では1,200頭まで回復したそうです。
鹿の類では最大で、体重が250㎏を越えます。雄の角は1mを越え、重さ15㎏にもなります。雌を中心とした群れで生活し、雄は繁殖期以外は単独で生活することが多いそうです。日本人はそもそもタヒがどこにいるのか、他の馬とどう違うのか見てわかりません。ましてそこに赤鹿が紛れているなんて。ガイドさんが「日本人は目が悪いというのは本当ですね。あれ、見えませんか?」と言います。鹿がいることも見えるそうです。望遠レンズがなければ、絶望的です。肉眼ではあれですと言われて、なるほど何かいるなという程度にしか見えません。それでも、なんとか見える場所にいてくれて良かったです。 -
タヒは、かつては西ヨーロッパとアジアの草原全域で見られました。
1878年にロシアの探検家ニコライ・プルツェワルスキー大佐がモンゴルを旅行した時、ロシア・中国国境警備隊の司令官にモンゴルのゴビで狩猟された馬の皮と頭蓋骨をプレゼントされ、それをサンクトペテルブルク自然史博物館の研究者ポリャコフ氏に送りました。新しい種であることが判明したため、1891年にプルツェワルスキーの馬として記録されました。
北アメリカで発見された馬の化石と、現在分布している馬を結ぶ種と考えられています。だから「馬」ではなく「野馬」なのです。 -
ホスタイの頂上は雄大な景色が広がっていて、思わずおお!と深呼吸。これらは馬です。
「プルツェワルスキーの馬」は、世界各国の注目を浴び、1897年~1903年までゴビから88頭が欧米諸国の動物園に送られて、53頭が生き残りました。反対に1969年までに、モンゴルのタヒは野生では絶滅したと宣言されました。
そこで1992年からタヒの逆輸入が始まりました。オランダから16頭のタヒが、後にホスタイ国立公園となるフステインヌルーに送られました。1992年から2000年まで2年毎に、ヨーロッパ諸国から馬が送られました。2002年までに公園内の馬の頭数は当初の84頭から150頭まで増加しました。現在は380頭です。34の繁殖ハーレムと80頭以上の若い牝馬が含まれます。
(ホスタイ国立公園のHPより)
動物園ではなく、自然に生きている野生馬はモンゴルにしかいません。個体数が150頭を超えたので、再び野生種として認められました。
モンゴルの3つの場所でタヒが野生化されたうち、ホスタイ国立公園では390頭余り、ゴビアルタイ県ボガト郡で約290頭、ザブハン県ドゥルブルジン郡のホミーンタルで約90頭が生息しています。 -
タヒは、1頭の雄と数頭の雌からなる小さな群れ(ハーレム)で暮らしています。
冬になると長い冬毛に生え換わります 。そのため、夏の写真のタヒよりも黄色さが目立ちません。 -
タヒ探索隊です。不敵な面構えです。ご苦労様。帰りもよろしくね。
行きには、1台が雪にハマって立ち往生していました。なんとか脱出して来ましたが、やはり運転は難しいようです。
ガイドのチングンさんが言うには「我々はこんな道は何でもないが、お客さんを乗せているので、なるべく揺れないコースを選ぶのが大変」なのだそうです。 -
さあ、車に乗り込んで出発、キャンプに戻ります。
-
轍が深いです。でもこれを外れると何を踏むかわかりません。
ここを運転してみたい人もいるでしょうね。スタックしても助けてくれるなら、私もやってみたい。何かにぶつかる心配も、道路をはみ出す心配もないのだから。 -
大きな観光バスで大人しく車窓を楽しむより、狭いワゴン車の中で吹っ飛ばされそうになりながら、必死でシャッターを切る楽しみの方が数倍上です。同乗したツアーの人から「シャッター速度なんかはどうするの?」と聞かれましたが、適当です。私はオートでは撮らないので、何枚も撮りながら撮りたいように撮れる設定を手探りします。カメラに撮ってもらうのではなく、下手であっても自分で撮りたいのです。
-
キャンプに戻りました。またカチコチに凍った雪と風紋の風景に戻って来ました。短時間で静(風紋の景色)と動(雪原ドライブ)の極端な二極を存分に味わえます。
-
キャンプ内で、タヒのVTRを視聴します。
タヒは、大きな頭部に短めの足、体色は黄みがかっており、足の下半分は黒く、白黒の縞模様があります。シマウマから先祖が分かれた名残だと言われています。そして何より目立つのが、たてがみが短いことです。綺麗に切り揃えられたように見えます。 -
モンゴルは、生物多様性の保全を支援するために、領土の最大30%を保護することを国際的に宣言しています。現在、全領土の14.86%に相当する2,800万ha、102の国家保護区が設定されています。
1993年にホスタイは自然保護区となりタヒの増殖に成功した結果、1998年に国立公園に昇格しました。5万haにわたるこの公園には1992年以来、遊牧世帯は一戸もありません。タヒの保護活動のために、この辺の遊牧民を移住させたのです。 -
ホスタイ国立公園では、運が良ければ放牧しているタヒの群れをはじめ、
鹿、ガゼル、兎、マーモットなど約50種類の哺乳類や、鷹、鷲などの鳥類が見られます。その写真が飾られています。これはマヌルネコ。 シベリア南部から中央アジアの砂漠地帯・樹木のない岩石地に生息します。極寒の地に住むため毛はふさふさ。岩陰から獲物を狙うのに適応して、目が猫にしては高い位置にあります。マヌルとは、モンゴル語で「小さいヤマネコ」という意味。NHKの番組ではマヌールと言っていますが、調べて見ると「マヌル」と表記されています。
日本では、「神戸どうぶつ王国」や「那須どうぶつ王国」などで飼育されています。「かわいい見た目とは裏腹に獰猛な性格をしているので担当飼育員でも直接触ることはできません。」と紹介されています。「鹿の肋骨や鶏の頭程度でしたらかみ砕くことができます。」 -
タヒ。白っぽいお腹周りに薄茶色の背、顔は茶色で、たてがみ・尻尾・足は黒。特徴が掴めれば、馬の中に混じっても見つけられます。
-
オオカミも生息しています。
-
シベリアマーモット(タルバガン)。女性現地ガイド曰く「まあ、美味しそう。」えっ?
-
キャンプの敷地内にある小さな博物館(インフォメーションセンター)に入ります。
-
「毎年2~3頭の牡馬が、戦いの際に受けた傷が原因で死亡している」
左のタヒは、耳と尻尾を失いました。野生の野馬はマヌルネコ同様に獰猛なのでしょう。いきなりショッキングな写真から始まりました。 -
喧嘩しているのか、戯れているのか・・・
-
ニコライ・ミハイロヴィッチ・プルツェワルスキー
タヒを世界に知らしめた人です。 -
「プルツェワルスキーの馬」は、その希少性から動物商人たちに乱獲されました。
-
「もともとモンゴルから輸入されていた54頭の血統分析では、現在の繁殖系統に影響を与えたのは12頭だけでした。現在、5大陸30か国以上の動物園・準保護区・再導入地には2,000頭以上のタヒがいます。現在、すべてのタヒは、この12頭の子孫です。
集団の近親交配係数が増加し、遺伝的多様性が減少し、平均余命が短縮されました。」 -
タヒ(モウコノウマ)が日本に初めて来たのは1981年でした。現在は多摩動物公園で飼育されています。
2023年1月11日に、2頭のタヒを神奈川県のよこはま動物園ズーラシアに移動しました。当初3頭のメスの予定でしたが、6歳のカルミアが移動を拒否。2023年12月に再出発しました。この移動計画は公益社団法人日本動物園水族館協会生物多様性委員会のモウコノウマ管理計画に基づくものです。
多摩動物公園のタヒは、2022年12月現在オス4頭、メス9頭飼育されており、そのうちの3頭がよこはま動物園に移籍しました。 -
ホスタイ国立公園で見ることのできる花々。これらはすべて雪の下です。
-
さて、バスが待っているキャンプまでワゴン車で移動します。
今度はだいぶ多くの羊を撮ることが出来ました。 -
そこへ、思いも掛けない動物が現れました。え?これって・・・
-
どう見てもラクダです。雪の原をラクダが歩いています。確かにゴビ砂漠にはラクダはたくさんいるでしょう。だからって、こんな雪の中を歩いているものなの~?
まさかホスタイでVIVAれるとは思いませんでした。いくらなんでもバルカを脱出する時にお世話になったラクダを見られるなんて想像もしませんでした。 -
羊が1匹、羊が2匹・・・朝まで数えても寝られないかも。
-
「平成 22 年度自由貿易協定等情報調査分析検討事業」の資料によると、「2009 年末時点での家畜の総頭数は 4,400 万頭で、その内訳は山羊 1,965 万頭、羊 1,927万頭、牛 260 万頭、馬 222 万頭、ラクダ 28 万頭である。」
山羊はカシミヤ以外にも皮や肉、ミルクも現金収入となるため遊牧民にとって価値の高い家畜であり、その数は激増しています。
資料が古いですが、モンゴルの家畜の状況が伺い知れます。 -
ガイドのチングンさんに聞きました。「豪快に走っているけど、タイヤは何を使っているの?」「スタッドレスタイヤですよ。」当然ではありますが、それでもこんなにガンガン攻めて走れるものなのだろうか。「ゆっくり走るより寧ろ、勢いを付けた方がいいのです。」ああ、なるほど。それはわかる。やっぱり、ちょっと運転してみたい。
-
バスの待つキャンプに到着しました。
マヌルネコ・・ではないけれど、まるまるふさふさだね。 -
後続の車が帰って来ました。いや~、格好いい!私達も、ああやって帰って来たんだなあ。
-
モンゴルの冬は長いです。雪が降り始めるのは9月。ウランバートルの街中でも、しっかり積もる程降ったそうです。そしてガイドさんは6月にゴビ砂漠で雪に降られたとのこと。だったら、わずか3カ月しかない夏の観光だけを考えるのではなく、冬を活用したらいいのに。
モンゴル人は夏は40℃、冬は-40℃と、うそぶくけれど、湿度のない場合は、随分と楽です。もちろんしっかり着込んでいますが、バスの車内や建物の中は暖房が効いているので、暑くなって汗をかくと外に出た時に風邪をひくので、用心してカイロは靴の中以外は使用していませんが、それでも十分でした。
層雲峡氷瀑まつりでは、二重に手袋を履いていても指先が千切れそうに冷たくてブーツの中の足も痛かったのに、モンゴルでは何故かそこまでの寒さを感じませんでした。やはり、日本ではどうしても濡れてしまって冷えるのでしょう。モンゴルでは、雪に触ってもまったく濡れません。ここが決定的な違いなのでしょう。 -
さて、この後はバスに乗ってウランバートルに戻ります。途中、スーパーに寄って買い物をしました。ツアーではノミンデパートに寄る事になっているのですが、大晦日で混んでいるだろうからと別のスーパーで買い物の時間をとってくれました。
ガイドさんが、店の中でメイド・イン・モンゴルを教えてくれました。左はハチミツ、右はうずらの卵のマヨネーズです。うずらの卵は、鶏卵に比べてビタミンも鉄分も倍以上の栄養分があります。 -
モンゴルのチョコレートといえばGOLDEN GOBI
夏に買うと溶ける心配がありますが、冬なら買い放題。 -
このツアーでは、モンゴルの通貨トゥグルグ を5,000円分両替してくれました。これを3日で使い切らなければなりません。やっと使えます。
今夜はカウントダウンの花火を見に、深夜出掛けます。
それは次回に。ようやくVIVAってモンゴル本番です。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2023年末年始 モンゴル
-
前の旅行記
2023年末はVIVAってモンゴル2 (テレルジ国立公園)
2023/12/29~
テレルジ
-
次の旅行記
2023年末はVIVAってモンゴル4 (スフバートル広場のカウントダウン)
2023/12/29~
ウランバートル
-
2023年末はVIVAってモンゴル1 (ウランバートルとチンギス・ハーン騎馬像)
2023/12/29~
テレルジ
-
2023年末はVIVAってモンゴル2 (テレルジ国立公園)
2023/12/29~
テレルジ
-
2023年末はVIVAってモンゴル3 (ホスタイ国立公園)
2023/12/29~
その他の観光地
-
2023年末はVIVAってモンゴル4 (スフバートル広場のカウントダウン)
2023/12/29~
ウランバートル
-
2023年末はVIVAってモンゴル5 (初日の出特別列車)
2023/12/29~
ウランバートル
-
2023年末はVIVAってモンゴル6 (ウランバートルのガンダン寺)
2023/12/29~
ウランバートル
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
フラワー ホテル
3.86
その他の観光地(モンゴル) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023年末年始 モンゴル
0
89