2023/12/02 - 2023/12/03
77位(同エリア712件中)
群青さん
この旅行記のスケジュール
2023/12/02
この旅行記スケジュールを元に
この日の宿は館山市内にある鏡ヶ浦温泉rokuza。
宿探しをするまで正直、館山市内に温泉があることも知らなかったし、鏡ヶ浦という地名も存じ上げなかった!(汗)
日々多忙な友人の要望は・・・
早めにチェックインして温泉に浸かったら、夕陽を見ながらアルコール三昧したいらしいので(笑)
ぶん投げられた要望に沿って(笑)海辺の宿と言う観点でいくつかの候補を探し(多くは西伊豆だったのだが、どういうわけか今回は房総半島になって不思議)、最終的に友人の希望に添った形で予約を入れた宿がこちら。
さて、一体どんな宿なのでしょうか・・・
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
鏡ヶ浦温泉rokuzaには午後3時を少し回った頃合いで到着。
車を停めているとスタッフがお出迎えに出てくれていて・・・大人のくつろぎの時間を堪能できる宿 by 群青さん鏡ヶ浦温泉 rokuza 宿・ホテル
-
そのまま導かれるように館内へ。
一歩足を踏み入れただけで、非常に雰囲気づくりにこだわった宿だな!という印象を持つ。
チェックイン時に貸切風呂の時間や夕食の時間が決められ(細かいことはすべて友人に委ねていたので僕は完全にお任せ状態!)
何だか不思議な面持ちのまま時間が過ぎていった感あり。 -
部屋まで案内される道中も、非常に考え尽くされた雰囲気の造りであることを実感。
大人のためのお籠り宿!
とでも言うのだろうか・・・
自分が決めた宿ではない分、半分気楽で半分不可思議な気分(笑) -
案内された部屋のドアを開けると
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洗面所と、その奥にはシャワー室。
この部屋は露天風呂付き客室ではないのでリーズナブルなのだが、それでも僕が普段泊まるような宿に較べるとそれなりに結構なお値段!(苦笑) -
トイレも広々。
ただ、扉などはやや経年劣化しているっぽいような・・・ -
全室オーシャンビュー!
部屋は和洋室で大人2人でもゆったり広々サイズ。 -
手前には琉球畳が敷かれた一角があったが、正直あまり利用しなかったかも・・・
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この宿の多くの部屋には部屋付き露天風呂が完備されているのだが、そういう仕様でない部屋に宿泊する客の場合、チェックイン時に優先的に貸切露天風呂の利用の予約ができるらしく・・・
僕らはチェックインも早かったし、空いていたので15時半から50分間の利用。
3階へ。 -
あまりこういう雰囲気の宿に泊まったことがないので、興味津々でキョロキョロしてしまう(笑)←子供かッ!!
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貸切露天風呂は全部で2つ。
左右対称なこと以外はまったく同じ設え。
夜12時までは完全予約制。
翌朝5時半以降は空いていれば自由に利用可能との事。
部屋に置いてあるQRコードからスマホで利用状況を確認できる仕組み。
脱衣場はこんな感じ。 -
12月の陽射しはあっという間に傾いてしまう。
まだ午後3時半なのに・・・
もうこんな風に、いっぱしの夕暮れ(苦笑) -
反対側からもパシャリ!
湯質は弱アルカリ性のナトリウムー塩化物泉。
源泉は20.5℃と冷鉱泉のため加温され、程よい温度設定。
湯船も広くゆったりと浸かれる。
気分はサイコー! -
部屋に戻り、まずは友人が持参したスパークリングワインを飲みながら夕陽が沈むのをのんびりと眺めつつ、ドーデモイイ他愛のない話に興じる(笑)
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ドンドン沈んでいきますねぇ・・・
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これも友人が持参したハイボール缶。
フロントに氷を頼んだらビックリするほどの量を持ってきてくれた(爆)
それにしてもこの2缶、よくぞ手に入れたじゃん?!
とビックリして聞いたら、コンビニに立ち寄った時に見かけたら買っておいてストックしてあったんだって。
山崎はおろか、近年は白州も手に入らんからネ。 -
太陽が水平線に沈む!
11月に新潟の瀬波温泉で見ることの叶わなかったこの光景を、12月に千葉の館山で見られる嬉しさよ。 -
すっかり日暮れてしまった・・・
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夕食は18時から。
食事処の自動ドアが開き、中へ。 -
個室もしくは半個室の設えのようだ
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案内されたのは個室。
だが外は見えないから閉所恐怖症の人には圧迫感あるかも・・・
掘り炬燵席の設えなので楽ちん! -
テーブルにセッティングされたものの様子
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一、先付 鰻蓮蒸し 銀杏 百合根
人参 豆腐 生姜 銀餡 -
一、旬菜 (左から)
中とろといくらの小丼
赤烏賊 ラレシ ビオラ 紫蘇の実
真如寺湯葉
雲丹 蕎麦の実 花穂 山葵
海老芋空揚げ 柿の天婦羅 -
一、椀盛り 牡蠣真丈 透かし蕪
うぐいす菜 大黒舞茸 柚子 -
一、御造り 直営定置網 地魚六種盛り 房州産伊勢海老
新鮮でいい物を使っているのが実感できる。 -
一、台の物 房州産鮑
-
一、八寸 (左下から時計回りに)
小松菜と揚げの浸し
鮟肝ちり酢 芽葱 菊花
鰆柚香揚げ 酢橘
菊菜細巻玉子
巻海老塩茹で
栗渋皮煮 -
一、強肴 国産牛鋤煮
雲丹 番茄 栗麩 泡玉子 -
一、食事 丸十と湿地の炊き込み しらす
赤出汁 香の物 -
一、水物 ソラネル特製 季節のデザート
およそ2時間。
料理は相当のこだわりと自信を持っているのだろう。
どれをとっても美味しく、給仕されるタイミングも抜群。
程よい間を挟みつつも、決して間延びすることもなく・・・
接客も非常に好感が持てました。 -
食後、腹ごなしも兼ねて館内散策に
-
ただ全体的にムーディーなんだけど、逆に薄暗く感じるのは年のせい?
館内はそこかしこに段差(たぶん意図的にこういう設えにしたのだと思う)があり、少なくとも小さい子供のいる家族連れや高齢者利用には不向きかと思われ。
徹底的に客層や年代を絞った造りですわな・・・
朝が早かったこともあり友人は21時にはさっさと就寝。
僕は小一時間、和室の方でスマホでネットサーフィンしたり、道の駅でもらって来たパンフレット類に目を通したりしていたら自然と眠気を催したので22時に就寝。
深夜、電話の音で叩き起こされた。
半分寝ぼけまなこ状態の僕に、友人曰く
「フロントからの電話なんだけど、フィリピン南部で大地震が発生して日本にも津波がやって来るんだって!
館山にも最大1メートルの津波が押し寄せると警報が出たから、今すぐ帰られますか?と聞かれているんだけど・・・」
僕
「夕飯前、食事中にアルコール飲んじゃったし、まだ運転するのはダメなんじゃない?
それに、この時間にチェックアウトしたって地理に不案内な場所を夜中に移動するのは賢明とは思えないけど・・・」
状況が分からんからテレビを点けてみたら確かにNHKのアナウンサーが津波情報を伝えていたが・・・
自分ごととは思えんかったし、とにもかくにも眠い。
1mの津波というイメージが正直湧かんかったし・・・
そのまま滞在する旨を伝え、再び眠りについたが。
朝5時前に、ガラス越しに津波が押し寄せる夢を見て目が覚めてしまった(苦笑) -
テレビを点けたら津波の切迫感はだいぶ下がったものの・・・
それでも太平洋岸の広範囲のエリアには引き続き津波注意報が発令中!との事。
まだ真っ暗だけど、朝風呂に入りに行くことに。 -
昨日利用した隣の貸切露天風呂に入ることに。
前日とは左右対称以外、中の設えはまったく一緒。 -
湯船に浸かりながら友人と
「あんな時間に帰られますか?とイキナリ尋ねられても判断に困るよね?」
なんて会話をしつつも、とりあえず何事もなかったことに安堵。 -
まだ日が昇る遥か前の時間に起きてしまって、時間がとにかく長い。
そういえばお着き菓子を食べてなかった事に気づき(笑) -
女性が喜びそうなラインナップ。
50過ぎのおっさん二人が、こんなカワイイ系の菓子を食っていても良いのでしょうか??? -
すっかり夜が明けて、海の状態を何度も確認したけれど・・・
到底、津波がやって来る感じではない。
それよりか・・・
問題は朝飯の時間帯。
だってあてがわれた時間帯って、朝9時からだよ~!
正直僕は前夜の夕食の際に給仕の方が
「明日の朝食は9時からをご用意しておりますが」
と言った際に、それはちょっと遅すぎでは?と思ったものの・・・
いい感じで酔っぱらっていた友人がOKしてしまったから口を挟む余地はなく・・・ -
旅に出てこれほどまでに空腹感を覚えたことは初めてかも?!(苦笑)
-
前夜とおなじ席に案内されると、こんな風に・・・
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朝食のお品書き
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積み上げられた箱を拡げるとこんな風に!
右下の丸い器には
湯豆腐 べっ甲餡 生姜 -
一、三段重
上段 厚焼き玉子 焼板 香の物 -
一、三段重
中段 塩辛 焼き明太子 海苔佃煮 -
一、三段重
下段 鮪とろろ
朝の総菜三種 -
温野菜
-
一、釜炊き長狭米とお味噌汁
-
一、近海産 厳選干物
僕の選択は鰺 -
一、専属パティシエ特製デザート & ルイボス茶
待たされただけあって、味はどれもとても美味しゅうございました。
が、量がね・・・
夕食は美味しいものを絶妙にお腹いっぱい食べられて大満足だったが、朝食の量はハッキリ言って少ないです。
小食の方なら満足でしょうけど、何かお体裁だけ整えて、品数だけは多いけれど・・・
普段朝飯を食べない友人も
「随分少ないよねぇ」
と言う始末なので、後はご推測ください(苦笑) -
夜中に予期せぬ津波注意報の発令があったり、朝食の時間と量の面でちょっとなぁ!って事こそありましたが・・・(笑)
総じて良いお宿だったと思います。
ただ、内情は結構キツキツなのかも?ネ。
こだわりって、追求し過ぎたらキリがないですから・・・ -
荷物を車に積んでから砂浜まで散策することに。
海側の外観はこんな感じ。 -
宿の前にもひっそりと桟橋!
-
こんな感じですが、やはり波が相当荒く・・・
僕はちょっと怖さを覚えて途中で引き返しましたが、冒険心旺盛な友人は先端まで行って来たみたい(笑) -
鏡ヶ浦と呼ばれる波の穏やかな海岸なのに、やはり深夜の津波注意報の影響ですかね?
青い空とマッチしない荒波でした。 -
次にやって来たのは原岡桟橋。
ここ来てみたかったんですよねぇ・・・
1年ほど前だったと記憶しているのですが、たまたま金曜日の晩にテレビを点けたらNHKの「ドキュメント72時間」という番組でこの場所が取り上げられていましてね・・・ -
以前から名前こそは知っていたものの、さして気にも留めていなかったのですが(笑)
機会があれば是非見てみようと思い、今回立ち寄ることに・・・
ただここって海沿いの普通の集落の奥まった海岸沿いにある桟橋なので、観光目的で存在しているわけではなく、駐車場の面で難があるんですわ。
なので、近くにある道の駅とみうら枇杷倶楽部に車を停め、10分ちょっと散策を兼ねてこちらに来た次第。
結構入れ替わりに人が訪れます。 -
手前の部分は木製の桟橋。
板の隙間から波が上がって来そうでちょっと怖いっす(苦笑) -
途中からはコンクリート製の桟橋。
先端近くまで行くと結構両側から波が上がって来ていて・・・
うっかりすると濡れそうですね(苦笑)
冬の空の澄んだ日には海越しに富士山がくっきりと見えるようですよ! -
近年の”映えスポット”ブームによってここも一躍脚光を浴びておりますが、確かに何か無性に惹かれる場所でもありますね!
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何スか?これ???
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二宮和也と波留が主演した映画「アナログ」のロケ地でもあるのだとか・・・
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道の駅とみうら枇杷倶楽部まで戻って来たので、とりあえず中に入ってみましょう。
晴れているけど強風で結構体温を持っていかれたし・・・(苦笑)道の駅 とみうら 道の駅
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道の駅スタンプを押したら土産物を物色し・・・
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外に出ると幟がメチャクチャ風に煽られておった!
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次に立ち寄ったのは道の駅きょなん。
道の駅 きょなん 道の駅
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鋸南町と言えば、昨今は「道の駅保田小学校」が大人気ですが・・・
一方でこの道の駅は完全に勢いを失ってすっかり寂れてしまったみたい。
日曜日の昼間だというのに閑散としているし、僕らも含めてやって来た人たちのあまりにも何もなさ加減に唖然としてすぐに去ってしまうから。
南房総は日本有数の道の駅密集エリアである一方、その落差の激しさをイヤと言う程見せられた2日間だったように感じます。 -
右手の銅像は「見返り美人」。
ここ鋸南町は菱川師宣の生誕地なのだとか。
この後、道の駅保田小学校へ向かったのですが、駐車場が満杯で到底入れそうにもなく・・・
「やはり朝食の時間が誤算だったし、出だしが遅すぎたよね~」
ということで立ち寄ることを諦め、そのまま埼玉の友人宅へと帰還。
2日目は何となく消化不良っぽかったですが(苦笑)、天候に恵まれたし、久々に友人といろんな話もしたし、楽しかったです。
2024年もまたどこかへ行こうと約束し、友人宅を後にし、あまりにも空腹を覚えたので蓮田SAで腹ごしらえをし(笑)、帰宅の途に着きました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ムロろ~んさん 2024/01/30 22:22:20
- 津波・・・(◎_◎;)?!
- こんばんは、ムロろ~んです。
本年も旅行記にオジャマします(^_-)-☆。
千葉へ行かれた旅行記を拝見しました。
いいなぁ~、個室露天風呂、なっかなかないじゃないですか!
特に関東近県ではめったにないと思います。
海が見えるし!
って思ったら、津波注意報で起こされて(;´Д`)?
気分がねぇ・・・(◎_◎;)。
私だったらどうしてたでしょうねぇ・・・。
結局ご友人さんとドライブ、車中でもたわいないおしゃべり。
私らも旅友と一緒にいるとそうなります。
しかもエンドレス(爆)。
不思議ですよ。
ムロろ~ん
- 群青さん からの返信 2024/01/31 20:41:17
- Re: 津波・・・(◎_◎;)?!
- ムロろ~んさん
こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。
こちらこそ今年も宜しくです!
そうなんですよ、津波注意報!
正月早々能登半島地震があって津波被害も含めて地震の怖さを目の当たりにしたばかりなので、この旅行記を書くことに躊躇してしまいましてね・・・
決してそんなつもりではないが、時節柄不謹慎かな?とも思ったり。
特段何もなかったら済んだものの、もしもっと大きな津波の予測だったりしたら、僕らはあんなのんびりとした対応で済んだだろうか?
いくらアルコールを飲んでしまったからとはいえ、もっと切羽詰まった状況ならば本来は逃げなきゃダメなんだよなぁ~
と書きながら何度もそんなことを考えてしまいました。
海なし県に住む人間は海のホントの怖さを知らないからダメなんだよなぁ・・・とネ。(苦笑)
とはいえ海のすぐそばだから風呂に浸かりながら日暮れていく海を眺めたり、部屋でアルコールを飲みつつ海に沈む夕陽を見つめたりできるわけで・・・
友人との旅だったから、尚の事、気持ちの底からのんびりできたひと時だったと思います。
群青
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