2023/11/08 - 2023/11/08
168位(同エリア215件中)
naoさん
兵庫県三木市吉川町は、かつての美嚢郡吉川町が平成17年の合併により三木市に編入したところで、灘五郷の酒米として有名な山田錦の産地として知られています。
「山田錦」は、吉川町の住人が伊勢参りの際に持ち帰って栽培した酒米を母として、兵庫県立農事試験場が人工交配など試行錯誤の末に生み出した酒米をもとに改良・発展させたもので、昭和11年(1936年)に誕生しました。
なお、「山田錦」のふるさと論としては、現在の神戸市北区山田町藍那多可郡中町説もあり、最近では、吉川町説は資料が乏しく風説の域を出ないと言われています。
町の中央を東西に通る県道17号線は、室町時代以前に整備された奥播磨と大坂方面を結ぶかつての街道で、街道を通じて諸物資が集散していた吉川町は、この地域の中心地として栄えました。
その県道17号線や美嚢川を挟んで、北側には町場が、また、南側にはのどかな田園地帯が広がり、伝統的な商家やかつての茅葺屋根の民家が点在する町並みが広がっています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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三木市吉川町にやって来ました。
吉川図書館の駐車場に車を停めさせてもらって、神姫バスの吉川図書館前停留所あたりから町歩きを始めます。 -
県道17号線や美嚢川の北側の町並みです。
この辺の道筋には町場が形成されています。 -
神社の社殿を思わせる町家があります。
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社殿の屋根に見られる、「千木」や「鰹木」に似たしつらえがなされています。
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こちらの町家は、建物と塀を一体としてしつらえておられます。
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その町家の主屋です。
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厨子2階部分に瓜型の虫籠窓が開けられています。
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それにしても、間口の広さには見入ってしまいます。
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白漆喰を塗籠めた虫籠窓のある町家です。
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道路に面して土蔵を構えた町家です。
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主屋の玄関廻りの腰壁は、押縁下見板張でしつらえておられます。
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こちらの町家の玄関先には、恵比寿大黒の石像が置かれています。
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道路北側の高台にある町家です。
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2階の窓には吊るし柿が干されています。
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2階の窓に木製窓のある町家です。
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こちらは恵比須神社です。
境内には半鐘のある火の見櫓が建っています。 -
恵比須神社の『鈴』と『鈴緒』。
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ここにも道路に面して土蔵を構えた町家があります。
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こちらの主屋は入母屋屋根の妻入りで、屋根の角を支える持ち送りには見事な仕事が施されています。
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かわいい猫ちゃんに見つめられるとメロメロになって、たまらずシャッターを切ってしまう習性があります。
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こちらは十王堂です。
十王堂は、閻魔大王をはじめとする10人の王が祀られているお堂のことで、死後の冥界を支配しているとされています。 -
かつての茅葺屋根を瓦風の屋根葺材で覆った町家です。
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旧吉川町の排水桝の蓋。
「YOKAWA」の文字の上部は空の雲と六甲の山なみ、下部は日本一の酒米「山田錦」の穂波を潤す美囊川の清流が描かれています。 -
こちらの土蔵の破風の部分をよく見ると、大黒様の鏝絵が描かれているのが判ります。
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その土蔵の南側外観です。
南側にも出入りできるよう、石垣にくぐり戸が設けられています。 -
土蔵に開けられた丸窓。
では、この先で美嚢川を渡って、田園地帯へ向かいます。 -
美嚢川を渡った先から見た北側の町並みです。
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美嚢川北側の、伝統的な商家が軒を連ねる町並みと違って、南側に広がるのどかな田園地帯には、独立したお屋敷がそこかしこに点在しています。
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あぜ道に咲くアスターの花。
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かつての茅葺屋根を瓦風の屋根葺材で覆った民家です。
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金属屋根への落雷に用心されておられようで、棟に避雷針が設けられています。
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こちらの茅葺屋根の建物は阿弥陀堂で、この前が若宮神社の御旅所になります。
御旅所は、若宮神社秋祭りの神輿の行列が休息される場所になります。 -
小屋裏を観察すれば、荒縄を使った本格的な茅葺屋根になっています。
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耐震補強のためなのか、やむを得ず鉄製の方杖が用いられています。
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茅葺屋根は十分な厚さを持っています。
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御旅所に祀られた小さな社。
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県道17号線へやって来ると、野焼きの煙がもうもうとたなびいているのが見えます。
この後、あの辺りも歩くので、煙に遭わなければ良いんですが・・・。 -
県道17号線沿いの民家には、小さな虫籠窓が開けられています。
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こちらは若宮神社の常夜燈です。
若宮神社の神輿は、ここを通って御旅所へ向かうんでしょうね。 -
野焼きをしている人が見えますが、徐々に煙はおさまっているようです。
なお、右側の建物は若宮神社の一部になります。 -
立派な塀をめぐらせたお屋敷が、田圃の中ポツンとたたずんでいます。
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一部の建物が塀代わりになっています。
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丸窓の前に植えられた柿の紅葉が始まっています。
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若宮神社の常夜燈。
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先ほどの野焼きの煙がたなびいて、せっかくの景観が霞んで見えます。
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見事な茅葺屋根の主屋のあるお屋敷です。
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この重厚な佇まいには惚れぼれしてしまいます。
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これだけの茅葺屋根を維持する大変さを思うと、並大抵ではないご苦労を感じます。
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稲刈り後に見られる光景です。
数日間はこのように干して、天日と自然の風によって乾燥させます。 -
櫨(ハゼ)の木の紅葉とススキ。
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紅葉がきれいな櫨ですが、触れるとかぶれることもあるので注意が必要です。
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では、この辺りで吉川町の町歩きを終えます。
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