2023　三田市上槻瀬散歩

2023/11/08 - 2023/11/08

六甲山地の北側に位置する兵庫県三田市上槻瀬は、のどかな里山風景が広がる集落で、かつての茅葺屋根の民家が点在しています。

今回、日本の原風景のような里山にある上槻瀬集落を、季節の移ろいを感じながら歩いてきました。

エリア 三田（兵庫）(兵庫)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

のどかな里山風景が広がる上槻瀬集落へやって来ました。

羽束川へそそぐ水路沿いの空地に車を停めさせてもらって、上槻瀬散歩を始めます。

先ず目に入って来たのが、県道３７号線沿いにあるこちらの民家です。

雨戸がきっちり閉められているので空き家かと思われます。

県道３７号線にある神姫バスの上槻瀬停留所です。

では、この先で集落へ入ります。

三田市の農業用集水桝の蓋。

市のマスコットキャラクター、雉の「キッピー」がモチーフになっています。

県道３７号線を外れて集落に入りました。

上槻瀬集落には、本物の茅葺屋根の民家が残っています。

これは玉ねぎの貯蔵法として最も良い方法です。

茅葺屋根民家の裏側の姿です。

漆喰塀の屋根に鎮座する大黒天様。

こちらは、かつての茅葺屋根を瓦風の屋根葺材で覆った民家です。

水面を埋める睡蓮の葉。

田園地帯の中にピタッと納まるかつての茅葺屋根の民家。

柿の実は、いつ見ても秋の風情をたたえた日本の原風景を感じさせてくれます。

こちらは薬師堂です。

薬師堂は、薬師如来を本尊とする仏堂の一般的な呼称として広く使われています。

こちらは薬師堂の二尊種子板碑（にそんしゅじいたひ）で、室町時代の建立と伝えられています。

この二尊種子板碑は、大日如来と不空成就の二仏の種子をタテに配し、その下に三行の銘文が刻まれています。

ちなみに、種子（しゅじ）とは密教において仏尊を象徴する呪文のことで、植物の種にたとえて種子と呼ばれているそうです。

かつての茅葺屋根を瓦風の屋根葺材で覆った民家です。

種類の異なる柿の実が植えられています。

かつての茅葺屋根を瓦風の屋根葺材で覆った民家です。

ここにもかつての茅葺屋根を瓦風の屋根葺材で覆った、同じような民家が有ります。

植え込み越しなので、妻面の家紋部分しか見えません。

上槻瀬集落の光景。

集落の一角に石灯籠が見えてきました。

この石灯籠は、八坂神社の御神燈になります。

かつての茅葺屋根を瓦風の屋根葺材で覆った民家です。

高台に建つかつての茅葺屋根を瓦風の屋根葺材で覆った民家です。

前面の石垣とバックの青空に溶け込んだその姿に見惚れてしまいそうです。

のどかな里山風景が広がる上槻瀬集落。

では、先へ進みます。

緩やかに下る集落内の道。

ここまで見てきた民家とは異なる表情を見せる民家です。

神社の建物に見られる「千木」に似た部材が使われています。

今夏の異常なまでの高温のせいなのか、モミジの葉焼けが顕著です。

屋根にあたった陽の光が、部分的に反射しています。

主屋と土蔵が、のどかな里山風景を引き立てています。

またまた柿と民家のコラボです。

上槻瀬集落の光景。

規則的な瓦の影が塀に落ちて、良い表情を生んでいます。

ススキと民家。

さて、今回上槻瀬集落を訪れた目的のひとつでもある民家が見えてきました。

こちらの民家は、この建物を使ってカフェを営業されているので、とても楽しみにしていました。

たまたまご主人が出てこられたので、カフェを楽しみに訪れたことを伝えると、「今日は定休日なんです」と告げられました。

ということで、とても申し訳なさそうにされているご主人に、いつの日にかの再来を伝えておいとましました。

こちらの民家は建物の形状に合わせるように、屋根の長さが部分的に短くなっています。

明るい色の瓦風屋根葺材で覆った民家です。

ここから見ると、背景の山が借景として活かされています。

鈴なりの実をつける柿の木。

上槻瀬集落の遠景。

休耕田にコスモスが植えられています。

満開のコスモスが、集落に色どりを添えています。

何ともお茶目な土蔵を最後に、上槻瀬散歩を終わります。