2023/05/27 - 2023/05/30
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ごまめ堂主人さん
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65歳ソロ・トラベラーが中央アジア(カザフスタン・キルギスタン・ウズベキスタン)~南コーカサス(アゼルバイジャン・ジョージア・アルメニア)~トルコ~ギリシャを2ヶ月半かけて旅した記録。そのウズベキスタン サマルカンド編。熟年の一人旅、女性の一人旅、中央アジアでガイド・ドライバーを雇いたい人にも参考になるかもしれません。
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タシケントからサマルカンドへは高速鉄道のアフラシャブ号を利用した。人気列車なので駅で購入の場合、満席の恐れもある。鉄道会社のネット予約もあるらしいが使い勝手がいまいちとか。私は日本から現地旅行社に頼んで事前にEチケットを購入した。2倍の値段にはなるが、現地で苦労するよりはいい。実際ヒヴァ~タシケントの列車切符は「政府が買い占めて取れない」(はあ?)との連絡が来て、やむなく飛行機になった。旅行社はwww.advantour.com 英語でのやり取りだが、入力フォームがあるので簡単。クレジットカード払い。
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タクシーでタシケント駅に向かう。駅は切符のある者しか入れず、パスポートチェックと荷物のX線検査がある。駅構内にはキオスクなどがある。電光掲示板で発着情報あるので安心。
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定刻通りの出発。高額でもないので、ビジネスクラスにした。席はゆったり。電源やUSBの充電器もついている。音楽プレーヤーもあり、自分で持参したイヤホンをつなげば、3チャンネル聞ける。飛行機のように、簡単な車内食とインスタントコーヒーも提供される。別に食堂車もついている。天井の液晶モニターで次の停車駅もわかる。
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約2時間でサマルカンド到着。駅は歴史保存地と離れている。3番のバスに乗る。始発なので運転手に聞いて料金を払えばいい。25分ぐらいで、レギスタン広場の停留所(終点ではない)に着く。
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Furcut Hotelはすぐに見つかった。サマルカンドの老舗というが、それだけに施設はそれなりに老朽化していて、洗面所が匂うのが困った。中庭には昼寝用の小屋があり、カーテンがかかってシルクロードの雰囲気が満載だった。
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歴史保存地区はレギスタン広場から、ビビハニム・モスク、シャーヒズィンダー廟群、アフラシャブの丘まで、イスラム・カリモフ通りが一本道でつながっているのでわかりやすい。まずはビビハニム・モスクへ。1404年建造、世界最大のモスクだそうだ。たしかにカメラに納まりきらない。建造を急いだため崩落が相次ぎ、一度は廃墟になったが1974年から補修が始まり、復活したとか。神への畏敬と同時に権力の誇示でもある巨大建造物に、人間の欲深さを感じてしまう。
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イスラム・カリモフ通りをアフラシャブの岡方面に進むと、ハズラティヒズル・モスク。木造で、8世紀からの歴史を持つが、チンギス・ハーンによって破壊され、現在の姿になったのは19世紀とのこと。テラスからのサマルカンドの眺望はすばらしい。
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イスラム・カリモフ通りは街路樹がさわやかで、両側に商店やレストランが並ぶ美しい通り。5月はまだオフシーズンなので、観光客もそれほど多くなく、ゆったりと散歩を楽しめた。
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人気のアイスクリーム屋。30円ぐらいから、高くても140円ぐらい。ミルクが濃厚で、暑いサマルカンドでは何度も買ってしまう。
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気に入って毎日通った、イスラム・カリモフ通りにある食堂。ラグマン、半分パン、紅茶で400円程度。
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中央アジアでパン(ナン)といえば、直径30センチ以上の、固いパン。市場では無造作に積み上げられて、大量に売られている。飲み物がないとのどを通らないくらい、パサパサなので、見た目ほどおいしくはない。
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これは中央アジアでは定番という、ハルヴァというお菓子。砂糖とナッツをたっぷり使ってとても甘い。大きな塊で売られているのが、びっくり。トルコでもよく見かけたが、トルコでは小さく切り分けられていた。モロッコ、イラン、ロシアなど、広い地域で食べられるお菓子だとか。
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暑い日中は、土地の人たちは外に出てこない。夜8時過ぎ日が沈むと、レギスタン広場とイスラム・カリモフ通りを結ぶ広場には夜店や、子供用の乗り物がでて、地元民で大賑わいになる。
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レギスタン広場は連日、日没後からライトアップされる。中に入るには入場料が必要だが、広場前には広い階段があるので、入場する必要はない。人々が三々五々集まってきて、ライトアップを待つ。
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サマルカンドの歴史物語を音楽とナレーションで流しながら、光のショーが展開される。
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歴史ショーの後はディスコタイムなのか、どんどん派手になっていく。この写真はまだ序の口。
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翌日はシャヒーズィンダ廟群を訪れた。美しい建物が狭い通路の両側に並んでいて、感動する。
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内部の美しさも、もうっとり。
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宿の屋上からの夕景。朝食は屋上で食べる。設備は老朽化しているが、360度の眺めがこの宿のいいところ。
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イスラム・カリモフ通りの観光案内所はサマルカンド外国語大学の学生ボランティアで運営され、日本語もOK。行くと歓待してくれる。JICA派遣の伊藤さんが指導して、独自のツアーも開発している。私は、「民族楽器工房を訪ねる」ツアーに参加した。参加者は私だけ。
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ボディは松、ネックはくるみの木、トップは牛の肺を乾燥させたもので、半透明なのがカッコいい。説明してくれた職人20代の若者で、親子3代続く工房。祖父は演奏家としても第一人者で、楽器も発明したとのこと。私もアジア風な単純なフレーズを弾いてみた。興味の尽きないツアーだった。観光案内所は新たに「ソビエトアジアの建築」をめぐるツアーを開拓中で、白地図に物件写真を張る作業に取り組んでいた。すごく興味を惹かれる。
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3日目はきちんとレギスタン広場に入場した。やはりサマルカンドのハイライトとなる場所で、見とれてしまい、なかなか去りづらい。修復をしていた10代と思われる若者から話かけられ、日本で働きたいが仕事を紹介してくれないかと真剣に頼まれ、困った。
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日曜日なので、レギスタン広場には英語塾の生徒たちが先生に引率されて、英会話の練習を兼ねて見学に来ていた。ナルトなどのアニメを通して、日本へのあこがれが大きいようだった。
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レギスタン広場から徒歩で20分ぐらい離れたグリ・アミール廟に足を延ばした。ここまで来る観光客は少ないらしく、人があまりいないのがいい。外観は青。文字通りサマルカンド・ブルーだ。
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そして内部は息をのむほど美しかった。
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路地裏を徘徊するが、塀の中に中庭がある家が多く、外からでは何も見えない。
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最終日はアフラシャブの丘まで歩いてみた。チンギス・ハーンに破壊されるまで、ここがかつてのサマルカンド。城塞の土台が想像できる。しかし荒涼として何もないところ。歩いていくのはやはり暑すぎた。
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宿に戻って、涼しい屋上でこれからの旅程を研究して午後を過ごした。
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最後に、サマルカンドで一番おいしかったもの。もちろんアイス。そしてミントの葉がたっぷり入ったフレッシュージュース。
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