ダイヤモンドプリンセスに乗りたい！vol.1

2019/09/18 - 2019/09/23

お嬢様は仰った。「船旅がしたい」
いやいや、HP3しかあらへんのに、船酔いした日には地獄やで。

「フィンスタビライザーついとるで大丈夫！」
なんですのん、それ？

「5日くらい休める？」
無理ですやろ…。
一年の半分くらい休みの学生と一緒にしてもろたら困りますがな。月～金休んだら最長で9日の休みになるけど、出勤したら、決裁の山が出来上がってるやんか。

「シルバーウィークなら3日休んだらいいだけやよ。毎日22時まで仕事しとるんやで、少しは休まな」
（果たして休めるのかな？）
えー。まあ、調整してみるわ。

というやりとりがあり、9月のシルバーウィークに人生初の豪華客船の旅に出ることになった。

横浜港大さん橋国際客船ターミナル発着のため、あらかじめ自宅からスーツケースをこのターミナルに送り、中で受け取った。乗船番号をもらったら、呼ばれるまでひたすら待つ。乗客人数だけでも2,700名超なので、本当に長かった。

その後、無事に出国手続きを終え、いよいよ乗船することになった。

エリア 釜山(韓国)

入って早々、吹き抜けのロビーに大興奮！

出港の際はここで酒樽の鏡割りが行われて、日本酒が振舞われた。お嬢もおもてなしママも日本酒は苦手なので行かなかったけど、人だかりができていた。

選んだ部屋は「海側バルコニー」というお値段的に真ん中あたりの部屋。
ママはちょっと閉所恐怖症気味なので、開かない窓の部屋とか、そもそも窓のない部屋とか想像するだけでダメだった。
息苦しくなったら、すぐに外の空気を吸いに行けるという理由でバルコニーは外せなかった。

トイレとシャワーはこんな感じ。暖房便座ではないと聞いていたので、ダイソーで貼れる便座シートを何枚か買って持っていった。

洗面所も十分です。
部屋は毎日、同じ人が清掃してくれるそう。私達の部屋はフィリピン系の男の子だった。訛りのある英語だったけど、まあ部屋の説明なんてどこも一緒なので、大体わかった。

バルコニーに出てみると机と椅子があって、ちょっとテンションが上がった。向こうには赤レンガ倉庫や観覧車、ヨコハマグランド・インターコンチネンタル・ホテルなどが見える。

ベッドからの風景。
飾ってみました♪
壁が鉄製なので、磁石付きのクリップで必要な書類とか貼りました。
この旅は磁石が大活躍。
テレビは普通のテレビも見れるし、映画も見れる。船内プログラムの案内や、いま船がどこを走っているかの位置情報も確認できる優れものだった。

クローゼットはこんな感じ。
フォーマルナイトがあるので、ドレスも持って行った。
大きな鏡があって、全身をチェックできたので良かった。鏡をあけると棚があって、金庫も備え付けられていた。

インコのフック。
尻尾を曲げてフックにできる。
身分証のカードが部屋のキーにもなっているので、ドアの内側に掛けられるようにした。
これもダイソーで買った磁石。

同じ部屋がずーっと続くので、迷わないようにドアの外側も飾り付け。これもダイソーの磁石。
残念ながら盗っていく人がいたので、飾り付けをするなら盗られてもいいくらいの気持ちで。
右側の壁にあるのが新聞受け。
毎日、船内でこんなことが行われてるよっていう新聞みたいなものが入る。

廊下に出ると端が見えない！
「揺れの少なさ」を最優先に部屋の位置を選んだので、私達の部屋は船のほぼ真ん中。
エレベーターにも近くて便利だった。
で、真ん中なのに端が見えないって凄くない？もちろん、この旅行中に端まで行ってみた。

この船は料金の中に飲食代やチップが含まれているので、早速『ホライゾンコート』というレストランでスイーツをいただいた。
出港は夕方だけど、それまでに全員、参加必須の避難訓練があり、その時間までゆっくりする。部屋に備えつけの救命胴衣（鏡の向こうの棚に入っている）を持っていかなければならない。

プリンセス・シアターで避難訓練を終えた後、ディナーの時間になったのでメイン・ダイニングへ。
このメイン・ダイニングのフルコースは料金に含まれている。飽きたら有料の別のレストランに行ってもいい。

ここのシステムは毎日、同じ人達と同じテーブルになることが決まっている。なので、最初の日は必ず行って、自己紹介し合った方がいい。

夫婦できている人や、友達同士やいろいろなタイプの人が集められていた。話ができるように母国語で固められてる感じ？

フルコースだけど、コレはいらない。とか、同じ皿をもう一皿。とかリクエストできる。
お腹いっぱいで減らすことはあっても、増やすことはできなかったけど。
胃に自信がある人は是非、メイン2皿とか頼んで欲しい。

腹ごなしに散策。もう9月も下旬になろうかという季節だから、夜に泳いでいる人はいなかったけど、昼間は結構泳いでた。

出港直後は船上でも音楽が鳴り響いて、踊っている人もいたし、レインボーブリッジの下を通ったときは大歓声だったけど、今は静かな風景。