青春18きっぷで47都道府県制覇の旅　～　愛知から群馬の磯部温泉へ

2023/12/14 - 2023/12/15

日本全国47都道府県のうち、福島県と群馬県だけは、鉄道で通過したことはあっても、その土地を踏んではいなかった。福島県は後回しにして群馬県へと向かう。
交通費節約のため、青春18きっぷの世話になる。新幹線を乗り継ぐよりも、はるばるやって来たという達成感を味わいたかった。
せっかく群馬県で1泊するのなら温泉宿に泊まりたい。草津、万座、伊香保など目移りするが、時間の制約があり愛知、東京方面から近い磯部温泉にした。何とこれが大当たりだった。

エリア 磯部温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

青春18きっぷで乗車するJR第1走者は、中央本線多治見始発の名古屋行き600M、315系8両編成。金山駅で下車、東海道本線に乗り換える。

第2走者は、関ヶ原発豊橋行き2300F、313系8両編成（第3走者以降は記載省略）。
岡崎駅付近から見上げる空。いい天気になった。富士山が見えるだろうか。

豊橋から浜松までは、特急用の車両だった。
毎朝これに乗って通勤・通学できる人たちがうらやましい。

快晴の空、富士山の全貌が姿を現した。雨男返上か。
（富士川駅付近）

富士駅で下車。駅前へ出てみた。
ビルの谷間から富士山を眺める。このような街で暮らしてみたい。

富士駅の売店で、名物のようかんぱんを買うことができた。これも在来線だからこそ。
パンの上に乗っているのはようかんだ。これは珍しい。

東田子の浦駅付近。
新幹線だったら富士山がブレていたかも。

熱海駅で買い求めた「鯵の押寿し」。
駅弁を食す機会がめっきり減った。コンビニ弁当では旅の気分が盛り上がらない。

国府津駅から湘南新宿ライン高崎線直通の特別快速に乗る。グリーン車2両を含む堂々たる15両編成。
かつては、東京駅と上野駅で乗り換えが必要だった。

東京都内を素通りするのはいい気分だ（山手線大崎駅にて）。

群馬県入りを果たし、高崎駅で信越本線の第8走者横川行きに乗り換える。
首都圏のビル群や家並みが途切れ、のどかな車窓風景が広がる。

妙義山が近づく。
映画「男はつらいよ」第14作「寅次郎子守唄」（1974年12月）の冒頭の場面に、この山が映し出されている。

磯部駅下車。第1走者から9時間を要した。
車窓に変化があり、退屈せずに済んだ。

初めて群馬県の土地を踏む。これで46都道府県制覇だ。

歓迎のアーチに出迎えられる。温泉街は駅から至近距離だ。

足湯に寄り道する。
長時間靴を履いたままの足を解放（介抱？）してやろう。

磯部温泉 足湯 温泉

今宵の宿にたどり着く。
師走の日は短く、あたりは夕闇に包まれていた。

名物の磯部せんべい。どこにでもある並みのせんべいではなかった。
名物にもうまいもの有り。

翌朝、シーズンオフでひっそりと静まり返る温泉街をあとにする。
泊った旅館は、後日口コミを投稿するだけの価値がある。
いい湯だった。

翌日の車中、最後のお楽しみは呑み鉄だ。平日の夕方以降は堅気の通勤客が多く、ひと口にとどめてしまい込んだ。
2日間ほとんど鉄道に乗りっぱなしで、群馬県との距離感がよくわかった。