北陸の私鉄(2/2)*補足*

2023/09/21 - 2023/09/23

旧尾小屋鉄道車両(動態保存)などを補足しておくので参考のため。
9/23の追加分とその他。

私用で金沢を訪れたついでの鉄探しと温泉。
9/21
本庄～高崎～金沢～(某所)～野町～新西金沢…西金沢～金沢
…マンテンホテル金沢駅前(泊)
9/22
金沢～ＪＲ西金沢…北陸鉄道・新西金沢～鶴来～新西金沢…ＪＲ西金沢
～能美根上～運動公園…のみ電広場…運動公園～能美根上～粟津～粟津温泉(泊)
9/23
粟津温泉(法師)～粟津…粟津公園(旧尾小屋鉄道)…粟津～金沢～高崎～本庄

エリア 小松(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は意表をついて非鉄記事から紹介する。→本編は後半
金沢で冬の光景を紹介(2020年撮影）
この時季ならではの雪吊りが美しい金沢駅東口の鼓門前。

鼓門の側面方向
門は駅を出て巨大なドームの先にある。

にし茶屋街
ここで言う茶屋は休憩所の茶屋ではなく料理茶屋、
いわゆる芸妓が客をもてなす料亭を指す。昔も今も高所得者御用達か。

にし茶屋街の通り
なかなか見事な構えでよく手入れが行き届いて保存されている
有名なひがし茶屋街に比べて規模では劣るもののこちらの方が観光客が少なくて静かで落ち着いていて十分訪れる価値はある。

千本格子が美しい。

当然電柱などは無く見栄えがすっきりしている。

芸妓さんの一般公開もあるようだ。

西茶屋資料館
「吉米楼（よしよねろう）」跡地に当時の茶屋の様子を再現した展示物。
　客は2階に通される。

次の間がステージでこちらでお酒を飲みながら……

風流な大人の社交場
お茶屋は「一見さんお断り」
利用には紹介が必要で今もハードルが高いらしい。

お気に入りの一撮。写っていないが傘は雪のため。
　→決してストーカーではない ヾ(-_-;)

北陸鉄道浅野川線　内灘にて

2023.9/23
粟津公園は広大なところで旧尾小屋鉄道の車両を動態保存している。
JR粟津駅から徒歩15分程で白い建物が車庫。

園内にはこんなものも！
エアロコマンダー680型
米国製で民間から軍用まで2000機程生産され大統領専用機にもなった。
元中日新聞社の取材機「はやたか」
浮かせて展示してあるのがいいね。
乗員２名客席４名の機内にも入れる。但し野外では劣化が心配。

粟津公園「なかよし鉄道」(石川県小松市）
いしかわ子ども交流センター小松館の付属施設。
旧尾小屋鉄道保存会により動態保存気動車キハ1を休日に走らせている。
粟津温泉まで来たので今回は２度目の訪問。

なかよし鉄道の本部？ではなく車庫。

尾小屋鉄道とは、
新小松～尾小屋16.8km,軌間762㎜,非電化、開業1919年～廃止1977年、
かつての尾小屋鉱山で産出する銅を運ぶ鉱山鉄道として建設されたもので、客貨両用の非電化軽便鉄道としては国内で最後まで活躍した。

児童公園なので親子連れが中心。
保存される程の貴重な車両に乗れたという意識は多分無く、
彼らには只の遊園地の乗用遊具に過ぎないのだろう。
でもいつか鉄道マニアになった子はこれを見直すかもしれない。

キハ1
日本車両のガソリン動車をディーゼル化した車両。
多少の改造は受けたものの外観は当時とほとんど変わらないようだ。

扉の下に乗降用の固定ステップ。
単純な朝顔形ピンリンク式連結器。
車輪ギリギリの小さな排障器。
運転席前の窓が開けられるのが珍しい。
前照灯も小さいままで軽便鉄道の魅力がいっぱい。
これからも長く走らせてあげたい。

＜参考＞
旧尾小屋鉄道の尾小屋駅と構内配線跡、ホーム跡が見える。(前回訪問時)
奥に見える荒廃した小さな機関車は現在那賀川清流鉄道保存会(栃木県烏山市)に譲度されている。

低いホームにはしっかりレールが残っている。

ポイント切り替えの転轍機を発見。これはお宝だ。

ポッポ汽車展示館パンフレット
小松市立ポッポ汽車展示館では旧尾小屋鉄道の車両を展示している。
尾小谷駅跡より更に山奥で尾小谷鉱山資料館の手前にあり入場見学は無料。
野外ながらしっかりした屋根がかかっているので車両の保存状態は良好。
訪れた当時は小松駅前から尾小屋へ路線バスがあったが今は無いようだ。

上記廃線跡とイメージが重なる。(パンフレットの写真より)

客車ハフ1
全長6.9mのかわいらしい２軸客車で開放型デッキが興味深い。
ポッポ汽車展示館の静態保存だがよく整備されており感心した。
→ほかには、蒸気機関車NO5、気動車キハ3(動態)を展示中。
　特定日には小松駅から送迎バスがあるらしい。

発車待ちのキハ1。(前回訪問時)
現在この撮影位置は運行中立ち入り禁止になっている。

車庫へ戻るキハ１
車庫内も運行後に見学させて頂いたが中は全て動態保存車なのがすごい。

キハ1の運転席で丸い手動ブレーキを装備している。

キハ1の車内で運転席方向を見る。運転席となりの席がおすすめ。

ＤＣ１２ディーゼル機関車
協三工業製のＣ型(動輪3つ)12t級ロッド式駆動タイプ
特定の日に限り隣りの客車を牽いて走るとのこと。

ホハフ３
梅鉢鉄工所製の木造ボギー車を鋼体化した客車。
バス窓で近代的になっている。

急行能登
尾小屋訪問時に高崎から夜行の普通車指定で乗車した。上野→金沢７時間
485系特急用電車の急行格下げで残念な気もしたが、急行料金で乗れたことはうれしくもあり、一方で複雑な心境だった。
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補足まで読んでいただき御礼申し上げる。