2023/05/17 - 2023/05/21
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ごまめ堂主人さん
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65歳ソロ・トラベラーが中央アジア(カザフスタン・キルギスタン・ウズベキスタン)~南コーカサス(アゼルバイジャン・ジョージア・アルメニア)~トルコ~ギリシャを2ヶ月半かけて旅した記録。そのキルギスタン編。熟年の一人旅、女性の一人旅、中央アジアでガイド・ドライバーを雇いたい人にも参考になるかもしれません。
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ガイドドライバーSergeyとの旅も後半6日目。今日はA-362道路で国境を越えてキルギスタンに入国し、カラコルを目指す。写真はカザフスタン側の国境。通関はいたって簡単。パスポートの入国記録をPCで調べて、出国スタンプを押すだけ。ものの1分で通関。歩いてキルギスタン側に行く。キルギスタンの入国も同様に簡単。ビザも入国カードも税関申請もない。先に入ったSergeyの車に乗り込む。キルギス側には両替屋のおばさんが一人立ちんぼ。今回は町で両替するので通過。
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キルギスに入国して最初に出迎えてくれたのは、車の行く手を阻むおびただしい数の羊の群れ。以後、各地で羊、馬、牛の群れと遭遇した。
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イシク=クル湖北岸チョン=オリュクチュの町にある温泉Goryachiy Istochnik ''keremet-Suu''に寄った。透き通ったお湯で温度は40度ぐらい。水着を着て入る。水着を持っていなかったので、黒のボクサーパンツでごまかして入湯。浸かっては、ビーチチェアで寝そべるを繰り返して、現地の家族連れが楽しんでいる。
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キルギスの道路はカザフよりもよく整備されていた。ときどき英語表記もある。イシク・クル湖はかつでソ連海軍の秘密基地区域だったから道も整備されたのだろうか。
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カラコルの街で現地通貨ソムをATMで引き出し、これから先の食料をスーパーで仕入れてから宿へ。カラコルのRainbow Village Guesthouseは家族経営の気さくな宿。とても清潔で食事もおいしくホスピタリティーも快適そのものだった。値段もリーゾナブルだった。
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7日目はまず最初に、赤い奇岩と地層が見事なジェティ・オグスを目指す。赤い渓谷の底に川が流れ、のんびりと牛が草を食んでいる。ときどき牛の鳴き声が渓谷にこだまする。桃源郷とはこんなところを言うのではないだろうか。
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ついで海抜約3,000mの国立公園アルティン・アラシャン(Altyn Arashan)に分け入る。
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今日はミニ・トレッキングの日。こんな道を上って行き、30分ほどで
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「女の髪の滝」(現地名は聞き取れなかった)
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一帯は馬の放牧地帯。ただし見とれて下を見ずに歩いていると、ズブリっとぬかるみに足を突っ込む羽目になる。
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春から秋までの放牧時期には、放牧主たちはユルタ(移動式住居・テント)に寝泊まりしている。養蜂の人たちのユルタも散見する。カザフ、キルギスの宿の朝食では、毎回、数種類の蜂蜜が出てくるのでうれしい。こういうところで採取しているのだなあ。
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絞りたての馬乳を売っていたので、味見してみた。ひとくち含むと、「うわ、なんだコレは!」酸っぱくて、香りは、・・・どこかで知っている香り・・・スルメ? そうスルメの香りに似ているのだった。50ソム(80円)
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ランチは質素です。カップ麺とサケ缶と、お茶とビスケットなど。でも満足。Sergayと向こうに馬が一匹。それ以外はだーれもいなくて、大自然を独り占めだから。
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昼食後は、Sergeyは車の整備をしてあとから来ることになり、ジェッティオグズまで川沿いの道を小1時間歩いた。途中、馬の放牧をする人と出会うのみ。牧歌的とはこういうことか。
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カラコルの街に戻り、築150年を超える木造のロシア正教会や、中国式モスクを見学。
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中国式モスクと言われなければ、仏教寺院か孔子廟と思ってしまいそう。ここもウイグル系の人々が多い地域。
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カラコルの博物館。とりあえず並べてみましたって感じ。
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かわいらしい色彩のロシア式の住宅を、Sergeyと二人で探し回って、写真を撮りまくった。手の込んだ木彫の家が多い。
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老朽化も進んでいるので、いつまで建っているかはわからない。
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ここはカラコルの市場。中には肉屋・八百屋・魚屋・乾物屋から雑貨・衣料・電器まで一通りの店がそろっている。しかし、時間帯が遅かったせいか、客はあまりいなかった。(街のメインストリートは賑わっていた)Sergeyはここの床屋が安いからいつもカラコルに来たときは床屋に寄るのだと言って、床屋へ。その間、私はぶらぶら店を冷やかして回る、
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居心地の良かったSunny Valley Guest Houseともお別れ。女主人は私の知人の日本人とそっくり。キルギスではそんな「似た人」をあちこちで見かけた。1泊朝食付1100ソム(1760円)
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今日はバルスコーン盆地とイシク・クル湖を目指す。 Kyzyl Suu村で通りがかった学校に立ち寄る。小学生から高校生までが同じ学校に通う。教室の中には入れてもらえなかったが、校舎の周りは見学できた。
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イシク・クル湖。もう海と同じ広大さ。だからソ連は海軍の秘密基地をここに持っていた。西域・シルクロードを描き続けた作家の井上靖はイシク・クル湖への入域を何度もソ連に申請したが、なかなかかなわなかったそうな
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バルスコーン渓谷はイシク・クル湖の南岸に位置する標高2800メートルの渓谷。針葉樹林と万年雪と天山山脈の眺望が放牧地帯でもあり、放牧民のユルタも散見できる。
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なぜか山中に川崎汽船のコンテナ。倉庫として使っているらしい。普通は払い下げていないとのことなので、どこで入手したのだろう。ここの脇を登っていく。
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軽い登り10分たらずで
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万年雪のバルスコーン滝出現。すごい水量で大自然の力強さを感じる。
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自転車でバルスコーン渓谷に挑むイタリア人娘。ヨーロッパの女性の行動力はスゴイ。カラコルの街で装備はレンタルできるという。
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さらに奥のアラベル湖をめざすが、なんと途中で道が崩落で工事中。先には進めない。
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撤退して昼食。黒パンとコンビーフとチーズ、ウエハースと紅茶。雲行きが怪しくなり、まもなく雨。気温もどんどん下がる。イタリア娘たちが追いついてきたので、道路の崩壊を告げる。彼女たちもあきらめて撤退を決める。雨はやがてみぞれに変わった。
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かのガガーリンも訪れたとかで、石像があった。
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イシク・クル湖に下りてみれば、下界は晴れ。
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タムガ村に日本兵が作ったサナトリウムがあるが、見てみたいかとSergayが聞くので、Yes,ofcourse!
太平洋戦争後、日本兵125人が抑留され、土台だけできあがっていたサナトリウムを建設したという。キルギスでの抑留は当時厚生省も把握していなかったとのこと。勤勉な日本人がソ連のために建設したものではカザフスタンのアルマトイにあるナヴォイ劇場が有名だが、キルギスにもこんあ場所があったのかと、ちょっと感慨深い。 -
続いてスカスカ渓谷へ。赤い奇岩のつづく渓谷は、火星かと思う(行ったことないが)
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向こうにイシク・クル湖が見渡せる。
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ここはイシク・クル湖畔に打ち捨てられた巨大ショッピング・センター建設予定地の廃墟。首長が権力の座から落ちたために、計画も頓挫したという。外周の華やかな壁だけがむなしく残る。
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今日の宿はカジサイ村。シーズン・オフで営業している宿はあまりなく、地元の人に聞いて回ってたどり着いた宿は、清潔で居心地のいい宿。シーズン中なら結構いい値段を取る中級ホテルらしい。近くに温泉があるというので行ってみたが、水温が低いのであきらめて帰宿した。朝食は気持ちのいい庭の東屋で美味。
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Sergayとの旅9日目は、イシク・クル湖とも分かれて、ビシュケクとの中間地点にあるトクモクへ。ここには11世紀に建てられたブラナ塔というのがある。シルクロードの要衝で、塔の上からは東は中国、西はウズベキスタンへの道が見通せたという。かつては要塞都市だったが、いまは城壁の土台部分が地形的にわかる形で残っている。
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敷地内には、6世紀から作られた石人の野外博物館も併設している。戦士の墓として作られたとの説もあるそうな。ユーモラスな顔が多く、つい一つ一つ丁寧に見て回ってしまう。
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昼食後、キルギスタンの首都ビシュケクまでやってきた。久しぶりの大都会。トロリーバスや地下鉄が縦横に走っている。
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シベック・ジョル大通りにある、美しいロシア正教会を訪れる。金色の玉ねぎ型の屋根飾りがまさにロシア正教会ですね。
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明るい雰囲気で美しい。ロシア正教のイメージは、もっと暗い感じだと思っていたが、意外。
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ビシュケクのバザールへ。スリがいるので十分に用心するように言われ、自由行動。Sergayは軍放出品の店でズボンを買いたいらしい。キルギス伝統の帽子。遊牧民の人たちや年配の人たちはかぶっていた。民族楽器屋は結構人気があって、修理や調整などもしていた。
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歴史博物館をざっと見学。ゆったりとした展示で、説明も最小限(ロシア語表記で英語はタイトルぐらいしかないが)なので、みんなもざっと見てる。
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歴史博物館はかつてはレーニン博物館だったそうな。ゆったりとした展示とはすなわち建物面積に対して展示物が少ないと言うこと。しかし、一人の人物の博物館としてあれだけの面積の建物を建てるんだ。権威ってものか。裏手に巨大なレーニン像があった。
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近くにあったのはマルクスとエンゲルスが和やかに語り合う像。Sergayとグーグル翻訳でやりとりし、混迷した現代の打開には、マルクス・エンゲルスを新しく活かすことが必要だという一致した結論に達した(笑)。
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街のあちこちで見かける飲み物屋台。キルギスの国民的飲み物ショロに挑戦。この香りは・・・きなこ。味は酸っぱい。なんとなれば、大麦を発酵させた飲みものだそうな。いタンクはチャラップという発酵乳だそうだ。
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ビシュケクの宿は高いとのことで、私の懐具合を心配してくれて、ドミトリーに。この年になって、ドミトリーに泊まるつもりはなかったんだが。
併設のカフェテリアは清潔で快適だった。1泊朝食付1260ソム(2018円) -
宿にあったツアーの宣伝。これからキルギスを訪れる方々の参考までに。
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ついにSergayとの旅も最終日。9日間オフロードをずっと運転してきた彼には、さすがに疲労の色が現れていた。今日はビシュケクから国境を越えて、カザフに再入国、一路アルマトイを目指す。ビシュケクのモスクの外観をさっと見てから、国境へ。
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真っ赤なポピーが咲き乱れる平原をどこまでもゆく。平原の向こう側を平行して走る道が見える。向こうはカザフスタンだという。柵があるわけでも監視哨があるわけでなく、土地の人は簡単に行き来ができるだろう。ジョン・レノンの「イマジン」を想起するまでもなく、「国境」などは人間の作ったまやかしでしかないのが実感できる。
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この日は日曜日で、トラックが少なかったため、出入国は短時間ですんだ。込んでいるときは2時間ぐらい待たされるそうだ。出入国の審査もあっけないぐらい簡単に終わった。税関の申告書類等も皆無。出入国の簡略化が進んでいる模様。
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INDY GUIDEのサイトでSuper Hostとして5つ★の評価を得ているSergayは中央アジアのガイド界でも有名人らしく、今回何人か出会った独立系ガイドは、だれもがSergayに一目置いているような様子だった。その彼と10日間、カザフとキルギスの大自然を探訪できたことは、かえすがえすも幸運だった。Sergeyに心から感謝。
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