磯庭園が仙巌園という名に変わっていたのを25年も知らなかった・・・(^o^;)

2023/11/30 - 2023/11/30

ずっと「磯庭園」と呼んでいた。
1997年からその呼び方が「仙巌園」に変わったことも知らず、ずっと「磯庭園」と呼んでいた。
観光案内所のかわいいお姉さんも、楽しいタクシーの運転手さんも、私が「磯庭園、磯庭園」と連発したら、反論もせず私に合わせて「磯庭園は・・・」と説明してくれた。
優しいな。

「磯庭園」と呼ばれていたのは約40年間で、その前は「仙巌園」だったらしい。
元に戻したのね。
今の子供たちは仙巌園世代で、「磯庭園？なにそれ？」状態だとか。
その子たちから見たら、磯庭園オンリーの私は化石みたいなものかな？
(^o^;)

エリア 鹿児島市(鹿児島)

レインボー桜島をチェックアウトして、フェリーターミナルへ。

桜島港フェリーターミナル 乗り物

桜島アイランドバスのチケットを提示して、乗船券の割引きをうける。

出港したフェリーから見た、昨夜泊まったレインボー桜島。

近くを潜水艦が航行していた。

この日の午前中は、桜島御岳に雲がかかっていた。
昨日のくっきり御岳は、本当にきれいだったな。

フェリーを降りてタクシーに乗り、仙巌園に向かう。
バスで行こうとしたのだが、本数が少なく待ち時間が長かったためにタクシーに。
タクシーのドライバーさんは話好きで、いろんなことを教えてくれた。
錦江湾は深くて深海魚が生息していること、潜水艦がよく来ること、薩摩の方言について、等々。
カエルは「ドンコビ」と呼ぶそうだ。
そこまでいくと方言ではなく、もう外国語。

桜島フェリー(鹿児島市船舶局) 乗り物

鹿児島には何度か来ているが、これが初めての仙巌園。
桜島を築山に見立て錦江湾を池に見立てているというから、スケールがデカすぎの島津家別邸。

これは反射炉跡。

仙巌園(磯庭園) 公園・植物園

菊の花は、終わりかけていた。
Cの国の人々に愛でられていた。

藩主の部屋は全て屋久杉で造られている御殿に入る。

昔の建物は鴨居が低く、頭をぶつけそうな気になる。

着物を着た学芸員(？)さんが、籠の説明をしてくれた。
「篤姫もこれに乗ったのですか？」と質問すると、「いいえ、篤姫様は江戸に居られて・・・」と答えてくれた。
そっか、鹿児島の方々は「篤姫様」と呼ぶんだわ。
尊敬しているのだなぁと、改めて感じる。

今月からNHK大河ドラマ「篤姫」の再放送が始まった。
観てなかったドラマなので、今回は観ている。

ロシア皇帝ニコライ2世が即位した際、島津家は薩摩焼蓋付壺を贈った。
これはその複製品。
ニコライさんはこの中に、何を入れたのだろう？
飾っただけかな？

静かな中庭。

さきほどの着物を着る学芸員さんが、ここに姿を現した。
絵になる。

廊下を進み、

庭越しに錦江湾と桜島を眺める。

VIPをもてなした、謁見の間。

丸十紋が施されたシャンデリア。

仙巌園が建てられたのは1658年。

和風建築の中に西洋風の調度品も取り入れられ、豊かな暮らしぶりが伺える。

一瞬、天井がW型の立体に見えた。
写真で見てもW型に見える。
でも確か、平面だったはず。

欄間も素晴らしいご寝所。

こちらはお風呂。
広くて落ち着かなさそう。
( *´艸｀)

写真には撮らなかったが、釘隠しにも趣向が凝らされていた。
コウモリとか桃とか。

一部見学出来ないエリアもある。

緑も、

紅葉も楽しめた。

カゴシマシティビューバスに乗る。
車内は若者でいっぱい。
レンタカーを借りず、若者と同じスタイルで旅をしていると思うと、ちょっくら誇らしくなった。

カゴシマシティビュー 乗り物

終点の鹿児島中央駅まで、バスに乗った。

鹿児島中央駅 駅

鹿児島中央駅前の、若き薩摩の群像。

近代黎明期に多大な働きをされた方々が、鹿児島県にはいっぱい。
同時期の滋賀県の有名人といって思い起こすのは、「茶歌ぽん」の愛称で親しまれた(？)井伊直弼ひとりしかいない。
(^-^;

若き薩摩の群像 名所・史跡

像の裏も表も、見事に男性ば～っかり。
(°∀°)
さすが、鹿児島やなぁ。

この隣にスペースがあるから、鹿児島の有名な女性の像を集めて並べてほしいわ。
( *´艸｀)
上白石さんとか、榮倉さんとか、加藤さんとか、柏木さんとか、マーさんの奥方とか。

旅行中は夕食、朝食ともに相当なカロリーオーバーになる。

お昼は軽く済まそうと思っていたのに、

ヒレカツを食べてしまった。
(￣▽￣;)

鹿児島中央駅から特急きりしまに乗り、霧島へ向かう。


投稿日 2023 12 16

鹿児島中央駅 駅

この旅行記へのコメント （4）

• イメ・トラさん 2024/01/04 10:19:35

  はじめまして

  磯庭園が名前が変わったことを少しも知りませんでした。
  
  縁側に腰を掛けてぼんやり桜島を眺めていたのは40年以上前かも
  世の移り変わりになかなかついていけません
  新しい情報　ありがとうございました。
  今後もよろしくお願いします

  ホーミンさん からの返信 2024/01/04 18:49:45

  RE: はじめまして

  イメ·トラさん
  
  はじめまして、こんばんは。
  ご訪問に投票、書き込みをありがとうございます。
  
  > 磯庭園が名前が変わったことを少しも知りませんでした。
  
  それを聞いて、ホッとしました。
  私だけじゃなかったんだ。
  ( *´艸｀)
  鹿児島から遠い場所に住んでいると、情報が入りにくいですよね。
  
  桜島と錦江湾が見えて、いい所です。
  「篤姫」の再放送を観ているのですか、何度も磯庭園ロケが入り、懐かしく感じます。
  
  こちらこそ、よろしくお願いいたします。

• マーさん 2023/12/16 18:19:47

  第二弾 !　お待ちしてましたぁ~

  「仙厳園」・・・ジモティの我が家でも、ピン !?　と来ません(笑)
  やはり子供の頃から、慣れ親しんだ「磯庭園」の方が通りがいい感じです
  ってか!?　50代オーバーの方でしたら大概　そうだと思います(苦笑)
  と、云いましてもワタシは記憶には無いのですが幼稚園の頃(どんだけ前よ !!)
  両親に連れられて、菊人形の前で撮った記念写真が残ってました(笑)
  
  　ところで、この「仙厳園」　大河ドラマ(薩摩藩関係)のロケ地の聖地に
  なっており、最近では「西郷どん」でもかなり登場しましたね !　
  　
  　滋賀県は「井伊直弼」ですよねぇ~　当時の薩摩藩とは犬猿の仲でしたね
  「桜田門外の変」で暗殺された際には、刺客の中に薩摩藩士も居ましたし(;'∀')
  鹿児島の場合、幕末から明治は兎にも角にも「西郷どん」一強でして
  　その盟友だった「大久保利通」悲しい位　人気がありませんが・・・
  
  「若き薩摩の群像」の件、有名な女性像のアイデア !?　秀逸ですね
  もっとも、ウチのカミさんが入ってたのには「ひったまがりました」鹿児島弁
  　和訳「びっくりする」って意味ですが(笑)　
  ホーミンさんご夫妻には、難解でしたでしょうね~　鹿児島弁は !?
  他県の方にはまず理解不能ですし、ただ県内でも南薩地方の枕崎や頴娃の方言は
  もっと難解でワタシにも判りません(笑)　
  
  　二泊目は「霧島温泉郷」でしたかぁ　また続きも楽しみにしてます(^^♪
  今回の旅行記　レンタカーを使わない旅って云うのも、地元の人と接する
  機会が増えて(外国語も聞けて)　とても　楽しそうですね(^^♪
  　
  

  ホーミンさん からの返信 2023/12/16 21:07:14

  RE: 第二弾 !　お待ちしてましたぁ~

  マーさん こんばんは。 旅行記を読んで下さりありがとうございます。 投票と書き込みもありがとうございます。
  
  > 「仙厳園」・・・ジモティの我が家でも、ピン !? と来ません(笑)
  
  え〜、そうなんですね。それを聞いて安心しました。 30年くらい前に初めて鹿児島に来た時、バスガイドさんが「磯庭園」て言ってました。それをバッチリインプット。ツアーはそれきりで、後はレンタカーを借りて個人旅行してたから、「仙巌園」という言葉に接することなく浦島太郎状態だったんですね。
  
  > ところで、この「仙厳園」 大河ドラマ(薩摩藩関係)のロケ地の聖地に > なっており、最近では「西郷どん」でもかなり登場しましたね !
  
  先日篤姫を観てたら、あ、ここ、磯庭園じゃん。と、まるわかりでしたよ。ロケ地としては、最適ですね。
  
  > 「桜田門外の変」で暗殺された際には、刺客の中に薩摩藩士も居ましたし(;'∀')
  
  そうだったんだ！ 井伊さんも大久保さんも、暗殺されちゃった。物騒な時代です。
  
  > ウチのカミさんが入ってたのには「ひったまがりました」
  
  いや〜f(^_^;、勝手にお名前を使わせていただき、申し訳ありません。しかも、出演料なし。あのイカす車に乗った奥方さまが、駅前の像になると素敵だと思いました。 あと、高田みずえさんの名前もだそうとしたのですが、もうわかってくれる人はいないかなと思いやめました。
  
  >ただ県内でも南薩地方の枕崎や頴娃の方言は
  > もっと難解でワタシにも判りません(笑)
  
  恐るべし、南薩語。南薩語と標準語を話される南薩摩の人は、バイリンガルですね。