2023年☆秋　またまたの大阪奈良＆お久しぶりの三重 4泊5日旅。三重編：御座白浜･横山展望台･多度大社･･･移動が大変！

2023/11/23 - 2023/11/25

大阪・奈良と観光してきて三重に移動です。

本当は今回の旅は当初、山口に行って日本海と瀬戸内海を見るつもりだったものを変更しています。
大阪と奈良ではハイキングをしてきたけど、やっぱり最初に計画をしていた「海を見ること」も諦められない！
ということで奈良から行きやすくて綺麗な海はないかと探した結果、志摩半島に行くことにしました。
三重観光は伊勢神宮に行ってから実に10年ぶりのお久しぶり。

本編は3日目～最終目の三重編です。



【旅程】
1日目：大阪　金峰神社 ⇒ 千早赤阪村 下赤阪の棚田 ⇒ 金山古墳
2日目：奈良　藤ノ木古墳 ⇒ 法隆寺 ⇒ 松尾寺 ⇒ 生駒 歓喜の足湯
3日目：三重　御座白浜 ⇒ 横山展望台
4日目：三重　多度大社
【往路】深夜ﾊﾞｽ
11／20（月）23:55 ﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ東京八重洲 → 11／21（火）6:40 京都駅八条口 （Limonﾊﾞｽ 3列独立ｼｰﾄ5290円）
【復路】高速ﾊﾞｽ
11／25（土）11:00 名古屋駅新幹線口 → 16:14 東京駅日本橋口 （JRﾊﾞｽ3列ｼｰﾄ新東名Sﾗｲﾅｰ10号 5500円）
【宿泊】
奈良：（Booking.comより予約）
　　　　奈良県外国人観光客交流館 奈良猿沢イン（2泊素泊まり14040円）
三重：（楽天ﾄﾗﾍﾞﾙより予約）
　　　　伊勢志摩国立公園 賢島の宿 みち潮（朝夕食付1泊15100円のところﾎﾟｲﾝﾄ使って13100円）
　　　四日市シティホテル（素泊まり7400円）

エリア 三重

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

11／23（木）

奈良で2泊した後は三重に移動です。
途中で通過した伊賀神戸駅は忍者列車で有名な伊賀鉄道が走っています。
ボーッと景色を眺めていたら、まさにこの青い車体が孫生（ひこばえ）で金色に輝く田んぼの前を走り抜けていきました。
そのインパクトの凄さと言ったら!!
写真を取り損ねて悔しい。

6時出発で眠いんだけど景色を眺めるのが楽しくて！

またもボーッと見ていたら斎宮駅を通過。
国史跡の斎宮跡が見えました！
ここも行きたかったのよね。
斎王はここに住まわれていたのかと考えると感慨深い。

海が見えてきました。
鳥羽を通過。

近鉄奈良 6:31 → 大和西大寺 → 大和八木 7:38 → 鵜方 9:35

奈良から2時間かけて三重県の鵜方駅に到着です。
鵜方は志摩市の代表駅ということもあって待合室がありました。
ロッカールームが中2階にありますが、大きい荷物が入れられるコインロッカーは改札階のこの数しか無いようです。

三重県には8月の奈良旅で片足突っ込んでいますが、ちゃんと観光するのは実に10年ぶり。
お久しぶり～

鵜方駅前のバスロータリー。

観光案内所では自転車が借りられるようでした。
志摩スペイン村行きの切符売り場もあり。

乗り場はこんな感じ。
私は2番乗り場のバスで移動します。

御座港行きのバスに乗り込みます！
三重交通さんはICカード利用可。

古坂大魔王みたいな名前のバス停。

良い天気です。
今日は海を観に行くので絶対に晴れて欲しかったんだ～

バスは海沿いを走ったり山道を走ったり。
且つ車線のない細い道が多く、こんな道を路線バスが通るんだ!?と驚きでしたし、細い道の割には交通量も意外と多くて対向車との行き違いが大変そうでした。
旅行先でよく路線バスに乗りますが、そのたびに運転手さんの腕前に惚れ惚れしますね。

鵜方駅前 10:00 → 御座白浜 11:04

定刻より5分ほど遅れての到着。
ここでの滞在時間は10分程度しか取る余裕がないので焦っています。
浜辺へいそげいそげ～

バス停から3分ほど歩くと･･･

わああ
なんじゃこの碧い海は！

御座白浜海水浴場。
環境省選定の『快水浴場百選』に選ばれており、「太平洋側でも有数の遠浅の波がおだやかで、きめが細かな砂浜の水のきれいな海水浴場」とのこと。

鵜方駅前からのバスの本数が1時間に1～2本程度。
決して少ないわけではありませんが、奈良からの移動で乗換えがなかなか上手くいかなそうでスケジュールを組むのに四苦八苦しました。
行くのを諦めかけたけど、来て良かった！

鳥さんの足跡ww

海なし県埼玉から近い海と言うと茨城や千葉。
あの辺は波が荒く深い暗めの色の海と茶色い砂浜で、個人的に自然の怖さを感じます。
同じ太平洋側の海でも随分違うんだな。

見てください、この透明度！
これは夏は泳ぎに来たくなっちゃうよね。

潮が満ちてくる時間帯のようで、眺めていたら少しずつ波が押し寄せてきた。

展望デッキが何カ所か設置されていました。
満潮時はここに立って海を眺められるんですね。

御座白浜、お薦めです！

賢島駅と御座白浜の位置関係。
フェリーで行ければいいのに。

11:20

バス停に戻ってきました。
駅方面のバス停はこちら。
乗り場を間違えていないか時刻表を確認して。

バス停裏には更衣室やシャワールームがありました。

往復2時間かけて滞在時間10分でした。
でも満足！

御座白浜の1つ前のバス停・あづり浜。
穴場の海岸だそうです。
写真では半分切れてしまっていますが右に映っているのが『すずめ島』で、夕陽が被るとゴジラに見える夕焼けスポットということ。
映画のロケ地にもなったそうです。

御座白浜海水浴場から歩いた場合、勾配のある道30分以上かかります。

御座白浜 11:25 → 横山登山口 12:34

帰りは鵜方駅前を通り過ぎ、横山登山口で下車。
ここから横山展望台まで40分ほどかけて歩いて向かいます！

横山展望台までのアクセスはマイカーかタクシーか歩きになります。
観光スポットなんだからバスを出してくれても良いのにな～と思ったり。

11月下旬と侮って日除け対策をしてきませんでした。
日傘を持ってくれば良かった。
横から射す日差しで顔が痛い･･･

この日は気温も高くて！

暑くてカットソー1枚になって歩きました。
半袖でも良いくらいだった。

12:56

バス停から歩いて約20分、横山ビジターセンターに到着。
ここも国立公園なんですね。

祝日だからか駐車場はいっぱい。
展望台に近い上の駐車場は満車のようで、この時間にマイカーで来た人はここに車を置いて歩いて行くよう案内されていました。

バス停から20分で着いたので「なんだー楽勝じゃん」と思っていたけど、ここからが地獄でした･･･

ビジターセンター前から延々この階段を上がって行きます。
（下の駐車場に車を置くことになってしまった人たち全員）

ゼーハー歩くこと10分。
やったー！到着！

そう、上の駐車場にね。
ぬか喜び。。
因みに本当はここから湾を眺めながら歩ける木製スロープがあるのですが来年頭まで改修工事のため通行禁止になっています。

最後の力を振り絞ってー！

13:07

汗でボロボロになりながら展望テラスに到着！

おおお

この景色が見たかった！

英虞（あご）湾。

これがリアス式海岸というのか。
不思議な風景です。
自然ってすごいなー。

お腹が空いたので休憩しますか。
『横山天空カフェテラス』へ。

カフェ『Mirador Shima（ミラドール志摩）』。
英虞湾を眺めながら休憩できるカフェです。

ご当地物で伊勢志摩サイダーと「水質日本一の奥伊勢の水を使った」ビネガードリンクがありました。
迷うなぁ。

注文したのは
・天空トロピカルソーダ（500円）
・志摩産あおさドーナツ（250円）

ドリンクは迷った結果、ビタミンチャージしたかったのでトロピカルソーダにしました。
ナタデココやマンゴーが入っていて美味しかったです。
そしてあおさドーナツもとっても美味しくて！
ほんのりしょっぱく、あおさの磯の香りも感じられるドーナツでした。

展望休憩所の2階から眺めて見ます。
テラスは三重県産のヒノキを利用しているそうです。

横山展望台の先に4つも展望台があるみたい。
行ってみます。

ここからはゆるやかな上りですがスロープがあって歩きやすかったです。

木もれ日テラス。

横山展望台よりも人が少なくて見やすい。

そよ風テラス。

そよ風テラスからの眺め。

位置関係を確認。
因みに写真1番左がバスで通ってきた大王崎。
そして写真1番右が立ち寄った御座白浜です。

あおさのりの養殖や真珠の養殖いかだが見えました。

1番高台にある あご湾展望台へ。

眺める方向は全部一緒なので横山展望台から見るのとあまり代わり映えはしませんが、ここまで来る人も少ないのでゆっくり眺められます。

ここも近畿自然歩道なんですね。
この先を行くと横山山頂に着くようです。

最後にみはらし展望台へ。
ここだけ眺める向きが違います。
富士山が見えることもあるそう！

20分かけてビジターセンターまで下りてきました。
センター内を見学。

あこや真珠のチャームを買おうか迷った。

帰りは鵜方駅まで歩きます。
ビジターセンターから駅までは30分。

因みに横山展望台を歩いて目指す場合の最寄り駅は志摩横山駅になります。

14:50

鵜方駅到着～
あー疲れた！

鵜方 15:04 → 賢島 15:09

賢島駅には観光特急しまかぜと特急列車が待機していました。

サミットが行われた地へ宿泊することになるとは。

ポケモンとコラボしているんですね。

ホテルは駅から歩いて5分くらい。
ホテル前の坂道が急のため当日賢島駅に到着してから電話をすれば送迎してくれます。
鵜方駅で「賢島駅に○分着の電車に乗る」と事前に電話をしたら「待ち合わせ場所の説明が難しいので賢島駅に着いてから再度連絡をください」と言われ、面倒だったので自力で向かいました。

『賢島の宿 みち潮』

フロントを進むと･･･
英虞湾が一望できます。

ちょうど遊覧船が通り過ぎて行きました。

全室海が眺望できるホテル。
通されたのは5階のエレベーターの真隣の部屋です。
どんなお部屋かなﾄﾞｷﾄﾞｷ

おお！
スバラシイ～

部屋風呂の片付け具合（？）がちょっと清潔感がなかったですが、家のお風呂並に大きかったです。
座布団のフカフカ感がww

1泊2食付15000円のプランで、この辺ではかなりリーズナブルのお宿でした。
天然温泉じゃないからかな。

プラン内容がこちら
【直前割引セール】お手頃プランで伊勢志摩へ／お食事はお部屋食でゆっくりと。伊勢神宮まで35分
海側和室（全室オーシャンビュー）×１部屋
【2023/9/1より全室禁煙となります】和室８～１０畳+広縁

◎　疲れた後は季節和風会席をお部屋食でゆっくりと　◎
【ご夕食】
魚介中心の和食会席をお部屋食でご用意
《御献立一例》
食前酒／先付旬菜／御造里／鍋物／合肴／温物／御食事／留椀／香物／水物
【ご朝食】
志摩の和定食をお部屋でゆっくりと。
※お得なプランにつき他プランよりお料理内容は控え目です。

まずはお土産を買いに。
結構色々ありました。

・伊勢のえびチーズパリ（820円）
・伊勢茶サンドクッキー（1480円）
・あおさ（540円）
・香味せんべい（伊勢エビ味･あおさ味 各360円）

食事の前にお風呂に入りに行きます。

大浴場は2種類、3階と4階にあり1日おきの男女入れ替え制。
3階は露天風呂付きの『大浴場 燦々（さんさん）』、4階はハーブサウナ付の『大浴場 揚々（ようよう）』です。

この日、女性風呂は4階の『揚々』でした。
このホテルは天然温泉ではなく人工ラジウム温泉ですが、「天然温泉同様の温浴効果」を謳っています。

お土産を買った時にレジの方から「写真を撮るなら6階に海を見渡せる場所がありますよ」と教えていただいていたので行ってみる。

16:40
そこから見る素晴しい夕焼け！

こういうグラデーションかかった色合いが好き。

先客が1名いらっしゃったので少し脇から撮影しました。

アッという間に陽は沈んでしまいました。
でも満足。

18:00

夕飯です。
お品書きが無かったので詳細が分からなかったですが美味しかったです。

お刺身。

飲み物をどうするか訊かれ、ソフトドリンクじゃ申し訳ないと思いお酒を頼みました。
（※アルコールアレルギー）

ご当地物の甘いお酒があったのでその中で『オレンジベアー』のソーダ割りを頼んでみましたがカルピス＋梅酒のお酒『ニューホワイト』も珍しかったな。
オレンジベアーは純米酒を使っておりアルコール度数7度。
私には強くて半分くらい残してしまいました。

伊勢と言えばの伊勢うどん。
全部まとめて味噌仕立ての汁で煮込むそう。

品数少なめのプランと言うことですがお腹いっぱい！
お櫃の御飯が･･･（汗）
1人旅の宿泊客に白米こんなに要る!?
5膳分くらいあります。
お宿あるあるですが、御飯もどれくらい食べられるか聞いて欲しいですね。
残すのが勿体ない。
でもあおさの佃煮がとっても美味しくて、2膳食べてしまいました。

デザート。

ご馳走様でした★

食事の配膳の方、お布団担当の方ともにアジア系の外国の方でした。
円安の昨今、日本で働いてもあまり旨みはないのだろうな･･･

最後に明日の朝食時間を書いた紙とチョコレートを渡されました。
朝食も部屋食なのですが、30分前に布団を上げにくるんだって！
二度寝デキナイジャン！！

朝食も部屋食って珍しい。

11／24（金）

旅4日目です。
5:50に部屋の外を眺めたら朝焼けが良い感じに。
昨日夕焼けを撮りに行った場所へ行ってみます。

秒単位で空の色が変わってきます。

空に１つ明るく光っているのは北極星でしょうか。

漁をする船かしら。
6時を過ぎるとあちこちから船が出ていました。

船が通った後の波紋さえも美しい。

昨日夕焼けの撮影時に一緒になった方も朝焼けを撮りに来ていました。

だいぶ明るくなってきました。
キリがないのでこの辺で部屋に戻ります。

20分ほど朝焼けを眺めたら朝風呂に入りに行きます。
今日の女風呂は3階の『大浴場 燦々（さんさん）』。
こちらは露店風呂があります。

昨日入った『揚々』のほうは温かったのですが、こっちは熱くて！
でも気持ち良かったです♪
大浴場は3階も4階もエレベーターを降りてすぐなので移動も楽でした。

6:40

部屋の窓からの眺め。
お日様が昇りました。
今日も天気が良さそうだ！

7時にお布団を上げに担当の方が来られて片付いたら朝食になります。
お味噌汁が「伊勢エビか!?」と思ったけどカニでした。
カニも好きだけど！

昨日の夕飯でいただいた あおさの佃煮がとても美味しかったので売店に置いてないかなーと覗きに行きます。
レジの方にお伺いしたら、夕飯のはちゃんと作って出しているみたい。
売店でいくつかある中で瓶詰め（540円）のものを買ってみました。

二度寝が出来なくてやることもなかったので、予定より1時間早く宿をチェックアウト。
8:50に送迎のバスを出してくれるということだったので駅まで送ってもらいました。

駅のコンビニは昨日の鵜方もそうでしたがお土産が色々売っていましたよ！

電車が来ました。
「近鉄線に青い車体の電車もあるのねー」なんて思っていたのですが･･･

ナニこの可愛い電車!!!!

この路線もラッピング電車が通ってるの～!?

このラッピング電車は今年2月から運行を始めた『とばしまメモリーうみの章』。
賢島～近鉄名古屋間を走ります。

吊り革の装飾は2種類。

碧・紫・ピンクのグラデーションが可愛い！

優先席も☆☆

窓も凝っていますね。

奈良を走る『ならしかトレイン』も大興奮だったけど、賢島でも大興奮することになるとは！

私が乗った車両は紫が基調で隣の車両はミントグリーンが基調となっていました。

色々細部までこだわっていますね。
床も壁も可愛い。
因みにとばしまメモリーは『なみの章』もあるようです。

賢島 9:08 → 五十鈴川 → 近鉄四日市 11:27

県内移動に2時間半近くかかりました。
最後の宿泊地は四日市。
ホテルにスーツケースを預けに行きます。

四日市からの観光は湯の山温泉方面に行って茶畑と紅葉を楽しもうか最後まで悩んだのですが、紅葉があまり進んでいなさそうだったので養老鉄道沿線の観光をすることにしました。

近鉄四日市 12:11 → 桑名 12:30

養老鉄道はICカードの利用は不可で切符の購入が必要です。

さてホームへ･･･

えーー!?
またラッピング電車だよ！
もうお腹いっぱいだYO!

キャラクターに疎い私。
なんか見たことあるなぁとは思いましたが、シナモンロールと言うのですね。

ぬいぐるみまで!!!(ﾟДﾟ)

しかもこの電車はサイクルトレインで、地元のお母さんがママチャリ乗せてきて自転車押さえながらフツーに座席に座っていました。

今回の旅では偶然色々なラッピング電車に乗ることが出来て、とってもラッキー＆大興奮でした。

桑名 12:54 → 多度 12:58

最後の観光地に選んだのは多度大社。
多度大社と言えば上げ馬神事ですね。
駅名板がお馬さんww

駅にあったマップをいただきますが･･･
とても分かり辛い。。

旧多度町のマンホール ①

町の花・アヤメと町の木・ウメ、そして多度山が描かれています。
中央に「多度」の表示がされていて分かりやすいですね。
多度町は今は桑名市に編入されています。

朝はあんなに良い天気だったのに、なんだか雨が降りそうな空模様です。
昨日とは一変、風も冷たくなってきました。

多度には古い町並があるということで楽しみに来たのですが、ほんのこの一角だけでした。

多度大社の鳥居が見えてきました！

旧多度町のマンホール ②
描かれているもの自体はマンホール①と同じですが、鶯が描かれているのは町の木が梅なので「梅＝ウグイス」ということらしいです。

13:28

多度大社に到着。
少し迷いながら歩いたので駅から30分近くかかってしまいました。

社務所前の紅葉が綺麗でした。

枝振りが見事。

於葺門。
美しい佇まい。

鰹木も立派です。

多度大社は伊勢神宮との関係が深く、「お伊勢参らばお多度もかけよ･･･」と言われるほど。
鰹木には十六弁の菊のご紋があったので、皇室との関係もあるのですね。

於葺門の扁額には「両宮」とあります。

その1つが別宮・一目連（いちもくれん）神社。
御祭神は天目一箇命。
片目（目が1つ）の鍛冶の神様です。
製鉄に関係がある土地なのかと思ったら、本来の御祭神は片目が潰れてしまった龍神だったものが習合し同一視されてしまったよう。

多度山は伊勢湾から近く山にかかる霧などの様子から天候の変化の予測に適した山だったと推測されたことから、この一目連の神様は「天候（風）を司るとされ、江戸時代には伊勢湾での海難防止の祈願と雨乞いが盛んに行なわれた」ということです。

本宮。
御祭神は天津彦根命で天照大御神の第3子とされていて、この地の豪族・桑名首の祖神と考えられているそう。

本殿の奥に滝が流れています。
とても神秘的。

多度大社は雄略天皇の御代に創建されたと言われているそう。
かなり古い御由緒なんですね。

そして多度大社で楽しみにしていたのが神馬さんにお会いすること！
8時半～15時半まで神馬厩舎いるということですが、お参り前に前を通った時は居なかったので常時いるわけではないみたい。

錦山（きんざん）号。
もとはエイシンオンワードという名前の競走馬。
平成7年生まれと言うことで、芦毛の馬体が今はタテガミ含めて真っ白です。

一皿2つ入りの人参をお賽銭の要領で100円払ってあげられます。
直接手ではあげないようにと注意書きがあったのでお馬さんの目の前の箱（?）に入れたところ、それを見ていた地元の子供連れのお父さんに「このお馬さんは噛まないから手であげても大丈夫なんだよ。お父さんはいつも手であげている」と話しているのが聞こえました。
手であげても良いならそうしたかったなー

今回の旅の締めに御神籤をひいてみます。
『しろうま水籤』（たしか300円）。

おみくじは開封しても何も書いてありません。
御神籤をもって御手洗場へ。
伊勢神宮の御手洗場・五十鈴川の雰囲気に似ている気がします。

御神籤を川の水にさらすと･･･
文字が浮き出てきた～！

末吉。
色々努力しないといけないそうです。。

神社入口付近まで戻ってきました。
高い建物がないので見晴らしが良いです。
昔の雰囲気が残っていて良いなぁ。

上げ馬神事で使われる坂がありました。
こんな場所にこんな感じであったんですね。
かなりの急坂です。

更に坂上には絶壁が造られ、神事の際はそこを人馬一体で駆け上がったのだそう。

多度大社、神秘的で素晴しかったです。

お腹も空いたのでカフェに寄ろう。
行きたいと思っていたお店を目指し歩き始めますが、参道付近に気になるお店を見つけてしまう。
揚げ餅か～

なんか雰囲気良さそうだし予定を変更してここで休憩してみよう！
『車久（くるまきゅう）米穀店』。

創業明治4年のお米屋という店内。
「地元多度の農家様から仕入れるお米をはじめ3つ星お米マイスターの店主が全国から厳選して集めたお米を12種類ほど玄米で揃えております」

↓桑名市観光サイト
https://www.city.kuwana.lg.jp/kanko/taberu/okashi/okashi006.html

・玄米揚げ餅しょうゆマヨ（250円）
・豆乳ラテ（300円）

ドリンクはフードと頼むと50円引きでした。
単品だと350円。
お茶請けにお店販売のポン菓子が付いてきます。

1番人気だという揚げ餅しょうゆマヨ。
これすっごく美味しい!!
ペロッといけちゃいます。
2本頼めば良かった～

しょうゆマヨ味はお餅ワッフルもあるみたいでした。
注文してからお餅を揚げてくれるので提供まで少し時間がかかります。

お店で売られていた『多度ぱっかん』。
「国産米を使った素朴でやさしいぽん菓子」とのこと。
多度のお土産に最適ですが、楽天でも販売されています。

お腹も満たされ満足ですが電車の時間が迫っているので早足で駅に向かいます。

途中見つけた素敵な建物。
こちらは旧多度小学校だそう。
昭和８年多度村立多度尋常高等小学校として建築され、当時の木造校舎としては近隣にその類例をみない斬新な建築様式でその偉容を誇ったということ。
その後、老朽化によって校舎はコンクリート製になり旧校舎はこの場所に移築され今は郷土資料館として利用されているようです。

駅に到着。
空模様が怪しかったですが、どうにか崩れず保ちました。

多度 14:42 → 桑名 → 近鉄四日市 15:14

四日市に戻ってきました。
四日市のマンホールは種類が豊富。

・四日市市と友好姉妹都市のロングビーチ市、シドニー市及び天津市の代表的な動物等をデザインしたもの
・四日市市の花となっているサルビアをデザインしたもの
・「東海道五十三次」宿場町「三重川」の図をデザインしたもの

幾何学的な模様のものは調べても出てきませんでした。

三重県のお土産で何かないかな～と近鉄百貨店をフラフラしました。
純米吟醸 三重の寒梅（675円）と『伊勢路』というお店に売っていた あおさ味のポテトチップス（450円）、JAマーク入りの伊勢産米を使った海老しおせんべい（500円）を購入。

四日市の近鉄百貨店には埼玉の銘菓・彩果の宝石が売られていたのでビックリしました。

近鉄百貨店で夕飯も買い込んだら最後の宿泊施設へ。

駅から歩いて3分の四日市シティホテル。

週末だからか四日市駅周辺のホテルは意外に高くて。
【素泊】30日前早割プランで7400円。
安いときは4000円くらいで泊まれるビジホです。

13平米ということでしたが狭すぎて！
スーツケースを広げる場所に悩むほど。

ホテルは来年春に閉業が決まっているらしく、あちこち古さが目立ちます。
ベッドは綺麗でしたが壁は傷だらけ。
水回りも老朽化が目立ち清潔感もなくてお風呂に入るのを止めようかと思った･･･。
全身洗浄できるソープって初めて見たけど、ある意味安心なのか？
トイレと浴槽の間隔も狭いユニットバスで、女の私でも圧迫感があったので男性には厳しいかもです。

気を取り直して夕飯をいただきます。
近鉄百貨店にある『柿安ダイニング』で買った牛タン＆スタミナ焼重（840円）。
1112円のところ30％引きで買えた♪
三重県と言えばの松阪牛は高くて食べられないけど、せっかくなので牛肉系を食べたいと思ったんです。
美味しかったです。

11／25（土）

7時過ぎ、朝食を食べます。
実はこの朝、初めての経験をして腹を立てています。
6時半前にトイレを利用したら水が流れない！
水を流すハンドル（？）を回しても空回り。
しばらく時間をおいても様子に変わりが無かったので7時前にフロントへ連絡。
直してもらい水は流れるようになりましたが、早朝から衝撃を受けました。
最終日の朝はもっとウダウダしていたかったのに～

この日はもう帰るだけ。
名古屋に向かいます。

近鉄四日市 9:13 → 近鉄名古屋 9:47

車内はとても混んでいました。

名古屋駅ではお昼と夕飯用に駅弁、お菓子を購入。
名古屋駅の混雑も半端なかったです。
・矢場とん ひれかつサンド（950円）
・ひつまぶし巻（1100円）
・松浦の味噌ヒレカツ重（1080円）
・小倉トーストラングドシャ（972円）
・赤福（900円）

どれも美味しかったですが、味噌ヒレカツ重は温泉卵を割っていただくので、電車内とかで食べるのは難しそうです。

帰りも高速バスで。

お昼時に東京方面に走るバスはJRくらいしかなくて、新東名Sﾗｲﾅｰを利用しました。
2階建てだ！

後輪だけで左右で4つもあるバスでした。

座席は2列＋1列の3列シート。
窓際席が独立してのシートになります。
仕切りのカーテンは前列席のビジネスシート（？）にしか無かったです。

前に座ったオジさんが目一杯シートを倒してきてスマホも音出していて超腹立った！
途中、遠州森町SAで休憩があったのでお土産を買いました。
お茶処らしかったのでお茶系スイーツを購入。

高速道路は町田付近、首都高で渋滞があり、予定よりも40分くらい遅れて東京駅に到着しました。

今回の4泊5日の旅もこれで終わりです。
観光よりも移動に結構時間がかかってしまったかなと思いましたが、海と山と色々なラッピング電車に乗車できて思い出に残った旅となりました！

この旅行記へのコメント （9）

• tanochannさん 2024/01/30 09:18:34

  場違いですが連絡

  へびおさんこんにちは。
  弥陀ヶ原のQAが終了してしまったので大変失礼ながらこちらに補足させていただきます。
  7月はハイシーズンで高騰するので、安価に抑える裏技です。
  私も数年前、アルペンルートへ～ツアーと砂防学習会とをハシゴするために使いました。
  １．乗車券は「立山黒部アルペンきっぷ」を使う。これだと、立山～扇沢間がフリー乗車なので何往復でもでき有効期間は8日もあり、劇的に得をします。ただJR東海、JR西日本しか売っていないので、他地区からだと接続駅まで別途買う必要があります。
  私は東京から名古屋まで新幹線で行き、名古屋で同きっぷを買いましたが、かなり安く済んでいます。（実質4往復しています）
  https://www.alpen-route.com/access_new/recommend-tickets_new/advance02.html
  ２．混雑日は富山駅前の廉価なホテルに泊まり、富山～室堂を往復。
  例えば、朝6時に富山を出れば8時半には室堂に着きます。早朝は混んでいないので確実に乗れます。あと1時間遅いと途中で待ちが生じます。
  富山地鉄はフリー区間ではないので、別途買う必要があります。
  ３．ホテルを、ホテル立山ではなく、ルート途中の国民宿舎展望立山荘、天狗平山荘、みくりが池温泉、室堂山荘、立山駅前の千寿荘などを検討する。値段もそこそこで、富山から往復するよりは楽です。
  雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテは途中急坂があるので難しいでしょう。
  
  では良い旅を。

  へびおさん からの返信 2024/01/30 20:00:09

  RE: 場違いですが連絡

  tanochannさま
  
  ご丁寧にありがとうございます！
  ちょうどホテルについてまたQ&Aを立ち上げようと思っていたところでした。
  私は住んでいるのが埼玉で高齢の母もいるので大宮から北陸新幹線で富山入りをするのはもう決定事項になっています。（えきねっとを利用して安く買えればいいなぁと）
  一人旅ならそれこそ深夜バスで向かうんですけどね。
  
  お昼頃に立山に着くようにと考えていて、その場合宿泊を弥陀ヶ原ホテルにするか立山駅周辺のホテルにするかで悩んでいます。
  弥陀ヶ原ホテルにするとケーブルカーや高原バスにスーツケースを持ち込めるのかが不安です。
  また切符もよく分からなくて、例えば立山駅〜大観峰までの切符を買えばケーブルカーにも高原バスにもトロリーバスにも乗れるのでしょうか？
  そして途中下車も可能なんですか？（例えば高原バスで立山から弥陀ヶ原で下車しホテルに荷物を預けてから弥陀ヶ原散策→バスで室堂→バスで弥陀ヶ原に戻る）
  また、往復きっぷの利用期限は1日だけなのでしょうか。
  
  黒部ダムは諦めているので、室堂のみくりが池周辺と弥陀ヶ原を歩ければ良いなぁと考えています。
  
  色々気になることが多くて！
  図々しいお願いではありますが、もしお分かりになることがあれば教えていただければと思います！
  

  tanochannさん からの返信 2024/01/31 07:29:18

  RE: RE: 場違いですが連絡

  こんにちは。お返事ありがとうございます。
  わかる範囲で回答します。
  
  埼玉だとアルペンルート運賃を安くするには、ヤフオクなどで売っている株主優待を入手するか、JAF割引くらいしか思いつきません。
  おっしゃる通り新幹線は「先トク」で30%引きです。
  
  有効期間と途中下車
  往復、片道とも買った日から5日間有効で自由に途中下車できます。
  立山高原バスも、弥陀ヶ原など時刻表に載っている主要停留所のほか、
  美女平 - ブナ坂 - 滝見台 - 上ノ小平 - 弘法 - 追分 - 弥陀ヶ原 - 美松 - 天狗口 - 天狗平 - 室堂　など中間停留所もあり、すべて1回づつ下車できます。
  （当然、途中下車は逆戻りは出来ません）
  バスは直行便と各駅停車が別車輛なので、美女平などえ並ぶとき分けられます。
  
  立山ー大観峰だと、立山ケーブル〜立山高原バス〜立山トンネルバス（トロリーバス）の通し乗車券なので当然乗れます。
  美女平と室堂は乗換なので必然的に下車です。
  
  
  立山ー大観峰間は専用のバーコード乗車券なので、電鉄富山や他の旅行会社などで買った切符は、引換え（発行替え）が必要です。
  
  バスは高速バスと同じ構造なので、トランクルームがありキャリーケースは問題ありません。ケーブルカーも荷物室があります。
  温泉旅行と違い、山なので必然的に荷物は大きくなるので対策が取られています。
  
  
  わからないことがあれば聞いてください。

  へびおさん からの返信 2024/01/31 20:24:09

  RE: 場違いですが連絡

  tanochann様
  
  お返事ありがとうございます。
  
  切符は後戻りができないんですね。
  回り方を工夫しないといけないですね。
  
  でもバスもケーブルカーも荷物置きがあると聞いて安心しました。
  ホテルは弥陀ヶ原ホテルにしようかなぁと検討中です。
  
  色々と詳しくおしえてくださり、本当にありがとうございました！
  

  たのちゃんさん からの返信 2024/01/31 21:49:51

  RE: RE: 場違いですが連絡

  途中下車について補足です。
  
  
  途中下車というのは、始発駅から終着駅に行く切符で、途中駅で一時下車できますよというルールで、JRでもアルペンルートでも同じ考え方なんですよね。
  
  たとえば、「浦和から富山行き」という片道きっぷで、大宮で新幹線に乗る前に「さいたま新都心」で降りることはできますが、そのあと「与野」にもどって降りることはできません。順方向の大宮なら途中下車ができます。
  （高崎、軽井沢、長野などでもできますが、特急券は途中下車ができないので都度購入となります。）
  アルペンルートも同じ考えで後戻りはできません。戻ると同じ区間（上記の例ではさいたま新都心〜与野間）を3回乗ることになるからです。
  
  これがフリー切符（アルペンきっぷなどの乗り放題切符）との大きく違う点です。
  往復切符は、ゆきと帰りの2枚がセットになったもので、それぞれの「順方向」の範囲ならば
  何度でも途中下車ができます。
  
  説明が下手で申し訳ないですが、おわかりいただけたでしょうか？
  

  へびおさん からの返信 2024/02/01 19:40:01

  RE: 場違いですが連絡

  たのちゃん様
  
  とても分かりやすいご説明をありがとうございます！
  となると、室堂（あるいは大観峰）までの往復切符を買って観光で途中下車しながら弥陀ヶ原まで戻り、切符が5日間有効だから弥陀ヶ原で泊まっても翌日その往復切符で立山駅まで戻れるということですね。
  
  まだ弥陀ヶ原で1泊するかは分かりませんが、スケジュールが固まり始めてまた疑問があったらQ&Aにて質問させていただきたいと思います。
  
  本当に色々なアドバイスをありがとうございました！

  たのちゃんさん からの返信 2024/02/01 20:17:20

  RE: RE: 場違いですが連絡

  その通りです。
  せっかくの有効期間、途中下車をうまく活用して有意義な行程を立ててくださいね。
  (⌒∇⌒)/~~~
  
  

• sirabesuさん 2023/12/17 12:51:28

  多度大社の上げ馬神事はどうなるんでしょうね？

  へびお　様
  こんにちは、お久しぶりです。
  
  今年のニュースにもなっていましたが、神事はどうなって行くのでしょうね。
  映像を見て、馬には厳しい急坂に見えました。動物虐待とも見えるくらい。
  （私は実際の坂を見ていないのですが・・・）
  神事を7００年も続けて来たのでしょうが、過去には在来馬が使われていていたから体高や足の太さも違ったでしょうね。
  
  馬も当初の「在来馬」ではなく、徐々に競走馬である「サラブレッド」が用いられるようになり、2023年の祭りでは上り切れなかった1頭が足を骨折して殺処分され、批判が相次いだ。
  と調べたら有りました。
  
  生き物が好きなので気になっていた記事でしたが、訪れた事が無かったので、へびお様の映像で見せて頂き、「やっぱり坂は急だな」と思いました。
  
  思わずコメント書いてしまいましたが、沢山の場所を良い天気に恵まれて見学出来て良かったですね。
  
  sirabesu

  へびおさん からの返信 2023/12/17 21:46:25

  RE: 多度大社の上げ馬神事はどうなるんでしょうね？

  sirabesuさん
  
  コメントをいただきありがとうございます！
  神事でお馬さんがケガをして殺処分されたというニュースがあったのは知っていましたが、それがこの多度大社の神事だったと知ったのは行く直前でした。
  私が行く何日か前に神社に危害を加える旨のメールがあり、その日は参拝が中止にもなっていました。
  神事と聞いていたのでもっと大きな場所でやるのかと思っていたら、意外にも神社に向かう階段脇の割と狭い坂だったのでそこは少し驚きました。
  坂は見た感じ確かに急でしたが、更にその上に壁が造られていて、そこを駆け上るもののようです。
  お馬さんの駆け上がる力がどれほどのものかが分からないのでなんとも言えませんが、確かにサラブレットでやるのであれば少し変えてもいいかもしれないですね。地元で受け継がれている神事ですから、方法を変えつつ続けていっていただきたいと思っています。
  私は北海道のばんえい競馬も可哀想だなと思っていますが、競馬は動物虐待にはならないそうです。
  
  
  奈良も行く前に鹿苑の虐待問題が取り上げられていました。
  鹿苑の鹿さんたちがどういう扱いのものなのか知らないですが、鹿は地元の農家さんにとっては害獣で農家の方々が苦慮されている事情もよく奈良に行くので知っています。
  『奈良の鹿 愛護会』のメンバーの方たちが一生懸命お仕事をされている姿も見ているので、批判されてしまってなんだか辛かったです。
  
  色々難しいですね！