東南アジア一人旅　カンボジア、シェムリアップ　新空港が不安

2023/11/23 - 2023/11/27

カンボジア航空に乗ってシェムリアップ新空港に着きました。この空港は10月にオープンしたばかりです。中国の一帯一路の罠に嵌められ作られたもので不便を絵に描いたような空港で無駄に立派です。勿論、建設費用がペイするわけもなく、借金のかたに中国に召し上げられるのは目に見えています。ご存知だと思いますが、アンコール遺跡の観光利権はベトナムが持っており、今度は空港が中国利権です。この国の役人達は目先の賄賂に目が眩み国を売る売国奴ばかりで呆れますね。
さて、新空港は先月半ばに開港されたばかりで殆ど情報がありませんでした。イミグレなどはすんなり通れたのですが、市内からは50キロも離れているのに交通インフラが不安でした。
着いてみると一応タクシーとバスが有るようです。
タクシーは35ドルと高く、バス(8ドル)も有るにはあるが2、3時間に一本と不便。しかし、意地でもバスに乗ります。
レストランもないので、唯一あるコーヒースタンドで次のバスまで時間を潰していました。
幸い、S I Mカードが手に入ったのが救いでした。


これは重要なことなので記載しておきます。
私はホーチミンから入って来ました。ホーチミンの空港で余った手持ちの現地通貨ドンをリエルに両替しようと思ったらリエルは無いとのことでドルに替えて貰いました。その時よくよく注意しなくてはいけません。少しでも破れていたり古い札が紛れていると現地では受け取って貰えません。私は特に注意していなかったので何枚かの古いモノや少し破れているものが混じっていました。必ずその場でチェックして交換して貰いましょう。
そうしたお札は、ホテルやちゃんとしたお店では受け取りして貰えず困りました。屋台やトゥクトゥクなどでなんとか使い切りましたが注意が必要です。

エリア カンボジア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

空港ビルを出た所。
向かって左にSIMカード屋さん、右側でタクシー・バスのチケット購入ができます。
そういえば、ATMやBANKなどをみかけません。私はたまたまドルの小銭を持っていたので問題有りませんでした。小銭のドルは持って行った方が良いと思います。

旅の必需品SIM カードは、空港ビルの外側に3軒並んでいました。どちらも同じような価格でした。
私は一番左の会社で購入しましたが、滞在中は接続に問題ありませんでした。

ここでバス切符を購入して時間まで待ちます。支払いはドルでした。
ちなみにタクシーもここで手配できます。確か35ドルくらいだったと思います。

バスの運行表です。
空港と市街間は、一日8本ずつ。帰りもフライトに合わせたバスを選択しなければいけないのでタイムテーブルをチェックしておきました。
ちなみにタクシーもここで手配できます。

空港ビル内の出発ロビーです。

このバスで街に向かいます。約1時間で終点の免税店前(ここも中国系資本)に着きました。
ここからホテルまでは、いっぱいトゥクトゥクがいるので心配いりません。
ホテルまでは$1で交渉成立しました。

バスの車内

空港からのバスはこの免税店の前に到着します。帰りの空港行きもここからです。奥の中国系免税店で切符が購入できます。ただし、切符以外の購入はお勧めしません。

シェムリアップの宿泊は、このOnederz
オーナーは日本人との噂もあるが、西洋人好みの作りになっており、バックパッカーの溜まり場と化している。ドミトリーがメインのようであるが、私は個室を予約しました。

ロビーには西洋人でいっぱい。東洋系は一割もいませんでした。

カンボジアでも野良猫の姿を全くみません。
ベトナム人はネコを食べちゃうのでノラが居ないと言っていましたが、カンボジアもおなじかな？
このネコはホテルで飼われていた子です。日本から持参したキャットフードをあげて手懐けました。

あのアンジェリーナジョリーが映画撮影中に毎晩通って有名になったREDPIANOで夕食しています。ミーハーです。

レッド ピアノ 創作料理

REDPIANOのステーキと、オリジナルカクテルのトゥームレイダー。
色々な東南アジアの国々を食べ歩いて来ましたが、正直、カンボジア飯はあまり美味しくはありません。
しかし、この街は洋食が適価で美味しく食べられるので助かりました。

パブストリートは夜ともなるとフルパワーです。

パブ ストリート 散歩・街歩き

朝飯はホテルから歩いて10分くらいの町外れにあるこのお店。
店頭で焼く豚肉乗せご飯が名物。地元客もわんさか来ていました。スープ付きで2.5ドルとちょっと高め。ドルで払ったので観光客料金だったかもしれません。美味しかったので二日通いました。
NHKで取り上げられていたそうです。

午前中だけだそうです。

パブストリートの近くにこんな屋台村がありました。お好み焼きやウドンなどの屋台もあります。店が開いているのは夜だけですが、長旅で日本の味が恋しくなったらちょうど良いかも。

一応、市場も覗いてみました。

川辺にはナイトマーケットが出ます。色々な屋台が出ていますが……。

シェムリアップ訪問の最大の目的は、当然アンコール遺跡群。
三日間、連続で巡りました。素晴らしい経験でした。大きなボリュームですので別途整理してアップしたいと思います。

遺跡について一件だけ。

この写真は2017年にタプローム遺跡で見た印象的だったもの。樹木の間から顔出すレリーフ。今回もまた見たくてよくよく探しましたが見つかりません。
どうしても見たかったので、管理人の方に尋ねてみたらその場所まで連れて行ってくれました。次の写真です。

タ プローム 寺院・教会

アレ？
残念ながら、木が朽ち果てて今ではこんな感じになってしまっていました。
年月の経過を感じます。

3日間遺跡巡りを堪能しました。最後はレッドピアノのトゥームレイダーで乾杯。

そういえば、一度もATMや両替屋のお世話にはなりませんでした。ほとんどのところでドル払いが可能です。手持ちのドルで払ってお釣りは現地通貨でもらいました。
1、5、10ドルなどの少額ドル札を持っていくことをお勧めします。
尚、高額ドル札で支払ってお釣りをドルで受け取る際は、古いお札やキズのあるお札が混じっていないか必ず注意してください。

レッド ピアノ 創作料理

この旅行記へのコメント （6）

• ベリーニさん 2024/10/13 14:12:08

  カンボジアが失われつつある…

  sanhao さん
  
  こんにちは。
  
  アンコールワットの観光利権はベトナムなんですか？
  知りませんでした…驚きました！
  カンボジアの役人はどうなってしまってるんでしょう…
  空港が中国資本で建てられたと言うのは、以前たまたま聞いたことが有ります。
  カンボジアには、中国資本が入り込んでしまい美しかった漁村の風景はブルドーザーで壊されたとも…
  アンコールワットに行ってみたいと思っていますが情けなく複雑な気持ちです。
  
  ベリーニ

• World Traveler 1959さん 2024/10/12 20:04:20

  新空港

  初めまして。旅行記にいいねをいただきありがとうございます。
  
  先月、その「不便を絵に描いたような空港」に行きました。運用開始一年だというのに、雨漏りしている箇所があったり、eTicketに非対応だったりといったとことにはホントびっくりしました。
  
  わたしは幸いにも到着してすぐバスに乗れました。ラッキーでした。オセアニア周遊旅行から東南アジアを経由して帰国する途中に急に気が向いてバンコクからシェムリアップに行くことにしました。空港に着いてからATMで外貨預金口座から米ドルを引き出すつもりでいましたので、手元にドルの持ち合わせがありませんでした。その旨伝えたら、運賃はタイバーツで支払うことができましたので助かりましたし、ドル換算で妥当な額でしたのでホッとしました。
  
  アンコールワット観光利権ははベトナムが握っているんですか。どうりで？ベトナム人団体観光客がやたら多くて、マナーレベルに関しては中国人観光客とよく似た印象をうけました。40年前の日本人団体観光客も欧米でそのように見られていたのでしょうかねぇ…どうなんでしょう。
  
  

  sanhaoさん からの返信 2024/10/13 08:37:03

  Re: 新空港

  発展途上国にはよくありがちな政治の腐敗ですが、ちょっと小狡いV国人やC国人はそれにつけ込んでやりたい放題です。困ったものです。

• mom Kさん 2024/01/09 19:54:52

  なんと

  sannhaoさん、両方知りませんでした。バイクタクシーでYENAG青年の村の小学校に連れて行ってもらいました。授業中にもかかわらず、担任の先生に招き入れられ、子どもたちに紹介されました。子どもたちの輝きと自然な規律。バンテアイスレイに向かう途中、校門のそばで先生らしい人がノートに向かっているのが見え、お話を聞くことができました。鉛筆と粗末なノートでした。穏やかな話し方の師の姿でした。国民はあんなに志が高く素敵なのにと思わずにはいられません。同じ頃チェンマイで会った韓国からの旅人は、「食べ物はひどいですが、人々は最高でした。」と教えてくれました。政治界については日本も似ていると思います。

• mom Kさん 2024/01/09 14:26:05

  見違えるようです

  海外での初心者携帯使用についての的確なご助言ありがとうございます。「○○を△△せよ」というスマホ用語さえ不明なので、誰に何をどこで尋ねればいいかもわかり、ありがたいです。極力スマホ不使用。旅でも持参しなくて、今回は現地友人からの懇願がありましたのでやむなく。
  
  シェムリアップの空港は見違えるようです。以前は５０キロもなかったので、移転かもしれません。２０年前で公交通がなかったころです。国内の離島の空港より質素でした。構内も周りも見事に何もなし。入国出国もあっさり、外に出て唖然。ミニバンはホテルからの迎えのみのようで、１台だけ止まっていたタクシーに乗るしかありませんでした。市内では、ローカルは、軽トラックに乗せてもらったり、バイクタクシーを使っていて、市場の入り口にはそのたまり場があり、利用者は、2000リエル払っているのを見ました。観光客目当てのバイクタクシーとは表情がちがいます。
  歩いて見つけた現地ホテル（二つ星レベル）を出入りするたび、バイクタクシーやトゥクトゥクが声かけてくるのには閉口しました。
  なんとしてもアンコールワットエリアにはよいドライバーで訪れたい。先述の市場に行き、英語の話せる人と仲間に押し出されてきたのが、YEANG青年。恥ずかし気な表情でした。4日間、おかげで素晴らしいシェムアップ滞在になりました。
  
  sanhaoさんが、言われるように、カンボジアのローカル食は私は美味しいとは思えませんでした。アジアを食べ歩いた人間には、市場の麺にも落胆。ただ早朝頭に籠を乗せ、売り歩いていた焼き立てのフランスパンのお味は格別でした。
  
  数年したらこの辺りもカオサン化する予兆がありました。sanhaoさんの旅日記で始まっていることを感じました。
  

  sanhaoさん からの返信 2024/01/09 18:43:51

  Re: 見違えるようです

  新空港は10月にオープンしたばかりです。中国の一帯一路の罠に嵌められ作られたもので不便を絵に描いたような空港です。勿論、建設費用がペイするわけもなく、借金のかたに中国に召し上げられるのは目に見えています。ご存知だと思いますが、アンコール遺跡の観光利権はベトナムが持っており、今度は空港が中国利権です。あの国の役人達は目先の賄賂に目が眩み国を売る売国奴ばかりで呆れますね。