2023/11/22 - 2023/11/23
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この旅行記のスケジュール
2023/11/22
この旅行記スケジュールを元に
20年振りの伊豆修善寺。
宿に選んだのは伊豆マリオットホテル修善寺。
仕事でコートヤードに長期滞在した為に期せずして得たプラチナステータス。これを利用したホテルステイについて記す。
また今年からBONVoY AMEXの会員になったが、カード種別の選択について定量的に考察したWEBサイトが見つからなかったので、自分の考察結果をまとめる。
本旅行記は二部構成
(1) 修善寺旅行記本編
https://4travel.jp/travelogue/11868870
(2) ホテルステイとBONVoY AMEXカードの考察
本旅行記
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
これが宿泊した客室
プラチナステータスの特典で温泉付き客室にアップグレードされないかなと淡い期待を抱いたが、世の中そんなに甘かない。
予約した客室そのままだった。
比較的人気のあるホテルだし、温泉付きの客室数は多くそれ程高額でもないので、最初から温泉付き客室をおさえた方が良さそうだ。
次からはそうしよう。伊豆マリオットホテル修善寺 宿・ホテル
-
このホテルは1988年に開業したラフォーレ修善寺ホテル棟を2017年に全面改装してマリオットにリブランドしたものだ。
なので開業7年目と言うものの、建屋は築35年。
如何に改装したとは言え古さは隠せないだろうと思っていたが、内装・設備は総入れ替えと言っていい程手が加えられており、客室、廊下を見る限り築35年とはにわかに信じ難い。 -
水周りは新しいものに換装されている。
また、バブル期の建築でお金を掛けているからか、建屋の素性が良いように思う。
防音が良く、隣室の音は殆ど聞こえなかった。 -
2階にあるエリートステータス専用のクラブラウンジ
プラチナ、チタン、アンバサダーのステータスを所有するBONVoY会員のみが利用できる。
ステータス保持者1名につき2名までの利用が可能で、3名目からは1名1泊当たり2,000円の追加料金で利用する事ができる。 -
このホテルではチェックイン時にエリートステータスの宿泊客には一般と異なるカードキーが手渡される。
クラブラウンジに受付はなく、専用カードキーで入室するシステム。 -
他のホテルのラウンジと異なり、15時頃にはアルコールが提供され始める。
-
ラウンジはホテルの規模から考え非常に小さいと言わざるを得ないが、それ程混み合う事はなかった。
種類はそれ程多くはないが不満が出る程でもなく、質は割合高かったと思う。 -
コーヒーは業務用のネスプレッソ。
個人的にネスプレッソのユーザーだが、カプセルの形状が全く違うので最初は戸惑った。
コーヒーは4種類あり、其々エスプレッソ、ルンゴ(通常のコーヒー)、カプチーノ等幾つかを選択できる。 -
最初はエスプレッソとちょっとしたお茶請けを楽しんだ
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食事メニューも常時置かれていた。
流石に夕食になるほど食べる事はないと思うが。 -
ミニドーナッツはこんなディスプレイになって飾られる。
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夜のクラブラウンジ。
ビール注ぎマシンで注いだビールやスパークリングワインを楽しんだ。 -
一晩ゆっくり寝て翌朝。
クラブラウンジの近くにある朝食会場。
品数豊富とは言えないが各料理は美味しかった。 -
サラダと前菜
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オムレツなどの卵料理は具や焼き加減をチェックするシートが手渡されるので、これに適宜記載してフロア係に手渡す。
するとこのように配膳される。 -
どうしてこの写真を撮ったかと言うと・・・
左端に牛乳のサーバーが見えるが、この『伊豆牛乳』がとても美味しい。
帰りがけにマックスバリュー修善寺駅前店で1Lパックを買って帰った。
こんなレベルの高い牛乳がスーパーでごく普通の価格で買えるなんて。伊豆侮れず。
朝食後12時過ぎまで客室でまったり過ごしてチェックアウト。 -
さて、実はここからが本題。
長期出張でプラチナステータスを頂いてしまったので、ここ1,2年はBONVoY AMEXカードを持っておくと何かと便利かなと考え入会した。
BONVoY AMEXカードにはスタンダードとプレミアムの二種類がある。
ネットにはプレミアムカードの有用性を説き紹介制度を利用して大量に紹介する事で紹介料を得ている個人サイトが複数存在する。これらの全てを否定する訳ではないが、メールアドレスを開示するというリスクを伴い、一方で得られるポイントは最大でも僅か6,000。
リスクを冒すほどのものか、賢明なトラベラー各位はよく考えて欲しい。
またこの手のサイトの多くで言われているのは『スタンダードは意味がなく、入会するならプレミアム』というものである。
プレミアムの方が紹介料が多いからそう言うのだろうが、本当に定量的に比較したのか甚だ疑問だ。
そこでケーススタディとして、あり得そうな利用方法を仮定した定量的なシミュレーションを行った。
予め言っておくと詳細なシミュレーションではない。各所突っ込みどころが多い事は自認しているが、大筋では正しいと思っている。
こういう考え方があるという事でご参考まで。 -
最初にクレジットカードやMarriottホテルの利用規模を仮定する。
ゴールドカードを一枚所有するくらいの経済力なら、電気・ガス・水道・電話などの公共料金、各種保険費用、買い物や旅行の支払いを一枚のカードに集約するとこのくらいの利用規模になるだろう。
Marriott系列ホテルの利用は年間10泊とし、8泊は30,000円/泊で宿泊、1泊はBONVoYのポイント利用、1泊はカード継続特典での利用と仮定した。
この仮定が崩れればシミュレーション全体が総崩れだが、それ程的外れな仮定ではない筈だ。 -
上記の仮定で獲得できるポイント、その金額換算値、年会費との関係を計算したものがこの表である。
推定している数字が幾つかあるが大外しはしていないと思う。
結論としてはQを見れば明らかなように、ポイント還元額から年会費を差し引いた数字はスタンダードとプレミアムでほぼ同じ。
還元額が同じならば付帯サービスの良い方を選ぶべき、という考え方もあって正論だとは思う。
しかし下の方に記すが、自分は付帯サービスに実質的な差異を見出せなかった。
また還元されるのはキャッシュではなく、利用方法に制限のあるBONVoYポイントと言う事を忘れてはならない。 -
少し見方を変えてまとめたものがこの表。
先の表では一年間に獲得した価値を一律に金額換算する為、継続特典を獲得ポイントとして扱った。
しかしこれは厳密には誤りで、継続特典は正確にはポイントではなく『該当ポイントに相当する一泊の権利』である。
そこで継続特典を単に一泊とみなすと、ポイントとして利用できる『通常ポイント』が抽出できる。
この表の下二段は、年間に獲得できる価値をまとめたもの。
スタンダードは約1万3千円のプラスで、カテゴリー5のホテルに一泊。
プレミアムは約千円のマイナスで、カテゴリー6のホテルに一泊。
とまとめる事もできる。
この結果なら敢えて高い年会費を支払う方は選ばないかな、と言うのが自分の考え。 -
付帯サービスを比較したのがこの表。
手荷物宅配サービスはプレミアムカードのみ羽田も対象空港になる。
羽田空港からの宅配サービスを多用するのであればプレミアムカードには魅力がある。
保険は全般的にプレミアムカードの方が充実している。
ただ、旅行保険はスタンダードの条件で不足するケースはレアではないだろうか。
キャンセル・プロテクションは魅力だが、よく読むと請求できる場面は限られている。
本人または家族の死亡・病気・怪我・通院・社命の出張のみで、証明できないと支払われない。
通院が理由の場合は3万円が最高保証額。
自分の場合はプレミアムカードでなければならない理由が殊更見当たらない。 -
最後にクレジットカードを利用する事で得られる翌年のステータスをまとめた。
仮定を外れ400万円/年以上利用するならプレミアムカードを選択すべきだろう。
翌年のステータスがプラチナになるので、特典でクラブラウンジと朝食を利用して二人で3、4泊もすれば年会費の差分は回収できるからだ。
しかしそれ以外の利用規模では大した差は感じない。 (ゴールドとシルバーの間に有意差と呼べる程のものを感じていないので)
自分の場合は今回でチタンステータスの要件を満たすので、BONVoYのソフトランディングが2024年も有効であれば2026年1月31日までプラチナ以上のステータスが約束される。
だからBONVoY AMEXを選択しているという側面もあるのだが、それでもスタンダードカードの方が自分の生活スタイルには合っていると判断している。
了
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