2023/11/24 - 2023/11/25
6875位(同エリア46496件中)
つららさん
2023年の秋、京都は観光客でいっぱい。
もう、うんざりするほどいっぱい。
土日は紅葉見物は絶対無理です。
業務の都合で平日に振休があったので、有名どころではなさそうなところ1ヶ所だけ行ってきました。その帰りは大変なことに。
翌日は割烹でお昼ごはんをいただきました。2人で行くべく予約していましたが、一緒に行くはずだった友人が体調不良になったので、急遽一人で行くことになりました。
単品を頼むスタイルの割烹だと一人で来ている人はよくいるし、私も旅先では行ったことはあります。
だけど、コースしかない、それも私の基準でそこそこ高価な部類に入る割烹に一人で行くのは初めて。
つらら、大丈夫なん?
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11月24日
今日は東海道本線の山科駅から。
JRではなく地下鉄で来ました。
ここはJR西日本の東海道本線と湖西線が分かれ、京都市営地下鉄東西線も京阪京津線もやってくる、京都府のJRの駅では二番目に利用者が多い駅です。 -
今日行くのは、毘沙門堂です。
山科駅から歩いて20分らしい。山科駅の北側はまったく土地勘がない場所で、路線バスどころかコミュニティバスすらありません。ちゃんとたどり着けるかなと思っていたら、この幟が道しるべになりました。 -
はいはい、ここを曲がるのね。
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この幟は本当に助かります。
あとはこの道なりに行けばよさそう。
ずっと坂を登っていきます。 -
途中にこのような道しるべがありました。
「国鉄」山科駅。
ちょっとうれしくなる。 -
この川は琵琶湖疏水です。
テレビで見る「琵琶湖の水止めたろか」のあれ。そして哲学の道の横を流れているのも、よくサスペンスドラマで出てくる南禅寺の水路閣も、これから枝分かれした分線です。
ちょうど「びわ湖疎水船」が通りました。
ちなみに琵琶湖の水を止める権限は滋賀県知事にはなく、国にありますし、琵琶湖疏水は取水口を含めて京都市が管理しています。
「琵琶湖疏水」は京都市上下水道局、「びわ湖疏水船」はびわ湖疏水船のwebサイトでの表記を使用しました。
ようするに漢字でもひらがなでも、どっちでもええんやね~。←すぐそんなことをいう -
毘沙門堂の門前に到着。
山科駅からここまでちょうど20分でした。 -
最後の最後に急な階段があります。
毘沙門堂はマイナーというのではありませんが、東福寺や永観堂など超有名紅葉スポットに比べれば、はるかに人は少なくて、静かです。 -
段数はたいしたことはありませんが、1段の高さがあって、息が切れました。
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振り返ると、こんなの。
目の高さで見える紅葉も、また一興。 -
毘沙門堂は門跡寺院です。
天台宗のお寺ですが、しめ縄がありました。 -
こんなところに菊の御紋が。
さすが門跡寺院。 -
白いのはバク、緑のは狛犬さん「あ」
※毘沙門堂は建物を外から撮影するのは可、建物内は不可、掲載は許可をいただきました。 -
青いのは狛犬さん「うん」
バクの歯が怖い。 -
これは麒麟
上の写真のバクや狛犬さんのことを含めて拝観受付の前におられた係員の方に教えていただきました。
中に入ってお参りしていたら、今度はご住職と思われる方がご利益を説明くださいました。
なんと財運と勝負運アップだそうです。 -
毘沙門堂 晩翆園
濡れ縁に座って、足をぶらぶらしてお庭を眺めました。とても和む。
人はそれなりに多かったのですが、皆さん写真を撮ったら気が済まれるようで、ゆっくり座る人はごくわずかでした。毘沙門堂 寺・神社・教会
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大きなつくばい。
柄杓の柄も一般的なものより長い。 -
紅葉が鮮やか。時期もよかったのでしょうし、毘沙門堂が山際にあることも影響しているのでしょう。
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勅使門
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勅使門を下から見るとこうなります。
では、坂を下って山科駅に戻ります。 -
山科
地下鉄のほうが便利なのですが、JR西日本の通勤型電車に3ヶ月以上乗っていないので、京都まで1駅だけ乗りました。
新快速好き。 -
京都市東山区 九条跨線橋
左に見えているのは東福寺駅の跨線橋
京都市中心部に一旦戻った後に、買い物のために東大路通を行く、いわゆる観光地路線のバスに乗りました。この日は平日ですがひどい混雑で、ぎゅうぎゅう詰めは致し方ないとしても道は大渋滞、バス停は大行列、多くの人が積み残しにあっていました。このバス路線で通勤、通学している人は帰宅するだけで大変です。
帰りは循環系統である207系統のバスを本来の経路とは逆向きに乗って大回りして混雑区間を迂回し、ここを通りました。
バスで「なんでこんなに人多いの~。もうや~だぁ」と言っているレンタル着物の若い女性に、ブラックつららが「あんたもやん」と心の中でつぶやきました。日本人観光客はなぜかインバウンドのせいにしたがりますが、オーバーツーリズムは外国人観光客のことだけではありません。
ちなみに京都の市バスでは2024年の6月から、観光客をターゲットにした特急バスの運行が開始されます。 -
さて、気を取り直して11月25日
「御所 岩さき」という割烹でお昼ごはんです。
こちらはお昼は1組限定。
一緒に来るはずだった友人が当日の朝の体調不良で来れなくなり、2人ともキャンセルするとお店に大きな迷惑がかかってしまいます。
もちろんキャンセル料はお払いするつもりでしたが、私たちのためにお店を開けて仕込みをして待っていてくださっているということもあり、電話で店主にご相談した結果、一人で伺うことになりました。 -
御所 岩さき
割烹を一人で貸切、しかもお店は店主ワンオペなので、1対1です。
行くまではさすがに少しドキドキしましたが、おいしいものが出されると、緊張はすぐにほぐれました。
まず日本酒が右の朱の盃に少し注がれます。銘柄は忘れました。
一品目は蟹のむしり身、茗荷、きゅうり、わかめ、大徳寺麩に加減酢のジェルをかけたもの。
蟹は新鮮で、いい匂いで甘い。
※撮影と掲載は許可をいただきました -
お造り
まぐろ、ぐじ
土佐醤油、ポン酢
まぐろは土佐醤油とわさびで、ぐじ(甘鯛のこと)はどちらでもということでした。
白いのは長芋です。ぐじのうち一切れは長芋と昆布を巻いてポン酢をつけて、もう一切れはすだちを絞って、ほんの少しだけお醤油をつけて食べました。
ポン酢もすだちも、柑橘系の酸味がぐじの身の甘さを引き立てます。
それに対して、マグロはそれだけで直球勝負のおいしさ。 -
胡麻豆腐しか入っていない、超シンプルな白味噌のお椀
これ、自信がないと出せないと思う。白味噌のお椀は一つ間違うと、くどかったり甘かったり、物足りなかったりしてしまいます。
このお椀はお汁の味と胡麻豆腐が絶妙にバランスの取れた、見事なお味でした。
写真にはありませんが、お椀の蓋に霧が吹いてありました。茶懐石の作法ですね。 -
菊菜、ホタテに黄味酢が乗せてあり、下には加減酢。
こちらのお料理は、ベースになっているおだしがとてもおいしいので、このような2種のお酢の重ね方をしても安定感があります。 -
黒豆の枝豆
マナガツオ西京焼き、焼き椎茸。
マナガツオは関西では割とよく目にする魚で、魚屋さんで切り身を売っているというよりは、飲食店で出てくるか、西京漬けで販売されているのが一番メジャー。ここのはあっさり目の漬け加減でした。
椎茸も肉厚で旨味たっぷり。じゅわ~ -
甘いもの飯蒸し
ゴマがいい仕事してます。
ここで、おなかが一気にいっぱいに。 -
カセットコンロとお肉?
どうするのでしょうか。
牛肉(かいのみ)、信長ネギ、かぼちゃ麩、湯葉
銀杏の葉が飾ってありますが、さすがに食べられません。
逆にこれまでのお料理で、食べられない飾りはありませんでした。
このお店の魅力は過剰な飾りや演出なしのシンプルなお料理で、それが極めて完成度が高い。
××映えに価値を求める人には向きませんが、盛り付けは余白を生かした美しいものです。 -
上の答えはお鍋でした。
銅製の美しいお鍋におつゆを張って、上記の材料をさっと煮たもの。
信長ネギというのは、最近滋賀県で売り出しているブランドネギだそう。普通に白ネギですけどね。
お肉からいいおだしが出て、おつゆも飲みました。あ、お行儀が悪いのではなくて、そう勧められたんですよ。 -
土鍋で炊いたごはん
店主の滋賀県のご実家でとれたお米は、あっさりしてふんわり。
香の物、きくらげと椎茸を炊いたもの、明太子。
明太子がおかず感があってうれしい。
きくらげと椎茸を炊いたものは山椒風味で、ごはんのお供としてぴったりです。
めちゃくちゃ満腹なのに、ごはんをおかわりしました。
最初の炊き立て状態、しばらく経ってちょうどいい加減になったごはん、最後におこげ。ごはんの三態変化はちゃんと味あわないといけません。
このあと赤だし。
デザートは柿とシャインマスカット、自家製の胡桃餅。
ああ、おいしかった。
おなかの中はもう1mmも隙間はありません。 -
京都競馬場
このあと、競馬のためではなく用事があって京都競馬場へ。
馬券は買わないし、競馬のことも全くわからないので、ものすごいアウェー感。
それでも、用事を済ませた後にせっかくなのでレースを1つだけ見物しましょう。お馬さんは美しく、走るのはテレビで見るより速くて迫力がありました。
私が興味を持ったのは、スタートで使うこれです。←え?
発馬機っていうんですって。発走後、大きなトラクターが牽引してコース上から撤去します。連接バスを思い出す。びよーん。
万一トラクターが動かなくなった時のために、予備のトラクターも待機。
発馬機撤去後、お馬さんが1周して戻ってくるまでに、ダートを素早くならしていました。 -
淀
では、京阪に乗って京都に帰りましょう。←いやいや、ここ京都市やし -
淀
京阪は日常では乗らないので、この紺色のは初めてかも。
特急や快速急行用で、座席が転換クロスなのはもちろん、特急料金不要な車両でも2+1シートがあって一人席があります。静かで乗り心地がよくてびっくり。
大手私鉄は、それはそれで魅力がありますね。
山科の門跡寺院で紅葉を堪能し、ご馳走をいただき、最後になぜか競馬場に行きましたが、京都市から1歩も出ていない、秋の2日間でした。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- つららさん 2024/04/11 07:23:41
- 「間」なんですね、納得
- 毛利慎太朗さま
こんにちは
滋賀県民の方の「琵琶湖の水止めたろか」は、以前からテレビで一般の方が言っているのをよく目にしますが、なぜか実際にそんなことを言われたことはありません。
琵琶湖疏水が当時外国人技術者でなく日本人の手で難工事の末完成したというのは、たしか京都の子は小学校で習った気がします。元禄潜穴は全然知らず、ググってみました。こちらのほうが大変そうです。品井沼は東北本線が通っていて品井沼駅があるのですね。東北本線で701系に乗ってぼーっと眺めていた田んぼの一部は品井沼で、そんな背景があったとは、勉強になりました。
毘沙門堂については、実はこの旅行記を書く際に毘沙門堂の門にしめ縄が張ってあったのがめずらしいなと思って調べていたら、達谷窟毘沙門堂が出てきました。毛利さまの旅行記で見た記憶があり、見に行ったらやはりそうで、うれしくなりました。達谷窟毘沙門堂は鳥居もあるんですよね。
岩さきさんのごはんは、美味しかったです。食べ始めたら、一人でも全然大丈夫でした。
余白というのは、そうか、たしかに間ですね。私は日本画や日本建築と同じという視覚的な認識でしたが、間で説明すると芝居や音楽、落語からきっと一般人の会話までつながりますね。そして献立の組み立ても間かもしれません。さすが毛利さま。
以前に大阪の知人から「京都の料理で、お皿のまんなかにほんのちょっと料理が盛ってあるのが許せへん」と言われたことがありますが、これも間の感覚の違いということで、合点がいきました。
つらら
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- 毛利慎太朗さん 2024/04/08 17:21:04
- 名刹と美食と疎水…もりだくさん
- つららさん、しばらくしてのコメントとなりますがよろしくします。
まずは、疎水。
滋賀の「水止めたろか」は昨年の「〇んで埼玉」ですか!
勿論ネタだとわかってます、しかしながら、昨日疎水のことを動画で見て奥が深いな~と。
工事を任されたのは若干21歳の技師で、長等山のトンネルに関してはかの難工事といわれた東海道線の「逢坂山トンネル」の4倍という距離をお雇い外国人の手を借りずに掘ったとか…立て坑を掘削して掘る工法は宮城の「品井沼干拓」で掘られた水路みたいだな~なんて思いました(元禄潜穴でググってください)
「毘沙門堂」→ときいて地元の達谷窟毘沙門堂を思いだし…
こちらも天台宗で、しかも門跡寺院ですと!「ははあ」とひれ伏してしまいそうですね。
紅葉も燃えるような赤で素敵なのですが、本堂の彫刻もそれに負けず鮮やかでうなります~獏は悪い夢を食べるので怖いですが、なかなかご利益ありそうな面構えといいますか。
御所 岩さき
あ、これは以前ラインでご紹介いただいた…マンツーマンでご緊張されたことお察しいたします…下手な知ったか鰤(あえて誤字)はできまへんな~
お料理のコメントも詳しすぎてお見事!
○○映えとは違うとか、余白は大事とか、なあるほろ~!と思いました。
余白、あるいは「間」というのはけっこう日本人大事にしまっせ、音楽、落語、演技etc…
それと、まぐろを土佐醤油で…ヅケみたいで、お酒がはがいぎそう(すすみそう)でんな。
それと白身系はやっぱ柑橘(或いはポン酢)というのもなんかわかってらっしゃるチョイスで!お見事。
毛利慎太朗
- つららさん からの返信 2024/04/11 07:25:16
- Re: 名刹と美食と疎水…もりだくさん
- 毛利さま
返信を自分宛のコメントの欄に書いてしまいました。
恐れ入りますが、上の欄をご覧いただけますでしょうか。
つらら
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