2022/09/21 - 2022/09/21
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kawakoさん
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フリブールは湾曲するサリーヌ河畔の高台にツェーリンゲン公が築いた中世都市です。
13~16世紀の町並みが残る旧市街をただぶらつくだけでも面白いんですが、余裕があったらぜひ寄っていただきたいのが今回ご紹介する二つのミュージアムです。
ティンゲリー&ニキ美術館/Espace Jean Tinguely - Niki de Saint Phalle
美術・歴史博物館/ Musée d'Art et d'Histoire
- 旅行の満足度
- 4.5
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フリブール駅から15分ほど、てくてくと旧市街を歩いて行くと先に高い尖塔が見えてきます
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そこがフリブールのランドマーク、サン・ニコラ大聖堂/Cathédrale St-Nicolas です
ゴシック様式の美しい建物やステンドグラスは一見の価値ありですよー聖ニコラ大聖堂 寺院・教会
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さて大聖堂を出て、すぐ近くのラウンドアバウトからモラ通りに入ったあたりにあるのが、ティンゲリー&ニキ美術館/Espace Jean Tinguely - Niki de Saint Phalleです
( ̄▽ ̄)b この建物、もとは1900年に建てられた市電の車庫だそうですよ -
中に入ってすぐに圧倒されるのが、フリブール出身のアーティスト、ティンゲリーのこの大きな作品です
( ̄▽ ̄)b こちらの作品タイトルは「西洋の豊かさと全体主義の重商主義の祭壇画」だそうです -
ティンゲリーといえば、ゴミ捨て場から拾い集めてきた廃材にモーターをつけたキネティックアート(動く芸術)が有名です
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今はティンゲリーより妻のニキ・ド・サンファルのほうが人気があるかも
モデルをしていたというだけあって、若いころの写真ではとても美しいニキですが、裕福であっても不幸な家庭環境であった幼いころの記憶が、彼女のその後の人生や作品に大きな影響を与えています -
ニキといえば「ナナ」、カラフルで豊満な女性像のシリーズです
チューリヒ駅の天井にも大きなナナの像が飾られています
ここにもあったはずなんですけど撮ってなかったw -
「追憶」と題された、ニキによる22点のレリーフ
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こちらの作品はキース・へリングからティンゲリーへの贈り物だそうですよ
34歳差の二人のアーティスト(ティンゲリーのほうが年上)は、モントルージャズフェスティバルで知り合ったとか
お互いに才能を認め合う関係だったんでしょうねぇ -
さて、ティンゲリー&ニキ美術館を出て前の道を上っていくと、お城のような建物が出てきます
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こちらが美術・歴史博物館/Musée d'art et d'histoireです
この古い城館と、道を挟んだ向かい側にある建物(旧屠殺所)の二つに、大聖堂扉のレリーフなどの宗教芸術やスイス人アーティストの作品などが展示されています
( ̄▽ ̄)b 二つの建物は地下でつながっているんですよ!中に入ると思った以上に展示室が多くて、じっくり見て歩くとかなり疲れました美術 歴史博物館(フリブール) 博物館・美術館・ギャラリー
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入り口から中に入ると正面にチケット売り場とミュージアムショップ、あと地下に行く階段があって、降りていくと道を挟んだ別棟に続いています
そして左手にあるこの扉の先が本館の展示室(古い城館のほう)に続いています -
元が城館のせいか、小さい部屋がいくつも繋がっていました
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フリブールはカトリックの重要拠点だったところで、ここに展示されている宗教芸術の品々はかなり見ごたえがありますよ
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このフロアは木製彫刻がメインだったかな
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見よこの薄さ!こんなに薄いのに正面から見るとそれを感じさせないんですよ~
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Musée d'art et d'histoire
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Musée d'art et d'histoire
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Musée d'art et d'histoire
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(=_=)ん?美しい聖像に交じって、なんかミョーなオブジェが・・・
現代アーティストの陶製のオブジェなんですが、あちこちの展示室に置かれていて、宗教芸術とか古い家具なんかとのコントラストが面白かったです -
ところで館内の上下の移動には石造りの塔の中にある螺旋階段を使います
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螺旋階段の途中、渡り廊下みたいな通路(行き止まりになってる)があったんですが・・・
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ここは窓にステンドグラスが入っていてとても綺麗でしたよ
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おっと、突き当たりは昔のトイレでしたw
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上のフロアは居住スペースがそのまま展示室になっているようです
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この嵌め込み細工面白いな~
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各部屋は室内調度が違っていてそれぞれ見ごたえがあります
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ちょっと面白かった展示品がコレ、教会のデコ用造花なんですよ
19~20世紀のフリブールのビゼンベルク修道院のものだそうです -
この部屋にはたくさんの造花が置いてあってデラキッチュな雰囲気を醸し出してます
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花の向こうに何があるのかと思えば・・・聖遺物っすか!?
( ̄▽ ̄;) こちら、聖フェリックスさんだそうです -
骨一本一本、細かーく飾り付けられてるんですよね
日本にも即身仏とかあるけどさぁ・・・ -
さーて、気を取り直してどんどん進みますよ~
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このオブジェ、なかなか繊細で美しいです
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Musée d'Art et d'Histoire
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高そうなカーペットの上に・・・
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陶製の花やリボンがたくさん置いてあって綺麗でした
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では一階に戻りますよ~
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入口まで戻って、地下道を通って別棟に移動します
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こちら側では石の彫像が展示されていました
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ここの一番の目玉はサン二コラ大聖堂扉の「最後の審判」のレリーフです
足場が組んであって、近くで見られるようになってました -
この別棟も上の階に展示が続いています
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有名な歴史上の女性の石膏像が並んでいたんですけど、オリジナルなのかコピーなのかよくわかんなかったです
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最上階は近現代のアート作品でした
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ヴァロットン
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ホドラー
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( ´∀`)あ~これ好きだなぁ
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ジャン-ルイ・ティンゲリーさんだそうです
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また本館に戻って、最後に企画展示室に入ります
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この時の展示はエミール・エピッシャーという作家さんでした
( ´∀`)私この感じ好きだわ~ -
日本でも個展を開いた事があるそうですよ
たしかに日本人が好きそうな感じの作風です -
ステンドグラスの製作もしたそうです
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彼の生まれ故郷ロモンにはステンドグラスの美術館があるんですよ
↓そばにある教会も含めて、めっちゃお勧めです
https://4travel.jp/travelogue/11236311 -
ここには良く知らないできたんですが、大満足のミュージアムでした!
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