2023/11/13 - 2023/11/14
12504位(同エリア29203件中)
まさとしさん
「鹿塩(かしお)温泉」に行くことになった。
長野県下伊那郡大鹿村に位置していて、その名の通り塩と鹿で有名な場所にある温泉だ。
温泉は標高750mの山中にあり、塩分4%と海水なみの強食塩水が湧き出ている。
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中央自動車道飯田インターで高速を下り、飯田市内に入った。
昼食に立ち寄ったのは「戸隠手打ちそば あすき」という蕎麦屋。あすき グルメ・レストラン
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信州蕎麦に飯田の隠れた名物である馬刺しが付いたセットを注文。
あすき グルメ・レストラン
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馬刺しは熊本が有名だが、長野でも昔から食べる習慣があるようだ。
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余ったそばつゆには濃厚なそば湯。
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飯田から北東に走り、松川町を経て大鹿村へ向かった。途中リニアの工事が本格化していて大鹿村への狭い道路はダンプカーが頻繁に行き来していた。
大鹿村で最初に立ち寄ったのは「道の駅 歌舞伎の里大鹿」。
飯田周辺にはたくさんの小さな町村が存在していて、平成の大合併で飯田市に吸収されてもおかしくないような小さな村が残っている。どのような産業があるのかもわからないがそれなりに理由はあるのだろう。大鹿村もその中の一つで下伊那郡の村となっており、かなりの山奥の村だ。道の駅 歌舞伎の里大鹿 道の駅
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大鹿村の名物である塩で作られたかはわからないが「塩ミルクのジェラート」を買ってみた。
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続いて向かったのは「大鹿村中央構造線博物館」。
中央構造線博物館 美術館・博物館
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博物館の入場券。
中央構造線博物館 美術館・博物館
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中央構造線とは関東から九州に伸びる長大な断層の事で大鹿村はその上に位置している。
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ぶつかり合っているそれぞれの地層は色に違いがあり、はっきりと確認できる。
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博物館に展示されていたぶつかり合う地層。
明らかに色が異なり、その地質の違いがわかる。 -
いろいろな石が展示されている。
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石には詳しくないがいろいろな種類の石があるのがよくわかる。
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中央構造線が博物館の敷地内を通っているようで屋外では本物の中央構造線を境にそれぞれどのような石があるか展示されている。無造作に置かれているように見えるがそれぞれに意味があるようだ。
実際に中央構造線の層を間近に見られるポイント行くことにした。
博物館の南にある「安康露頭」に行こうと思ったが周辺が土砂崩れで通行止めでアクセスに難があるとのことであきらめた。
なので向かった先は「北川露頭」。大鹿村の中心部から車で20分ほど国道152号線を北上することになる。国道152号線は茅野へと繋がっている。ただ国道と行ってもすれ違いもままならない細い道を延々と進むことになる。交通量はほとんどなく、川沿いの土木関連施設の事務所の車が通るだけだ。 -
中央構造線・北川露頭の案内板。
北川露頭 自然・景勝地
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北川露頭へは公衆トイレが目印で車を止めて歩いて河原への坂を下った。
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案内表示に従って進む。
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天竜川の支流「青木川」。川に沿って中央構造線が続いている。
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坂を下ったところにある中央構造線の層。
左側が内帯、右側が外帯になる。北川露頭 自然・景勝地
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北川露頭 自然・景勝地
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中央構造線横を流れる川。
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大鹿村の中心部に戻り、鹿塩温泉へ向かった。途中、塩の里直売所が有り立ち寄った。
塩の里直売所 お土産屋・直売所・特産品
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直売所に張られていた鹿塩温泉の塩水のメカニズムの案内。
なぜこのような場所に塩水がわき出しているのかが説明されている。中央構造線との関係は深いようだ。
鹿塩温泉の塩分濃度は、海水と同じ4パーセント。 -
青木川の支流「塩川」沿いにある今夜の宿泊先へむかった。
現在鹿塩温泉には2件の旅館がある。
今夜宿泊するのは「湯元 山塩館」。 -
橋を渡ってしばらく進むと建物が見えてきた。
鹿塩温泉 湯元 山塩館。
山間のこじんまりとした温泉宿だ。鹿塩温泉 湯元 山塩館 宿・ホテル
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入口横には木彫りの鷲と山塩館の看板
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日本秘湯を守る会の宿でもある。
鹿塩温泉 湯元 山塩館 宿・ホテル
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山塩館のエントランス。
ラウンジが有り、フロントの横ではお土産物が売られている。 -
ツキノワグマの剥製。
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客室に案内された。
床の間。 -
塩ようかん。
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客室からの眺め。
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大浴場の入口横の休憩所にある提灯と温泉の説明。
鹿塩温泉 湯元 山塩館 宿・ホテル
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大浴場は男女入れ替え制で到着時は岩風呂が男湯になっている。
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山塩の湯の岩風呂。
露天風呂はないが見晴らしが良く窓が大きく開放感があるので露天風呂がないという物足りなさはさほど感じない。 -
塩分濃度が濃く、加温されたお湯は泡立っている。
鹿塩温泉では海水とほぼ変わらない濃度の塩水がわき出している。 -
こちらは源泉。源泉温度は12度で鉄分が含まれた塩分濃度の濃い冷鉱泉だ。硫黄臭もする。源泉の浴槽は水風呂として入ることが出来る。
この水を加温したのが山塩温泉になる。 -
夕食は18時から。
手前の前菜はもろこ(鮎の稚魚)の佃煮、ミョウガの酢漬けなど。
そして真ん中はゴマ豆腐、右上は鯉のうま煮。鹿塩温泉 湯元 山塩館 宿・ホテル
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そして名物鹿肉のカルパッチョ。
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ぼたん鍋。
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岩魚の山塩焼き。
添えられているのは岩魚の卵の醤油漬け。つまり岩魚の筋子だ。
なかなか獲れない貴重な食材とのことだ。 -
茶碗蒸し。
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茶碗蒸し、ご飯、お吸い物、野沢菜など。
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煮え立ったぼたん鍋。
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デザートの柿とリンゴ。
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【翌朝】
6時から温泉に入浴可能だ。 -
男女入れ替えが行われていて檜風呂に入ることになる。
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こちらも開放感のある大浴場。露天風呂のようだ。
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檜風呂はスタイリッシュな感じだ。岩風呂と同じように源泉掛け流しの冷泉の浴槽がある。
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岩風呂と同じように鹿塩温泉の由来のプレートが備えられている。
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朝食は8時から。
山菜を中心にしたメニューが並ぶ。鮎の甘露煮鹿塩温泉 湯元 山塩館 宿・ホテル
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オリジナルの袋に入ったのり。
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旅館にある製塩所で作られた塩をかけて食べる塩豆腐。
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9時過ぎにはチェックアウトすることにした。
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温泉から精製した自家製の山塩が販売されている。
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出発する前に製塩所に案内してもらった。
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旅館の敷地内にある山塩製塩所。
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井戸から塩水をくみ上げる。
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そして汲み上げた塩水をこの中にためて時間が経つと底に塩の結晶が堆積する。
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塩の結晶をすくい上げるとこんな感じになる。これが売店で売られていた山塩だ。
https://www.youtube.com/watch?v=u3Z7UXRsNW8&t=47s鹿塩温泉 湯元 山塩館 宿・ホテル
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旅館の横を流れる川は塩川という。
川には微量の塩分が含まれているようだがほぼ真水のため岩魚などの川魚がたくさん生息している。 -
松川インターへ向かう途中立ち寄った中川村渡場のイチョウ並木。
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ここ数日の冷え込みで木曽駒ヶ岳周辺の山は雪に覆われている。
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