2023/08/11 - 2023/08/20
609位(同エリア781件中)
RiEさん
年3-4回海外へ旅行していたのに新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延でルーティンが崩れてしまい、近年は縁が薄かった国内旅行を楽しんでいたけど久々に渡航目処がついた。
いつもならどこへ飛ぶか航空券探しから始まるのだけど、2020年1月末に購入したGW期間中のセントレア発⇒台北行きの航空券が現金返金されず、何度か航空会社と交渉の上トラベルバウチャーとして保留になり、その間何度もトラベルバウチャーの有効期限延期を繰り返して2023年11月が最終期限に指定されてしまったので、その分を活用するため渡航先もある程度絞られたのは仕方なかった。
ただ、予想外だったのはコロナ禍でのAir Asia撤退。
Air Asiaが就航している1番近いの所は関空なので大阪まで移動して海外旅行するか、9万円分のトラベルバウチャーを諦めて塵にするか悩んだ末に前者を選んだものの、盆休みの真っただ中なのと航空券の値上がりで9万円分のトラベルバウチャーは1人分にも満たなかったけど、ようやく3年8か月ぶりの海外旅行が実現した。
予約時とフライト時刻が変更になり大阪に前泊が必要になったため、午前中の夫のテレワーク終了次第出発し、夫たっての希望で近鉄特急ひのとりに乗車して大阪へ向かった。
旅行1日目は早朝から夜遅くまで移動日だったため久々の長距離移動に覚悟を決めて臨んだけど、8:55関空離陸予定が時刻を過ぎても出発の気配がなく扉は開いたまま、機長によるアナウンスがあったものの詳細が伝えられることは無くただ「遅れています」と待たされるだけ、繰り返されるAir Asiaのテーマソングに苛立ちを覚えて文句言う人続出で機内の空気もどんどん不穏になっていった。
1時間以上待たされようやく音楽が止められても詳細は一向にわからず、2度目のアナウンスでは「離陸待機中で出発が遅れている」とだけ伝えられ、隣に駐機していたキャセイパシフィックも去って行き、終わりが見えないため疲労感もピークに達した10:35にようやく関空から飛び立つことができた。
Air Asiaに搭乗するので万が一の場合に備えて、最終目的地であるイポー行きKTM Electric Train Serviceの予約を目一杯遅くしたのが功を奏すとは夢にも思わなかった。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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近鉄特急ひのとりの名古屋駅発時間は毎時00分なので、13:00過ぎに名古屋駅に到着してデパ地下で遅めのランチを調達して、予約していた14:00に間に合うよう改札に着いたのが13:40。
近鉄名古屋駅 駅
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ホームに降りると近鉄特急ひのとり限定グッズの自販機が設置してあった。
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ホームに滑り込んでくる姿を撮影したくて夫に荷物を預け先頭に向かうと、同じように撮りたい人たちが集まっていたので私も混ざって待機する。
近鉄特急 ひのとり 乗り物
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漆器のような深みがある朱色が素敵。
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指定席なので慌てる必要はないとはいえ、夫が乗り込んだ時にはスーツケースが置けるスペースは埋まっていたらしく…
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2個ある内の1個は座席に持ち込むしかなかったけど、新幹線の足元より全然狭いため小柄な私でもかなりキツイ。
他の車両も見に行ってくれたけど空いていなかったため、夫と交代で椅子に正座しながら難波駅を目指すことになった。 -
夏らしい晴天のなか西を目指す。
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半日テレワークをして半休を取った夫の夏休みが始まり、昼飲み解禁ってことで乾杯はクラフトビールを、そのあとワインを1本開けて明日から始まる久しぶりの海外旅行に心弾む。
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大阪が近づくにつれて車内が空席が目立ち始める。
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14:10に大阪難波駅に到着したけど驚いたのはマスク着用率の低さ。
(夏休み以降は名古屋もマスク着用率がかなり下がったけど)自宅近くから乗車した名古屋市の地下鉄は7人掛けのシートに座っている人のうちマスクしていない人は1-2人しかおらず、名古屋駅でも7割くらいの人がマスク着用していたのに、大阪はその逆で2-3割しかマスク着用している人がいなかった。大阪難波駅 (近鉄) 駅
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乗り換えた南海本線:関西空港行きの乗り込んだ車両なんて、私たち以外マスクをしている人がいない状態。
名古屋のマスク着用率の高さを感じつつ地域差がエグい(名古屋は世帯同居率が割と高いので対策してる人が多いのかも)。なんば駅 (南海電鉄) 駅
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17:10にりんくうタウン駅に到着。
降りる人の大半がスーツケースを引っ張った個人旅行の外国人観光客で、私たちのように関空近くで宿泊するのかもしれない。りんくうタウン駅 駅
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通路を抜けてスカイウォークを進んでいくとHOTELが姿を現した。
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今夜前泊するのは関西エアポートワシントンホテル。
詳しい口コミは下記をご覧くださいませ。
https://4travel.jp/dm_hotel_tips/15069334
すぐ横が大きな病院のため、夜中何度か救急車のサイレンで目が覚めたから、音に過敏な人は対策した方が良いかも。関西エアポートワシントンホテル 宿・ホテル
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スカイウィークは2階に位置するのでエスカレーターで1階へ降りてフロントへ。
チェックイン時に関空への無料シャトルバスの案内があったので予約をして、剃刀や綿棒などの必要なアメニティはセルフで部屋に持っていく。 -
建物はリノベされているようで客室はきれいで掃除も行き届いており、中型スーツケース2個を広げっぱなしでも余裕だった。
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鏡台は照明付きの女優ミラーでメイクしやすく、ゴミ箱が巨大なのも便利だったけど、Wi-Fiのスピードが遅めなのと、近くで音楽フェスが開催されていたらしく客室内までガンガン音が聞こえてきたのが気になった(HOTEL内は静か)。
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サニタリーは年季を感じるものの、シャワーは熱い湯がすぐに出るし排水も良好で、客室アメニティは歯ブラシ・使い捨てスリッパの他に、洗顔&手洗いフォーム・ボディソープ・シャンプー・コンディショナーの大ボトルが置いてあった。
客室には生地が薄めの被りパジャマ・ドライヤー・冷蔵庫・加湿器付き空気清浄機が用意してある。 -
荷物を片付けてからりんくうタウン駅直結の“りんくうプレジャータウンSEACLE(シークル)”を少し散歩し、夜ごはんを食べてから明日に供えて早めに就寝した。
りんくうプレジャータウンSEACLE(シークル) ショッピングモール
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旅行1日目。
AM6:00過ぎにチェックアウトを済ませて外に出ると、早朝なのにとても蒸し暑いし日差しが強くてげんなり。 -
チェックイン時に予約した関空への無料シャトルバスに乗車する際は、昨日貰った予約チケットの提示が必要だけど絶対に乗れる安心感がある。
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乗車すると乗車率が9割を超えていて、6:20の出発予定時刻通りに動き出した。
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10分後に関空のT1前に到着。
関西国際空港 空港
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手荷物検査は驚くほどスムーズで、スルスル通過出来た理由の1つにモタつく場面が少ない気がする。
セントレアよりも大きなトレイを使っているから1人で複数個トレイを取る必要がなく(セントレア発だとアウターがあるときは3-4個必要で、事前に分けておかないと機械通過手前で分散される)、バッテリーは提出が必要だけどタブレットなど出さなくてOKだし、いつも脱がされる靴も履いたまま通過OKだった。 -
出国審査を終えたけど、今回はプライオリティパスを申請していなかったため、初めての関空利用だけど朝早すぎて開いている店が少ないこともあり時間を持て余す。
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8:55発KL行きの搭乗口周辺はかなり混んでおり、海外旅行する人が増加しているのを感じた。
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予定通りエリア別に搭乗コールが始まって、久しぶりの国際線に期待が膨らむ。
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予想通りほぼ満席だったけど出発予定寺時刻になっても扉が閉まる気配がなく、ゾロゾロ遅れて乗り込んでくる人たちがまだ何組もいて「間に合わない人がいるから少しお待ちください」とアナウンスがあり、日本発のAir Asiaは優しいな…と思っていたけど、20分過ぎても乗り込んでくる人がいた。
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「出発が遅れています、しばらくお待ちください」と理由説明がないまま待たされ、次第にシートベルトを外す人も増えてきて、化粧ポーチをテーブルに広げた私の斜め後ろ席の女性は隣席の友人に「揺れないからアイライン引くの楽」と話し声が聞こえる。
その頃は皆Air Asiaだしこういうこともあるくらいに構えていたし、左側に駐機していたキャセイパシフィックを眺めなながら、ひたすら扉が閉まるのを待っていた。 -
斜め後ろのの席の女性のメイクが終わった頃には出発予定時刻1時間をまわる直前で、乗客はほぼ日本人だったせいか表立って騒ぐ人はいないけど流石に文句が出始めるし、何よりも搭乗時から流れて続けるBGMが同じ1曲を繰り返すので「Your Birthday,○○Bud Day」という韻を踏んだようなサビがイラつくと思っていたところ、周囲も同じポイントでストレスを溜めていた様で「音楽止めろ」と誰かが言ってくれたらしく、1時間を過ぎてようやく「Your Birthday,○○Bud Day」地獄から解放された。
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バックしながら去っていてくキャセイパシフィックの機体を見送り、今度はAir Asiaの翼を眺めて待機していたところ「地上係員の指示待ちで出発が遅れています」とアナウンスがかかる。
フルサービスキャリアを利用していれば状況説明なり、ドリンクサービスがあったと思うけどLCCなので仕方がない。
そろりそろりとバックし始めたのが出発予定時刻から1時間25分後のことで、突然機内が排気ガス臭くなって驚いたけど動き出した。 -
実際に飛び立ったのは出発予定時刻から1時間35分後で、日本を離れる前からこんなに疲れるのは想定外だけど、もし乗継予定があったらアウトだったかもしれない。
機内は予想に反してエアコン温度が穏やかで半袖のまま過ごしている人も多かったけど、冷え性の私は太ももまで温めてくれるモヘアレッグウォーマーと折り畳みダウンを着こんで対策した。 -
離陸から1時間後に機内食が配布され始め、事前予約していた“チンおじさんの鶏飯“を久々に味わう。
食後数時間経ち、追加で水が欲しくなったので注文しようとしたところ、ナンバーレスクレジットカードでは決済が出来ないらしく、昔ながらのエンボス加工されたクレジットカードじゃないと対応できないそう。
ちなみにマレーシア滞在中は、クレジットカード使用可能な場所ならVISAタッチ決済可能なのでナンバーレスクレジットカードで支払いできたけど、HOTELのデポジットだけはエンボス加工のクレジットカードが必要だった。 -
フライト中は特に揺れることもなく、結構早めに到着したので現地時刻の15:45にクアラルンプール国際空港に到着したけど、AirTagで2個のスーツケースの位置情報を確認したら、黒いスーツケース近隣をiPhone所持者が通過していなかったらしく関空に取り残されていることになっていて一瞬焦った。
入国審査は混んではないけどゾロゾロ亀の歩みで進んでいくので30分位で通過。 -
暫く監視していたら2個とも一緒に移動しているのが確認できたので、レーンに移動してスーツケースを回収。
今回は直行便だから気を揉む必要ないけど、以前の渡航のように1日で乗り継ぎが3回&預け荷物スルーで現地受取にしていると、一緒に移動出来ているか不安になるからAirTagは頼りになる。KLIA2 (クアラルンプール 格安航空会社専用空港) 飛行機・セスナ
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計画ではバスでKLセントラル駅に向かう予定だったけど、関空出発の遅延&希望時刻のバスチケットが売り切れていたため、急遽KLIAエクスプレスを利用することに。
改札口でクレジットカードタッチ決済も利用できるけど、Klookなど旅行サイトで販売している割引チケットを購入すると若干お値打ちに乗車でき、今回利用したKlookでは乗車時間を決めてチケット購入するのではなく、KLIAエクスプレスの乗車チケットがQRコードで送られてくるから好きなタイミングで使用できた。
INETがつながる環境(ahamoユーザーなので手続き不要)なら、入国審査待ちや改札口手前でも直前に購入して即利用できるので便利だった。KLIA2駅 駅
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エスカレーターを下っていくと…思い出した、駅のホームは半屋外で蒸し暑いから発着時刻に合わせてホームに降りるべきだったと。
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熱風を掻きまわす扇風機の下で待つこと15分弱。
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KLIAエクスプレスの白い車両がホームに滑り込んできた。
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17:35発のKLIAエクスプレスに乗り込むと、エアコンが効きすぎてエグいくらい寒かったので折り畳みダウンを着こむ。
寒暖差アレルギーから風邪を引くのがいつものパターンなので、旅行中は常に持ち歩いていた。 -
クアラルンプール空港から約50㎞離れているKL市内に近づくにつれ、高いビルが目立ち始める。
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18:08にKLセントラル駅に到着。
KLセントラル駅 駅
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今日この後も移動が待ち構えているので先に腹ごしらえをしようと思いウロウロしつつ、2016-2017年の年末年始旅以来のマレーシアだから、変化が大きい部分と変わらない部分を探してキョロキョロしてしまう。
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ふと見上げると、KLセントラル駅構内2階(改札口のあるフロアから見ると3階)にフードコートを示す大きな看板があったので、真下にあるのエスカレーターで上がってみることに。
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通路奥にあるのは“KL Sentral Food Court (KLFC)”で、比較的新しいのか清潔感があって思いのほか広さがあり、スーツケースを持ち込んでも全然平気だった。
それに位置的に駅の喧騒と隔離されているから、割りと静かで落ち着いた雰囲気。KL Sentral Food Court (KLFC) その他の料理
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私たちが利用した日はチキンライス専門店・ナシレマ専門店など7ブースが営業していて、中央端にはドリンク専門ブースがある。
クレジットカードは使えないけど現金とアプリ決済に対応していて、どの店も写真付きMenuを掲げているので注文しやすかった。 -
【クリスピー・ロースティッド・ドラムスティック】11.9RM
夫が注文した骨付き肉のチキンライスは肉厚で柔らかく、スパイシーなソースは結構パンチのある辛さだった。 -
【クリスピー・フライドブラックペッパー・ライス】
私が注文したのはクリスピーのはずなのにシットリした皮で、肉質も柔らかくて甘辛なソースがかかっている。
ゴハンもほんのりチキン風味が感じられて、セットで付いてくるスープは具なしだった。 -
急いで食べたけど時間ギリギリになってしまい、改札手前でから猛ダッシュしたお陰で19:03発イポー行きの“KTM エレクトリック トレイン サービス”に無事乗車できた。
KTM エレクトリック トレイン サービス 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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当日予約は空きがない場合があると様々な口コミにあったので、オンライン予約開始日に予約を済ませて正解だったみたい、クアラルンプール⇔イポー間の移動の際に往復ともに利用したけど両方ともほぼ満席状態だった。
座席指定は出来るものの不慣れな旅行者だと進行方向なのか判別がつかないため、乗車するまでわからないのが不安だけど、今回は進行方向を向いていて一安心。 -
中型スーツケースを2個持ち込む予定だったので先頭座席を予約したところ、スーツケース置き場が用意されている車両ばかりじゃないらしく、その場合は進行方向1座席分撤去して荷物置き場が確保されており、今回はそのパターンで私たちの前が大きく空いて白枠が設けられていた。
ただ白枠内に収める必要があるため、座席に持ち込むのが難しい荷物がある場合は早めに並んだ方が良いかも。 -
KLセントラル駅を出発すると、ちょうど日暮れ時で燃えるような空を眺めながらKLを離れて初めて北へ。
噂には聞いていたけど車内は冷凍庫のように極寒(体感的にはエアコン設定18℃以下)で、2時間半の移動を耐えるため寒がりの私はウィンドブレーカーの上に折り畳みダウンを着用し、太ももまで長さがあるレッグウォーマーを用意して凌いでギリギリだった。
逆に復路は折り畳みダウンとレッグウォーマーだけでも平気(体感的にはエアコン設定20℃くらい)だったので温度差があるものの、何か羽織れるものを準備しておいた方が良さそう。
あっという間に外は暗闇に包まれたので時折見える街の灯りを遠くに感じつつ、初めての街イポーを目指した。
続きは02へ。
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旅行記グループ 3年8か月ぶりの海外旅行はマレーシアへ in IPOH & KL★2023
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