2023/06/29 - 2023/07/10
7位(同エリア139件中)
World TraveRunnerさん
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【スパイク1足抱えて…”かけっこの1番”を目指して世界を旅するアスリート】
今回のタンペレへの訪問の目的は「European Masters Games(ヨーロッパ・マスターズ選手権)」への出場です。コロナパンデミックが明けた2022年から始めた「世界五大陸制覇!CHALLENGE」の旅、第3戦目の大会となります。
昨年開催された『世界陸上2022 オレゴン大会』で番組MCの織田裕二さんは「地球に生まれてよかったー!」と名言を叫んで卒業しました。その織田裕二さんが世界陸上中継の最後を締めくくったコメント「世の中には魅力あるスポーツがありますが、かけっこをしない地域はありません。」「(陸上には)こころが揺さぶられる人間ドラマがありました。」「たくさん元気をもらいました!」。
そうなんです。 世界中でかけっこをしない地域はありません。 だったら…『かけっこの1番』になってみよう!と始めたのがマスターズ陸上競技の海外遠征です。
私のブログ『World TraveRunner★世界一周★』でも紹介しています。
https://world-traverunner.com/archives/17563
インスタグラム:@worldtraverunner
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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タンペレに到着すると街中に「2023 European Masters Games 」のポスターやフラッグがはためき、盛大な歓迎の雰囲気に気分が盛り上がります。
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29競技に5,000人を超えるアスリート、そしてサポーターが大集結。北欧の夏らしい ”白夜”を楽しんでいました。©タンペレ公式
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「世界5大陸の制覇!への旅」は次にヨーロッパ大陸チャンピオンを目指す
コロナ・パンデミックから解放され再開された国際大会で、新たに目指した目標が『世界5大陸の制覇!』への挑戦です。一直線でゴールを目指したピンポイントの旅ではなく、各国の選手仲間を訪ねて寄り道しながらプロセスも含めて最終的なゴールも楽しむ旅を歩んでます。
昨年からスタートした「世界5大陸の制覇!への旅」は、2022年11月オーストラリア・ゴールドコーストで開催された「2022 Pan Pacific Masters Games(環太平洋選手権大会)」で優勝しオセアニア大陸チャンピオンに、今年の5月には韓国開催の「2023 Asia Pacific Masters Games(アジア太平洋選手権大会)」で優勝しアジア大陸チャンピオンへと、階段を1歩ずつ登ってきました。
そして、今大会ではヨーロッパ大陸チャンピオンへの挑戦です。 -
メイン会場となった Tampere Stadium「 Ratinan Rantatie」はフィンランドらしい森と湖に囲まれた素敵なスタジアムです。市民の憩いの場ともなっています。©2023EMG公式
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地元のサッカーチーム「Tampere United(タンペレ・ユナイテッド)」のホームスタジアムであり、フィンランドを代表する国際基準の競技場で、過去にも数多くの陸上競技の国際大会や、海外から有名アーティストが訪れるコンサート会場として市民達のシンボル的な存在となっています。
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過去に幾度も国際大会が開催されているスタジアムは青空が眩しい開放的な競技場です。
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1952年開催のヘルシンキオリンピックではサッカー会場として使用された場所です。(現在のスタジアムは1965年に完成)
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正面に見えるビルの屋上が展望レストラン「ペリスコープ(Periscope)」です。特等席ですね。
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ペリスコープ(Periscope)は、今タンペレで最もファッショナブルなレストランのひとつです。席からはスタジアムや港が見渡せる素晴しい景色が楽しめます。
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前年の2022年にこのスタジアムで開催された世界マスターズ陸上競技選手権(私も出場)は大盛りあがりでした。コロナパンデミックで3年間中止が続いていた国際大会が、復活した記念の大会で世界中から待ち構えていたアスリート達が集結し熱戦が繰り広げられました。
当時の模様「2022 World Masters Athletics Championships(世界マスターズ陸上選手権)」を少し振返って紹介しましょう。©WMAC TAMPERE 2022大会公式サイトより -
当時の模様「2022 World Masters Athletics Championships(世界マスターズ陸上選手権)」を少し振返って紹介しましょう。日本選手団も元気に入場。
©WMAC TAMPERE 2022大会公式サイトより -
オリンピックのアメリカ代表で31年間も破られない伝説の現世界記録保持者マイク・パウエル選手の開会宣言。もちろん大会にも選手として出場していました。
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欧米ではいち早くコロナ規制を緩和し競技会が再開されているので、欧米選手の仕上がりは順調のようでした。
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世界的に女子選手の競技参加が増えているように感じます。WMAC TAMPERE 2022 ©Pertti_Ylinen
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マスターズ競技も現役と同じく北中米、ヨーロッパの選手が強いです。アフリカの選手はマスターズ世代ではまだ余裕がないのか、現役世代に比べると選手層が薄い感じです。WMAC TAMPERE 2022 ©Pertti_Ylinen
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これ!60歳代のアメリカ代表のジャンプですよ。凄い!!
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決勝を戦い終えた後、ライバル達と心が一つになるのがマスターズ競技の良さです。決勝レースで競ったライバル達とは特別な想い出が生まれます。次もまた世界の何処かで再会しよう!って感じです。
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いつもながらに欧米選手の足の長さと腰の高さは羨ましいです。
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WMAC TAMPERE 2022 ©Pertti_Ylinen
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私の大好きな大会公式写真!いくつになっても少年のようにはしゃいでる”かけっこ好き”のおじさん達です。WMAC TAMPERE 2022 ©Olli Leino
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ヨーロッパでは陸上競技が身近なスポーツです。選手としても観客としても楽しんでいる姿が印象的でした。
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ゴール付近にいつもはためく日の丸。日本選手団のメンバーたちの声援が最後の力を絞り出してくれます。
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200m予選。私は第2レーン、なんか偉そうなポーズですが…相当緊張してます。
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各国代表らしい力強い走りです。
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出場全種目で無事予選通過。でも2種目のハードルでハムストリングを痛め、残念ながら後半のレースでは準決勝での敗退が続いてしまいました。
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最初の種目800m準決勝では自分のペースで展開できたかな。
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世界選手権800m第3位に入賞、銅メダル獲得しました。スタンドから投げられた日の丸を掲げてウィニングラン。
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世界マスターズ陸上選手権タンペレ大会 第3位
(World Masters Athletics Championships Tampere 2022) -
やっぱり表彰台からの眺めは最高です。ライバル達と3年ぶりの笑顔の再会。
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やっぱり「JAPAN」のユニフォームにメダルを掛けてのポーズは誇らしげです。
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タンペレの地に日本選手団の足跡を残すことができました。(日本選手団の皆さんを紹介したいのですが、全員に確認を取っていないのでモザイク入りの紹介なのが残念です。)
どの選手も日本を代表するレジェンド級の選手ばかり、今迄の陸上歴を聞くと驚くばかりです。大会中にお互いのトレーニング方法やスキルを教えていただく機会も多く、最高に贅沢な時間が過ごせました。 -
【『世界五大陸制覇』挑戦? 2023 European Masters Games
ヨーロッパ・マスターズ選手権 】
そして、今回「2023 European Masters Games(ヨーロッパ・マスターズ選手権)」は2023年6月26日に開幕し15日間に渡って、29競技に約5,000名を超えるアスリートが集結し、熱戦が繰り広げられました。 -
残念ながら、ヨーロッパは異常気象に見舞われ、タンペレも酷暑と暴風雨が繰り返し襲ってくるような天候が続きました。予選ラウンドでは雨が降り続き体調を崩す選手も続発し厳しい戦いでした。
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ヨーロッパの陸上競技観戦は人気のイベントです。マスターズ陸上でも連日たくさんの観客が来場し声援を送っていました。週末の試合は特にすごい人気です。ヨーロッパで多い室内陸上競技大会では、週末の夜の決勝レースにはまるでコンサートに出かけるように観客が押し寄せ、大歓声の応援で一緒に盛り上がっています。
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欧米選手とのコーナーの競り合いは肘打ちの嵐です。上半身をしっかりと鍛えないと勝てません。
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マスターズ競技(60歳代クラス)と言っても、短距離スタートは迫力ありますね。 WMAC TAMPERE 2022 ©Pertti_Ylinen
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出場選手だけでなく応援の家族や地元の観客で賑わうスタンド。これがマスターズ競技です。
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『4種目で優勝!!!!
念願のヨーロッパ・チャンピオンとなり五大陸制覇にまた1歩前進!』
試合の方は…初戦となった100mは残念ながら競り合ったものの、わずかに0.04秒差で2位となってしまいました。しかし、不安を抱えていた足の怪我にも影響なく、後半まで走り切れる自信をつけたレースとなりました。
2レース目の800mでは得意とする持久力を生かし、終始リードを保ち優勝!その後も好調さを維持して、200m、300mハードル、400mと順調に勝ちきることができました。全体を通して金メダル4個、銀メダルを1個獲得する好成績を収めることができました。この1年間は、低酸素ジムでのトレーニング効果か、絶好調です。 -
厳しい天候の中で行われた今大会でしたが、私は宿泊ホテルのジム施設を効果的に使い、体調管理を維持し試合に臨むことができました。(宿泊した Courtyard by Marriott Tampere City のトレーニングジムは設備も整い、宿泊者は無料で使用できたので最高でした)
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400m決勝:右の選手はアゼルバイジャンのSadiq Sadiqov選手。現役時代の1984年に1000mで達成した国内記録はいまだに破られていないレジェンド選手です。
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なんとか勝てました。力を使い果たしカメラマンに向けてとるポーズがぎこちない。
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まずメダル獲得。
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100mでは、この後追い上げましたが「0.04秒差」で負け準優勝。身体がでかい。
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300mハードルではフランス、イタリアと大接戦の勝利。
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海外遠征では観客の素直な反応が楽しいです。陸上競技もエンターテインメントですね。
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これらの優勝でヨーロッパチャンピオンとなり、「世界五大陸制覇!CHALLENGE」もチャレンジ3連勝!チャンピオンシップ(選手権者)を獲得し、ヨーロッパ大陸で3大陸制覇を果たしました。これで世界の大陸5分の3を制覇し半分を超えました。
世界5大陸制覇チャレンジの2023年度の試合はこれで終了です。次は2024年夏、アメリカのクリーブランドで開催される「2024 Pan-American Masters Games(全アメリカ大陸選手権大会)」へのチャレンジを目指します。 -
大きな怪我も無く、大会も無事終了。「1番」獲りました。
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表彰式では連盟会長のセルゲイ・ブブカ氏からメダル授与。ブブカさんは伝説の棒高跳びメダリスト、あの”鳥人ブブカ”選手です。
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フィンランドらしいトナカイのマスコットと記念撮影です。
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記念の祝賀会はタンペレで一番高いナシンネウラ・タワーの最上階のレストランで。回転式のフロアで湖水地方が一望できる素敵なレストランです。
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帰国して日頃のベースとしている「低酸素ジム:ハイアルチ代々木上原」に優勝報告。インストラクターの厳しくも優しい指導で確実に体力増強してます。ありがとうございます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- norisaさん 2024/04/04 05:49:25
- 素晴らしい!!
- おはようございます。
何と!
素晴らしい記録を次々に樹立して勝利!
素晴らし過ぎます(笑)
タフな肉体と強靱な精神をお持ちなのですね。
今後もご自愛頂き日本の存在感を高めてください。
おめでとうございました!
norisa
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- Daisyさん 2024/04/04 01:48:20
- 数々の優勝、おめでとうございます!
- こんにちは。お久しぶりです。
あまりフォートラベル拝見できずにいましたが、なんと世界五大大陸制覇をチャレンジなさっていらしたんですね!しかも陸上の複数種目で優勝なさってスゴイですね♪
私も以前お伝えして以来ずっと国内外マラソン大会を走り続けています。
昨年は練習を積み重ねてまたベルリンとホノルルを走ってきましたが、両方とも15年ほど前の自己ベストに迫るタイムを出しました。
フルマラソン完走目標100回のうち現在62回になり、今年もベルリン・シカゴ・ホノルルを走ります♪
私はとても入賞できませんが五大陸で開催されるマラソン大会を走ってみたいと思っていますので、旅行記を拝見して良い刺激をいただきました!
日々の努力!次の大会も力が発揮できるよう応援しています!私も頑張ります!
昨年ホノルルマラソン→フロリダのウォルトディズニーワールド→NY→JALファーストクラスで帰国の旅ダイジェストをアップしましたのでご覧になっていただけましたら嬉しいです。詳細もこれからアップしていきますのでまたよろしくお願い致します♪
Daisy
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