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2023年8月26日に、山梨県鳴沢村にある河口湖自動車博物館・飛行館を訪れた時の記録です。いつも上げている旅行記の様に宿泊での旅行ではなく、この博物館を訪れた記録のみになっています。<br />この博物館はなんと毎年8月のみ開館でそれ以外の季節は休業。夏季にだけ開くのですが、旧日本軍の戦闘機や攻撃機、偵察機などの非常に貴重な機体がレストアされ展示されています。一式戦闘機(隼)が二機、零式艦上戦闘機(零戦)が3機、一式陸上攻撃機、などと日本ではほとんど見る事が出来ない機体ばかりです。<br />かつて山梨県に居た時に訪れた事もあるのですが、レストアにより毎年展示機が変わる博物館でもあるので久しぶり(7年ぶりかな)に訪れてきました。<br />ほとんど一つのスポットの旅行記なのでクチコミ投稿でもいいのですが、載せたい写真も多かったので旅行記という形にしました。<br />

富士河口湖の飛行機博物館

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2023/08/26 - 2023/08/26

88位(同エリア130件中)

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37

かるあみるく

かるあみるくさん

2023年8月26日に、山梨県鳴沢村にある河口湖自動車博物館・飛行館を訪れた時の記録です。いつも上げている旅行記の様に宿泊での旅行ではなく、この博物館を訪れた記録のみになっています。
この博物館はなんと毎年8月のみ開館でそれ以外の季節は休業。夏季にだけ開くのですが、旧日本軍の戦闘機や攻撃機、偵察機などの非常に貴重な機体がレストアされ展示されています。一式戦闘機(隼)が二機、零式艦上戦闘機(零戦)が3機、一式陸上攻撃機、などと日本ではほとんど見る事が出来ない機体ばかりです。
かつて山梨県に居た時に訪れた事もあるのですが、レストアにより毎年展示機が変わる博物館でもあるので久しぶり(7年ぶりかな)に訪れてきました。
ほとんど一つのスポットの旅行記なのでクチコミ投稿でもいいのですが、載せたい写真も多かったので旅行記という形にしました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 河口湖自動車博物館の駐車場に車を停めてまず見えるのがこのカーチスC-46輸送機。少し色あせてしまっていますが航空自衛隊の塗装をまとっています。さすがに大きいので屋内に置くことは無理な為駐車場に展示されていました。この機体は1956年に登録され1972年まで活躍した機体でした。

    河口湖自動車博物館の駐車場に車を停めてまず見えるのがこのカーチスC-46輸送機。少し色あせてしまっていますが航空自衛隊の塗装をまとっています。さすがに大きいので屋内に置くことは無理な為駐車場に展示されていました。この機体は1956年に登録され1972年まで活躍した機体でした。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 駐車場にはフォードのリンカーンコンチネンタルが無造作に置かれていました・・・。なんかすごい。<br />1970年~79年製造の型でオイルショック後はアメリカ車も小型化が進んだのでこのサイズはこれが最後だそうです。小型化が進んだと言っても日本のコンパクトカーとは比べ物にならない大きさですけどねえ。

    駐車場にはフォードのリンカーンコンチネンタルが無造作に置かれていました・・・。なんかすごい。
    1970年~79年製造の型でオイルショック後はアメリカ車も小型化が進んだのでこのサイズはこれが最後だそうです。小型化が進んだと言っても日本のコンパクトカーとは比べ物にならない大きさですけどねえ。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 駐車場の一角には小型の蒸気機関車も置かれていました。調べてみるとドイツのコッペル社製の小型蒸気機関車で銚子電鉄などで利用された機関車でした。過去には富士急ハイランドで展示されていた時期もあり、その縁かこちらで保管されているみたいです。既に現役を退いて50年近いと思われますが綺麗に塗装されています。ただ正面が見えにくいのは残念。

    駐車場の一角には小型の蒸気機関車も置かれていました。調べてみるとドイツのコッペル社製の小型蒸気機関車で銚子電鉄などで利用された機関車でした。過去には富士急ハイランドで展示されていた時期もあり、その縁かこちらで保管されているみたいです。既に現役を退いて50年近いと思われますが綺麗に塗装されています。ただ正面が見えにくいのは残念。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 本日の目的地は河口湖自動車博物館の飛行館、こちらになります。<br />毎年8月だけ営業している施設で、この機会を逃すとまた一年待たなければいけません。戦前の軍用機と航空自衛隊の機材が展示されていて、毎年少しずつレストアを進めているので展示内容が年ごとに異なっているという珍しい施設です。本当は毎年来たいですけど、たしか8年ぶり3回目の訪問です。

    本日の目的地は河口湖自動車博物館の飛行館、こちらになります。
    毎年8月だけ営業している施設で、この機会を逃すとまた一年待たなければいけません。戦前の軍用機と航空自衛隊の機材が展示されていて、毎年少しずつレストアを進めているので展示内容が年ごとに異なっているという珍しい施設です。本当は毎年来たいですけど、たしか8年ぶり3回目の訪問です。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • それでは飛行館に入っていきます。河口湖自動車博物館は飛行館と自動車館に分かれていて、それぞれで入場料がかかります。2023年8月営業時は飛行館の入場料は1500円となっていました。山梨に居た時にも来たことがあるのですが、記憶が確かならその頃より値上げしています。<br />なお、河口湖自動車博物館は携帯やスマホでの撮影はOKですが、カメラの持ち込みは禁止されています。以前からのルールですが、最近はスマホの性能も上昇しているのでいい写真を残すのも問題なくなりました。

    それでは飛行館に入っていきます。河口湖自動車博物館は飛行館と自動車館に分かれていて、それぞれで入場料がかかります。2023年8月営業時は飛行館の入場料は1500円となっていました。山梨に居た時にも来たことがあるのですが、記憶が確かならその頃より値上げしています。
    なお、河口湖自動車博物館は携帯やスマホでの撮影はOKですが、カメラの持ち込みは禁止されています。以前からのルールですが、最近はスマホの性能も上昇しているのでいい写真を残すのも問題なくなりました。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 飛行機館の入口に置かれていたいすゞ製のボンネットバス。<br />ここはさりげなく貴重な機体が置かれています。

    飛行機館の入口に置かれていたいすゞ製のボンネットバス。
    ここはさりげなく貴重な機体が置かれています。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • こちらは三菱ふそうの消防車。これも結構年代が入っている車両だと思います。上の写真にもある通り飛行機館のすぐそばに展示されていました。ここは飛行機館の近くなどの自動車館内以外でもいくつかレトロな車両が置かれています。

    こちらは三菱ふそうの消防車。これも結構年代が入っている車両だと思います。上の写真にもある通り飛行機館のすぐそばに展示されていました。ここは飛行機館の近くなどの自動車館内以外でもいくつかレトロな車両が置かれています。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 中に入場するとこんな感じです。体育館のようなスペースに、まるでタイムスリップでもしてきたかのように戦前・戦中の陸軍・海軍の航空機が並んでいます。非常に状態もよくレストアされていて、まるで今でも飛び出しそうな機体ばかりです。<br />入場料は1500円ですがこの内容ならば大満足ですし、募金もしているのでそれで少しでもレストアの足しになってくれればと思います。

    中に入場するとこんな感じです。体育館のようなスペースに、まるでタイムスリップでもしてきたかのように戦前・戦中の陸軍・海軍の航空機が並んでいます。非常に状態もよくレストアされていて、まるで今でも飛び出しそうな機体ばかりです。
    入場料は1500円ですがこの内容ならば大満足ですし、募金もしているのでそれで少しでもレストアの足しになってくれればと思います。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 屋外展示もありますし、館内が混んでいたのでまずは屋外展示を見ています。<br />098と番号が記載されているこの機体はノースアメリカンT-6練習機。1937年にはアメリカで制式化された機体で日本と交戦することもありましたが、戦後は日本や西ドイツも導入した機体です。ただジェット化が進む中でレシプロ機だったため引退までの期間は短かったです。

    屋外展示もありますし、館内が混んでいたのでまずは屋外展示を見ています。
    098と番号が記載されているこの機体はノースアメリカンT-6練習機。1937年にはアメリカで制式化された機体で日本と交戦することもありましたが、戦後は日本や西ドイツも導入した機体です。ただジェット化が進む中でレシプロ機だったため引退までの期間は短かったです。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • ブルーインパルス塗装のF-86F戦闘機。シリアルが02-7960と記載されていますが実際の同機は浜松基地エアパークに保管展示されているので、こちらは別の機体という事になります。ノースアメリカン製と書かれていましたが、この機体がノースアメリカン製なのか、三菱製だけどライセンス生産だからノースアメリカン製と書かれているのかは不明です。

    ブルーインパルス塗装のF-86F戦闘機。シリアルが02-7960と記載されていますが実際の同機は浜松基地エアパークに保管展示されているので、こちらは別の機体という事になります。ノースアメリカン製と書かれていましたが、この機体がノースアメリカン製なのか、三菱製だけどライセンス生産だからノースアメリカン製と書かれているのかは不明です。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • F86の隣に展示されているのはロッキード製の練習機T-33Aシューティングスターです。こちらのシリアルは51-5639ですがこれが正しいのかはわかりません。アメリカで5000機以上が製造され、日本では川崎重工がライセンス生産をしました。日本では1955年から2000年まで高等練習機として活躍しましたが、墜落が原因で引退となってしまいました。

    F86の隣に展示されているのはロッキード製の練習機T-33Aシューティングスターです。こちらのシリアルは51-5639ですがこれが正しいのかはわかりません。アメリカで5000機以上が製造され、日本では川崎重工がライセンス生産をしました。日本では1955年から2000年まで高等練習機として活躍しましたが、墜落が原因で引退となってしまいました。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • この胴体だけの機体はS-2Fトラッカー。アメリカ海軍では艦上哨戒機として、日本では海上自衛隊が陸上の飛行場を離発着する哨戒機として利用していました。この機体は胴体だけになっていますが、双発レシプロプロペラの高翼機です。日本だと鹿屋に保存されている機体で、私は昨年韓国の戦争記念館で同型機を撮影していました。<br /><br />流行りの韓国はあまりわからないけれど、歴史と航空遺産を見に行く2022年11月韓国旅行その3<br />https://4travel.jp/travelogue/11794942<br />

    この胴体だけの機体はS-2Fトラッカー。アメリカ海軍では艦上哨戒機として、日本では海上自衛隊が陸上の飛行場を離発着する哨戒機として利用していました。この機体は胴体だけになっていますが、双発レシプロプロペラの高翼機です。日本だと鹿屋に保存されている機体で、私は昨年韓国の戦争記念館で同型機を撮影していました。

    流行りの韓国はあまりわからないけれど、歴史と航空遺産を見に行く2022年11月韓国旅行その3
    https://4travel.jp/travelogue/11794942

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 屋内の入り口付近が空きだしたので屋内展示に戻ってきました。<br />こちらは河口湖で唯一民間籍登録のピッツ社製S-2飛行機です。複葉機ですが戦後に製造された機体でアクロバット飛行に特化した航空機です。1990年代半ばまでは現役で活躍していた様です。

    屋内の入り口付近が空きだしたので屋内展示に戻ってきました。
    こちらは河口湖で唯一民間籍登録のピッツ社製S-2飛行機です。複葉機ですが戦後に製造された機体でアクロバット飛行に特化した航空機です。1990年代半ばまでは現役で活躍していた様です。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 入口付近に置かれているジュラルミンのままで無塗装の機体は一式戦闘機、愛称隼2型戦闘機です。戦後日本で接収されたのではなく戦中に鹵獲され米軍でテストされた機体の様です。<br />無塗装の機体は珍しい、というかこれだけですかね。塗装された機体は過去に知覧平和公園でレプリカ展示は見ていますが、ゼロ戦と違い一式戦闘機は保存機も少ないのでどちらにしても貴重です。

    入口付近に置かれているジュラルミンのままで無塗装の機体は一式戦闘機、愛称隼2型戦闘機です。戦後日本で接収されたのではなく戦中に鹵獲され米軍でテストされた機体の様です。
    無塗装の機体は珍しい、というかこれだけですかね。塗装された機体は過去に知覧平和公園でレプリカ展示は見ていますが、ゼロ戦と違い一式戦闘機は保存機も少ないのでどちらにしても貴重です。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 現物のエンジンも展示しているのがここの特徴です。<br />こちらは零戦に搭載された栄12型エンジンです。中島航空機が開発した星形エンジンで零戦や一式戦闘機隼に搭載されたエンジンです。相当古いレシプロエンジンですがすごく綺麗で戦闘機に積めば実際に動き出すんじゃないかと思う程綺麗でした。<br />他にも誉や金星、熱田などのエンジンが展示されていました。

    現物のエンジンも展示しているのがここの特徴です。
    こちらは零戦に搭載された栄12型エンジンです。中島航空機が開発した星形エンジンで零戦や一式戦闘機隼に搭載されたエンジンです。相当古いレシプロエンジンですがすごく綺麗で戦闘機に積めば実際に動き出すんじゃないかと思う程綺麗でした。
    他にも誉や金星、熱田などのエンジンが展示されていました。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • こちらは零戦で機体番号はA1-101となっています。二十一型の機体です。<br />この零戦はなんとオリジナルの栄一二型エンジンを搭載している機体で、動態保存機ではないですがエンジン換装を受けていない唯一の機体だそうです。零戦は割と保存機も多いですが、エンジンが栄十二型をそのまま搭載というのはロマンを感じます。

    こちらは零戦で機体番号はA1-101となっています。二十一型の機体です。
    この零戦はなんとオリジナルの栄一二型エンジンを搭載している機体で、動態保存機ではないですがエンジン換装を受けていない唯一の機体だそうです。零戦は割と保存機も多いですが、エンジンが栄十二型をそのまま搭載というのはロマンを感じます。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • こちらは実機ではなくモデルです。戦前に朝日新聞が導入した航空機で神風号という愛称の機体です。戦前の日本の民間機登録は現在と違いアルファベットを利用していたのと、国籍記号は「JA」でなく「J」なので現在では日本の機体とイメージできない「J-BAAI」という登録記号になっています。<br />この機体は元々陸軍のキ-15という連絡機の試作機を朝日新聞が譲り受けたもので、ヨーロッパまでの飛行を実施した機体です。

    こちらは実機ではなくモデルです。戦前に朝日新聞が導入した航空機で神風号という愛称の機体です。戦前の日本の民間機登録は現在と違いアルファベットを利用していたのと、国籍記号は「JA」でなく「J」なので現在では日本の機体とイメージできない「J-BAAI」という登録記号になっています。
    この機体は元々陸軍のキ-15という連絡機の試作機を朝日新聞が譲り受けたもので、ヨーロッパまでの飛行を実施した機体です。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 日本航空が導入した直後のB747-146の機内の様子ものぞけるモデルがありました。日本航空がキャンペーンか何かで導入したものですかね。<br />後期型の-446や-446Dと違い1970年代の優雅な海外旅行という雰囲気がとてもわかります。

    日本航空が導入した直後のB747-146の機内の様子ものぞけるモデルがありました。日本航空がキャンペーンか何かで導入したものですかね。
    後期型の-446や-446Dと違い1970年代の優雅な海外旅行という雰囲気がとてもわかります。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 天井に吊るされているこの機は93式中間練習機(形式名:K5Y)です。川西航空機が1930年代前半に開発した練習機で、他の海軍練習機もそうですが墜落時に発見しやすいように橙色に塗られていた事もあり「赤とんぼ」という愛称もついていました。この機体の様に尾部にだけ塗ったのではなく全体が塗られていた機体も多かったそうです。

    天井に吊るされているこの機は93式中間練習機(形式名:K5Y)です。川西航空機が1930年代前半に開発した練習機で、他の海軍練習機もそうですが墜落時に発見しやすいように橙色に塗られていた事もあり「赤とんぼ」という愛称もついていました。この機体の様に尾部にだけ塗ったのではなく全体が塗られていた機体も多かったそうです。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 館内は航空機やエンジンなどの展示が主ですが、資料展示も多いです。その中でも目を引いたのが終戦直後の厚木基地での航空機破棄の様子などが収められたビデオ。カラーなのは後からの着色の可能性もありますが、カラーで鮮明な映像なので当時の様子がよくわかりました。

    館内は航空機やエンジンなどの展示が主ですが、資料展示も多いです。その中でも目を引いたのが終戦直後の厚木基地での航空機破棄の様子などが収められたビデオ。カラーなのは後からの着色の可能性もありますが、カラーで鮮明な映像なので当時の様子がよくわかりました。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 戦中に国民向けに配られたと思われる連合国の国籍マークのリストが貼りだされていました。米英は日本に空襲に現れたのはわかりますが、中華民国も日本本土への空襲をしていたのですかね。逆にフランスやカナダ、オーストラリアなどがないのもちょっと驚き。<br />

    戦中に国民向けに配られたと思われる連合国の国籍マークのリストが貼りだされていました。米英は日本に空襲に現れたのはわかりますが、中華民国も日本本土への空襲をしていたのですかね。逆にフランスやカナダ、オーストラリアなどがないのもちょっと驚き。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 天井から吊るされていて上を見ないとわからない形なのですが、この機体は一式戦闘機隼1型。入り口にあったジュラルミン無塗装の隼2型の初期モデルです。すべてのタイプを合わせて陸軍の航空機として一番多く造られた隼ですが、エンジンを換装した2型の方が多く1型は終戦時には貴重な存在になっていた様です。

    天井から吊るされていて上を見ないとわからない形なのですが、この機体は一式戦闘機隼1型。入り口にあったジュラルミン無塗装の隼2型の初期モデルです。すべてのタイプを合わせて陸軍の航空機として一番多く造られた隼ですが、エンジンを換装した2型の方が多く1型は終戦時には貴重な存在になっていた様です。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • こちらは零戦二十一型なのですが、先ほどの栄十二型エンジンを搭載した機体とは違いフレームのままのスケルトン状態での展示です。この機体は二十一型としては最後期に造られたものです。<br />この機体はほぼ残骸の状態で搬入されましたがレストアされここまで復元されています。パーツも他の機体のものを利用し出来る限りオリジナルを利用しているとか・・・。

    こちらは零戦二十一型なのですが、先ほどの栄十二型エンジンを搭載した機体とは違いフレームのままのスケルトン状態での展示です。この機体は二十一型としては最後期に造られたものです。
    この機体はほぼ残骸の状態で搬入されましたがレストアされここまで復元されています。パーツも他の機体のものを利用し出来る限りオリジナルを利用しているとか・・・。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • この胴体だけの航空機は一式陸上攻撃機二十二型(海軍形式名称:G4M2)です。国内に残る唯一の一式陸攻で現在は胴体だけの展示です。レストアされているのでピカピカで製造直後はこんな風だったんだなと実感できました。どうしても白黒写真だとイメージしにくいので、こうやって見ると本当にこの飛行機が飛んでいたという事を感じます。

    この胴体だけの航空機は一式陸上攻撃機二十二型(海軍形式名称:G4M2)です。国内に残る唯一の一式陸攻で現在は胴体だけの展示です。レストアされているのでピカピカで製造直後はこんな風だったんだなと実感できました。どうしても白黒写真だとイメージしにくいので、こうやって見ると本当にこの飛行機が飛んでいたという事を感じます。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • ちょっと反射もあってわかりにくいのですが、機内には対空兵器の7.7mm機銃が見えます。こんな感じで搭載されていたのだとよくわかります。後部銃座に比べると乗員のスペースはありそうでした。

    ちょっと反射もあってわかりにくいのですが、機内には対空兵器の7.7mm機銃が見えます。こんな感じで搭載されていたのだとよくわかります。後部銃座に比べると乗員のスペースはありそうでした。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 後部銃座と機銃ですね。一式陸攻は九六式に比べ防御火器は増大し攻撃力も上がっていますが、それでも防御力が弱く風防やエンジンの防弾はあまり良くなった様ですね。

    後部銃座と機銃ですね。一式陸攻は九六式に比べ防御火器は増大し攻撃力も上がっていますが、それでも防御力が弱く風防やエンジンの防弾はあまり良くなった様ですね。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 一式陸攻の上に展示されていたのは桜花。一式陸攻を母機として敵艦近くまで接近し切り離してモータージェットで敵艦に特攻するという機体です。ドイツを除きミサイルを実用化出来ていなかった当時ではアメリカ軍は切り離された後は防御すべき手はない、ただ切り離す前に重量が増して鈍くなっている一式陸攻を撃墜するという作戦で防御したと言われています。

    一式陸攻の上に展示されていたのは桜花。一式陸攻を母機として敵艦近くまで接近し切り離してモータージェットで敵艦に特攻するという機体です。ドイツを除きミサイルを実用化出来ていなかった当時ではアメリカ軍は切り離された後は防御すべき手はない、ただ切り離す前に重量が増して鈍くなっている一式陸攻を撃墜するという作戦で防御したと言われています。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 三菱が開発したジェラルミンの自転車だそうです。戦後航空機開発を禁止されたため航空機の材料と板材をリベットで固定するという飛行機の技術を使った自転車で三菱十字号という名前だそうです。

    三菱が開発したジェラルミンの自転車だそうです。戦後航空機開発を禁止されたため航空機の材料と板材をリベットで固定するという飛行機の技術を使った自転車で三菱十字号という名前だそうです。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • こちらは零戦52型です。零戦の中でも一番多く製造された後期型で、翼の折り畳み機構が廃止されている他、エンジン回りの改良により速度も上昇した改良型です。零戦は保存機も多いので52型も割と見ますが、この機体は保存状態もとてもよい機体でまるで飛べるんじゃないかというくらい綺麗ですね。

    こちらは零戦52型です。零戦の中でも一番多く製造された後期型で、翼の折り畳み機構が廃止されている他、エンジン回りの改良により速度も上昇した改良型です。零戦は保存機も多いので52型も割と見ますが、この機体は保存状態もとてもよい機体でまるで飛べるんじゃないかというくらい綺麗ですね。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 出口近くに展示されている。この機体は艦上偵察機「彩雲」です。2000年頃にミクロネシアのジャングルに隠されているところを発見されたと書かれていました。元々高速偵察機として開発され、試作機は高性能を発揮しましたが量産機は良い燃料が無かった事もありそこまでの高速性は発揮できませんでした。ただ他の機体同様戦後アメリカの燃料とオイルを利用したら非常に良い性能を発揮したそうです。

    出口近くに展示されている。この機体は艦上偵察機「彩雲」です。2000年頃にミクロネシアのジャングルに隠されているところを発見されたと書かれていました。元々高速偵察機として開発され、試作機は高性能を発揮しましたが量産機は良い燃料が無かった事もありそこまでの高速性は発揮できませんでした。ただ他の機体同様戦後アメリカの燃料とオイルを利用したら非常に良い性能を発揮したそうです。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • さらっと飛行機館の紹介になりましたが、展示機体も多く見るものも多くて2時間くらいいました。この日は8月26日で夏も終わりに差し掛かっていましたが、非常にあつい2023年なのでいくら鳴沢村と言えど暑かったですね(笑。<br />こちらが自動車館です。この右手100m弱の位置に飛行館があり、お互いのアクセスは簡単な位置です。自動車館もレトロな自動車を中心に様々な自動車が保存されているそうで10年以上前から気になっているのですが結局行けていないんですよね。<br />今回もあまり時間がなかったので飛行館のみの見学になりました。

    さらっと飛行機館の紹介になりましたが、展示機体も多く見るものも多くて2時間くらいいました。この日は8月26日で夏も終わりに差し掛かっていましたが、非常にあつい2023年なのでいくら鳴沢村と言えど暑かったですね(笑。
    こちらが自動車館です。この右手100m弱の位置に飛行館があり、お互いのアクセスは簡単な位置です。自動車館もレトロな自動車を中心に様々な自動車が保存されているそうで10年以上前から気になっているのですが結局行けていないんですよね。
    今回もあまり時間がなかったので飛行館のみの見学になりました。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 飛行館の屋根の上にも航空機が展示されていて、よく見るとこれはF-104ですね。シリアルは26-5007が書かれていて、これが正しいとなるとロッキード製の機体という事になります。この世代の戦闘機って細長くて格好いいなと思います。

    飛行館の屋根の上にも航空機が展示されていて、よく見るとこれはF-104ですね。シリアルは26-5007が書かれていて、これが正しいとなるとロッキード製の機体という事になります。この世代の戦闘機って細長くて格好いいなと思います。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 自動車館には入らなかったですが、建物周囲にオールドカーが置かれていました。野ざらしですが結構貴重な車両だなと見ていたら車内に値札が置いてあって150万円みたいですね。<br />クラウンが150万円と格安ですが、走行が可能なのかどうかはわからないです。レストア出来る人なら欲しいのだとは思いますが・・・。

    自動車館には入らなかったですが、建物周囲にオールドカーが置かれていました。野ざらしですが結構貴重な車両だなと見ていたら車内に値札が置いてあって150万円みたいですね。
    クラウンが150万円と格安ですが、走行が可能なのかどうかはわからないです。レストア出来る人なら欲しいのだとは思いますが・・・。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 奥の方にもレストアされた?こちらはクラウンよりは綺麗なオールドカーが3種置かれていました。その奥にあるコンテナは国鉄かと思いましたが船便のものの様です。<br />手前の車はロゴがありモーリスと書かれていて調べてみるとイギリスにかつてあった車メーカーでした。<br />いつかは自動車館も来たいと思っていますが、飛行館も毎年レストアが進み展示機が変わるのでどうしても飛行館目当てになってしまうんですよね。

    奥の方にもレストアされた?こちらはクラウンよりは綺麗なオールドカーが3種置かれていました。その奥にあるコンテナは国鉄かと思いましたが船便のものの様です。
    手前の車はロゴがありモーリスと書かれていて調べてみるとイギリスにかつてあった車メーカーでした。
    いつかは自動車館も来たいと思っていますが、飛行館も毎年レストアが進み展示機が変わるのでどうしても飛行館目当てになってしまうんですよね。

    河口湖自動車博物館 美術館・博物館

  • 帰りは郡内名物の吉田のうどん、ではなく台湾料理店に来ました。どこにでもある感じのお店ですけど、こういう台湾料理店に最初に入ったのは山梨時代ですね。懐かしいなあ。<br />いや、いろんなところで台湾料理店に行っていますけどね。

    帰りは郡内名物の吉田のうどん、ではなく台湾料理店に来ました。どこにでもある感じのお店ですけど、こういう台湾料理店に最初に入ったのは山梨時代ですね。懐かしいなあ。
    いや、いろんなところで台湾料理店に行っていますけどね。

    台湾料理 福福 上吉田店 グルメ・レストラン

  • 台湾ラーメンと炒飯のセットを注文しました。チャーハンの方が先に到着したのでばらばらに撮影です。台湾ラーメンは麻婆とにらが乗ってて辛味もありますが、味仙の台湾ラーメンに比べれば全然辛くないので食べやすかったです。この1週間後に竹の山の味仙で台湾ラーメン食べましたがめちゃくちゃ辛かったので余計にそれは感じますね。辛いのも大好きですけど。

    台湾ラーメンと炒飯のセットを注文しました。チャーハンの方が先に到着したのでばらばらに撮影です。台湾ラーメンは麻婆とにらが乗ってて辛味もありますが、味仙の台湾ラーメンに比べれば全然辛くないので食べやすかったです。この1週間後に竹の山の味仙で台湾ラーメン食べましたがめちゃくちゃ辛かったので余計にそれは感じますね。辛いのも大好きですけど。

    台湾料理 福福 上吉田店 グルメ・レストラン

  • よくある台湾料理店のめちゃくちゃなボリュームに比べると、チャーハンのボリュームは少し控えめかな。でも普通のチャーハンと変わらないボリュームだとは思います。このセットで750円でした。いつも思うんですけど台湾料理店系統って格安ですよね。<br />この後東富士五湖道路と御殿場バイパス、東名高速を通り神奈川へ帰りました。御殿場-新秦野間の新東名がまだ開通していないので8月末のこの時期でも東名は結構な渋滞でした。

    よくある台湾料理店のめちゃくちゃなボリュームに比べると、チャーハンのボリュームは少し控えめかな。でも普通のチャーハンと変わらないボリュームだとは思います。このセットで750円でした。いつも思うんですけど台湾料理店系統って格安ですよね。
    この後東富士五湖道路と御殿場バイパス、東名高速を通り神奈川へ帰りました。御殿場-新秦野間の新東名がまだ開通していないので8月末のこの時期でも東名は結構な渋滞でした。

    台湾料理 福福 上吉田店 グルメ・レストラン

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