2023/09/03 - 2023/09/04
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xindeさん
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念願だった”おわら風の盆”をようやく見ることができました。最初個人旅行を考えましたが、宿やらアクセスやら結構ハードルが高い。たまたま意外と割安のツアーを見つけたので、これで行くことに。JR新幹線で長岡に行き、そこでバスに乗り換えて富山県八尾町へ。おわら風の盆観覧後、宿は金沢へ。翌日はおまけですが、金沢市内観光。帰りはまたバスで長岡へ行き、そこから新幹線。安価なのはそれなりに工夫があるのでしょう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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9月3日午前11時、東京駅八重洲日本橋口に集合。ここから11時40分の新幹線”とき”で新潟県長岡駅へ。
乗車券は配られず、添乗員さんの後に続いて団体用の改札から入場します。こういうのは中学・高校の修学旅行以来ではないか。 -
午後1時20分長岡駅。ここからバスに乗車。
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午後4時半、途中の有磯海(ありそうみ)というサービスエリアで弁当が配られ、バス車内で食事。ずいぶん早い夕食です。
弁当は鱈飯と鮭飯のコンボ弁当でした。二代将軍弁当といって受賞歴のあるものだと。 -
午後5時すぎ、富山県八尾(やつお)町に到着。
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”町民ひろば”。ここが団体客の集合場所兼バスの乗降場所になっております。広い広場ですが、駐車場ではなく、客を降ろしたバスは別の駐車場に移動します。帰りも同様で、団体客が全員揃った時点でバスを呼んで乗り込む。
ここで一応解散で、夜10時10分の再集合の時間まで各自自由に観覧する。 -
左手の町民ひろばから井田川を渡る。禅寺橋の上にて。
この右手の坂の上に、八尾の市街がある。 -
八尾町案内図。おわら風の盆は八尾の11の町がそれぞれ行う。11の町とは・・・東新町、西新町、諏訪町、上新町、鏡町、東町、西町、今町、下新町、天満町、福島、の11。
それぞれの町がそれぞれの場所で祭りを行い、基本的によその町に出張ることはない。(曳山展示場のステージで各町の代表が踊るのは別) -
午後6時前、まだ賑わっておりませんが、間もなく道の両側で場所取りが始まります。
八尾町の人口は5千人ほど。風の盆に訪れる観光客は3日間で25万人とか。日中は特に動きはなく、日没後のお祭りなので、見られる時間は限られてしまう。 -
八尾は江戸時代から養蚕で栄えた町。今も古い商家が残っていて、町並み自体も魅力です。これは味噌・醤油のお店。
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諏訪町の神社、諏訪社。
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鏡町はもとは色町として知られる。多くの町では”町流し”と言って、町の中心街を踊りながら進む形式ですが、鏡町では階段下の広場で踊る”舞台踊り”が行われる。
まだ6時前ですが、7時すぎの開演を待って場所取りです。観覧席となる”おたや階段”は既にいっぱいなので、初回の観覧は諦める。ほかの町流しを先に観ることにしました。 -
鏡町の、もとは料亭と思われる家。絹糸を売るひと、買うひとがこのような場所で商談を行ったのでしょう。
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諏訪町でまずまず良い場所が取れました。7時すぎに踊り手たちがやって来ます。
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目の前を踊り手が行く。
女性の衣装、浴衣は町毎に決まった色・柄があります。ここは柿色の濃淡。袖と胴の濃い色のところに、おわらの歌詞が染め抜かれている。帯は東町を除いて、どの町も黒繻子。喪服に使われるもので、どこの家にもあったことに由来するそうです。 -
諏訪町の踊り手はなぜか、進行方向左が女性陣、右が男性陣と並行している。我々は道の左に陣取ったので、男性の踊りはよく見えない。
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唄、演奏の連中は踊り手の後方を行く。“地方(じかた)”と呼ばれる。楽器は三味線、胡弓、太鼓。胡弓の哀愁を帯びた音色がおわら風の盆を特別なものにしていると思う。
一回の公演は20~30分程度。一晩に何回か繰り返される。
終わるのを待って、次の町に移動。 -
諏訪町の隣りの上新町でも良い場所をゲット。
女性の浴衣は淡いピンク。袖と胴に格子模様。 -
上新町では女性陣の後に続いて男性陣がやって来る。
男性の法被(はっぴ)も町毎に柄が異なる。素材は木綿ではなく、絹=羽二重だそうで、女性の浴衣より数倍高価。 -
上新町の地方。
”おわら”の語源ははっきりしませんが、”お笑い”に由来するとか、諸説あるようです。おわらの歌詞は古いものから新しいものまで数千あるとか。
「ナニがナニして、ナニナニすれば、ナニがナニして、おわら、ナンになる」みたいに7-7-7-おわら-5の形で、和歌や俳句のようにいくらでも作ることができる。
午後8時、鏡町に移動します。 -
鏡町の”おたや階段”に席を確保できました。ちょっと舞台からは遠いですが。右に通路が空いていますが、開演直前にここにもひとを入れます。
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午後8時半、この日2回目の公演。まず男踊り。
舞台踊りの場合、町流しと違って、動きが自由で、展開がダイナミックです。見ごたえのある演出が可能です。 -
続いて女踊りですが、この躍り手は中高生だそうです。いわばジュニアチーム。着ている着物も鏡町の正式なものと異なる。
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これは女踊りのシニアチーム。シニアと言っても20代。八尾では25才くらいになると踊り手を引退するそうです。その後地方(じかた)に回って唄や楽器演奏を担うひともいる。
鏡町の浴衣、白地に裾に紫の雲。おとなっぽい。 -
鏡町の踊りの特色は男女の絡みがあること。もと色町らしい演出。
鏡町の踊りをもう一回、もっといい席で見ることにしました。 -
今回は階段ではなく、舞台そばに場所が取れました。9時20分の開演。
開演前の、踊り手の女性方の打ち合せ風景。真ん中の女性が多分NHKで紹介されていた鏡町女性チームのリーダー。 -
演目は基本的に一緒。ジュニアチーム。
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男踊り。八尾に来るまでは、おわら風の盆は優美な女性の所作を見るものと思っておりました。が、個人的には男踊りのほうに惹かれました。
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太極拳のようでもあり、スローモーションのヒップホップのようでもある。
ゆっくりした動作で姿勢を維持するのは、結構疲れるだろうと。 -
男女の絡み。タンゴのようになまめかしい。
9時40分、そろそろ集合場所に戻る時間。この日は日曜で風の盆最終日。観光客が引けたあとも、地元のひとは明け方まで祭りを楽しむそうです。 -
10時10分、町民ひろばに再集合。バスを呼んで八尾を離れます。混んでいるときはなかなかバスが来ないそうですが、この日は15分ほどで来ました。
写真の丘の上が風の盆が行われるところ。 -
深夜11時半、JR金沢駅前の”アパホテル”に到着。(写真は翌朝撮ったもの)
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ツインの部屋。
大浴場がありますが、12時クローズでこの晩は入れず、翌朝利用しました。部屋の風呂に入って、ビールを飲んで、就寝。この日は1万5千歩ほど歩きました。 -
2日目。バイキングの朝食。名物(?)の”社長のカレー”もいただきました。
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9時30分、チェックアウトし、金沢駅前からバスに乗って兼六園へ。
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兼六園、蓮池門(れんちもん)口から入場。兼六園には何度が来ていますが、季節毎に感じが違うでしょう。
園内で1時間ほど自由散策。 -
霞ヶ池と”ことじ灯篭”。
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”ことじ”は難しい字です。写真参照。琴の糸を支えて、音の高低を変えるもので、琴柱とも書きます。灯篭の2本足が琴柱に似ているから、こう呼ばれる。
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唐崎の松。琵琶湖・唐崎から種を取り寄せて育てた黒松。
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日本武尊像。西南戦争で亡くなった当地出身者の慰霊のため建てられた。
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根上りの松。40本もの根が地上に出ている。
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船の形の東屋。
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時雨亭。ここで抹茶、煎茶がいただけます。
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瓢池(ひさごいけ)。奥に滝が見える。ひさごとはひょうたん。池の形がひょうたんに似ている。
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夕顔亭。小ぶりな茶室。瓢池のそばにある。夕顔はひょうたんの別称。
これでほぼ園内一周して、蓮池門口に戻る。
バスに乗って近江町市場へ。 -
11時前、近江町市場。ここで12時半まで、自由行動。
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何度か来ているが、中はこんな感じ。平日の昼前ですがそこそこ混んでいる。海産物の店が目立つ。牡蠣とかをその場で立ち喰いで食べさせる店もあります。
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朝ホテルのバイキングでしっかり食べたし、まだ11時すぎなのでお腹は減っていないが、ここで昼食を取るというスケジュールなので、”市場寿司”というお店に入りました。のど黒食べ比べセット、というのをいただく。左の2貫が生と炙りののど黒。あら汁付き。
余った時間で近江町市場の道を隔てた向かいの”エムザ”というショッピングモールでお土産を買いました。中に”黒門小路”というこじゃれた売り場があります。 -
1時前、バスでひがし茶屋街へ移動。昼は観光客が趣きのある町並みを散策、夜は金沢の旦那衆が芸者遊びをするところ。
写真は人影が減ったときに撮ったもので、実際にはかなりの人出があります。 -
金箔、金を使った細工は金沢名物のひとつです。”ひかり蔵”という金製品の店の前で。
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実際に中に金箔を貼った蔵があります。
40分ほど散策したあと、バスに乗って金沢を出発、長岡へ向かいます。 -
午後5時、JR長岡駅に到着。キオスクでビールを買って乗車。
エチゴビールの白ビール(右)とI.P.A.
午後7時半、東京駅にて解散。
コロナ明けで、お祭りも観光客も平常に戻ったことはうれしい限りです。お疲れ様。
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