またもや東京　歴史的建造物巡り　２．観光２日目

2023/04/22 - 2023/04/22

親戚の用事で行った横浜のついでに寄った東京。翌日は、とりあえず前回の旅行で行きそびれていた鳩山会館へ｡その後は成り行きで綺麗なステンドグラスを見に行きました。

この旅の旅程
4月20日（木）ANA416便　神戸空港21:15－羽田空港22:30
4月21日（金）自由学園明日館　夜間見学
★4月22日（土）鳩山会館、東京ジャーミイ他見学
　　　　　　　ANA415便　羽田空港20:30－神戸空港21:45

エリア 目白(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルをチェックアウトし、鳩山会館に向かいました。
東京にも路面電車走ってるんですね。知らなかった。

大塚駅南側になんだか面白そうな商店街あるし、朝だし散歩がてら歩くか～と歩き出しましたが

かなりの距離がありました。
もうそろそろかな～と歩いていた頃、ギリシャ神殿のような柱がある建物。
官公庁か何かかなと思ったら講談社でした。すごいな

すごい行列ができてる。なんだろ、有名店かな？
調べたら和菓子店のようでした。

群林堂 グルメ・レストラン

ホテルを出てから40分、ようやく到着しました。
門から入って

鳩山会館 名所・史跡

玄関までなだらかな坂をまだまだ歩きました。さすがお金持ちの豪邸です。

洋館が見えてきました。
大正13年（1924年）完成、平成8年（1996年）修復工事がなされ、鳩山会館として生まれ変わりました。
設計は岡田信一郎、東京丸ノ内の明治生命館を設計した人です。
明治生命館もこの2週間前に見たところだったのでちょっと感慨深い。

この萌葱色の柵、アイアンワーク好きだわあ。

ヒールの人はスリッパに履き替えて。
人物撮影はご遠慮下さい、撮影禁止の場所あり、三脚やぬい取り等も遠慮して下さい、の掲示。

鳩山会館　車寄せ
素敵な照明器具

鳩山会館　玄関
大理石の階段に赤い絨毯
この階段を登ったところで入場料600円を払って内部見学開始しました。

館内各部屋の配置はこんな感じです。

まずは入口手前の部屋から見て行きました。
第一応接室
天井の木の梁のせいか落ち着いた雰囲気に感じました。

鳩山会館　第一応接室
洋風で暖炉のある木彫の落ち着いた応接間。ステンドグラスは全館すべて小川三知氏の制作。

鳩山会館　第一応接室
この部屋のTVで鳩山家やこの会館についてのVTRが流れていました。
そしてなんとこのソファに座って見てよいとのこと。

鳩山会館　第一応接室
第一応接室のステンドグラスは、緑を基調とした素通しのガラス
午前中は外の木の緑が借景になって外との調和が保たれています、と掲示がありました。

鳩山会館　第一応接室
こんなTV、むかしおばあちゃんの家にあった！
TVの上に置いてるランプはティファニーでしょうか。

鳩山会館　第二応接室
主人の一郎・威一郎が使用。アダム・スタイルの洋間。由紀夫の胸像は中国から寄贈されたものです。

鳩山会館　第二応接室
ステンドグラスは珍しく欄間にしつらえてあり、賑やかな花柄です。

鳩山会館　第二応接室
暖炉や大きな鏡もありました。

鳩山会館　第二応接室
壁の漆喰装飾も素敵です

鳩山会館　食堂
椅子8席が用意され、ジャコビアンスタイルの落ち着いた作り。

鳩山会館　食堂
食堂ですのでステンドグラスは食べるをテーマにしたライチの実です。

鳩山会館　食堂
暖房器具と昔ながらのTV
TVの上にはお庭で取れたヒマラヤ杉の実（シダーローズ）がご自由にお持ち帰り下さい、と置いてあったので記念に１ついただきました。
シダーローズは実が乾燥して落下すると薔薇の花のようになる、ということらしいです。

鳩山会館　食堂
食器棚には食器が飾られていました。

鳩山会館　食堂
この隣サンルームに缶飲料の自動販売機があって、それらをこの食堂のこのテーブルで飲んで良いと。
先ほどの第１応接室のソファに座ってビデオを見て良いといい、家具を利用させてくれるってすごいことだと思います。
展示物に触れないで！というところがほとんどなのに

鳩山会館　サンルーム
第一応接室、第二応接室、食堂がこのサンルームにつながっています。

鳩山会館　サンルーム
南向きの広々として光をふんだんに取り入れたとても開放的なサンルーム。大きな絵画が掲げられ籐椅子もあってゆったりくつろげる空間です。

鳩山会館　ホール
照明器具のアイアンが天井に影になっている様子がとても素敵です。

鳩山会館　階段踊り場　有名なステンドグラス

鳩山会館　階段踊り場　有名なステンドグラス
小川三知作
こんなに和風なステンドグラス珍しいですね

鳩山会館　階段踊り場　有名なステンドグラス
角度を変えて何枚も写真を撮ってしまいました。

鳩山会館　2階廊下
右のドアが空いている部屋が大広間、
奥に威一郎記念室があり、見学しましたが撮影禁止のため写真はありません。

鳩山会館　大広間
以前はサンルーム付きの寝室が3部屋ありましたが、改修に伴い大広間に改造されたそうです。
木彫の床は落ち着きがあります。

鳩山会館　大広間
カーテンも素敵です
この大きな窓から

外を見ると庭園が見渡せます。庭の展望はゆとりを感じさせます。
鳩山一郎記念像も見えています。

鳩山会館　大広間
一郎の絶筆「和為貴」とパネルが掲示されています。

鳩山会館前室　バルコニー
この写真右手に薫記念室、左手に一郎記念室がありましたが撮影禁止だったので写真は撮っていません。

鳩山会館　バルコニーに出てみました

鳩山会館　バルコニーから一郎記念室部分を見たところ
外側からでも窓がステンドグラスになっていることがわかりますが、内側からみたステンドグラスがこれもまた綺麗でした。
撮影禁止の部屋なので写真が撮れなかったのが残念です。

鳩山会館　バルコニー
圧倒的な存在感の鹿のブロンズ像の飾り。酸性雨で傷ついたためこれはレプリカらしく、オリジナルの像は本館内に展示されているとのことですが、「あったっけ？」

この写真の下部分（バスコニー階段の下部分に）

鳩山会館　バルコニー
ステンドグラスで鳩がいることに気がついたのですが、

玄関から見えていたステンドグラスがそれだったのな？

鳩山会館
館内の見学を終え、次は庭園に出て見ました。
花壇　品種を明示したプレートが全ての花に立ててありました。この黄色い薔薇はたしか「天津乙女」

庭から本館を眺める
３階は公開されていませんでしたが、屋根裏部屋も見てみたかった

鳩山会館　庭園　薔薇のアーチ
反対側から写真を撮っていると庭師さん？がこちらから撮った方が綺麗ですよと教えて下さいました。

鳩山会館　庭園　白藤棚
その庭師さんがそこに珍しい白藤の棚があると、これも教えて下さいました。たしかに藤棚と言えばラベンダー色が多く白い藤は珍しい。
見頃はちょっとすぎてしまって、先週来たら綺麗だったのに、ということでした。

鳩山会館　庭園　離れ（非公開）

その後も庭園を歩いていると、スケッチ場所。
ここからの眺めは↓

確かにいい感じ♪
上手く言い表せないのですが私の個人的なイメージではこの館は「眠れる森の美女」のイメージです。薔薇のアーチといい･･･

鳩山会館　庭園には鯉の池もありました。

鳩山会館　庭園　恋の池の横に鳩山和夫・春子記念像がありました。
朝倉文夫作

さて、鳩山会館見学を終え、次どこに行こう･･･
ここに来るまでは王子の方へ旧陸軍東京第一造兵廠本部、旧東京砲兵工廠銃砲製造所なんかを見に行こうかと思っていました。しかし、鳩山会館の廊下に掲示してあったこの新聞記事をみて、ステンドグラスを見に行くのもいいなあと思い始め、

サンルームの一角にあった

自動販売機でドリンクを買い、食堂のテーブルで飲みながらステンドグラスの見学ができるところをスマホでリサーチ。
国会議事堂は調べてみると参議院、衆議院とも残念ながらこの日は見学はできませんでした（どちらかはコロナ禍で一般見学を中止していた）。
いろいろ調べて、聖イグナチオ教会と東京ジャーミイに行くことに決定。

最後に屋敷の裏手の方も見てみました。
あの階段の有名なステンドグラス、外側から見るとこんな感じなのですね。

時間は12:30頃。ランチの予定は特になく、移動中どこか良さそうなレストランがあれば入ろうかなという気分でした。鳩山会館周辺は、きっとあんな豪邸の周辺、レストランもお高いんだろうなあという先入観がありましたがなかなかお手頃なビストロがありました。でもどうしよう、この先も何かあるかな、と迷いながら江戸川橋駅まで行きましたがやっぱり美味しそうだったのでこのお店に戻ってきました。

ビストロ・ソレイユ グルメ・レストラン

ランチは\1,000から
なにが気になったって、＋￥300でビーフシチューをいただけること。
昨日の洋食屋でもビーフシチューはかなり心惹かれていたので･･･。

ビストロ・ソレイユ グルメ・レストラン

店内はほぼ満席に近い感じでしたが、お一人様ならなんとか入れました。
お水がワインボトルに入って出てきました。

前菜はこの日はポタージュか合鴨のスモークサラダかイトヨリのテリーヌか。
私はテリーヌをチョイスしました。

写真には写ってませんがパンも付いてました。

メインはこの日はタラのソテーか若鶏のソテーかビストロハンバーグか、
＋￥400でハーフ＆ハーフか、＋￥300でビーフシチューか。

前述通りビーフシチュー
お肉がほろっととろけました。美味しかったです。

ランチ後、江戸川橋駅からメトロに乗り、飯田橋で乗換え四ッ谷へ。
この時すっかり2週間前に四ッ谷駅に来ていたことを忘れてました。駅の改札出てから「あれ、この景色どこかで見たような・・・」と思い出しました。

聖イグナチオ教会、地図ではこっちのはずなんだけど･･･と歩きながらこの丸い建物も面白いな～と思っていたらこの建物が聖イグナチオ教会でした。
入口はこの写真では右にもう少し行ったところ

ここから入って、主聖堂の楕円の壁には神によって創造された大自然が描かれた十二枚のステンドグラスがありそれも見事でしたが、クリプタへ降りる階段にある旧聖堂内陣の7枚のステンドグラスは本当に息をのむ美しさでした。

写真撮影禁止のようだったので写真は無しです。

聖イグナチオ教会 寺・神社・教会

四ッ谷駅からメトロに乗り新宿で乗換え、代々木上原駅にやって来ました。
こちらも2週間前に来たところ。こんなことになるなら先週一緒に巡ればよかったと思いもしましたが、あの時はこんな事になるとは思ってなかったからなあ。

代々木上原駅から徒歩5分強、東京ジャーミイが見えてきました。

東京ジャーミイ 寺・神社・教会

東京ジャーミイ・ディヤーナトトルコ 文化センター
トルコ国旗が日本国旗と並んでたなびいていました。

このドアから中に入りました。

入ると豪華な照明や独特なタイルの飾りが目に入りました。
右の部屋ではハラールマーケットが開かれていました。

これもこのフロアにあった豪華なタイル張りの一角。
地下1階に、講堂、2階・3階には教室、事務所、応接間などが設置されていたようです。

ネットで見た綺麗なステンドグラスを求めて、2階へ上がりました。
このあずまやのようなところも

天井内側のタイルや木の柵の模様が綺麗でした。

いよいよこれが礼拝堂でしょうか。
日本最大のモスクだそうです。
白い塔と、回廊と･･･、日本じゃないようです。

回廊天井
ブルーを基調とした柄に、グレーのしましま

礼拝堂
窓からそっと中を覗いました。

礼拝場に入るには靴を脱ぎます。下駄箱もありましたがこの日は凄い人で、靴箱どころか入口周辺靴だらけでした。

信者じゃない人が入っていいのだろうか、と思う人も多いと思いますが、HPにも「毎日10時から18時まで開館しております。信徒以外の方もお気軽にお越しください。」と書いてあります。

そして、行った時は知らなかったのですが日本語ガイド付きツアーサービスが行われています。

ツアー開催日：毎週土曜・日曜・祝日 14:30～（所要時間45分から60分程度）

やはりこういう場ではドレスコードがあり、女性は髪を隠すようにということですが、まさかここに来るとは思っていなかったのでスカーフを持参していませんでした。しかし、入口のところに貸出用のスカーフが置いてあったのでそれを使わせていただきました。

もちろん男女とも露出の少ない服装が求められます。

服装以外のルールとしては個人での写真撮影は携帯電話付属のカメラでのみ可能（カメラ機器、写真機材を持ち込んでの撮影は禁止。）

しばらくここでまるで日本ではない空間に浸ってました。
トルコはトランジットで空港にだけしか行ったことがありません。
いつかトルコも行ってみたいと思いました。

そんなこんなで東京ジャーミイを後にして・・・

ここからのルートを検索しているとハチ公バスが検索結果に出たので乗ってみました。渋谷区コミュニティバスで大人・子供同額1乗車“ワンコイン”の100円。
乗客もたくさん乗ってました。
そしてこのバス、旧前田利爲侯爵邸のそばも通って渋谷まで行きました。前回東京に来た時知っていたら乗っていたのに･･･。

ハチ公バス 乗り物

渋谷から山手線に乗り換え、宿泊したホテルのある大塚駅に到着しました。
ホテルで預けている荷物をピックアップする前に、行きたいお店がありました。それがこのvivo daily stand。前日、ホテル周辺でご飯にいいレストランないかなとgooglemapを見ていた時にたまたま見つけたお店。
2階席の雰囲気が隠れ家ぽくて落ち着けそうだったのですが、この日は2階席はやっていないということで、1階でいただくことになりました。

vivo daily stand 大塚店 グルメ・レストラン

メニューは20時までのお得なセット「vivo's SET」にしました。
対象のドリンク２杯とお好きなデリ１品、
または対象のドリンク１杯とお好きなデリ２品の、３品合計で1000(1100)円。

シャンパンとビーフストロガノフ（だったような･･･５ヶ月経ったら記憶が泣）

「明石だこのマリネ」だったような気がする

こんな感じでカジュアルにワインを楽しめる店いいなあ。

余談ですが私がこの日最初の客で、上のメニューをいただいていると次のお客さん達がやってこられました。その人達も初めてのご来店ということで、スタッフの方がこのセットメニューの説明をされたのですが、なんと「こちらの『お嬢さん』も食べているこれが･･･」と、なんとお嬢さんと言われてしまいました。すごい衝撃苦笑

スパークリングワインや雰囲気に酔ったままホテルで荷物をピックアップし羽田空港へ向かいました。出発の時間まで、展望デッキに行ってみました。
羽田、さすがですね。次から次へと降りてくる飛行機の列。夜空に等間隔に近づいてくるライト。そりゃ駐機スポットも足りなくなって沖留めになるわ。

羽田空港第2旅客ターミナル 展望デッキ 名所・史跡

神戸空港へのフライトは使用機到着遅れのため出発時刻が15分遅れました。が、そのぐらいだと特段影響は無く、無事家に帰りました。