
2023/08/10 - 2023/08/12
11位(同エリア62件中)
すなふきんさん
- すなふきんさんTOP
- 旅行記98冊
- クチコミ157件
- Q&A回答14件
- 179,828アクセス
- フォロワー39人
夏草や兵どもが夢の跡、とは芭蕉が詠んだ俳句であるが、戦闘騎馬遊牧民族であるモンゴル族が暮らす内モンゴル自治区の夏草は素晴らしい。例年シーズンは5月から8月が良い時期でそれ以外は寒く枯れ草に近い。モンゴル王国とその地域を分かつ中国側にも一度は行っておきたい。アクセスイージーなフフホトにて夏草を。
上海→呼和浩特 MU5459
08-10 6:35 至 9:30 1550元
呼和浩特→上海 MU5960
08-12 21:25 至 00:15 1190元
-
おはようございます。6:35発の早朝便にて上海虹橋からフフホトに向けて出発。
上海虹橋国際空港 (SHA) 空港
-
東方航空にはもう何十回も乗っているがいつもオマケみたいなパンとかスナックばかり(それでも嬉しいけど)。国内線機内食は初めてではなかろうか。
-
2時間半ちょうどで予定通りフフホトに到着。混雑する上海の空港でも朝早い便はさすがに遅れない。
フフホト白塔国際空港 (HET) 空港
-
ガイドと合流して移動開始。フフホト空港は市内から近くて便利。なぜかチンギスハン公園に向かう行程が組まれておる。だがそんなところは見ても面白くないそうで、リクエストして清真大寺へ。
-
このイスラム寺院は清の時代、1693年に作られ、だんだん規模が拡大してきた。今は敷地面積1万平米。中国の伝統的建築様式を取り入れたモスクとされている。
-
大殿は25間もあり、500人が同時に礼拝できる広さ。今は礼拝時間ではないのでガランとしている。
-
特徴的なのはこの望月楼。風流なネーミングだが、上って月でも見ていたのだろうか。
-
沐浴室も備えられている。
-
清真大寺の付近はムスリム向けに提供されるお店がほとんどで、ほとんどがハラルを示す「清真」の表示が掲げられている。
-
続いてやってきた五塔寺はチベット仏教の寺。2匹の山羊と宝輪が特徴的。山羊は悪を追い払い、清浄さを象徴、宝輪は仏法の教えを表し、この組み合わせは幸福をもたらすとされている。
金剛座舎利宝塔 寺院・教会
-
チベット仏教と言えばマニ車。
-
アルタンハーンの絵。16世紀にこのフフホトを築いたモンゴル部族のリーダーだ。彼がチベット仏教に改修したことにより内モンゴルはチベット仏教徒の多い地域となった。
-
ここのシンボルは金剛座舎利宝塔。1730年頃に建てられた高さ13mの塔で1500を超える仏像がびっしりと彫られている。
-
ガイドさんが超人気の有名店をセッティングしてくれた。出るころには長蛇の列。ありがたや。
半畝地 (五四商城店) 中華
-
ソバ粉のような少し黒みがかった麦の一種から作られる、フフホトの名物料理「莜面(ヨウメン)」。そばのような形から蜂の巣状、ロール状など形は様々。
-
食感はモチモチとしている。麺というかほうとうを食べているような感じ。
-
羊肉のダシでとった温かいスープでいただく。臭みもなくあっさりした味。
-
莜面を作りはそれなりに練習が必要なよので草原出身の人が作っていることが多いとか。
-
フフホト市内から2時間弱車で走り草原エリアへ。中国の行政単位として鎮とか村、街道はよく見かけるが旗は初めて見た。
-
カラスの容器に入ったヨーグルトがそこらで売られている。だいたい1つ10元。乳業の蒙牛や伊利などは内蒙古自治区を代表する企業だったことを思い出す。
-
大草原とパオ(商業用)。
-
この塔のようなものはオボと言って日本の神社のようなもの。周辺の人々が年一度の祭りをしたり、山のない平原の目標の役を果たし、地名や方角などの基点にもなったりしている。
-
念願の夏草。360度広がる大草原に圧倒される。
-
夏休みシーズンなのでそれなりに人が多いが、とにかく広すぎるので快適に過ごせる。そう思うと労働節の西安はヤバかった。
西安→ https://4travel.jp/travelogue/11824609 -
至るところにパオが見える。こちらも観光用だが布と木でできた伝統的なタイプ。
-
モンゴルの有名なデスメタルバンド、The HUの曲でダンシングするところから始まる。
-
ショーがクライマックスに近づくに連れ煙幕が出てきたりアクションが派手になってきた。
-
キャストは外モンゴルからの出稼ぎだとか。遊牧民はこういう小さい子供心から乗馬を覚えるんやね。
-
ショーが終わったら移動してお馬ちゃんたちに乗る。乗馬30分強で1回140元。外国人向けは高いので地元の乗馬コースに参加した。
-
馬の背から望む景色は一味違う。サラブレッドとは違い小柄な丸っこい馬で大人しい。
-
途中他の乗馬ツアーとすれ違ったが、こっちはノーヘルなのにあちら様はしっかりヘルメットしていますな。
-
やはり夏の大草原は素晴らしい。7月がピークで9月には枯れて茶色くなってしまうらしい。
-
パオにチェックイン。一通りの設備が揃っている。床の上には瀕死の甲虫類または死骸が転がっている。
-
泊まるパオは布製ながら温水シャワーとエアコン完備。味気ないコンクリートパオは快適かもしれないが、こっちの方が雰囲気が出る。
-
天気が悪かったがそれなりに美しい夕陽が見れて良かった。
-
パオの中ではチンギスハンが祀られている。やはり習おじさんではないんだね。
-
燕京グループではあるものの内モンゴル自治区内の工場で作られる雪鹿ビール。味は中国でよくある低アルコール、薄味のもの。
-
手扒肉という伝統料理。裏でしばいたばかりの新鮮な羊のためか肉に臭みが無く羊肉が苦手な人でも多分大丈夫。
-
夜はキャンプファイヤーとモンゴルカラオケ大会。
-
静かなはずの夜の草原になかなか平穏は訪れない。花火が加わり歌と火花のカオスなイベントは深夜まで続いた。(続く)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
呼和浩特(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ フフホト 三日游
0
40